Strange Days

2014年08月24日(日曜日)

三殿台遺跡公園に

20時12分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:くもりだ

 最近、遺跡ブームだ。いや、俺の中だけで。
 休日には、どこ行こうなどと地図を眺めることがあるのだが、その際に神奈川県内にも結構遺跡があり、公園として整備されている場所も多いのに気づいた。目につく所を回ってみたいじゃないか。そんなわけで、直近にあったのが、弘明寺に近い三殿台遺跡公園だった。よし、行こう。
 そこまでは、戸塚から舞岡方面に走り、直交する鎌倉街道に乗り換えて向かうのが良さそう。早速、舞岡に向かう。舞岡から先の道は初めてだが、どえらいアップダウンだ。
 鎌倉街道に乗り換えて、北東に。この道は何度も走った。
 概ね地下鉄弘明寺の近辺から、磯子方面の丘陵に登る。後悔した。15%あるんじゃないかという激坂だ。ともあれ、上り詰め、それから少し下りかけたところで、岡村小学校がある。その並びに、三殿台遺跡公園があった。
 入り口には事務所が有り、中から出てきたおじさんが、自転車を適当に止めていいと案内してくれた。そしてパンフレットを手渡される。なんでも、明治期に貝塚が発見され、その大戦後になって遺跡公園として整備されたのだという。丘の頂上に拓けており、縄文時代から律令時代まで、途切れつつもムラが置かれてきたということだ。
 入ってすぐの建物が考古館本艦で、ここに展示物が置かれている。その他、野外展示で家屋の跡と復元建築が置かれている。ほぼ中央に、発掘状態のまま屋内保存されている展示館も。
 復元建築は3棟。それぞれ縄文時代、弥生時代、古墳時代のものだという。縄文時代のものに入ってみたが、案外にこれが最も大きい。その奥に見える弥生時代、古墳時代のものに入ったが、これらは構造がほぼ同じだが、古墳時代には形状が方形になり、煮炊きのための竈が隅の方に据えられたという違いがある。
 大きな建物では、発掘状態のまま、保存されている。解説によれば、(写真では見えないが)建屋中央の家屋跡は、火事の形跡があり、地面が赤く焼けているという。その他、炉の跡も焼けているのが確認できた。
 出掛けに、職員のおじさんに、ここから富士山が見えると教えられる。ここ、案外にカメラ持ってくると楽しい場所かもしれない。広くて風が通り、気持ちが良い。
 帰りは、鎌倉街道経由で大船に出て、境川経由で帰宅した。

2014年08月17日(日曜日)

追分、矢指市民の森再訪

21時56分 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:夏らしい

 先々週行った、三ツ境北方のひまわり畑が、もしかしたら盛りなんじゃ無いかしら。そう思ったので、ピナレロくんを走らせて、公園に向かった。今日は三ツ境経由では無く、中原街道からアクセスした。瀬谷高校に向かう道を、途中で折れると公園に出来ることが分かった。
 行ってみると、ひまわりは期待通り満開! 一面のひまわりだ。
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 前回とは格段に密度が増し、花に囲まれている感が強い。やはり、ひまわりは夏の花だ。お日様が似合っている。
 海軍道路に出て、夕景を待とうと思ったが、まだずいぶん間があった。上瀬谷のこの風景を愛で、早々に帰宅した。
 おっさんの夏休みは、かくして終わった。

2014年08月04日(月曜日)

BD-1の楽しさ

22時43分 自転車 天気:快晴

 BD-1のクランクの回転は、手で回す限りでは相変わらず渋い。ところが、乗るとそこまででもない。この点、Bromptonも同じようなものだ。もっとも、Alfine11段の渋さは、スタメーアーチャー5段のそれよりひどいのだが。
 乗るとそうでもないというのは、手と足の繊細さの違いということだろうか。それとも、どのみち駆動抵抗という代物が大きいので、目につかなくなっているのか。
 ともあれ、内装11段は便利だ。もう全ての速度/強度域をカバーできているし、変速にほとんど気を使わない、シマノ式内装変速は本当に強力だ。
 駆動系を置いて、新旧のBD-1を比較すると、新BD-1の方がずっと安心感がある。安定性とか精細さとかいった違いが積み重なっているのだろう。でも、乗る楽しさには、同じような要素を感じる。
 BD-1に乗って思うのが、自転車本体*1が目に入りにくいことからか、人車一体感に乏しいこと。そして、前後のサスペンション/アブソーバーの効きに因って、フワフワとした走行感があること。その結果として、得体のしれない何かに乗っているという、謎の走行感を味わえて、そこが楽しいのではないかということだ。
 ロードバイクだと、体の下で、まさに自転車が仕事をしているという存在感を訴えてくる。しかしそれは、自転車が自分に近づいてくるんじゃなくて、むしろ自転車が自分に合わせてこいと、人間の肉体に働きかけてくるような方向だ。古典的なロードバイクである、コルナゴ MasterXLに強く感じる。その結果としての人車一体感であり、そこに本来の自分は薄い気がする。ロードバイクに”乗せられる”というイベントで生じた、別の自分であるような。その結果生まれた非日常感がロードバイクの楽しさなんだと思うのだ。
 逆にBD-1は、人車がいまいち一体化出来ないというか、まあそれぞれに存在すればいいじゃないかという有り様なので、あまり自分を侵されずに乗車体験を得られる。ソリッド感に乏しいにしても、ずばり日常の延長としての散歩体験を獲得するための装置としては上等、という辺りが僕の感じ方だ。足を止めれば、すぐにいつもの自分に帰れる。その没入感の無さが、BD-1の面白さなんじゃなかろうか、と。

2014年08月03日(日曜日)

三ツ境にひまわり畑があった

19時43分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:いい天気だ(酷暑)

 今日も暑いなあ。夏本番だ*1
 今日はひまわり畑を見にゆく。どこにあるかというと、比較的近場の三ツ境の中原街道沿いにあるらしいのだ。
 昨日に続き、BD-1を走らせる。出掛け、サドル直下に、リクセンカウルのシートポストアタッチメントを取り付け、モンベルの防水フロントバッグを取り付けた。やはり、これは便利なのだ。
 まずは、久しぶりにサガミサイクルに立ち寄った。夏場は手袋がいくらあっても足りないので、パールイズミの適当なのを買っておいた。
 サガミから、厚木街道と相鉄を超え、北に向かう。結構な丘陵地帯で、多少難儀したが、中原街道と瀬谷高校に挟まれた辺り、地図上は空白地帯でしかない辺りに、追分、矢指市民の森がある。入り口からしていい雰囲気。
 ここは、丘陵地帯に侵食してきた住宅地から、最後に取り残された森を守ろうというわけだろうか、かなり辺鄙な場所で、綺麗に囲われたりはしていない。中には区分のための柵が巡らされているが、周囲の木立とシームレスだ。中を中原街道の高架が踏ん張っている辺り、泉の森公園に似ている。
 問題のひまわりはというと、ずっと北の方、住宅地と畑、森に囲われた一角に、黄色いものがポツポツ見えていた。ここか。
 このひまわり畑、住宅地に結構近接していて、この家々の人々の目を憩わせているのだろう。あるいは、あまりに身近にありすぎて、気にも留めてないのかもしれないが。
 周りをぐるりと回ってみたが、まだ盛りには早かった。来週か再来週か。個々の品種は、東北八重という八重咲きの小ぶりのもので、目新しい。中にポツポツとよく見かける品種が背高く聳えており、その対比が妙だ。
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 ちょっと遅目の時間で、陽が西の木立に隠れてしまったのは残念だった。しかし、盛にもう一度来たい。
 帰路、海軍道路で夕日を見る。BD-1のこの形は好きだ。そして、上瀬谷の風景も良い。
 しかし、夕日は、結構焼けるかもしれないと思いつつ、雲が多すぎて見えないかもと思った。
 早めに帰りたくて、日没を待たずに帰宅。