Strange Days

そうだ遠野に行こう2010/2日目

2010年09月24日(金曜日) 23時19分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:くもり

 今日は雨に降られずに済みそうだ。早速、遠野の美味しいところ巡りを。


 今日は晴れてくれそうだ。まずは遠野の美味しいところを巡ろうと考えていた。
 YHでの朝食は、パン主体のなかなか美味しくて満足できるものだった。パンに付けるジャムが美味しい。
 YH周辺の田には、稲穂がたわわに実っている。ちょうどいい時期だ。
 さて、まずは山崎の金精様に向かう。やや急な坂はあったが、全員難なく登り切った。するとレンタルサイクルで回っているらしい先行者が居たが。朝早いねえ。
 金精様は御覧の通りの自然石。彫ったんじゃないかと思うくらいだが、自然石らしい。
 金精様の次は、山口の水車小屋に走る。途中、佐々木喜善の生家に立ち寄るが、現住の家屋なので外から眺めるだけ。
 更に登ると水車小屋。もう現役ではなさそうだが、フォトジェニックな古びた水車小屋だ。が、近くの駐車場には大型の観光バスが停まり、ちょうど団体が水車小屋に群がっているところだった。この団体とは、その後も伝承園までずっと遭遇し続けた。コースが同期したのね。
 ここで、(た)女史とあゆ子女史の背中に高ディズニー度を認めた一行は、にわか撮影会を開いた。
 水車小屋から下り、途中で左折するとデンデラ野。ここでも先程の団体と遭遇する。デンデラ野は寂しくあって欲しいが、これでは賑やかすぎる。赤とんぼやコオロギをたくさん見かけた。
 水光園方面から伝承園に抜ける。ここで三井のアニキと合流。それから、初めて伝承園に入ってみた。まあコンパクトなふるさと村という感じか。秋故にか花が多く、ミツバチが飛び交っていた。
 対面にある看板通り進むと、カッパ淵に。河童おじさんがきゅうりで河童釣り中だった。ほとんど川底の見える今のカッパ淵で、大型両棲類の住まう可能性は極小と思われる。が、この竿を差している辺りには多少の淀みああり、水面に怪しい渦巻が現れては消え、あるいは現れては合体する様に、多少の可能性を認めなくもない。そういう意味では絶妙の場所だ。
 駐車場まで戻った時、ちょっとした椿事発生。大事なくてよかった。しかし鍵はさすがに買い換えねばなるまいなあ。
 昼食はふるさと村で取ることにしていたので、そこまで4kmほど走る。少しアップダウンはあるが、Bromptonでもなんら問題なく行ける場所だ。食堂は、ちょうどお昼時を外したおかげもあって、空いていた。ここで現代の若者の忍耐力の低さを観察しつつ、肝煎り定食を。要するにお偉いさんの御膳をなぞったものだとか。ぶらぶらと歩きまわって、小昼の家でまさしく小昼にした我々の前に現れたのは、愛苦しいわんこトラップだった。ちょうどこぐ氏の加えている団子を狙って、恐るべきおすわり攻撃を繰り出したところだ。そのあまりの威力に、我々の間に激しい動揺と葛藤が走った。しかし、首輪付きの人様の飼い犬に餌付けする訳にも行かず、我々は後ろ髪惹かれる思いで、わんこと小昼の家を後にしたのだった。その恐るべき攻撃力は、我々に大きな精神的ダメージを与えたことだろう。
 結構な時間になっていたので、もう遠野駅周辺は目指さず、YHに近い常福寺に向かった。大正創建の新しい寺だが、広大な敷地に伽藍が点在している。本堂の近くで鯉の餌を使って野生動物の浅ましさを観察した後、YHに帰還した。
 夕食を待っていたら、宿のお母さんが『夕陽がきれいだよー』と知らせてくれた。もう暗かったので、半信半疑で出てみると、鮮やかな夕焼けが広がっていた。きれいだが、同時に明日の悪天を予想させるものでもあり、頭が痛い。
 夕食は、今回は唯一、YHで取る日。手の掛かった料理で、家庭料理をグレードアップしましたって感じだな。
 その後、ミーティングに跨って、先の帰路に酒屋で買ってきたアルコール類を原資に、酒盛りが始まる。酒豪な方々、特に三井氏が合流したこともあり、グラスと茶碗の飛び交う楽しい酒宴となったが、アルコールに弱い拙者は早々と沈没した。ああ、別の部屋でよかった。

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