Strange Days

千曲~信濃川ツーリング(飯山~十日町)

2015年07月17日(金曜日) 23時33分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:降ったり止んだり

 いよいよ、信濃川を下ってゆくツーリングの始まりだ。しかし、雨じゃござんせんか。


 朝一、BD-1で立場駅に向かい、戸塚からJRで東京駅に向かう。湿度が高く、汗ばむ。しかし、電車に乗ると、一転してエアコンが効きすぎ、喉を痛めそうだ。
 東京駅で、金沢に向かう新幹線、はくたかに乗車する。派手なカラーリングだこと。
 車中、眠ろうと努めるも、なかなか寝付けない。そして下車駅に近づくと、今度はうっかり眠れなくなってしまった。寝過ごすと、大事だ。さすがに、再度の金沢観光は遠慮したい。
 飯山駅は、つい去年に新駅舎に移転したてで、真新しい。駅前でBD-1を組み、千曲川の方へと走り出した。
 千曲川は、広大な河川敷を持つ。畑やら雑木林やらが点在する平地の向こうに、灰色の川面がちらりと見える。遠いな。川沿いの道路を進んでいった。
 車道は、やがて右岸側に走るバイパスへとつながる赤い鉄橋に至った。自転車は、左岸の旧道を行ったほうが良さそうだ。
 旧道沿いには、田舎らしく緑と適度に入り混じった家並みが続く。こう、水があると、ぼくのなつやすみって感じでいいなあ。
 バイパスと別れた旧道の交通量は少なく、自転車には快適な道だ。この時点では、雨はポツポツ降ったり止んだりで、ほとんど気にならない。
 道は、ほとんど飯山線と並走している。途中の上境駅をうろついている時だった、パラパラと散発的に降っていた雨が、雨脚を強めてきたのだ。厄介だなあ、輪行しようかな、とすら考えたが、雨脚はそこまで強くなく、雨具の準備もしてきたので、諦めて、雨具を着込んで走りだした。幸い、雨脚はまた弱まっていった。しかし、完全に止むことは、この日遂に無かった。
 雨脚が弱まった辺りで、飯山線の列車がやってきたので、Finepix S1で写す。
 桑名川駅を過ぎ、栄村に入った。この辺りで昼食を採りたいな。地図を見ると、お誂え向きに道の駅があったので、ここで食事を摂ることにする。蕎麦と油脂分、蛋白と野菜という、理想的な取り合わせを注文。
 十日町が近づいてきたので、あえて川に近い道を通ることにする。幹線道路から横に入ろうとした時に、このが目に入った。こ、こわい!
 小さなお堂に人が集まっているのが目についたが、十七夜というものらしい。仏教系の催事らしい。
 近所の小さな神社にあった、大木。大切にされてきたのだろう。
 ここは十日町のすぐ近くで、低い山で遮られている。車道はトンネルを通っているが、山の先端の方で回り込めるだろうと思っていた。が、どうやら川と接し、そういうルートは無さそう。幸い、山の低い辺りを越えるプチ峠があったので、越えていった。観音堂を横目によじ登る、昔ながらの山道の雰囲気が、少しだけ残った道だった。
 今日の宿へは、郊外型ショッピングセンターが集まった辺りから、山の方にグッと入った辺りにある。実は、BD-1にちょっとしたトラブルがあった。リアの泥除け固定ボルトのうち、前側のものが、ここまでの走行中に脱落してしまっていたのだ。おかげで、泥除けがずれてしまい、あちこちに当たって耳障りな音をたてるし、そもそも落ちてしまいそうだ。そこで、ホームセンターでボルトを仕入れることにした。いくつかあるホームセンターから、場所が一目瞭然だった、遠い方に向かう。そこよりも宿に近いものもあったのだが、別のショッピングセンターのさらに向こうにあったので、幹線道路からは見えなかったのだ。
 ボルトを買おうとして気づいたが、この位置はタイヤ面と相対しており、狭いので締めるのが大変そうだ。そこで、薄型のモンキーレンチも仕入れた。これでよし。泥除けはまあまあ固定できた。
 宿に向かう。山に近いので、近くにコンビニの類は無さそうだ。まあ行ってみようと、宿に入った。小さな旅館という感じで、入ってしまうと落ち着く。まあ街は遠いし、このまま落ち着いちゃおう。
 夕食は旅館でありがちなもの。文句はないぞ。
 部屋に戻り、秘密兵器を取り出した。何かというと、Intel Compute Stickだ。今回、PCの類はこれだけで、後はスマートフォンで賄うつもり。今までの経験上、移動中にPCを使いたくなるような状況は少ない。なら、宿のテレビにICSを繋いで使えば十分だ。今どき、HDMI端子を持たないテレビもあるまいし。という狙いだった。
 のだが、この宿のテレビには、なんとHDMI端子が無い。あえなく、最初の宿で討ち死にしたのであった。

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