Strange Days
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箱根(正確には芦ノ湖まで)に行ってきました
2003年08月11日(月曜日) 00時00分
自転車
天気:意外にいい感じ
昨夜、雑用を片付けていたら、寝るのはなんと3:00過ぎになってしまった。一応、箱根には『行く』と宣言していたので、昨日『どうしようかな』などと言っていたマモル氏や、他の飛び入りゲストの到来もありえないことではない。が、その時点では無反応だったので、止めちゃおうかなという気持ちも半分以上あった。
朝、9:00に起きた。その時点でも迷いはあった。が、天気はこの先下り坂で、盆休み中には二度とチャンスが無いかもしれない。今日も下り坂という予報だったが、意外に好天になっている。なら、登るか。
ようやく決意し、身支度を済ませ、MR-4Fで出動した。地下鉄で戸塚、戸塚で東海道線に乗り換え、小田原に降り立つ。小田原駅は改装中で、いつもの地下通路を使えず、少々戸惑った。
駅前でMR-4Fを組み立て、いよいよスタート。昨日の時点では10:00スタートという腹積もりだったのだが、実際には12:00スタートとなってしまった。まあ、行って帰るだけなら、なんとかなるだろう。
駅前通を少し進んだところにあるコンビニに入り、昼食を買い求めた。のぼりの途中で食べるつもりだった。
今日のルートは、旧東海道(というかその代替として最初に作られた舗装路)を採る。途中まではR1を進み、河を越えて以降はその道を進むのだ。そこまで意外に登ったので、もしかしたらこのままR1を進んでしまうルートなのかと思い始めた頃、ようやく旧道への分岐が見えてきた。
ここまではミドルギアで進んでこれたが、分岐してすぐの急坂で、あっさりインナーに落とさざるを得なかった。沿道の民家には、さすがに自転車は見当たらない。
登る一方ではあるが、緩急の差はある。緩で足を休め、急で使い切るという感じだ。
途中、渓谷に掛かった橋で、昼食をとった。ボトルの残りを心配しながらパンを食っていると、下の方からこんな道を行っていいのかというような大型観光バスが登ってきた。案の定、その背後に多数の自家用車が支えていた。さらに登って行くと、寺がいくつかあったから、そうした寺への向かっていたのだろう。さすがに、箱根の九十九折れを、あのバスが行くのは苦しいと思った。
先を急ぐ。道はますます急傾斜になってきた。だいたい、奥湯河原の最大傾斜前後の道が、ずっと続いている雰囲気だ。それでも、時折緩やかになり、息をつける場合も多い。
こんな道なのに、足の方はへこたれる様子を見せない。以前なら速攻でギブアップだったろうが、今は乳酸がたまり始めていることを考慮しても、ちゃんと登りきれる自信があった。強くなったなあ。坂道自体は、やっぱり楽しくは無いのだが。それでも、交通量の少ない登りは、安全という意味ではいいのかも知れない。
畑宿に到達。この先に、最大の難関である九十九折れが待っている。畑宿には民芸品の売店や飲食店が点在し、ここが最後の覚悟地点という雰囲気だった。そのまま通過する。バスの停留所で、なぜか輪行状態のMTBを抱えた男性と目が合い、目礼を交わした。登ってきたのか、下ってきたのか。
さあ、九十九折れだ。きついことはきついが、直線の登りと違って先が見えないので、案外に気は楽だった。交通量が少ないことをいいことに、出来るだけアウト側を越えていった。車が来ると、それをやり過ごす。ほとんどの車はこちらを待ってくれるし、こちらが通り過ぎるまでコーナー下に停めて待ってくれる車もあった。が、こちらの状況にお構い無しに、ホーン一発でどかせようとする車もある。ここで10秒くらいロストしたところで、乗用車なら大きな問題にはなるまいに。なにを急いでいるのか。
いくつか越えるごとに小休止を取りながら、やがてとうとう九十九折れを越えた。越えた先には見晴らし茶屋があった。が、腹は空いてなかったので、ここも飛ばしてしまう。
この先楽になるかといえば、楽といえば楽だが、直線の登りの方が堪える場合もあるといわざるを得ない。それでも着実に高度を稼いでいった。
やがて甘酒茶屋に到着。甘酒ではなく、外の自販機でコーヒーをむさぼるようにして飲んだ。後一息だ。
さらに登って行くと、お玉が池に到達。この前後が、芦ノ湖までの道の最高高度だ。少し下り、多少迷いながら芦ノ湖に到着した。をを、水だ!
遊覧船発着場前のローソンに駐輪し、ローソンでおやつを買ってから、湖畔に出た。海賊船風の遊覧船がゆっくり戻ってくるところだった。なんというか、無闇に恥ずかしい後継だと思うのは、日本中で僕だけなのだろうか。
長雨の影響だろう、芦ノ湖の水位はかなり高そうだった。ちょっと風があるだけで、多分岸壁を波が越えてしまうだろう。だが、穏やかな天気で、風も無く、水面に陽光がきらめいている。
この先はどうしよう。最初は三島方面に下ろうかとも思っていたのだが、時間的には小田原方面に下ったほうが無難だ。それに、自走で帰るとすれば、帰りの電車賃を浮かせる(なんとせこい事よ)。決まり、来た道を下ろう。箱根峠越えは、次回に。
来た道を戻って行く。この急傾斜の下りは、やはり怖いな。特に、ブレーキに不安があるMR-4Fでは。それにしても、あまりに効かないので、途中でシュー位置を再調整した。ちょっとだけずれていたので調整すると、幾分マシになった。ワイヤ張替えの時にずれたな。
下りきり、やがて小田原駅に近づいたが、気分的にノリノリになっていたので、自走帰還を目指した。ハブダイナモ化がもたらす安心感も、これを助けた。
R1は交通量も多く、走って楽しい道ではないが、まだ小田原との間は未走だったので、この道を採った。やがて境川に到達。いい感じに疲れていたので、アイスで自分を慰めよう(違)と飯田に入ったら、なんと18:00閉店であった。夏季は19:00じゃなかったっけ。
少ししょぼーんとしながらも、無事帰宅。走行距離は80km弱だった。案外に短いものだった。次は、ちゃんと箱根峠を越えようと思う。
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