Strange Days

第20回東京南会津サイクルトレイン2日目

2015年09月06日(日曜日) 23時50分 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:くもりのち雨

 二日目も、いや今日こそが坂山盛り。しかも、雨だぜ。


 二日目の朝。南郷の谷は、朝霧に霞んでいた。天気は崩れそうだなあ。時間が経つと、むしろ濃くなってくる
 宿を後にし、檜枝岐まで延々と抜ける。おや、遅れた夏の名残が。
 檜枝岐村までは、伊南川を延々と走ってゆく。ほぼ平坦だった気がしていたのだが、実はそこそこの上り。そうだよな、川沿いに登っているんだもの。
 途中、古町の大銀杏大桃の舞台屏風岩と、景勝地には立ち寄る。
 この先は、各自のペースで走れとの指令。解き放たれた猟犬のように突っ走ってゆくおっさんたち*1。あ、唯一のお姉さんにも抜かされる。い、いやあ、そんなに飛ばしたら、周りの景色が目に入らんのでもったいないわいの、と言い訳しつつのたのた走ってゆく、許されざるおっさん。
 微妙な上りを、結構なペースで走ったため、昼食地の食事処水芭蕉では、結構脚売り切れ状態。この後は、いつもなら木賊温泉側から登ってくる小峠を、初めて逆から登るのだが。結構な傾斜だったよな。大丈夫かな。
 ともかく、腹ごしらえ。蕎麦。ああ、新蕎麦だったらよかったのに*2。しかし、これから一戦という時には、蕎麦は胃に凭れなくてよい。
 さあ小峠だ。大規模林道を逆から登るのは初めてだ。しかし、正直なところ、既に足は売り切れに近い。最後の在庫処分のつもりで、そびえる急坂に取り付いた。
 道は、最初傾斜が大きく、その後比較的におとなしめの傾斜に落ち着く。しかし、最初の急傾斜がつらい。ピナレロくんのギア比では賄いきれない。一歩一歩、足を振り下ろす感じだ。しかし、ロードバイクは、なんとか足を落とせば、それなりに進んでくれる。内装ギア車のような、粘着くような走行抵抗が無いのが助かる。
 片足づつ下ろす、ペダルを後ろに抜く、という感じでヘコヘコ漕ぎ続け、真ん中くらいの序列でトンネルを通過した。そこにみんな溜まっていたので、拙者も休息。ああ、風がたまらん。
 しかし、風が湿ってきたなと思ったら、パラパラと降り始めたではないか。ああ遂に。油断なく背負っていた雨具を着こむ。そして、全員が揃ってから、木賊温泉への長い下りに掛かった。ちょうど、雨がやや強まっていたため、ブレーキが効きにくい。スピードをできるだけ殺し、着実に下っていった。おかげで、木賊温泉に就いた頃には、ブレーキ引き過ぎで、腕に疲労が甚だしくなっていた。
 木賊から一旦下り、今度はダラーッとした上り、唐沢峠を越える。湯の花温泉近くに出るので、そのまま会津高原尾瀬口駅まで、中山トンネルを挟んだダラダラした上りを超えてゆく。中山峠の中は、ちと辛い。
 会津高原尾瀬口駅が遠望できる場所に出た。ゴールの前に、夢の湯に浸っておく。ホリさんの時間計算はバッチリで、30人居たEコースはちゃんとバラけ、他コースともかち合わずに済んだ。
 会津高原尾瀬口にゴール。気分的には、そうだな、しばらく峠はうんざりずら。
 東京の方は湿っぽい予報だったので、帰りの車中、ピナレロくんを輪行状態にしておき、往路を逆に辿って帰った。
 しかし20回皆勤。これはもちろん、20回途切れずに*3開催していただけたこと、南会津に誘われたこともあったろう。とりあえず、次の1回位は休んでいいかな。

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