最初『サハラまで』と変換されて、おおっ、なんと気宇壮大なと感心しかけたのは秘密だ。
さて、今日はお久しぶりの三井氏からのお誘いで、チバラギ界隈を巡航しましょうというツーリングに出かけた。
最初はSatRDayかMR-4Fを考えていた。が、集合地点の北柏まで、自宅からは3回、ないし4回の乗換えをこなさねばならない。めげそう……。まあサイクリングロードを走るだけみたいだし、ということでBromptonの出撃が決定された。
思った通り、乗換えでひぃひぃ言いながら北柏に到着。Bromptonで良かった。今日は他にKaz&Tomoがタンデムで、Kimrin姐さんがロード、なぜかいる親爺殿は当然リカンベント、三井氏は輪行重視の結果かFretta。三井氏と大学サイクリング部つながりというお二方は、それぞれMTBとロードだ。えー、Bromptonの戦闘力が低すぎです。
まずは手賀沼サイクリングロードを走る。広々として、まるで舗装の行き届いた荒川のようだ。しかも眺めははるかにいい。
しばらく走ってから道を外れ、
房総のむらというテーマパークに入った。ここでちょっとアップダウンをこなさねばならなかったけどな。
この公園は拡大型歴史資料館みたいなもので、博物館と共に、古い町並みを再現した小さな通りがある。最初に博物館に入り、こぐ氏垂涎であろう寿司オンパレードを見学する。それから町並みの方に
テクテクと歩いていった。ちょっと前に靴をリーボックの軽登山靴に変えたのだが、これがすばらしい。底のエアバックが衝撃を完全に吸収してしまうので、サイクリング時には鬼門の歩きでも疲れないのだ。
再現されている町並みは、それほど長くは無いのだが、今日は特別に人通りが多く、賑わっていたらしい。ここで弁当を買い、虚無僧の尺八をBGMに、車座になって食べた。意外に安くついた。
再出発して、利根川沿いのサイクリングロードを走る。ここで微妙に向かい風になったり、追い風になったりで、それぞれのペースで走る。風除けにとタンデムについて走ったりしたのだが、さすがにBromptonでは30km/hのペースが維持できず、結構単独走行で消耗してしまったりした。
利根川の河川敷には、数多く
牛が放牧されている。
Bromptonのトップを今までに無く多用した走りを続け、そろそろへこたれて来た頃に、ようやく佐原に到着した。ここには古い町並みが残されている。倉敷のように運河を中心にしており、倉敷ほど見栄えのする町並みではない。しかし、倉敷のような作り物くささが無いのはいい。
ここも祭りをやっていて、川舟にお囃子が乗って移動しているのが珍しい。ちょうど
観光舟と行き交う所をパチリ。
少し外れた辺りを散策し、通称
千本格子の家に立ち寄る。夕陽が透けて綺麗だった。普段は一般開放してないところが多いそうだ。
一度、佐原駅近くの観光案内所に出向き、夕餉の店を探す。ちょっと駅から外れた辺りに、うなぎ屋があるらしい。そこに向かうと開店直前という好機だったので、難なく個室を占有できた。うな重と白焼きなぞを摘みつつ、ビールをあおる。ビールがうまい。うなぎも旨かったが、たれがちょっと辛かった気がする。
腹を満たし、真っ暗な中、駅まで自転車を押してゆき、JRで三々五々別れつつ帰宅した。帰り着くと、むしろ輪行に疲れ果てて、しばらく腰が立たなかった始末だ。
ともあれ、久しぶりのマスツーリングは楽しかったな。三井隊長、そして同行した方々にお礼申し上げます。