Strange Days

とびしま海道ツーリング

2015年11月22日(日曜日) 23時40分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:好天

 呉ツーリングに続き、とびしま海道を走る。
 朝、呉駅周辺に集合し、とびしま海道の玄関口、安芸灘大橋へと向かう。本通りを山側に向かい、広トンネルを越え、東にひた走る。この道で一番嫌なのが、広から仁方へと抜けるトンネルだ。ここは気合で越えていった。もう少し、自転車に優しい道に出来ないかなと思うが、古い規格のトンネルなので。
 途中のコンビニ休憩で、猫にたかられる長岡氏。実際には猫が集まっているコンビニ横の駐車場に、こっちから侵入したのだが。
 安芸灘大橋を渡る。振り返っての一枚。こう、高いところから渡されている橋は、独特の気品があるものだ。
 上下の蒲刈島を通過。原のうどんに寄ったが、まだ開店前だ。
 豊島大橋を渡る。橋の上から上蒲刈の北を見ると、ふたご島が3つ見える。今日はちょっと潮が引きすぎて、一番島よりの小さなのがつながって見える。
 豊島に渡ってからの一枚。しまなみ海道では、橋が家々に近いので、だいたい写り込んでしまう。とびしま海道はそうでもない。
 そんなとびしま海道だが、行政側も欲が出てきたのか、ここ数年であちこちに展望台が設けられるようになった。こんなラックもちゃんと設置してあって、案外に気合が入っている。
 大崎下島で昼食にしたいと思っていた。ひばり座という、マイナーかつ有名な店がある。その名の通り、美空ひばりの絵やアイテムで埋め尽くされた、お好み焼き屋さんらしい。ところが、行ってみたら休店日。隣のひばりアイテムゾーンも、なかなか興味深かったのだが。
 腹ペコのまま、御手洗まで走る。御手洗に、知らない間に店が増えていたのは、前に来た時に確認していた。自転車で御手洗をうろついていたら、なんか美味しそうな匂いとともに、見慣れぬ店が。いや、最近出来たのは知っていた店だが、実態は知らなかった。鍋焼きうどん屋さんだって? ここでお昼にしよう。鍋焼きカレーうどんを注文した。空腹に、カレーの刺激が染みて、美味でありました。残ったカレーに、おにぎりを投入して作る雑炊も良かった。店構えが不思議な感じの、尾収屋さんだった。尾州じゃないのか。
 じゃこ天カツの店もあったので、食後のデザート。に、なるのか、これ? ともあれ、美味しい。
 御手洗の路地をウロウロ。旧家があちこちに残っている。ここは旧柴屋住宅。伊能忠敬と縁のある家で、当地を測量した際に、拠点としたのだとか。測量は、一人でトボトボ歩いてやったイメージがあったが、実際には100人規模の部隊が動きまわる大規模なものだったようだ。
 瀬戸内のこの辺には、みかん船という農業船が数多い。島々でみかんを作っているこの地では、みかんを運ぶために専用の船が数多く造られた。大崎下島では、今でも使われているという。家並みの中に、何か真新しい施設があったので、入ってみたら、このみかん船を中心とした、この地の産物を紹介するものだった。
 さて、先を急がねば。というのも、この先の岡村島からのフェリーに乗らないと、大三島に渡れないからだ。時間的には、最終便どころか、その前にも間に合うはずだが。
 大崎下島と岡村島の間には、島が2つ挟まり、橋が3つ掛かる。渡った先の岡村島は、なんと今治市なのだ。今治と呉が隣接するとは、四半世紀前には思いもよらなかった事態だ。今治から呉を振り返る
 目当てのフェリーには余裕で間に合い、フェリーで大三島は宗方港に渡る。宗方に船で上陸するのは初めてだ。
 ところミュージアム方面によじ登ってゆくと、隣に新しい施設ができているのに気づく。伊東豊雄建築ミュージアム。できているのは知っていたが、最近はコッチ方面まで足を伸ばさなかったので、初見だ。隣のところミュージアムも設計した建築家で、その仕事が分かる*1
 ここからの夕陽も素晴らしい瀬戸内の水面へと落ちてゆく陽を眺めていたい。が、宿まではもう少し走らねばならない。切り上げて、走りだした。
 宿は、いつも泊まる茶梅の裏手*2のさわき。ここも料理を頑張るぜ系の旅館で、夕食は焙烙焼き舟盛り鯛めしと、海鮮づくしだった。
 ロビーで、中華パッドをつつきながらうだうだした後、就眠。


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