Strange Days

真夏のしまなみ

2014年08月11日(月曜日) 22時22分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:快晴

 さて、四国西部ツーリングの初日は、アホみたいに暑いしまなみを走るのである。


 なぜか異様に眠れず、結構な睡眠不足のまま、起床。
 駅まで走り、呉線で尾道に出た。こんな暑い日なのだが、駅前には自転車乗りの姿が多い。
 思えば、僕が初めてしまなみ海道を走ったのは、13年前の2001年夏。あの時も暑くて、頭沸かしながら走ったものだ。あの時は先代BD-1、今回は新BD-1。だが経験値が違うので、あの時と違って気楽なものだ。
 駅前でBD-1をさくっと展開。しかし、ここで目算が狂う。駅横のラーメン屋で尾道ラーメンを食べてから出発しようと思っていたのだが、一向に開かない。なに、臨時休業なの? 代わりに、更に横のリトル・マーメイドで、軽く朝食
 さて、出発前にサイクリングクーポンを入手せねば。橋を正直に渡ると全部で500円かかるが、サイクリングクーポンは250円で済むのだ。駅の観光案内所が混んでいたので、レンタサイクルのステーションに行く。窓口のおっさんの話で、なんと自転車の通行料が無料化されたのを初めて知った。おお、なんという英断。いや、年初にその旨表明されているのは知っていたが、てっきり来年からの話だと思っていたのだ。ありがたい、金銭的なものよりも、料金所でいちいち足を止めて、財布を出して、とやらなくて済むのが有難いのだ。
 向島へは尾道渡船を使う。自転車の人がかなり多い
 向島は、いつもの南岸コースを取る。赤いBD-1は瀬戸内の青に映える
 因島大橋の料金表は、こうなっている。自転車無料化の証だ。
 因島は、正直なところ見どころの少ない島だが、はっさく大福は外せない。今回は、いつものはっさく屋ではなくて、中島でカフェオレ大福を買うついでに買った。ここのものも美味しい。
 次の生口橋は、まだ11:00くらいに通過。BD-1は、あまりスピードを出せないが、坂は何故か非常に楽だ。
 生口島で昼食にする。万作に入って、黄金色の発砲する液体*1と、じゃこ天丼を頼む。じゃこ天丼は、要するに瀬戸内でじゃこ(雑魚)と呼ばれる多様な小魚をかき揚げにしたもので、刺し身とこればかりは、どの店で食べても美味しい。煮魚は結構な差があるのが不思議だな。
 生口島では、だいたいサンセットビーチで休憩を取るのだが、そのサンセットビーチが一変している。小洒落たショップが立ち、ビーチもマリンスポーツ向けに充実。さらに、キャンプ場が綺麗に整備されている。これはいい。秋に、一人でキャンプ・ツーリングしたいところだ。
 しかも、ショップにはジャイアントの息が掛かったようで、チューブやウェアなどの小物から、MR-4のような自転車本体まで扱っていた。主流の700Cを使う限り、しまなみで小物の入手に困ることは、もう無さそうだ。このショップで、しまなみのどこでもみかけるオレンジゼリーをチュウチュウやる。
 多々良しまなみ大橋を渡り、道の駅で休憩。というか、ここでこの構図は外せない。
 道の駅からは、即南下。大山祇神社をガン無視するのもあれなので、横殿宮には立ち寄った。
 大三島橋。このストイックな佇まいは素晴らしい。この風景は、しまなみ随一だ。
 伯方島は、道の駅で小休止する以外は、サクッと抜ける。伯方橋+大島大橋を渡り、大島へ。正直、大島は見どころが少ないので、推奨コースをバラ公園近くまで走り、そこから北岸の海沿いを走った。驚くべきことに、推奨ルートを外れた海沿いのここにも、しまなみ海道ルートを示す青い線が引かれていたのだった。愛媛県は本気だ。
 こっちからの、来島海峡大橋の希少な眺め。あ、フードがズレて、隅っこに掛かってしまっている。
 渡りきり、サンライズ糸山をガン無視して、今治駅までひた走る。ここで輪行準備をして、特急で松山に入った。宿は駅間近のホテル。食事は1Fのレストランで、ビールも飲みながらだ。
 真夏のツーリングは、やはり結構消耗するものだ。

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