Strange Days

BikeE改装

2003年04月19日(土曜日) 22時00分 自転車 天気:いい感じ

 帰宅して、まだ明るいうちにと、BikeEの改装に取り掛かった。
 以前からBikeEのギア設定が重すぎると思っていたので、まずチェーンリングを小さくし、同時にクランクも適正なものと交換するつもりだった。そのために、167.5mmのXTクランク(軽量)と、それに着く36Tのダウンヒル用チェーンリングを入手してあったのだ。さらに、スプロケットも11~30Tから、13T~26Tへとクロス化するつもりだった。
 ところが、HARDROCK号の改装計画(自転車通勤を目論んで)が浮上したため、それと部品を分け合って、なんとか安く上げる方法はないかと考えてみた。
 手持ちの在庫を調べる。前に買ったスギノの赤いインナー(38T)があった。これは、BikeEについているPCD130のクランクに、そのままつく。ふむ。これで行くか。クランク長は、170mmでも回すのに不都合は無いので、このまま行こうと考えた。
 BikeEのカバーを取り、まずはシートを取る。いままで一度も取ったことは無かったが、クイックを緩めると取れるはずだ。クイックを目一杯緩め、フレームと垂直な方向にエイやっ、とひねるようにすると、ガチンと音を立てて外れた。シートの無いBikeEは予想外にスリムで、シートも軽い。これなら輪行も出来なくは無い気がしてきた(というか、やってる人いるけど)。
 後輪を外す。外し方がいまいち分からず、しばし実物とにらめっこ。試行錯誤の末、ようやく理解した。まず左は単にナットで止めているだけだ。ナットの下には金具をかませてあり、エンドにはまり込むことで、車軸の供回りを防いでいる。これは簡単。
 さて右だ。見たところ、車軸の真中から内装3段の変速用チェーンが外に出ており、それをスムーズに出入りさせるためのローラーを内蔵した黄色いキャップがついている。そのキャップの根元に、ナットが見えた。どうすれば外れるんだい。
 試行錯誤の末、このキャップは難なく外れることが分かった。チェーンとシフトワイヤを繋いでいるプラスチック製の部品は、横に出ているバネ状の金具を少し開くことで、チェーンを外すことが出来る。この状態でキャップを引っ張ると、特に固定されている形跡も無く、外すことが出来るのだ。これで左右のナットを緩め、ようやくホイールを外すことが出来た。
 ちょっと考えて、買い置きのコンチネンタル20+1/8に替えようかと思ったが、まだタイヤが少しも減ってないので、このまま使いつづけることにした。
 とりあえずホイール全体を清掃し、スプロケットを交換する。スプロケ外しは、いつも使っているツールは車軸一体型で、車軸が内装ハブになっているSRAM3*7には使えない。同じシマノの、車軸別タイプを買っておいた。難なく交換する。ただ、スペーサーが一枚余ったが。SRAMのスプロケより、シマノのそれの方が厚いのかな(センター寄りの部分が)。
 続いてフロント。こちらは通常の手順でBBまで外し、チェーンリングだけを38Tに差し替えた。チェーンガードもつけておいた。普通ならチェーンと干渉しそうだが、BBとスプロケが大きく離れており、その分見かけのチェーン移動角度も小さくなるので、実は干渉しなかった。旧チェーンリングは47T。新リングは9T減ることになる。
 全部組みつけて、昨日洗っておいたチェーンを掛けなおす。うう、やっぱり、あちこちサビサビになってる。そのうちに替えよう。シマノのHG用でいいのかな。
 最後にシートを取り付けなおした。座面の前端が上がりすぎていて、太腿がしびれてくる感じがあったので、左右のボルトを緩めて座面の角度を変えた。うん、いいんじゃないか。
 シートに問題発見。背面の支持棒の溶接が取れていたのだ。いかにも弱そうだし、別に溶接が取れても強度には影響低そうではあるが。アルミ溶接は骨なので、銀はんだでなんとかしてみるか。
 もう一つ、痛みやすいというシートスライダーも気がかりだ。これはまあ、エンプラをルーターで削ってなんとかならんものかと思う。
 これだけ売れた自転車なんだから、きっとアフターマーケット向けにパーツを作るところもあるだろうと楽観はしているのだが。


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