さてさて、今朝方に新兵器が届いたので、レポートをお送りしよう。雨になったしな。
届いたのは、FENIX L1Dというミニライト。AA1本で駆動するもので、手のひらにスッポリ包めそうなサイズ。なーんだ、というなかれ。こいつの光源は、Luxeon5Wタイプを上回るという、CREE XR-Eという最新鋭LEDなのだ。その光束は135ルーメンに達する。Luxeon5Wで120ルーメン程度だったのだから、それを遂に上回るものが出てきたわけだ。
AA1本駆動タイプでは、実はスペック上135ルーメンを発揮できず、90ルーメンに制限されてしまう。しかし、このL1DはL2DというAA2本タイプと互換性があり、電池部を挿げ替えることができる。AA2本タイプの電池部だけが別売りされており、今回はそれも併せて入手した。これを使うことで、135ルーメンの最強スペックを発揮できる。
では、今回エントリーした
兵どもを紹介しよう。手前がLuxeon3Wタイプを使った、PrincetonTecのヘッドランプ、APEXだ。後列左、同じくLuxeon3Wタイプを使った自転車用ヘッドライト、NRX25。筒状の電池部を分離式にし、かさばらず、なおかつ25h程度の駆動時間を確保するなど、自転車用のライトとして優れたスペックを持つ。が、いまいち出来の悪いライト固定部のせいで、使用実績は伸びていない。
後列中央。携帯用ケースを挟んで、左側がL1D、右がL2Dの電池部だ。こんなに小さいなんて。その代わり、L1Dの90ルーメンモードでは、1.5hしか使えない。
そして対照用に、後列右手にキャットアイEL500を用意した。多分日亜の1WLEDを使っているらしい、単体型としては今でもまあまあ使えるライトだ。
テストは、遮光カーテンで覆った暗室で、天井を照らしている画像を撮影するもの。カメラはPowerShot S3ISを使い、1/16s、F4固定で撮影した。画像処理はリサイズのみ。
まず
APEX。
3WタイプLEDの場合。照射パターンは比較的広めに照射している。このライトでも、夜道を20km/h程度で走るのなら、路上の障害物も鮮明に分かるくらいだ。
APEXには砲弾型のミニLED4つも付いている。
それを使った場合。照射パターンはかなり広範囲だ。これでも、EL300辺りと同等の明るさだと感じる。点滅モードもあり、自転車用としてなかなか使いでのあるヘッドランプだ。
次に真打、
L1D&L2D。実は、このライトは多彩な発光モードを持っている。ヘッド部をしっかり締めた状態でターボモードになり、リアのスイッチを浅く押すことで、最大発光と点滅モードで切り替わる。またヘッド部を少しだけ緩めると汎用モードになり、9ルーメン、40ルーメン、80ルーメン、SOSモードをサイクリックに切り替えることが出来るのだ。SOSモードなんて、うっかり使えんな。
さて、
L1Dの最大発光モード。90ルーメンだ。明るさは強烈で、かつスポット的に照らすため、周囲がかえって闇に沈んでしまう。それでも、照り返しで蛍光灯がくっきり見えている。
L2Dに切り替えての最大発光モード。135ルーメンのはずだ。が、用意した電池が少しヘタっていて、1.2Vしか出てない状態だったので、L1Dとあまり変わらないくらいだった。しかし1.2VというのはNiMHの最大電圧と等しいので、NiMHでは最大発光は無理かもしれないということを意味する。むう。
次に
NRX25。発光部と電池部が分離しており、さすがに自転車用だけの事はあると思う。が、電池部を固定するマジックテープが細いフレームには合わない、ライト部の固定バンドが今ひとつ弱いなど、詰めの甘い点も目立つ。
発光させてみる。同じ3WタイプのはずのAPEXに比して、今ひとつ暗いように感じた。レンズ設計の差だろうか。APEXは最大発光でも72hもつと謳っているだけに、25hまでのNRX25は、やや残念な結果だった。しかもこいつは、光るか消えるかしかモードが無いし。
最後に、1WタイプLEDを使った
キャットアイEL500。やはり自転車から一発で着脱できる簡便性は捨てがたいが、今となっては50h駆動も含めて、見劣りするスペックだ。
特徴的な
猫目パターンの発光。面白いが、実用的にはどうよと思う。
こうして較べると、L1Dの小ささと明るさは際立っている。最大発光では1.5hしかもたないが、40ルーメンモードならば5hはもつという。そもそも、AA1本駆動なのだから、替えを持っておけばいいだけだ。緊急用として、多彩な発光パターンと併せて、最強といえそうだ。ライトを通常はつけてない、MasterXLとの組み合わせで、そのスペックが活きそうだ。
しかし、たかがライト1本に7000円弱はどうよと思う。
最近、『パケット詰まり』が多くなってきた。実際には詰まったわけじゃなくて、APの占有権がもらえない状態なのだろうが。重いページを開く時など、途中で何度か引っかかるようになって来た。この点、自宅でのADSL回線との差を感じる。しかし、Willcom回線のように、詰まったら二度と戻ってこないということも無い。相変わらずの快適さだ。来年になって音声が始まったら、もっと重く感じるかも知れない。でも音声程度の占有なら、さほどの問題でも無さそうだ。
しかしこの機械、全然売れて無いそうな。物好きな層が買ったら、まあ一巡というところだろうな。通話も出来ない『ケータイ』を欲しがる物好きは、そう多く無いだろう。イーモバイルとしては、旗艦モデルとして存在感を示せたらいいのだろう、という観測があり、それには肯ける。
唯一の不満は使えるエリアの狭さだけなので、やはりBTでモデムとして使えるWillcom端末が欲しい。京ぽん3に期待だ。今度こそBTつけてくれよ。
早速祭りになっているようだな。スペック的にはサイズ最優先だが、処理能力にはそれほど手を抜いて無いというところ。WM6が噂どおりに最適化されているのなら、EM-Oneよりもさらにきびきびと動くかもしれない。esは見送ったが、これはかなり食指を動かされた。
が、BTを内蔵してこなかった。イーモバイルの補助という役割からすれば、他の端末からモデムとして使えることが必須だ。しかしBTを内蔵してなくて、外付けするかケーブル接続するかということになると、利便性が一気に低下する。
イーモバイルの使えない地方に持ち出して、EM-One代わりにという使い方には向いているのだが、PalmやEM-Oneの補助として使うには連携させにくい。代替品としてなら素晴らしいのだが、補助具として使うには向かない。
こうなると、BT内蔵の機種が出るのを待つか、WX310Kに機種変更してしまうかだ。しかし京ぽん2って、新規0円で流通しているようだが、機種変更となるとそうはいかない。それも業腹だ。
じゃあDoCoMoのBT内蔵機種にするか。それならauの携帯を持つ必要が無くなる。経済的だ。が、携帯電話が一番活躍する地方では、auの方がエリアが充実しているのだよな……。それに、DoCoMoにはPC接続パケット通信での定額プランが無い。
とまあ、なんだかジグソーパズルが始まってしまうのであった。とりあえず、DoCoMoの料金プランで、どこまで安いのを使えるか調べるか。
それにしても、新esのBT非内蔵は、つくづく残念だな。