楽しかったツーリングも最終日。疲れた身体(特に足)に鞭打ち、実家を目指す。
朝はゆっくり、8:00に起床。さすがに疲労を感じるが、のんびりした日程だった故か、意外に重くは無い。だが、昨日のイベントが足に疲労をもたらしていた。最上階のレストランで、気だるく朝食を取る。昨日は客が皆無だったのだが、今日はかなり入っていた。時間帯によるらしいな。
重い荷物を持って移動するのは嫌なので、ホテルのフロントにサイドバッグを宅急便で発送するように依頼する。ダンボールも探してきてくれた。ありがたい。
フロントが軽くなったおかげで、竹田津までの嫌な道も、なんとか行けるような気がしてきた。路面を観察しながら、歩道と車道を走り分けながら、進んだ。
それにしても、この地の
鯉のぼりは立派だ。
大分空港まで走ると、轟音が聞こえてきた。別府行きの
ホバークラフトだった。しばらく眺めていると、サービスというわけでもないのだろうが、操船場内でターンを始めた。ファンの風がもろに当たって、いやあ凄いもんだ。
疲れた足には、トンネル通過は恐怖だ。歩道も狭いので、車道を一気に通過するより無い。正直、いつものように小径車集団でまったり抜けるには向かない道だ。そういう場合、より内陸の道を走った方がいいかもしれない。坂はあるがな。
途中、道の駅で休憩。昼食におにぎりを買い、さらに
鱧の天ぷらを買い食いする。
ここで(この世のどこでも見かける)ハーレー親父集団の一人から話しかけられる。なんでも、息子さんが自転車関係者で、ツールド国東にモーターサイクルでのサポートで参加しているそうだ。昨日は用事で居なかったがな、とおっさんは言った。こういう人様との立ち話があると、一人旅にメリハリが付いて良いな。
途中、道端にも関わらず、適当におにぎりを平らげておいた。ハンガーノックは怖いからな。
竹田津には13:00前に着いた。13:30くらいのフェリーがあると思っていたのだが、実は15:30しかない。それまで路頭に迷うな。止む無く、疲れた身体に鞭打って、さらに先に進んでみた。地図によれば、物産館があるということだったが、小さな農水産物直売所だった。まあいい。食堂があったので、うどん定食を腹に収めておいた。
近くに地蔵鼻という岬があり、
遊歩道が走っているようなので、行ってみた。最近整備されたらしい、綺麗な道が続いている。
フェリー乗り場に戻ると、発券が開始されていたので、慌てて購入する。自転車は最初に入るようにいわれたので、モーターサイクルに続いて船内に入った。続いて車、バス、トラック。満杯だ。
間も無く出航し、徳山まで2時間強の旅になった。船内のベンチでうつらうつらしながら、辛くとも楽しかった旅の事を思い返していた。やはり、一人旅は気楽でいいな。
徳山に着き。
徳山駅で列車を待つ。岩国、広島で乗り継ぎ、呉に帰還した。
5泊6日の自転車旅行、無事に帰宅しました。