Strange Days

コルナゴ様で朝トレ

2004年10月14日(木曜日) 11時47分 自転車 天気:くもり

 やっと雨が上がり、路面が乾いてくれた。半日、比較的乾いた風が吹き続けたから、もう大丈夫だろう。きっと。
 そんなわけで、やっとMasterX Lightを連れ出す日が来た。
 朝一、やっとまともになった*1スーパーピスタで空気を入れておいた。履いているスペシャのロード用タイヤは125PSIまで入るので、とりあえず120まで。工具類はMR-4Fに着いてきた中型サドルバッグに入れ、ポンプはウェストバッグに入れて、出かけた。
 走り出して、あんまり軽く走らないなと思った。おいおいエルネスト、こいつの実力はこんなもんか? ずっと嫌な重さが残っている。なにかを引きずっているような感じだ。駆動系の汚れかなと思いつつ、環状4号への合流点で信号待ちする間、何気なく後輪を手で回してみた。すると、周期的にタイヤとフレームが触れているではないか。TCR-2もクリアランスが少ないと思っていたが、MasterXはそれ以上だ。23のタイヤを履いた状態で、左右とも2mmくらいしかクリアランスが無いのではないかという感じだ。そこに、どうもリアのホイールがわずかに斜めに入ったようで、結果としてタイヤ擦れが起きていたわけだ。エンドの調整機構(小ねじでホイールのシャフトを押し、位置を調整する仕組み))のため、かっちりはまる感じはしないのだ。再度入れなおして、走り出すと、さっきまでの重さが嘘のように消えている。軽快だ。正直、済まんかった、エルネスト。
 境川サイクリングロードは、期待通りに路面が乾き、走るのに影響は無さそうだ。湘南台から少し北の、改修中の橋の辺りと、南に下った休憩所の辺りは、やはり水気が残っていた。が、ここを徐行すれば大丈夫だった。一番心配だった俣野橋の下も、既に泥が乾いていて、通行者によって圧搾された辺りを通れば問題なしだ。
 さて、MasterX様だが……、どうなんだろう(爆)。いまいちわからない。TCR-2と変わらない気がするのだが、大きなギャップを越えた後で、がつんと来る感じが無いともいえる。ああ、もしかして、タイヤが高圧すぎたか。比較するのなら、どうせ同じMAVIC COSMOSを履いてるんだから、TCR-2のホイールをそのまま使えばよかった。
 事前に心配だったポジションは、実はほぼどんぴしゃだったことがわかった。ジオメトリを見ると、490のフレームのトップチューブ長は、510程度。TCR-2より2.5cmほど短い。が、ステムがTCR-2の80mmに比較して、90mmと少し長い。ハンドルの各サイズはほぼ同じ(同じITMって事もあって)だから、計算上は1.5cmほどハンドルが手前に来ることがわかる。ところで、こいつに乗っていて思ったのだが、TCR-2のハンドルは、少し遠すぎたかもしれない。というのは、TCR-2に乗っていると、いつの間にか前乗りのポジションになってしまうことが多いのに対し、MasterXLでは常にサドルのセンターを維持できるのだ。だから、MasterXLの方が、より適正なポジションだと感じた。乗り較べて初めてわかった、自分のポジションの真実。TCR-2は、サドルをもう少し前に出した方が、腰は落ち着くかもしれない。
 ともあれ、こんなわけで、MasterXLでのポジションは、さほど問題無さそうだとわかった。
 ごてごてとツーリング装備を満載したTCR-2に対し、MasterXLはほとんどストリップに近い潔さだ。だから軽さは際立つ。坂を上る際、TCR-2よりもぐっと楽に登れるのを感じた。
 もう少し乗り較べるために、TCR-2のホイール(IRCのタイヤとミシュランのラテックスチューブの組み合わせ)を着けてみて、それで走ってみたい。
 どこがどうとはいえないが、走ってみると魅力を感じた。ガンと踏むと即座に反応してくれるけど、意外に膝に来ない点とか。そう、最近、負荷を掛けると感じていた膝の痛みが、コイツでは出なかったのだ。うーん、これは買いかな。でも、一度はカーボンにも乗って、乗り較べてみたいな。

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