Strange Days

KT-10の見え味

2001年05月06日(日曜日) 23時29分 星見 天気:晴れですね(雲量多し)

 今日で連休も終わりか。振り返ると、それなりに充実してた気もするが、出来なかったことを数えて寂寥感に浸る俺様であることよ。
 とりあえず、KT-10を仕上げるか。塗装は充分に乾燥しているので、部品の最終組付けをする。ここで光軸調整手順を確認しながら組み立てていったのだが、斜鏡が接眼部のまん前に来てないんでぶったまげた。しかし、スパイダーの調節をするとちゃんと真正面に来ることが判り、一安心。
 全部品を組み付け、光軸を調整する。まず接眼部と斜鏡をまっすぐにする。これは斜鏡支えの調節ネジをいじって、多少手間取ったが大体あわせる。次に斜鏡と主鏡の位置あわせ。予め主鏡の中心に書いてあった印(どのみち斜鏡の影が来るので問題は無い)を見ながら、斜鏡の中心と主鏡の中心を合わせた。更に、上から覗き込み、主鏡と外の軸も合わせた。アバウトな作業だったせいか、そんなに手間取らなかった。まずはとにかく見てみたいのだ。
 夜になって、雲が多いが月が出てきた。接眼部に、付属品のケルナー式12mm(知らない人に見せたら「耳栓?」といわれそうなくらい小さくてチャチな代物。でも役には立つ)をねじ込み、月に向けた。いや、架台をまだ作ってないので、鏡筒を抱えて覗き込むわけだが。
 月らしき光源を視界に入れ、ラック・アンド・ピニオン式接眼部を動かしてピントを出した。想像以上に清澄で、きれいな像だった。やあ、これは愉快。
 接眼部はツァイスサイズなので、手持ちのツァイスサイズ接眼鏡をとっかえひっかえ試してみた。充分なストロークを持っているせいか、全てのアイピースでピントが出せた。
 真夜中、ふと空を見ると、ひときわ明るい星が見えた。苦労して視界に入れると、それは思った通り火星だった。火星を見ながら、ピントを大きく外してみると、斜鏡と主鏡の位置が合ってないものの、他にいびつな狂いは無さそうだ。これでの本格的な観望が楽しみになってきた。でも、その前に架台を作らなきゃなあ。


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