いよいよ始まった、秋の隠岐山陰ツーリング。8泊9日の長旅の初日は、まず松江に向かった。
未明に起床し、身支度をしてから、ポケロケで戸塚へと向かった。羽田発米子行きの最初の便だと、地下鉄経由では間に合わない。
戸塚でポケロケを畳み、JRで横浜に。横浜で京急に乗り換え、羽田に向かった。そして、羽田から米子へと飛ぶ。
今回の旅の目玉は、去年来の隠岐だが、明日の朝のフェリーに乗るには、米子にやはりいちばん早い便で飛び、そこからタクシーで七類港に向かう必要がある。これは結構綱渡りだ。なので、前泊することにしたのだ。
米子空港から、連絡バスで松江に入る。ホテルは、駅前に取った。まずそこに立ち寄り、余計な荷物を預けてから、本日の行動開始。
まず、困っていることを解決したい。というのが、せっかくVAIO Proを抱えてきたのに、その電源を忘れてしまったのだ。おそらく、AC/USBアダプタ等を入れた袋ごと、部屋に置き忘れてきたのだ。なんてことだ。そこで、市内のエディオンに入って、AC/USBアダプタと、USBケーブルは買えたのだが、VAIO Proの電源なんていうものはない。まあ、10時間位使えるし、出来るだけスマートフォンを使うことにして、凌ぐか。
宍道湖岸に立つと、しじみ採りの船があちこちにいる。そういう時期だ。
今日は、せっかく出雲入りしたのだから、出雲大社に参詣したいところだ。一畑電車松江しんじ湖温泉駅に向かった。が、電車は出たばかりで、1時間ほどの余裕がある。一畑には、そのまま自転車を載せられるので、輪行準備の時間を見る必要もない。この時間で、松江城辺りをぐるっと回ってこよう。
松江城の南西からアプローチする。堀に掛かる橋に立つと、観光船がひっきりなしに往来する。多いな。平日なのに、すごく多い。
どうも、一般の客も多いが、幼稚園児くらいの子どもたちが集団で載っている船も多い。遠足かね。
武家屋敷や、小泉八雲旧居を過ぎ、
城の北東に。水路が交差しているせいもあって、一際船が多い。
時間が来たので、松江しんじ湖温泉駅に戻り、一畑電車に乗り込む。
自転車を固定するバンジーコードが設置されていて、かなり配慮されていた。また、他にも自転車を持ち込むサイクリストの姿も。
乗り換えを挟んで、出雲大社前駅に到着する。この辺で昼時になったので、どこかで出雲蕎麦でも食べたいなと思いつつ、JR
旧出雲大社駅に向かった。ここもいい写真ポイントだ。
ホームに停車しているD51に乗り込んだりしてうろついた後、出雲大社方面に向かう。参道から南下してくる道に再度合流したところで、旧出雲大社駅の真向かい辺りに、どこかピンとくるものがある蕎麦屋があるのに気づいた。入店して、
出雲蕎麦を頼む。標準の割子3枚では物足らなそうなので、4枚に増量。美味しい、うん、美味しいよ! 蕎麦の香りが良い。
腹を満たし、大社方面に折り返す。離れた位置にある
大鳥居も、隠れた見どころだ。でかいな。
出雲大社の本鳥居の斜向かい、昔は観光用の店や案内所があった辺りに、なんとスタバが開店していた。5年前、初めて出雲大社に詣でた時に比べ、なんという拓け具合。
本鳥居のすぐ傍で、
菊の展覧があった。菊の香りが、辺りに溢れている。全然人気無いなと思いつつ回っていたら、そのうちにお年寄りの集団が押し寄せてきて、なかなか近寄れない状態になってきた。
参道を進むと、脇に
巨大な柱が立っている。どうやら、本殿建て替えに合わせ、柱を人手で建てる体験行事があったようだ。それは、参加したかった。
拝殿。背後に高く、本殿が聳えている。広々としているために目立たないが、参詣者多し。伊勢とどっちが多いかという勢いだ。
今日は、天気がよく変わる。本殿を離れた辺りで、パラ、パラと雨を感じた。自転車は、隣接する古代出雲歴史博物館に止めてあるし、入館して雨をやり過ごすことにする。いつもながら、1/10出雲大社本殿には圧倒される。最大サイズを想定した復元模型の他に、建築学者による諸説、最大のものから、意外なくらいコンパクトになるものまで取り揃えた、別の復元模型も並べられている辺り、博物館の良心を感じられる。
外に出ると、雨は去っていたので、また一畑電車で松江に戻る。車中、
宍道湖に落ちる夕陽を観測。
ホテルに戻ったところで、同じホテルに泊まるなぎの女史の奇襲を受ける。食事どうすると聞かれたが、昨日の睡眠時間が短すぎて、疲労がどっと押し寄せ中だったので、まず寝たいのでと断った。いや、どうせ島でずっと宿が同じだし。
部屋に戻り、外出して駅近くのコンビニに往復し、またベッドに座った辺りで、意識がストンと消えた。真夜中に目覚め、シャワーを浴びてから就眠。明日の下調べをしておきたかったのだが、まあ事前に調べてあるので大丈夫だろう。
