今日は高所、少なくとも早池峰神社まで登るぞと考えていた。しかし、残念なことに雨の確率が高そうだ。そこでレンタカーで盛岡に出かけることとなった。
朝一でいいづか氏が合流。これで全員がそろった。
さて、昨夜から、雨の確率が高いことは分かっていた。高所に登るつもりだったが、雨の日の下りは怖い。そこで、レンタカーを借りて、盛岡に行ってこようという案が出され、承認された。
運転手を買って出てくださったのは、頼もしいぜ三井のアニキに、好漢(あ)氏だった。遠野駅周辺のレンタカー屋を調べ、電話で予約を入れて、借り出してきた。
いざ盛岡へ、と言う前に、YH近くにある松崎観音堂を訪れた。なかなか佇まいのよろしいお堂だ。さらに宮守の鉄橋、いつの間にかめがね橋という愛称が付いていたそれにも立ち寄る。なにがどうして愛の聖地となったのか、全く興味のない拙者にはとんと分からぬ。
車を花巻方面に向け、高速に乗って一路盛岡へ。車上で冷麺の有名店を調べ、ぴょんぴょん舎本店を選択する。近代的で大きな店だった。冷麺は、このところのストレスが穿った口内炎のせいで楽しめなかったが、麺がとてつもなくシコシコしていて、歯ざわりは最高だ。そして、運転手以外は問題ないからと、アルコールに走る者続出。三井氏、(あ)氏は気の毒だ。でも遠野ではジンギスカンが待っている。
食後、
小岩井農場に向かう。\500払って入場しても、これという特典も見世物もなく、それどころか余計にモノを買ってしまう我々。いいお客さんだろう。小岩井とは、創業時の出資者3名の名を合わせたものだと知った。
その後、手作り村という観光施設と、その更に南にある繋温泉とで、二手に別れた。僕は温泉組。\800と高いのだが、手ぬぐいがレンタルじゃない売り切りで付いてくるので、まあまあ納得。泉質は温泉らしさのない単純泉だったが、とても暖まった。
温泉を後にした時だった。車中、ふと気になってポケットをまさぐると、無い。無いのだ、札入れが。バックパックに入れたっけ。ふるさと村の合流時にバックパックをまさぐるも、やはり無い。忘れたか。たぶん、貴重品ロッカーだ。すぐ戻っていただいて、ロッカーを見ると、なんとさっきのままに札入れがあった。良かった。
合流し、遠野に戻る。レンタカーを返す間、残りの面々は駅前の観光案内所と物販店を漁る。なにやら、『座敷オヤジ』なるものを流行らせようと企んでいる気配があった。
運転手組と合流し、今日の夕食場所、あんべまで歩いた。あんべは遠野のジンギスカンに関しては有名店、元祖という声もあるようだ。ここで肉肉肉酒酒酒の時間が待っていた。羊臭さが全く気にならない、タレがとても美味だった。ああ、買って帰れば良かった。
タクシーでYHに戻り、ミーティングを挟んでまた酒宴。しかし、風呂に入って部屋に入るなり、漂い羊臭さにびっくりだ。しばらくはこの香りを漂わせていることだろう。
そんなわけで、遠野最後の夜も満腹な我々だった。あれ、これって自転車旅じゃなかったっけ。