Strange Days

星見ましょ

2001年06月02日(土曜日) 23時55分 星見

 日付が変わる頃、ベランダにC8EXを出し、沈み始めたさそり座に向けた。今夜はそこそこの透明度があり、シーイングは6/10くらいだろうか。M7はよく見えた。M6は隣家のアンテナに掛かってよく見えない。双眼鏡には映っていた。M8は微光星がたくさん見えて、さらに散光もやや感じられた。M22も見える。
 ファインダーに火星を入れ、LV5、UW4.7の260倍超で眺めた。火星のサイズは、先々月くらいに見たときよりも大きくなっている。既に木星よりかなり大きく見える。そして前に眺めたときには見えなかった、暗い影のような模様が見えた。火星の南極側(?)に、斑点のような影が見えていたのだ。これはアイピースを変えても、また視界の位置によっても消えなかったので、本当にそう見えているらしい。もしかしたら、火星の地中海跡かもしれない。
 真夜中、18*50ISをキャリアに括りつけ、自転車で例の丘に登った。が、気が変わってそこから少し南下した寂しい道に自転車を止めた。ここは街灯が全く目に入らないし、木立もないので、非常に広い視界を取れるのだ。しかも、車が通るということもない。
 ここでしばらくさそり座、いて座方面を眺めた後、路面に寝転がって頭上に向けた。真上に、夏の大三角形が見えている。はくちょう座の位置を確認し、アルビレオを視界に入れた。をを、この姿勢は楽だ。立ったまま見ると死にそうだったが、この姿勢なら手が震えることもない。アルビレオは、やっぱり拡大しないと楽しくない星のような気がする。
 最後に沈みかけている月に向けると、大気中の微粒子のせいか、赤っぽい不気味な色になっていた。


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