D7100の試写をするのだ。
旬の情報を情弱なりに探すと、どうやら薔薇の季節らしい。で、薔薇の名所を探すと、今まで知らなかったのだが、平塚に花菜(かな)ガーデンという公園が出来てるらしい。よし、そこに薔薇を見にゆこう。
そこまでは、お馴染みの長後街道を西に走り、相模川を超えてずっと進んだ所で南下してゆくと、概ね到達できそうだ。後は、スマートフォンのマップでなんとかしよう。というわけで、MR-4RにD7100を乗せて、走り出した。と、その前に、長後のココイチで腹ごしらえしておくか。
さて、長後街道を延々と走り、伊勢原市は資源リサイクルセンターから県道605号に乗り換える。そして、ずっと南下していった。狭い道だが、交通量が少ないので、気楽に走れる。そして、途中の交差点で一度西走するのだが、目的地を見失って、新幹線の高架を潜ってしまった。そこから、少しばかりの迷走はあったのだが、やがてやけに守りの堅い、そのくせに農地のようにだだっ広い空間に気づき、そこが花菜ガーデンだと判明した。正門に回りこんでゆく。
暖かくなってきた頃合いというのもあるだろうが、想像以上に賑わっていた。入場料は大人\500。
ゲートを挟んだ建屋の一部屋で、鉢植えの躑躅の展覧会が催されていた。
白主体のものから、躑躅といえばこれの
明るい赤紫のものまで、形も色も実に多様だ。愛好家らしき人々が多く詰めかけ、熱心に見て回っている様子が伺える。
この花菜ガーデンの目玉は、広大な屋外展示だろう。ゲート付近のエントランスを進むと、まず露店が並んでいた。なんか、催し物があったようだが。
ゲートでもらったマップを見ると、目玉の薔薇はエントランスを抜けて左手にズズズッと進んだ辺りにある。ガーデン全体としてはごく一部分なのだが、ここ自体も幾つかのゾーンがつながっていて、しかも高密度で多種の薔薇が密集しているので、見て回るのに随分時間を要する。逆に言えば、ここが花菜ガーデン最大の見所だ。
四の五の言わず、というか面倒なので、写真を並べる。
こんな感じで、花酔になりそうなくらいにバラを中心とした花達が、庭園風に幾つもの仕切られた空間に密集しているのだ。人口密度も高めで、通り抜けるのも大変だ。とはいえ、ここのいいところは完全にフラットなので、子供連れや足の不自由な方々も、不便を感じないで済む点だろうか。
薔薇ゾーンですっかり花酔になってから、ふらふらしながら残りのゾーンを回る。他には著名らしい設計者によるホーム・ガーデンや、農地、温室などがあった。
洋館も建ち、中は休憩所になっている。なにかと思えば、カレル・チャペックに因んで、チェコのチャペック邸を模したものだそうな。
園内には丘が作られ、
花々が埋めている。
ゲートの外には物販店とレストランが有る。店で
薔薇のジュースを買ってみたが、薔薇フレグランスの砂糖水だった。
帰途に就く。南下してR1に入り、そこから東に向かったのだが、案外に走りにくい道だった。路肩のアスファルトが盛り上がっていた場所で、危うく転倒しかける所だった。
藤沢の西の辺りで、自転車通行エリアが始まって、困惑。しかし、東に見えているのが、引地橋から見えるゴミ焼却場の煙突であることに気づき、事なきを得た。
境川に戻る。
躑躅の時期は終わりかけていた。しかし、
紫陽花が始まっている。紫陽花は、まだ花が傷んでない、今の時期が美しいな。
今日も働いてくれた
MR-4R。便利な自転車だ。