Strange Days

久しぶりに三崎往還

2003年10月04日(土曜日) 18時00分 自転車 天気:晴れました

 最近、あまり走りこんでない。9月に入って南会津のことで頭が一杯になったせいもあり、また夏の反動が出たこともあり、いまいち意欲がわかなかったのだ。で、今日は、久しぶりに三崎にマグロを食いに行くことにした。
 自転車は、あれこれ迷って(といってもMR-4FとTCR-2とでだが)TCR-2に決定。一応、輪行袋を持って、CrossX Airに雨具などを入れて背負い、10:30くらいに走り出した。
 まだ昼前ということで、江ノ島近辺の混雑はそれほどでもない。詰まり気味になっている車を横目に、鎌倉まで粛々と走った。
 厨子へと抜けるトンネルを、少々しんどい思いをしながら走った。なんとなく、ハンガーノックの予兆が現れている。朝、口にしたのは、時間が無かったこともあってカップラーメン一つ。ちょっとヤバ気味だ。BCAAタブレットをかじり、CCDドリンクで喉を潤す。CCDドリンクは足が回る時間が伸び、効果を感じるのだが、BCAAはどうだろう。いまいち体感できてないのだが。
 ややヤク漬けになりながら、森戸海岸を駆け抜け、妙に警戒厳重な葉山御用邸近辺を駆け抜け(誰ぞ皇族が滞在していたのだろうか)、武山に向かってやや内陸部を進んでいった。
 広大な自衛隊駐屯地を横目に武山を越え、アップダウンを繰り返すと、三崎口に向かう最後の上りに掛かる。ここまで、風向きの関係か、反対方向を走るローディーの他には、同業他社はほとんど見かけなかった。が、このきつい上りに掛かった辺りで、背後にプレッシャーを感じた。ふと振り返ると、20mくらいの距離まで、青いジャージを来たローディーが迫っているではないか。次第に詰めてきて、ちょうど車の列が右を抜いてゆくところだったので、左に避けて通してあげようとした。が、かなり苦しんでいるようで、なかなか追いついてこない。スピードを落としているのも危険(それにツライ)ので、先を進んだ。自分の心拍と相談しながら、マイペースで上って行く。案外にきつく感じなかったのは、南会津の結果、多少でも超過回復したおかげか。背後のローディーは、少し離れてしまったが、上りが緩くなると、また詰めてきた。三崎口を超えたダラダラした上りでも、マイペースで登っていたら、またいつの間にか離してしまっていた。上りでは、一気に行けると確信したとき以外、なんとなく抜きたく無くなって、距離を置きたくなるものだが、このローディーもそうだったのかもしれない。
 この辺で、かなりハンガーノック気味になりつつ、油壺へと逸れ、海岸に出た。この辺の眺めは好きだ。車は少ないし、ヨットの群れるハーバーは、いかにも首都圏近郊の観光地という観がある。
 ようやく三崎漁港に着き、心積もりに入れていた漁港中心に近い店に立ち寄ったが、店先まで長蛇の列だった。バス停に近いので、徒歩の人がここに殺到するようだ。諦めて、"ちりとてちん"に入った。今日はマグロの漬け丼、そして黄金色の発砲する液体を頼む。まずは水分補給だ。キューっとやると(なにをだ)、五臓六腑に染み渡るウマさ。漬け丼も、とろけるようなマグロの舌触りが心地よかった。
 岸壁に出て、ガスバーナーとトランギアの飯盒でお湯を沸かし、コーヒーを入れた。そういえば、これを使うのは、今年初めてではないか。酔いを醒ましながら、しばしのんびりとした時間を過ごした。
 少し経って、うらりに移動する。あんとろまんを買いに行ったのだが、『今、蒸してるところ』とのこと。15分したら来てとの事だったので、しばらくうらりの館内をうろつく。魚介類がうまそうなのはもちろんだが、気になったのは八百屋さんで売ってた『にんじんジュース』。"100%"とのことだが、もしかしてにんじんを搾っただけの代物なのか? ちょっと手を出す勇気は無かった。
 さあ、あんとろまんだ。さっきの店に買いに行く。が、まだ蒸しているところだという。後30分かかるかも、などと言われてしまった。どうしようかな。とりあえず、飲み物コーナーにあったアイス最中が呼んでいたので、買って外で齧った。
 外は気温が上がり、暖かな天気だった。対岸に城ヶ島を望める内海の穏やかな表情は、心が癒されるようだ。その上、アイス最中もうまい(いや、その辺のコンビニで買えるものなのだが)。今日はカンパの長袖に、タイツを履いてきたのだが、下はレーパンだけでよかったかも知れない。
 アイス最中のおかげで気分がすっきりしたので、そろそろ帰ることにしよう。三崎高校への上りをゆっくり走り、下りは元気良く下ってゆく。三崎までは往復100kmというところ。だが妙に疲労している。ハンガーノックのまま走り続けたためか。
 ややへろへろになりながらも、日のあるうちに帰宅した。


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