Strange Days

年末のお伊勢参り2日目

2013年12月22日(日曜日) 21時59分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:快晴続き

 昨日は苦難の旅だった。今日はその分ゆるゆる。しかし、さすが伊勢神宮、大スケールであった。


 苦難の旅だった昨日から一夜明け、やっと伊勢参りの本題に入れる。
 伊勢神宮には外宮と内宮があり、微妙に離れている。内宮の祭神は天照大御神だが、外宮の方は仕える立場の豊受大御神が祭神だ。というわけでかは知らないが、外宮内宮の順に参拝するのが通例だとか。自分で思考すること無く通例に倣うことを良しとする愚民の一人として、その通りにお参りせねば。
 ホテルを出て、起点としての伊勢市駅まで出る。ここから外宮の門前町が延びているが、小奇麗に整備されている。金が掛かってる感じ。
 外宮入口辺りの観光案内の人に聞いて、駐輪場に自転車を置く。外宮の入り口に警備所があり、その裏手が指定されていた。外宮は広々としており、清浄な空気が快い。
 参道を進んでゆく。人出は相当のものだ。どこに行っても、今日は初詣かと言いたくなるくらいの人数だ。遷宮直後の時期というのもあるのだろう。
 まずは豊受大御神が祀られた本殿拝殿に向かう。境内には巨樹巨木が多く、それが神社仏閣巡りの楽しみでもある。
 本殿は既に遷宮している。旧宮は、基本補修もなく20年を経過しているわけで、屋根も苔むした感じ。一方で、新造なったばかりの新宮は、当たり前だが木の香も新しい。
 伊勢神宮には、客神も数多い。ここは大土乃御祖神という、謎の神を祭った土宮。おそらくは土地神を祭ったものだという。ここにかぎらず、伊勢には別宮が多く、境内を外れた場所にも点在している。
 ついでなので、遷宮記念館に立ち寄る。式年遷宮にまつわる行事の多さと、その悠長さに感心する。この悠長な儀式の集合体から、どうして国家神道などという代物が析出されたのだろうか。
 腹が減ってきた。昼食を求めて、門前町に舞い戻る。適当な店に入ろうかと思ったのだが、ふとバス乗り場を通過していると、伊勢うどんの屋台が目に入った。早速買い求める。伊勢うどんは初体験だったが、うまい、うまいぞ。ゲテモノではない。もちもちした食感と、濃いかけ汁が意外なくらいに喉越しよく、さわやかな食感だった。さぬきうどんや細うどんとは、また別の世界を垣間見た思いだ。
 バス乗り場は、50m四方の小公園に面している。ここから、内宮へのバスが出ているのだが、その待ち行列が半端ではなく、公園の反対側までぐるりと、100m以上も延びている。自転車で来てよかった。そこに、スタバが屋台を出していたので、キャラメルマキアートを食後に。
 内宮に向かう前に、伊勢市駅近くにある別宮の一つ、月夜見神社に。ここも律儀に式年遷宮を続けており、ただサイクルの開始年が違うため、既に旧宮は片付いている状況だ。
 内宮まで走る。途中、徴古館、美術館に立ち寄った。
 内宮。こちらの門前町は、おはらい町の名前で知られている。外宮のものよりも、さらに観光観光している。自転車を押して歩いた。人出が多すぎ。
 門前をちょっと外れた駐車場に、自転車をおいた。こちらも遷宮直後なので、本殿は真新しい。
 帰路は、明日の帰りの切符を確保したかったので、伊勢市駅まで戻りたい。車道を走って戻ったが、狭い道で少しイヤン。
 伊勢市駅で、ここから名古屋までの特急を購入。欲しかった便より1本早いのじゃないと無理だった。名古屋できしめんを食いまくりだな。

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