Strange Days

春のしまなみ縦走2015初日

2015年03月21日(土曜日) 22時52分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 天気:まあ晴れ

 今日はいつもの通りに大三島まで走る。しかし、おっさん4人の道行なので、先を急いで、寄り道の時間を確保しておく方針を立てていた。


 朝、明け始めた呉の街を走り、呉駅で輪行。8:15尾道着の福山直通に乗り込んだ。例年、眠い。眠いが、窓の外は次第に明けてゆく瀬戸内の水面が映り、眠りたくとも目が行ってしまう。
 尾道駅。多くのサイクリストが、駅横の自転車組み立て場*1からも溢れ、あちこちで出発準備をしている。とりあえずMR-4を組み立て、駅横のリトルマーメイドで朝食。ここのトイレは、シャワートイレだ。
 だいたい出発時間になったので、スタンプ番所その他がある辺りに再集結し、しまなみ縦走セットの供与を受ける。ここからが始まりだ。
 渡船に乗ろうと尾道駅前渡船まで走る。が、見たことがないくらいの待ち行列ができている。では、と、やや離れた尾道渡船*2の船着場まで走り、こちらは空いているので難なく乗り込んだ。船上から振り向くと、千光寺の堂と巨岩がよく見える。
 兼吉に上陸。先を急ぎたいので、パン屋にも後藤鉱泉に寄らず、向島の裏に抜ける。その前に、こば氏が取り壊された旧紡績工場の一部が保存されていることを教えてくれた。
 向島を南下し、いつもの撮影ポイント。天気はいいのだが、春霞が掛かっている。まあこれも一興。
 因島大橋直下のチェックポイントでスタンプを貰い、橋へのアプローチに入る直前に、カフェができているのに気づいた。あ、ポーズ取ってる人は別で。
 渡りきったチェックポイントも、かなりの混雑だ。
 因島は淡々と抜け、ようとしたのだが、やはりはっさく屋を飛ばす暴挙にダメ出しがあり、立ち寄る。はっさく大福を補給。
 フラワーセンターのチェックポイントでも、例年のはっさく配給に加え、今年はごぼ天の配給まであった。油っこくて旨いにくい奴は、補給食にうってつけだ。
 生口橋を渡ろうという頃に、11:00を過ぎる。思ったよりペースは早くならない。まあ、結局はっさく屋には寄ったし、チェックポイントでゆっくりしてたし。
 生口橋を生口島側のチェックポイントから
 へこへこと走り、昼食は予定通りに、耕三寺前の万作で。今日は穴子丼を。穴子も、うなぎの近縁種で、同じく漁獲量が激減していると聞いたが。
 さて、今日は耕三寺をじっくり見て回るぞ。有料区画に足を踏み入れた。やや朱が濃い山桜系の花が咲き揃っていた。
 この五重塔は、室生寺のそれに範を取ったものだそうだが、サイズが大きく違うせいで、なかなかそうは思えない。屋根の反りに、確かに面影は見える。
 さて、珍寺といえば、地獄巡りが付き物。耕三寺の地下に、延長実に350mというスケールで続いているので、巡る方も大変だ。結構なアップダウンがあるのだ。地獄巡りに続き、石仏が集まった神々しい空間を始めとする、極楽浄土の有り様が示されている。見る方は単純に面白い。そして、最後に地上に戻った時、目の前に立つのがこの巨大な観音立像だ。ニクい演出だねえ。
 この寺の背後、未来心の丘という、一つの丘をまるまる大理石で埋め尽くし、芸術空間と化した区画へと上る。ここにはカフェがあり、高根島との瀬戸を望みながら、喫茶を楽しむことが出来る。あれ、ここ仏教寺院だよな。
 丘の頂部は、イタリアから輸入したという大理石で埋め尽くされている。頂上に立つモニュメント。やっぱ、ここは記念撮影したくなるよね。それにしても、ここまでやるか
 寺を後にする。買食いしつつしおまち通りを抜け、サンセットビートでの休憩を挟みつつ、今日最後の橋、多々羅しまなみ大橋を渡る。たもとの休憩所に、なかなか可愛らしいベンチが。
 道の駅を無視して、大山祇神社方面へと向かう。下りきる前に、目についたのが教善寺の枝垂れ桜。全然咲いてないだろうと思っていたが、意外に咲き始めくらいではあった。明朝、再訪する。
 宿は、例年の茶梅。いつもの中居さんが出迎えてくれた。自転車客が多いせいか、空き地を潰してガレージを立てていた。我々の高級自転車はそこに収容された。有難い。慌ただしく出立準備をして、バスでマーレグレッシアに連行される。今日はよく晴れていたので、外の露天風呂から、夕陽がよく見えた。
 バスで戻り、夕食。いつもながら、ここは料理が良い。瀬戸内の地物で頑張ってます系だ。
 さて、明日はどこに寄ろうかな。

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