さてAndroid。海外のsimフリー機を使えるのは便利なのだが、フォントがいただけない。日本語専用フォントが載ってないので、CJKフォントという東アジア語圏共用フォントが使われる。これは、この先も中国ロケールが載るならばサポートされるはずで、そうならば最小の手間で日本語ロケールも載せられるはずだ。そういう意味で便利なフォントセットだ。しかし、なにせ中国の簡体字フォントがそのまま日本語フォントにも割当たっている場合もあり、視認性という意味では今ひとつだ。そこで、ちゃんとした日本語フォントセットを入れてやる必要が生じる。
やり方は簡単。まずなんらかの手段でAndroid機のroot権限を奪取する。IDOESとDefyに関しては、z4rootを使えた。
次に、適切な日本語フォントを"DroidSansJapanese.ttf"というファイル名で、Androd機の/system/fontsに入れてリブートすればいい。これで、自動的にシステムフォントがちゃんとした日本語で表示できる。
Defyに関しては、IS01のモリサワフォントを持ってきた。美麗な表示で素晴らしい。IDEOSは気分を変えたかったので、
SourceForgeで配布しているものからM+1P+IPAG circleフォントを使った。半濁点が巨大化されているので、小さい画面でも見やすい。
これらのフォントの/system/fontsへのコピーには、AndRootFileを使用した。これも
SourceForgeで配布している。これはrootモードで動作できるファイラーで、root権限が必要なファイル操作の前に、ファイラーのメニューからrootでの動作モードに切り替えねばならない。その上で、ファイルをコピーすればいい。
これで、なんだかんだで、手許の全てのAndroid機のroot権限を取って使っていることになる。ユーザ権限で使うという建前からすると、どこか歪んでいる気もしないではない。