Strange Days

年末のお伊勢参り3日目

2013年12月23日(月曜日) 22時59分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 天気:良好なり

 最終日、地図で見つけた旧参道を走って、伊勢うどんの店を襲いたいのであった。


 このホテル、露天風呂があって、24時間入浴可能だ。露天というよりは展望風呂というべきか、浴室の一面がガラスになり、高所からの夜景が楽しめる。まあ曇っててよく見えなかったが。夜中に起き出して入浴した時にも、結構な人が入浴中だった。
 さて、明けて最終日。今日はまた、内宮までの道を走るつもりだった。昨夜、Arrows TabでPro Atlasを見ていたら、外宮内宮の間を、幹線道路とは別に、一本の道が繋いでいるのに気づいた。ピンときて、調べてみると、やはりそこが旧参道だった。じゃあ、最終日はそこを走ろうと決めた。
 朝、ホテルを発ち、まずは駅のロッカーに、余計な荷物を預けておいた。そして外宮の近くから、旧参道に入る。旧参道は、ぎりぎり2車線の車道で、結構なアップダウンがある。バスも通っているが、交通量は少ない。自転車で内宮外宮を連絡するのなら、この道が一番走りやすいんじゃなかろうか。坂はあるけど。
 旧参道への上り坂の途中に、伊勢うどんの店として著名な起矢食堂がある。まだ開店してないので、帰路に立ち寄ろう。
 旧参道は、一旦登り、そこからゆるゆるとアップダウンを繰り返しながら進み、最後に内宮前へと大きく下る。下りきったところにあるのが、猿田彦神社だ。ニニギノミコトを先導したという神話から、導きの神様とされている。元は伊勢神宮の神官が屋敷内に持っていた神社だったとか。境内には、拝殿の斜向かいに相対して、アマノウズメを祭った佐瑠女神社が建っている。
 さて戻るぞ。お腹が空いた。しかし、帰路もこの坂をよじ登らねばならないとは……。
 この旧参道沿いには、もう一丁天鈿女命を祭った神社がある。長峰神社だ。旧参道のこの辺は、かつては色街だったそうで、芸事の神様として崇拝されていたのだげな。
 さっきの起矢食堂に入り、とろろうどんを頼む。もちもちしたうどんは舌触りが快感で、濃く見える汁も太い麺にマッチしていて、全部飲める。これは気に入りました。伊勢うどん、ゲテモノだと思っていたが、いやいや実はさぬきうどんとは別ベクトルの、新しい食感だ。
 駅に戻り、自転車を畳み、四半世紀ぶりに乗る快速みえで名古屋に出て、きしめんをすすってから新幹線で横浜に戻った。伊勢神宮には、また来たい。

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