Strange Days

天の罪に触れたか......とにかく三崎鮪ツアー決行

2002年09月16日(月曜日) 00時00分 自転車 天気:くもりのち雨、一時局所的に雨脚強まる

 前日、あまりにも寝すぎたせいか、夜になって全く眠れず、そのまま起き出す。昨日は14時間くらい寝たからなあ。
 空模様は相変わらず"どんより"だ。しかしこの二日はこのままもってくれたから、今日も案外......などと、僕は楽観していた。天気の野郎めが密かに嘲笑っているとも知らず。
 ともかく、ゆっくりと身支度をして、8:00前にBD-1で出動した。最初はMR-4Fかとも思っていたのだが、スプロケットのクロスギア化の様子もみたいので、BD-1での出動となった。頭のどこかに雨の可能性も残っていて、輪行が楽そうなこっちにしたというのもあったろう。
 地下鉄、京急と乗り継ぎ、横須賀中央西口には9:00過ぎに着いてしまった。気楽なもんだ。集合時間の9:30まで、人待ち顔でボーっと過ごす。
 9:20頃、にち氏はなぜか自転車で外の道から回ってきた。東口に出てしまったのだとか。朝飯がまだのにち氏のために、コンビニに立ち寄り、三笠公園に入った。そこでしばし休憩。時刻のせいか、天候のせいか、公園に人影は少ない。
 公園を出て、海岸線に沿ってずっと突っ走ってゆく。ほどなく、観音崎に到着。段々空気が湿り気を帯び、かなり不気味な雰囲気になってきた。今にも降り出しそうだ。と、思う間もなく、雨が降り始めた。霧雨といったところ。少しずつ、少しずつ雨脚が強まっていった。
 観音崎を回り、さらに海岸線をかもめ団地経由で浦賀、やがて久里浜に到着した。まだ路面は乾いており、走るのに支障はない。が、メガネに水滴は付着するのには閉口した。
 やがて引橋への登りにかかった。ここからがクロスギア化の真価を問われる局面だ。
 ここまで、クロスギア化の良い面ばかりが見えていた。ギア選択が楽で、ケイデンスを維持できるので、走っていて疲労が少ないのだ。だが最大スプロケットが34Tから27Tにダウンしたことにより、坂で使える軽いギアは減っている。坂で支障はないかが問題だ。
 ここまでずっとアウター一本だったのだが、インナーに落として、なおかつケイデンスを維持して登っていった。案外に楽に登っていける。ギアを落としたときの落差が小さいので、XTスプロケットのときのように足が回りすぎてかえって疲労するようなことはない。案外に楽かも。足が回る場合なら。引橋まではきつい登り、緩い登りが交互に出てくるのだが、きつい登りでも足が止まりそうになることは無かった。このままどこまでも回してゆけそうだった。こんな風に感じられたのは初めてだ。いい加減、この坂に慣れたのかもしれないが。
 引橋まで登りきり、相変わらずアップダウンしながら三崎へと下っていった。雨はやや強まっていたが、路面に水が浮くほどでもない。それほどひどく濡れないで、とりあえずショッピングセンターの駐車場に入れた。ちょっと雨天装備をして、"ちりとてちん"まで走った。店の前の商工会館らしきビルの軒先に自転車を停め、店に入った。
 これがツアーの目的である鮪タイムの始まりだ。にち氏ともどもちりとてちん丼を頼み、ビールを、と思ったら、樽生はガス欠で出せないという。壜ビールを頼み、二人で分けた。まずは乾杯。労働の後の一杯は、やはりたまらんうまさである。
 にち氏は鮪料理を喜んでくれたようだ。前回行った"ぢんげる"よりも美味かったという。値段の差もあるのだが。
 しばしくつろいだ後、ショッピングセンターを冷やかし、あんとろまんを買って、2Fのデッキでお茶を、と思ったら、露天なので雨に降られている。室内の展望ロビーで、あんとろまんの甘味で疲れを癒しながら、今後のオフのことなんかを話した。
 しばらく時間をつぶしたが、雨脚は強まるばかりで、止む気配はない。天気予報も明日にかけて悪化するという内容だった。これは、鎌倉まで走るのは無理だ。三崎口まで走り、そこから輪行しようという話になった。
 まだ雨脚が弱いうちに、と、にち氏ともども引橋への坂を登り始めた。雨脚は少しずつ強まっている。昨日、一昨日と雨にならなかったのに、今日はこの様か。などと考える間もなく、引橋を越えたところで、雨脚が冗談ではないレベルにまで強まった。前が見えない、道路には水が浮いている。笑えるくらいに最悪のコンディションだ。しかし、もう走るしかないので、覚悟を決めて、スピードを落としながら、三崎口まで走った。
 幸い、事故を起こすことも無く、京急三崎口駅の軒下に滑り込んだ。しばらく、靴下に染み込んだ水を搾り出し、水滴を払う。撥水性のウィンドブレーカーを着ていたおかげで、さほどひどくは濡れなかったこと、またバックパックのレインカバーのおかげで中身が濡れなかったことなどから、気分的にはそれほど惨めではなかったのだが。むしろ、妙な爽快感があった。
 しばし、水分を払った後、輪行準備をして、京急で帰宅した。最初はお好みハウスという話もあったのだが、ちょっと気分が乗らないので、僕は直帰した。
 帰宅して、着替えた後で、BD-1の掃除をする。先週、整備したばかりなのに。幸い、なぜかそれほど汚れてなかったので、水気を拭い、ワックスとルブがけをするだけで済んだ。
 とりあえず、オフの目的は達成できたが、過去2回とも鎌倉まで回帰という裏目標を達成できてない。次回は、ちゃんと走りきるぞ。


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