一夜明ける。暑い。雨やまない。テントにこもるしか無い。ちなみに
フライを適当に張ったせいで、結露がすごい。明るくなってから張り直し、解消できたが、時すでに遅しだ。
ある種の地獄を味わいつつ、天気予報をチェックする。朝のうちに上がる予報だ。テントを乾かしてから帰れるかな。
驚くべきことに、雨中キャンプを観光したバカは、この我輩だけではなかった。数家族が朝を迎えたようで、そろそろと子供の声が煩くなってきた。
まずは朝食。昨夜はテントの前室で炊飯したが、狭い場所でやるのはうんざりなので、キャンプ場の釜場でご飯を炊き、レトルトカレーを搔き込んだ。朝はカレーだな。
その後、テントで雨が止むのを待っていたが、全然止む気配がない。予報をチェックする度に、上がる時間がずれてゆく。なのに、デイキャンプでバーベキューをやる家族連れが現れ始め、煩くなってきた。くそっ、雨中撤退だ。
雨の降る中、テントを畳む。松林なので、枯れ葉が多量についてしまうが、仕方ない。畳んで、管理のおっさんたちが現れた頃に帰ることに。すると、なぜか急に雨が上がった。晴れ男が来たな。
まだ雨が残る中、来たコースを逆に走って、帰宅。途中で、雨は完全に上がった。
帰って、風呂を沸かしつつ、テント類を洗う。すごい汚れていたが、温水で洗うときれいになった。
ひどい目に遭ったが、キャンプ経験値は上がったと考えよう。
盆休みの北海道は、テントを持って2泊くらいしながら走るつもり。しかし、テントを使ったのはもう10年以上前のことなので、キャンプの予行演習が必要だと感じた。
少し以前、調べてみると、比較的近い、相模川中流域の高田橋近くに、望地弁天キャンプ場という、小さな所があるとわかった。重い荷物を持っていても、ここまでなら問題無さそうだ。よし行くぞ、とTwitter決意を述べると、山本氏も行こうかな、という反応を示した。とりあえず昼過ぎくらいに付く予定で話を合わせる。
今日、出掛けに天気予報を見ると、夕方から雨。うーん、やめようかな、と躊躇したが、山本氏が行ってるだろうから、今更中止とは行かない。
ポケロケにキャリアを着け、キャンプ道具一式を載せてみる。サイドバッグ2面では賄えず、上面にもテントなどの大物を載せることになった。
自宅を発し、概ね北上してゆく。相模原市に入ったら、望地弁天の場所を探しつつ走っていった。荷物が重い。なんだかんだで、到着は14:00にもなってしまった。
ずいぶん待たせてしまった山本氏と合流し、早速テントを展張する。ここは林の中のキャンプ場で、結構狭い。デイキャンプでバーベキューしている人々の間に割って入り、愛テント、シエラデザインの
クリップフラッシュCDを張って行った。ご覧のとおり、本体だけならシースルーメッシュなので、極めて涼しいのだが、あいにく雨が来るので、フライを張るしか無い。
山本氏は、Sixmoonの
ULテント。これはボトムがないので、雨が来ると大変そうだ。というのもあって、山本氏はデイキャンプで帰ることに。
山本氏がいる間に、テントを見てもらって、近所のコンビニに買い出しに。今日の夕食と、明日の朝食を仕入れてくる。
キャンプ場に戻り、
雨が来る前にフライを張っておいた。この時、雨は弱そうと見て、適当に張ってしまったことを、後々後悔することになろうとは。
夕刻が近づき、山本氏は撤退していった。拙者はロンリーに夜を迎えるのだ。などと感傷に耽る間もなく、雨が降り始める。来やがったか。
とにかく、
夕食を。メスティンで米を炊き、レトルト食品を温めるだけだが、ゴミは持ち帰りなのでこれが合理的。生ゴミは出せない。
夜の帳が落ちる頃、雨ではどうしようもないので雨音を聞きながらテントにこもり、眠くなってきたところで明かりを消して寝ることにする。と、その前に。このキャンプ上にはシャワーもないので、風呂に入れない。そこで、氷感シートを持ってきた。これで体を拭う。しかし、この程度では、体の脂は落ちないな。
テントに雨蛙が群がるのを観察しつつ、就眠。