Strange Days

宇和島あっちこっち

2014年08月14日(木曜日) 23時17分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れの方か

 最後の旅は宇和島。ちょっと離れた海沿いの段々畑を見に行ったり、市街地に取って返しては城を見たりで、かなり走った一日になった。


 今日は宇和島を彷徨く。予習で知ったのが、海沿いにやや走った遊子地区の段々畑だ。観光化されているのだが、見上げるような規模で、これは是非とも上に立ちたい。
 駅前。やはり闘牛の町だ。この日、ちょうど闘牛が開幕していたのだが、時間的に見物は無理そうだ。
 さて、遊子地区は、宇和島城下からは、海沿いに結構走らねばならない。そこまではひたすら海沿いの低地かというと、もちろんそうではなく、嫌らしいアップダウンが続出するのだ。特に、遊子のある半島に入ったところで、一旦反対側に抜けそこからまた遊子のある側へとプチ峠を越えと、それなりに消耗する。BD-1の内装11段は、軽いギアを使い放題で、しかも変速に気を使わなくていいので、大いに助かった。これが、Brompton5*2段だったりした日には。
 遊子まででなくても、実のところ段々畑は方々にある。遊子の段々畑に興味をもったのは、大洲から宇和島へと向かう車中、車窓から見える宇和海の海沿いに、あちこちに段々畑が連なっているのを見たからだ。
 さほど疲労したわけではないが、汗を掻きながら遊子に到着する。端の方から、既にこの規模だ。
 個々の段々畑は観光化されており、上まで登るコースが整備されている。勾配のゆるやかな坂を、それでも汗をかきながら登り、上から見下ろす。一部が現用されており、どうやら馬鈴薯が植えられているようだ。しかし、手入れするだけでも大変だ。
 高所に登ったついでに、宇和海を愛でる。ここも瀬戸内めいた多島美がある。
 ここで昼食にしたかったのだが、遊子にある観光センターが、やはり盆というのに休業。欲のないことだ。仕方ないので、ちょっと戻った辺りにあった、Yショップで軽食を買い、海を見ながら食べる。なんてこと無い、内海の眺めだが、平穏な水面を眺めながらの休憩は、和む。
 宇和島市街まで戻り、港に近いうどん屋で、またしてもうどんだ。こういう時は、消化が良くてエネルギーのある、つまり肉うどんが良い。冷やし肉ぶっかけを注文。手打ち風の機械打ちだが、麺がシコシコでよろしい。
 宇和島城に登る。登り口を探すのに苦労したが、北側の門から登っていった
 宇和島城は、自称奥州筆頭の伊達家の分家で、しかも政宗の付家老を家中の騒動で殺害し、一時は絶縁寸前まで行ったという。その時に殺害された山家清兵衛を祀ったのが、後で立ち寄る和霊神社だ。
 天守閣にも、当然登る。いつも思うんだが、余計な展示なんかやめて、かつての状況を再現すればいいのに。採光は別にして。
 宇和島城の近くにあるのが、大名庭園の天赦園。思ったより広大な園地で、特徴としては奇岩が集められていること。秋には、いい眺めだろうな。
 最後に和霊神社に。対岸の和霊公園に駐輪していたら、ツーリング自転車に乗った青年に声を掛けられた。700Cのタイヤが寿命なので、この辺でタイヤを扱っている自転車屋を聞きたかったらしい。こちらが軽装だったのでジモティと勘違いしたようだが、生憎旅行者でわからないと答えるしか無い。しかし、スマートフォンで自転車屋を検索して、宇和島駅の北側と、宇和島城の西辺りに、それっぽい*1店があると教えてあげた。なんでも四国一周中らしい。それは難儀だな。
 別れ、和霊神社に。巨大な鳥居に驚いたが、大きさだけなら出雲大社の方が大きいんじゃなかろうか。
 参拝して、ホテルに戻り、昨日と同じくホテルの1Fで食事を取った。旅も終わりだ。
 部屋に戻り、昨日洗った*2洗濯物が、まだ乾ききってないのにイラつく。ホテルの部屋は密封性が高すぎて、こういうのが乾きにくいのだな。

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