Strange Days

意外に効果的なReady Boost

2008年11月08日(土曜日) 16時21分 コンピュータ 天気:くもり

 せっかく買ったLOOX Uだが、意外に使用時間が伸びてない。というのも、Vistaの使い勝手に慣れてなくて、まだ環境が固まってないからだ。ピクセル数から見ると広いのに、物理的には狭いという画面の特性に合った運用が、まだ見えないからだ。実際、これは老眼キラーだな。幸い、近い方は全然大丈夫なのだが、少し話すと画面が見えにくくなる。
 もう1つ、OSの動作がどうにも重くて、チューニングが進まないという面もあった。要らないサービスを停めてというのが主流みたいだ。でも、サービスはサービスで、Vistaになってから激増した上、相互に依存したものが多くなっているので、停めて絶対大丈夫と言い切れないものが多いのだ。そんなわけで、メモリが1GBも載ってるのに、なぜか空きが16MBという状況で使わざるを得ない。Windowsも3.1くらいまでは、システムの全てをすっきり見通せたものだが、いまやどいつが何をやってるのかさっぱりわからん代物になったな。
 ともかく、重さは何とかならんのか。どこぞのショップがやるだろうメモリ2GB化*1を待とうか、とすら思っていたのだが。
 そういえば、Ready Boostというのが使えるのだと思い出した。要するにDLLなんぞをメモリ上じゃなくてメモリカード上にキャッシュする機能らしい。たぶん、HDDから読むより少し高速化できるのだろう。それと、HDDの入出力と並列化できるのかもしれない。とはいえ、やはりメモリ増設ほどの意味は無いだろうな。
 そう思いつつも、手許にSDメモリカードがいくつかあるし、LOOX UのSDスロットは空いているしで、試しても損は無いだろうと思ってやってみた。まずは、ちょっと世代の古い1GBのSD。挿入して、空き領域を作るためにフォーマットして、プロパティのシステム高速化タブでReady Boostにチェックを入れてみた。
 んっ、これは案外に効果あるんじゃないの? ウィンドウ切り替えのもたつきが、かなり軽くなったようだ。これに味を占めて、手許にある中では最高速の*2サンディスクの4GB(30MB/s)のもの*3を入れてみた。これだと、はっきり速度差が分かる。どれくらいかというと、例えばFirefoxとViewNXを起動した状態だと、不快に感じるくらいだったウィンドウ切り替えが、我慢するほどでもないくらいに高速化されたのだ。その他、メニューバーの開閉など、細かい動作が意外に高速化された。これは地味に効いて、少なくともVistaを見るのも嫌という気分ではなくなった。
 これは、意外*4に画期的な機能かも。これで、LOOX Uを実用する気にようやくなった。


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