Strange Days

2017年真夏のオホーツク沿岸キャンプツーリング改め北海道ぶらり旅5日目

2017年08月16日(水曜日) 22時31分 天気:まあまあ晴れた(けど雲多め)

 今日は余市をうろつきたい。


 今日は余市に行きたい。正確には余市ワイナリーに行って、肉々しいプレートをもう一度食べたい。
 札幌から余市までは、JRで行けば一発だ。が、直通便がほとんど無くて、どうしても小樽乗り換えになってしまう。乗り換えから先は便数が減るので、結構時間を食いそうだ。調べてみると、バスの直行便があったので、駅前ターミナルから乗り込んだ。意外にでも何でも無いが、北海道は長距離バス王国だ。駅前にも頻繁に長距離バスが発着する
 バスは札幌自動車道を走るが、一般道では信号に捕まりまくりだった。しかし、高速に登れば、後はあっという間。
 余市駅前でバスを降りる。ここからはレンタサイクルで行動する。駅のレンタサイクルを借りて、余市ワイナリーに向けて走り出した。いわゆるママチャリだが、平坦な数kmの道なので、問題は無い。
 ワイナリーでは、まず儀礼として充填ラインを見学し、土産にワインを買って別送してから、レストランの開場を待った。レストランでは、もちろん余市ワイナリープレートを注文。肉々しくて超美味しい。ワインを開けたかったが、いや自転車に乗るんだぞと思い返す。
 余市の市街地に取って返す。余市と言えばニッカの余市蒸留所だが、既に来たことがあるのと、さすがに観光客が多過ぎだったので、今日は見送った。余市の、あまり見てなかった辺りに行ってみよう。
 余市川を渡った河口辺りに、下余市運上家という旧家がある。藩政時代に松前藩がアイヌとの交易権を一任した和人商人の拠点で、広く豪壮な作りの大きな商家だ。漁師のたまり場でもあったようで、昔の漁具なども展示されている。
 海に沿って西に向かうと、今度は福原漁場という場所に出る。ここは明治時代まで盛んだったニシン漁の拠点で、番屋と蔵、漁具整備場などが集まっている。風呂が構造的に新しいもののようで、明治大正期の状態で残されたようだ。盛時の稼ぎの良さを覗わせる豪壮な家財も残されており、ニシン漁の盛んさを覗わせる。ニシン漁の衰退が急速だったせいか、大正昭和初期くらいまでの事物がタイムカプセルのように残されたようで、それらが展示室に安置されている。別の棟には当時の漁具も保存されている
 福原漁場を出て、さらに海岸線を西に向かうと、最終的に海自余市防衛隊の基地に出る。ここにははやぶさ型ミサイル艇が配備されている。6隻しか居ない上、3隊にしか配備されてないので、ある意味ではイージス護衛艦よりレアな存在だ。
 余市駅に取って返し、帰りもバスで戻ることにする。時刻表を見ると、結局鉄道よりも早かったからだ。5号線沿いのバス停でバスに乗り込み、余市市街を離れるかというタイミングで目にした。バイキングで定食って、どういうことよ。

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