一夜明ける。暑い。雨やまない。テントにこもるしか無い。ちなみに
フライを適当に張ったせいで、結露がすごい。明るくなってから張り直し、解消できたが、時すでに遅しだ。
ある種の地獄を味わいつつ、天気予報をチェックする。朝のうちに上がる予報だ。テントを乾かしてから帰れるかな。
驚くべきことに、雨中キャンプを観光したバカは、この我輩だけではなかった。数家族が朝を迎えたようで、そろそろと子供の声が煩くなってきた。
まずは朝食。昨夜はテントの前室で炊飯したが、狭い場所でやるのはうんざりなので、キャンプ場の釜場でご飯を炊き、レトルトカレーを搔き込んだ。朝はカレーだな。
その後、テントで雨が止むのを待っていたが、全然止む気配がない。予報をチェックする度に、上がる時間がずれてゆく。なのに、デイキャンプでバーベキューをやる家族連れが現れ始め、煩くなってきた。くそっ、雨中撤退だ。
雨の降る中、テントを畳む。松林なので、枯れ葉が多量についてしまうが、仕方ない。畳んで、管理のおっさんたちが現れた頃に帰ることに。すると、なぜか急に雨が上がった。晴れ男が来たな。
まだ雨が残る中、来たコースを逆に走って、帰宅。途中で、雨は完全に上がった。
帰って、風呂を沸かしつつ、テント類を洗う。すごい汚れていたが、温水で洗うときれいになった。
ひどい目に遭ったが、キャンプ経験値は上がったと考えよう。