Strange Days

雨の中、わざわざ自転車でデジカメを見に行ったの巻

2004年09月05日(日曜日) 19時27分 デジタルカメラ 天気:雨がしょぼしょぼ

 さて、今日も絶賛降雨中だ。降ったり止んだりで、路面が乾く暇も無い。しかし、それほど強く降っている訳でもないと見た。天気予報によれば、時間別には雨よりも、曇っている時間帯の方が長い。なら、自転車で走ってもいいかな。そう思って、雨天装備をしてから、TCR-2で町田のヨドバシカメラに向かった。
 雨天装備とはいえ、TCR-2の準備は、伸縮式の泥除けを後輪側に取り付けただけだ。Powershot S1を気に入ったら、速攻で買うつもりだったので、背中にドイターのバックパックを背負っていた。
 境川に出たところで、早速パラパラと降り始めた。空も思い切り暗い。一応の撥水加工はしてある、パールイズミのウィンドブレーカー(薄いのではなくて、少し厚い折り畳みできるもの)を羽織っておいた。
 大和市内に入った辺りで、雨がさらに激しくなってきた。ウィンドブレーカーじゃどうしようもないので、樹下にて合羽に着替えた。ところが、つきみ野を越えた辺りで、また雨が止んできた。南北で気象が違っているようだ。
 ヨドバシカメラに着き、早速Powershot S1 ISを手に取った。
 思ったより小さくて、しかしずっしりと重い。ちょうどMZ3に対し、レンズ部とグリップ部の分だけ突き出している感じだ。実はこのカメラ、単3電池4本で駆動できるのだ。旅先カメラとしては、実に心強い。レンズは10倍望遠だから仕方が無いか。ワイド端は38mm相当で、それほど広角というわけではない。ちょっと近接スナップでは苦労しそうだ。
 動作はまあまあ軽快。起動時間でちょっと待つが、ズーミング速度は爆速。速過ぎて困りそうなくらいだ。フォーカス速度は、少しもたつきを感じたが、こんなものではないかと思った。
 問題はモニタの表示品質だった。背面モニタはチルト出来て便利そうなのだが、やたら白っぽく表示される。光学ファインダー代わりの電子ビューファインダーも同じ。ただ諸々の情報(MZ3でいえば液晶でしか確認できないような)も同時に読めるのは便利だ。
 これが最大の欠点だとあちこちの掲示板で叩かれていた、フォーカス動作時の画面フリーズも、ファームウェアが更新されてから軽減されたとかで、僕が見た限りは深刻な欠点では無さそうに思った。しかし、動きの早い被写体を追っているときには、きっともどかしく感じるだろう。
 肝心の防振機構の動作だが、非常に明るい店内での試写ではいまいち確認できなかった。しかし、最大望遠で、わざと手ブレをしているような状況で見比べると、確かに画質が変化するのはわかった。IS*1を入れた場合と切った場合で、輪郭の見え方に変化が出てくるのだ。他の人たちの作例を見ても、暗い場所での効果は期待できそうだ。
 一つ気になったことがあったので、店員に質問してみた。レンズプロテクターを着けられないのかという内容だった。店員によれば、アダプタを着けてからその先端に取り付けるのだとか。しかしアダプタを着けると、レンズの最大サイズ以上の長さになるので、かなりかさばるのだ。この点で気に入らなかったので、結局買わずに店を出た。
 帰路、走りながら考えた。どうせたすき掛けにして服の外にぶら下げる事にするつもりなんだから、今までみたいに厚みにこだわる必要は無い。使わない時は仕舞っておくとして、ツーリング中などにはアダプタ+プロテクタを取り付けたままぶら下げておいてもいいじゃないか。なら、あまり問題にはならないな。やっぱり買いたくなった。
 雨はすっかり止んでいたが、大和市に入るまでは道が濡れていた。境川からいずみ野に抜ける辺りで、ふとダイクマの2階にあるヤマダ電機を見るつもりになった。デジカメコーナーを覗くと、ありました、S1が。しかもセールス中で4万7千円、さらに13%ポイントがつくじゃないか。これは、買えという天の思し召し?
 久々に物欲道気絶派に属しそうだったが、なんとか踏みとどまって、また一日考えることにした。この店は近いしな。でも、ほぼ買う気満々だ。



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