Strange Days

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2008年4月02日(水曜日)

桜偵察:散り始め

デジタルカメラ , 暮らし , 自転車 22:53:00 天気:晴れ
 会社に出勤しようとTCR-2をラックからおろし、通路に置いた途端だった。むにゅ、という接地感。もしやと思い、前輪を触ってみると、やはりパンクだった。原因不明。慌てて代わりの自転車をと思い、ラックに目をやる。MR-4Fがハブダイナモだし便利なのだが、あいにくビンディングペダルだ。一方、EPIC号はフラットペダルだが、ブロックタイヤを履かせたままだ。わずかに逡巡したが、EPIC号のホイールセットをオンロード用に履き替えることにした。単にホイールを交換するだけだ。とはいえ、数分はかかった上、リム幅が違うのでブレーキの引き幅も広すぎる。アヴィドのレバーだったので、できるだけレバー開度を狭め、とにかく会社まで走った。急いでいたので、他にもいろいろと忘れていた。工具類とか。おかげでブレーキ調整できないまま、帰路も走らなければならなかった。
 帰路、来迎寺、しらゆり公園と桜偵察を実施。これは来迎寺前の桜。そろそろと散り始めていた。昨日は夜に弱すぎるXacti CA6で惨敗したので、手ぶれに強いPowershot S3ISとスレーブライトの組み合わせで挑んだ。ちっちゃいフラッシュだったので、そこまでは明るくならないが、内蔵フラッシュだけよりはずっとましだ。
 今年は開花してすぐに寒い日があり、また風が穏やかな日が続いているので、花の寿命が長い気がする。
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2008年3月30日(日曜日)

柏尾川~江ノ島花見サイクリング

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 22:03:00 天気:くもりのち雨
 すっかり恒例の、江ノ島花見サイクリングに参加した。
 今日は午後から天候が悪化するとの予報だったので、雨天装備のあるBromptonで出撃した。
 戸塚に集まったのは、おの氏、さきむら氏&ジュニアら5名。少人数だが、途中でmixiコミュニティの一行と合流する予定だった。
 柏尾川沿い、最初の数百mは押して歩いた。あちこちで激しく場所取りのシートが拡げられていたのだが、午後からの天候悪化を鑑みるに、ほとんど意味無かったんじゃなかろうか。
 PinyでMixi一行と合流し、江ノ島まで走った。ハーバー先端で記念撮影だけして、レストハウスで雑談していた。マモル氏もだが、mixi組で来た松原氏も、カバンを開ければUMPCやらなんやらのガジェットがごろごろ出てきて、その手の話ばかりしていた。eeePCは、もう少し画面サイズが拡大しないと、手を出す気になれないがな。
 埜庵に向かう頃から、雨がぱらつき始めた。ミシュランのポンチョを被る。裾のばたつき対策のために、長州屋で買ったカミツブシを裾に噛ませてみた。かなり効果はあるようで、ばたつきは感じなかった。
 埜庵では、限定メニューのたんかんを食した。ほのかな甘み、酸味がふわりと広がる。
 そういえば、冬のメニューだったカレーうどんが終わりらしい。一人だとなかなか食べる勇気が湧かなかったので、ようやく挑戦できる。周りにかかっている白いのは白土芋のポタージュらしい。おかげでまろやかな味わいだ。
 さて、輪行もあほらしいので、自走で帰宅することにした。mixi組2名と境川に入るところまで一緒に走り、その後は写真を撮りながら単独行で北上して行った。Xacti CA6は、こういうシチュエーションでははまる。
 雨の中でも、花たちは健気に咲いている。人通りがまったく無いので、かえって気楽なものだ。ミシュランのポンチョだと、全身はおろか、自転車までもあまり濡れないで済む。おかげで、帰宅時まで顔以外は濡れなかった。
 湘南台の桜も、この雨に耐えている。週半ばには散るだろうな。
 帰宅して、雨具の始末に追われる。雨には降られたが、ツーリングはやはり楽しいもんだ。
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2008年3月29日(土曜日)

三浦半島周回花見偵察

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 19:40:00 天気:概ね晴れ
 日本人は桜が好きだ。日本中、津々浦々、北は北海道から南は沖縄まで、桜の無い土地はほとんど思いつかないくらいだ。ただ桜が多いだけではない。日本人は花見も好きだ。桜を見るためにわざわざ遠出するのだ。沖縄に日本最早の花見に出かけるツアーは人気らしい。また桜を追っかけて南から北へと北上する人も後を絶たない。花の時期が1週間しか無い、手入れが大変、花びらが始末に終えない、毛虫多い病気多いと手間ばかりかかる木なのに。なぜに人気がある。既に嫌われ者の杉の木など、いささか嫉妬しているのではないだろうか。人間、惻隠の情を持ちたいものである。だが杉花粉は敵だ。
 それにしても、なんだってこんなに桜が多いのだろう。日本中、津々浦々、ちょっとした公園、街路になら、必ず桜の木が植わっていると断言できる。桜並木なんてのもありふれたものだ。花見が好きだからか。いや、逆に桜が多いから花見が好きなのか。それこそ、自由植樹組合などという秘密組織が、フリーメーソンばりに日本の隅々まで根を張っているのではないだろうか。そして末端の組織員たちが、夜な夜な桜を植えて回っているのではないか。都道府県などという単位ではない、市町村単位でだ。やがて桜の木は杉の木を駆逐して、日本の山々を覆い尽くしてしまうだろう。21世紀の最先端は、桜花粉症で決まりだ。
 凄いな、自由植樹組合。
 いや、日本人は桜が好きだという話だった。
 かくいう僕も同じくで、この時期になると現金にも定時退勤を連発し、会社の帰りに寄り道して、桜の花を愛でるのを楽しみにしている。もちろん、休日には遠出して花見する。今日も遠出したいと思っていた。
 昨日、目が発酵しそうなくらい寝たおかげで、今朝はすっきりとした目覚めだ。朝のうちはなんとなく頭の重さが残っていたが、日が昇るにつれてそれも揮発してゆく。うん、遠出しよう。
 三浦半島に花見がてら出かけることにした。五月旅行も目前だし、鍛錬の意味で自転車での出動だ。でも一番戦闘力のあるMasterXLで出かけるのが、逆に軟弱なところ。漢ならBromptonでしょ!*1
 乗るのは去年末以来と、あまりにも久しぶりだったので、出掛けにいろいろトラブルが発覚する。なんとサイクルコンピュータの電池が切れてる。代わりにGPSを着けて走った。同じように、心拍計も電池切れで持っていけなかった。
 さて、走り始めたのは11:00。大きく一周すると日暮れに間に合わないので、ちょっとショートカットしようと思い、市道環4で六浦に抜けることにした。しかし、時期が時期だけに車の多いこと多いこと。苦労しながら六浦に抜けた。重くてダッシュ力に劣るSatRDayなんかだとめげていたかもしれない。
 六浦からはいつものように淡々と南下して行く。ここまでも、そしてここからも、世は桜々している。それらを愛でつつ、やや強い南風に逆らって走った。
 横須賀市街でいささかハンガーノックの予兆を感じたので、京急横須賀駅前にあるはずのうどん屋を探した。だが見つからない。うろ覚えだったからな。仕方なく、今日のメインディッシュと目している辺りで、コンビニ補給しようと決めた。
 馬堀海岸も淡々と海岸線を走り、やがて観音崎に近づく。この、馬堀海岸を抜けた走水海岸と防衛大学に挟まれた坂道には、両側に桜の並木が続いている名所だ。ここで桜を愛でるのが、今日の目的だった。
 しかしながら、今日は車が多いこと多いこと。自転車ですり抜けるのに苦労する。歩道にも、そして走水海岸にも人が多い。しかし、桜並木は美しい。まもなく満開というところか。
 下った辺りのコンビニで糧食を仕入れた。しかし、観音崎も人が多いだろうと容易に想像できた。じゃあどうするか。とりあえず、ここで油脂分豊富な肉じゃがコロッケなど腹に収め、それで凌ぎつつ久里浜まで走ろう。そしてそこでサンドイッチをつまみ、さらに武山まで走って、また食事にしよう。このように、こまめにつないでゆく作戦を立てた。
 コンビニ前でコロッケをつまみ、ついでにボトルにも補給してから、久里浜に向けて走った。観音崎を抜けたトンネルが、いつものことながらつらい。
 浦賀を経由して久里浜。海岸に抜け、ペリー公園で予定通りの大休止を取った。ずっと風に逆らってきたので、疲労を感じ始めていた。
 久里浜を発ち、次の目的地である武山まで走る。県道26号との合流地点を過ぎたところで、ある店を探し始めた。なにがあるかというと、うどん屋。横須賀市街で店を探したが、そのうどん工房さぬきのチェーン店がこっちにもあるらしいのだ。いや、順番は逆で、ここに気になる店があったので、いろいろ調べていたら、実はかくかくしかじかの店だったと判明したということなのだ。その過程で、もう一店、『さわ』という隠れた名店があることも判明したが、こちらは未訪だ。
 さて、その目をつけていた店に入る。一見すると持ち帰り弁当屋にしか見えないのがあれだが、場所は自衛隊少年工科学校正門前と、実に分かりやすい。店の入り口は、建屋の右手に密かにある。
 入ると、なんだかお茶を飲みながら延々と歓談しているお年寄りの集団が居て、少し戸惑った。花見の帰りだろうか。店主の知り合いにも見え、近所の人たちなのかもしれないと思った。とりあえず席について、冷やしきつねを注文した。麺は腰がかなりあって、しかも冷やしなので歯ごたえ十分だ。だしはちょっと濃く感じた。おきつねさんは可もなく不可もなく。なぜか出汁巻がコロンと載っている。\500なり。うまい。ぶっかけも試してみたかったが、そうすると動けなくなるかもしれないので、店を出た。ちょうど良い食事ポイントが出来た。
 武山にはこの前の関口牧場もあるし、また山科牧場直営のステーキハウスもある。未訪の『さわ』と併せて、それぞれ行ってみようと思う。山科の肉は驚異の値段だがな。
 帰路は境川を北上し、途中で引地川に抜けて千本桜に、そして中山街道経由で海軍道路に立ち寄ろうと思っていた。しかし、この葉山から鎌倉、江ノ島と抜ける道で、渋滞と風に消耗してしまう。境川に入ったのは、既に17:30頃だった。今からだと、日没までに回りきることが出来ない。頑張ったMasterXLを撮って、湘南台の桜を見てから、帰宅した。
 今日の走行距離は100km強。疲労は濃い。こんなんじゃ四国カルストに登れそうに無い。ピンチだ。毎週末、鍛錬のために遠出することに決定だ。起床できたらな。
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2008年3月26日(水曜日)

柏尾川~境川桜偵察

デジタルカメラ , 暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) 20:05:00 天気:晴れ
 今日も仕事を定時で切り上げ、桜を見に行った。
 自転車で柏尾川沿いの遊歩道に乗り込むと、気持ちいつもより多い人出が、そろそろと開き始めている桜の下を行き交っている。既に花見モードに入っているようで、露店が並ぶ辺りには飾りつけがされていた。
 は木によっては五分咲き、ほとんどの木はまだまだ咲き始めというところだろうか。夕暮れ時の物憂い空気の中、散り始めの華やかさも無く、静かに花開いている。
 柏尾川を藤沢まで下り、境川に合流して北上して行った。ヘルメットに3WのLED、ハブダイナモライトとフラッシャーまでつけているので、暗くなってきても安心だ。戸塚周辺では、ここまでやっている同類は見かけなかったのだが、境川では二人同じような複数ライト装備で走っている人が居た。前から見ると、自転車とは思えないくらい明るく見えるので、なにかと思うんだな、これが。
 湘南台でも観察。ヘッドライトで照射して撮った。こちらも全体的には2~3分咲きというところか。
 立場のスーパーで夕食の材料を仕入れ、帰宅した。
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2008年3月25日(火曜日)

今日の桜偵察

デジタルカメラ , 暮らし 23:24:00 天気:嵐のちくもりっぽい
 さて、早めに帰ったのは、恒例の桜偵察を実施したからだ。今朝、出掛けにPowerShot S3ISを持ち出していた。そして帰路のしらゆり公園で桜の観察を実施した。まだ咲き始めたばかりの木が多かったが、日当たりのいい通りに面した木は三部咲きというところか。咲き始めたばかりの若々しい花を撮った。
 明日は提示退勤日なので、柏尾川の桜並木を撮りにいこうと思う。
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2008年3月22日(土曜日)

町田ヨドバシまで買出しがてら桜偵察

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , デジタルギミック 20:55:00 天気:快晴
 春の嵐は去り、また好天が続く。PCの引越しに伴い、いくらかの部材が必要になったので、町田のヨドバシカメラまでBromptonで遡上した。ついでに、行く先々の桜状況を偵察してきた。
 横浜市道環状4号を北上し、まずは海軍道路を走る。まだまだですね。でも、外れにポツンとある若木は、日の光を独り占めできるからだろうか、すでに五分咲きのものがあった。
 ヨドバシまで走り、USBハブとマウスを買うつもりだった。Athlon64機は安いPS/2マウスがついているのだが、これを高機能なUSBマウスに換えたかった。が、トラックボールコーナーで面白そうなデバイスを発見。ごろ寝リターンズっての。なんだか意味不明なパッケージに引いてしまったが、つうか情報サイトが酷すぎるのだが(汗)、PS/2マウスとトラックボールの2丁使いは楽かもと思ってしまい、衝動買いする。USBハブは値段だけで決めた。バッファローのモバイル用のもの。
 1Fでイー・モバイルの音声端末をいじくってみた。S11HTは意外にいい感じ。画面チルトアップするのが使いやすいのだ。サイズも小さいので、これでVGA機になったら神端末になれそうだ。H11Tは、いかにも1円機種ですよー、というところか。こいつは実機もホットモックも無かった。全体的に、1円でゲットできるのなら持っていてもいいな。でも機種変は1円にならないだろう。特にS11HTは。
 引き返し、境川沿いに走る。川沿いの家から顔を出している桜が、品種が違うのか早めに見頃を迎えていた。いいなあ、桜がある家。しかも枝は塀の外に伸びているので、自分の庭を掃除しなくていい!(なんてこった)
 東名を潜り、下流の橋を一つ超えたところで、対岸に黄色い地帯を発見。川を渡り、近づくと、畑の畦に植えられた菜の花が満開だった。
 Bromptonにしては結構頑張ったのだが、南風があったせいか、帰路は時間がかかった。高鎌橋に近づく頃、日が沈もうとしていた。D70+18-55mmVRを持ってきていたので、これとTamronの18-200mmを取り替えながら、しばらく夕陽を見送った。18-55mmVRには偏光フィルタを着けていたのだが、さすがに夕暮れ時には暗くなりすぎる。外して撮った。真昼間ならともかく、夕暮れ時には考え物だ。
 Tamronの18-200mmは、また基部が磨耗してレンズ情報がカメラに伝わらない事象が多発しているので、修理するつもりでそのまま忘れていた。でもNikon18-200VRより200g強も軽いので、これを旅に持って行けたらと思っている。接続不良が多発するのは装着直後だけで、さらに少し押し付けると通信可能になり、そこで安定するので、実用は出来る。少しガタがあるし、気持ち悪いけどな。このレンズは、ここが弱いな。まあ、機を見て修理に出そう。

2008年3月16日(日曜日)

境川散歩&18-55mmVR試写

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 20:26:00 天気:快晴続く
 今日もいい天気だ。本当ならば横須賀は武山辺りにあるらしいうどん屋を襲うか、逆に宮が瀬湖に登るかするつもりだったのだが、微妙に変調を感じていたので、近場をうろつくことにする。近場なら、BikeEを連行してやろう。そして、昨日届いた18-55VRのためし撮りをしてやろう。
 D70に18-55VRをつけると、その軽さに感動した。18-200VRを着けた場合と300g、重めのコンデジ分だけ軽いんだもんな。おかげで、レンズの重みでコンニチハせず、携行にも便利だ。18-200VRを着けた時の様な頼もしい凶器感は無いが、気軽に扱ってやれそうだ。
 境川をだらーっと下ってゆく。南風が強いが、逆らわず、15km/hの世界で下っていった。そして目に付いたものを撮ってやる。高鎌橋の下流、ずっと架橋工事が続いている場所では、とうとう完全通行止めとなり、内陸側に迂回路が伸ばされていた。その迂回路で目にした鳥居。鳥居も石碑も真新しいのだが、登った先には小さな古い石碑があるだけ。どういういわれがあるのだろう。
 果樹園にはなにかの花が咲いていた。桜に見えたが、なんでしょう。桜桃?
 さらに下流にある、おばさんがたが丹精されている花を手前に、芝桜を遠くに撮ってみた。もうじき、雑草との戦いが活発化するんだろうなあ。
 さて、まだまだ日の高い時間に、終端の休憩所に着いた。まだ南下しようかと思いつつ、コーヒーなど喫していると、体に異変が起こった。ありていに言って、激しい便意に見舞われたのだっ!*1
 久しぶりの脂汗ものの危機に、即座に帰還決定。脳内会議の結果を腹部に言い聞かせつつ、必死にペダルを回し続けた。計算上*2、これは家までもたない。飯田牧場に寄るか。いや、遊水地の管理棟の方が結局は早い。飯田牧場は客が多いので、トイレが埋まっているかもしれないのだ。
 管理等の電光掲示板を望見できたとき、まさに希望の光だった。駐輪場にBikeEを停め、慎重かつ焦りつつ鍵を掛け、微妙に内股かつ前かがみになってトイレに急いだ。
 (しばらく戦闘状態)。
 あー、すっきりした。まだ新しい建物なので、トイレはきれいだ。
 ついでなので展覧物を見る。ここからバードウォッチも出来、双眼鏡も貸し出してくれるようだ。
 また境川を北上する。田の脇の小さな祠を撮り、ついでにBikeEも撮る。さすがに逆光だとつらいですか。そういえば、プロテクターはおもしろレンズ工房の300mmから奪ったのだが、フードが無いな。腹痛が無ければ藤沢のビックカメラで見繕ってきたのだが。
 帰宅する頃、ちょうど日没で空が茜色に染まっていたのだが、部屋からだとどう足掻いても西空が撮れないので諦めた。
 しかし18-55VR、やはり機動力はある。これなら五月旅行にも連れて行けそうだ。

2008年3月15日(土曜日)

とりとめのないモノ

思考 , 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 美術館 21:25:00 天気:ずっと晴れ
 先週行ってきた、近美鎌倉の中上清展を再訪してきた。見たかったのは2000年代以降の作品だけだったので、まあ戦闘時間の1時間もあれば十分だろう。
 自転車で出かけるつもりだったので、通勤自転車TCR-2を整備して出かけた。リムが汚れすぎて、ブレーキの効きが落ちていたので、リムとブレーキパッドも洗剤で吹いてやった。その時、フロントレフトのパッドがリムに乗り切っておらず、L字型にえぐれているのを発見。なんか左だけ減りが早めだとは思っていたのだが。とりあえずはさみで整形しておいたが、また近いうちに換えてやらねば。
 家を出て、境川を南下する。今日は暖かな天気なので、自転車乗りがとても多い。ちょっと空腹を感じ、PINYでパンを買っておいた。これが後で命綱になろうとは。
 近美に着いて、中上清の作品群と再会した。今日は心の準備が出来ていたので、前回のように打ちのめされることは無い。じっくり、自分の内面と対話しながら閲して行った。
 つくづく思ったのは、これは迷宮だということだ。光の迷宮などという作品に対する比喩ではなくて、これを閲している僕自身の心象を言えばのことだ。2007年製作の作品群は、期せずして作られた言語主義者用トラップというべきか。
 これらの作品群は、一見するとなにかの具象画に見える。あたかも雲の如き、あたかも孤峰の如き作品群は、いかにも現実の風景を誇張しただけのように見える。ところが、中上清の製作意図はそうじゃないはずだ。『なにかを描いた』ではなくて、『こう描いたらなにかが表現された』というのが正解じゃないのだろうか。もちろん作者にも最終的なターゲットはあったろうが、この技法を突き詰めるとなにが表現されるか、という過程ありきが本当のところだったんじゃないか。
 だから、僕が途方に暮れたのも当たり前だ。この作品群は『なに』が描かれているというわけでもない。強いて言えば光の表現のバリエーションに過ぎない。それを無理やりに言語化しようとするから、途方に暮れて立ち尽くしてしまうのだ。
 考えてみれば、中上清の過去の手業は、ほとんど抽象画に類する領域からやってきたわけだ。20世紀中の作品群は、曼荼羅をさらに抽象化したような様式のものが散見される。まるで、金色に輝く曼荼羅絵図が、年経る中で色あせ、その背景以外に見分けがつかなくなったとでも言うような。その最新の出力である2007年作品群が、抽象画的意味合いを持っているのは当然のことだろう。抽象画がとりとめないのは当然で、言語化するのが困難なのも当然だ。僕はそれを無理やりに言語化しようとして、一人相撲に陥ってしまったわけだ。
 それはそれとして、やはりこれらが何に見えるかを考えながら閲するのは楽しい。最大の作品は、三幅の絵で構成されている。中央の絵に見える<孤峰>は高く、その左右の絵には低く描かれている。その結果、<モノ>のもつ不安定さが強調され、結果的にあたかも浮遊しているが如き印象を醸し出している。
 見たいものは見たので、家路に着いた。鎌倉駅の裏からの抜け道を走っていた時、危機に見舞われた。あ、足が回らない。これはハンガーノックか。この道、トンネルが連続する上、この先もガードレールの関係で車とバトルせねばならないため、足が回らないのは非常に危険だ。トンネルを脱したところで、道端に自販機を見つけ、そこでPINYのパンを食べた。しばらくすると足が回るようになり、後は難なく車道を走って行けた。今日は油断したな。
 境川に入り、下流で日没後の空を撮った。日が落ちた後のこの色合いが、たまらなく好きだ。朝日を拝めるような生活をしてないというのもあるが、日の入りを見送った後の、今日一日が無事に終わろうとしているなという、ホッとしたような気分がいい。
 帰宅してしばらくして、昨夜ポチったばかりの18-55VRが届いた。ヨドバシ、仕事速いな。

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2008年3月14日(金曜日)

結局、AF-S DX NIKKOR 18-55mm

デジタルカメラ 23:05:00 天気:時々雷雨
 ほとんど悩むことなく、表題のレンズをポチった。18-200mmVRと300g差は魅力的だ。なにより、コンパクトな点が良い。18-200VRを着けていると、カメラを背負った時にレンズの重さでこんにちはしてしまうのだ。このレンズならそうはならないだろう。
 これ一本で旅に出るなら、望遠は捨てることになる。でもほぼ同じズーム域のCaplio GX8でも困ったことは無いので、まあ大丈夫でしょう。
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2008年3月13日(木曜日)

レンズだけでいいかな

デジタルカメラ 21:27:00 天気:晴れだ
 昨日の続き。
 いっそのことEOS Kiss X2を買っちまえばという事になったのだが*1、よくよく考えるとそこまでいかんでいいんじゃないか。別にライブビューに魅力を感じているわけではないし、D70を物足りなく思っているわけじゃない。ライブビューならふつうのコンデジの得意技だ。重いことだけが問題なのだ。
 なら、D60と一緒に出てる18-55mmVRでいいんじゃないか? 18-200VRは物凄く便利なのだが、僕自身は望遠端の使用頻度は高くない。無いならないで、まあ凌げるかと思っている。どうしてもというのなら、190mm相当までカバーできるXacti CA6を持っていけばいい。たった200g足らずで動画までカバーしてくれる。D70の補佐にはうってつけだ。
 というわけで、E-420もKiss X2もD60も見送って、18-55mmVRを買おうと思っている。VR付で3万しないなんて、安すぎるなあ。

2008年3月12日(水曜日)

軽量一眼デジタルカメラ

デジタルカメラ 22:27:00 天気:晴れ続く
 拙者にとって、D70は過ぎたカメラでござる。ござるって、おい、ござるって。っつか、拙者って。
 ともあれ、D70は僕にとっては唐の頭と本多平八の如き過ぎたるもので、いまだに使いこなしているとは到底いえない。なんとなくダイヤルを回して、なんとなくピントを合わせて、漫然とした写真を撮る。そういう使い方では、これ以上のカメラなんて望みようが無い。況して、18-200mmVRなんて着けた日には。
 そんなD70だが、唯一の欠点と思えるのが、その重量。本体だけで600gに達する重さは、特に自転車で持ち出す時にずっしり応える。況して、18-200mmVRなんて着けた日には。併せて1kgを超える。画角だけ問題にするなら、Caplio GX8とPowerShot S3ISを一緒に持ち歩いた方が軽いくらいだ。
 まあ普通に近所を撮り歩いたり、ちょっと遠出するくらいなら、頑張れる。しかし泊まりの旅行に出かける時に、持ち出す気力は起きない。これでも、買った年*1には、しまなみ海道や南会津に連行したものだが。その当時は標準レンズキットの18-70を着けていて、カメラを背負った時*2にまあまあ安定してくれたからだろう。18-200mmVRだと、レンズが重すぎてお辞儀してしまう。かといって、いまさら軽量だがVRの無いサードパーティの18-200mmには移れない。
 ならニコンの軽いズームを買おうかと思っても、18-70mmを買いなおすのは癪だ。そしてどうせならと思う16-85mmは8万円もする。
 どうしたものかと思いつつ、ヨドバシのウェブをうろついていたら、オリンパスE-420が目に留まった。重量、なんと380g。D70の半分程度だよ。14-42mmのズームを着けても600g。D70の本体重量だよ。しかも、望遠域までカバーできるダブルズームキットでも、9万円出せば買える。よだれダラダラ。
 しかしだ、ここに100gと1万円のビハインドを飲めば、ボディ内防振付きのE-510が買えてしまうのだ。しかし、そこまで行けば、D60+18-55mmVRだって買えちゃうわけで。
 こんな風に考え始めるとキリが無い。やはり初志貫徹で最軽量を目指すべきか、バランス重視で少しの重量増を飲むか、あるいはニコン党員になるか。別にレンズ資産が重いわけじゃないので、キヤノンでもソニーでもいいのだ。
 ともかく、五月旅行にはコンパクト機ではなくて一眼機を持って行きたいので、そろそろと物色しているのである。

2008年2月16日(土曜日)

夕暮れ時を撮る

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 23:47:00 天気:いい天気 BGM:Maybe Next Time(Rainbow)
 早起き不要になった反動か、なんと昼まで寝てしまった。梅見に行くかとも思っていたのだが。
 起き抜け、部屋が寒かったせいで、なんとなく物臭な気分に陥ってしまい、夕方まで過ごす。しかし体が腐りそうなので、境川まで一っ走りすることにした。自転車は、久々にBikeEに乗ってやるかと思いつつも、結局TCR-2を持ち出した。境川で夕景を撮ろうと思ったので、やや遅い時刻に、D70を背負って走り出した。
 南端の休憩所で少し時間を潰し、日が落ちきるのを少し上流まで戻って待った。
 日が落ちると、西空の端に架かった雲が燃え始める。西に遠く、高くにある雲は明るく輝き、手前にある雲は翳り始めている。もう少し西に雲が多ければ、もっと良い色になったのだが。空の青は段々と深まり、それが暖色に燃える雲たちを浮かび上がらせて見せる
 更に時間が経つと、雲は輝きを失って、代わりに優しい色合いになってゆく。この頃の空の色が好きだ。物憂く、全てが終わってゆく色合い。闇に溶けてゆく雲たちを、黙って見送った。
 すっかり暗くなり始めたところで、家路についた。体を冷やしてしまったのか、ぶえっくしょいとばかりにくしゃみが連発した。しかしペダルを回して体が温まると、不快な感じは消えた。今日は酒でも飲んで早く寝よう。

2008年2月11日(月曜日)

曽我梅見偵察

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 22:13:00 天気:昼の間は快晴
 ちょっと迷っていたが、来土曜日に曽我梅見サイクリングを実施する旨、DB-ML等に布告した。雪が多いので開花時期が難しいが、そろそろ3~4分咲きということなので、来週にはそれなりに咲き揃っているでしょう。
 ルートの大筋は去年と変わらないのだが、少し考え直したい部分があったので、偵察に出かけた。自転車は、坂もないしということでBrompton。
 考え直したいことの一つは、新松田~山北間のルートなのだ。集合場所は山北にするつもりだが、交通の便から新松田から自走して山北に集まるという向きもあるはず。去年はそれが大半だった。しかしR246をずっと走ってゆくのは、この辺りは道幅が狭く、交通量はそれなりなので、少し危険だ。地図を睨んで、側道を行けるのではないかと考えた。
 新松田を降りて、しばらくはR246の1本南の道を行く。商店街があり、また曰くありげな石碑もありで、どうやらここが旧街道筋だったように思う。しかしこの道は、やがてコンクリート工場にさえぎられ、山北方面には抜けられない。そこで、R246、東名を挟んだ山側の道を進もうと考えていた。
 R246を渡ってびっくり。この先はひたすら坂道だった。しかも、上った後も相当のアップダウンがある。これはいかんと諦め、結局R246に戻った。
 東山北駅辺りまで歩行者自転車専用道が続いているのだが、その先は無い。しばし迷走した後、いい道を見つけた。R246と並行する小川に沿って、車線が走っている。交通量が少ないので、ここを走るのが楽だった。しかも、終点からR246の下をくぐり、山北駅に向かう旧街道筋に出られるのだ。後で地図を調べたら、さきほどR246を横断して山に向かった地点から、1区画だけR246を西進すると、ずっと南下するだけでこの川筋に出られることがわかった。この道にしよう。
 山北駅に着き、すぐに洒水の滝方面に向かう。今日は特に洒水の滝に向かうことも無く、素通りする。
 この先、去年は酒匂川の支流を見下ろすような道を下っていったのだが、今日はその川筋にまで出てみた。川を挟んで締まった未舗装路が続いている。Bromptonでも行ける程度の道だ。河川敷には田畑が広がっており、棚田を形成している。のどかな眺めだ。
 酒匂川サイクリングロードの始点で、コンビニで買った軽食を取り、下り始めた。境川に輪を掛けて、のどかな道だ。金網に囲まれてないからだろう。
 途中、山の方から飛び立ったらしいパラグライダーの人々が、次々に河川敷に降りる様を眺める。気持ちよさそうだねえ。
 松の生えた土手を走っていると、田畑を挟んで富士山が望見できた。
 サイクリングロード終点から曽我に向かう。この道も少し交通量が多いので、変えたかった。が、入ってみた脇道が結局もとの道に戻るだけだったり、歩道の整備も進んでいるしで、結局は従来通りの道でよさそうだ。
 梅畑を迷走して、別所に到着する。紅梅白梅がそろそろ咲き揃い始めたところだった。
 物凄く人が多かったので、アイス工房はパスしてしまい、そのまま国府津に出た。そして藤沢で降り、境川をさかのぼって帰宅した。
 さあて、開催要項は固まったが、参加者がいるかどうか(汗)。
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2008年2月10日(日曜日)

境川で梅&桜偵察

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 22:49:00 天気:快晴
 まだ気が早いが、境川で桜のつぼみを観察してきた。ついでに梅も。
 天気がすこぶるいいので、晴天だと気持ちいいSatRDayで出動。長後のCoCo壱番屋で遅い昼飯にして、境川を下っていった。
 気が早すぎると思ったが、湘南台の桜は既に春を用意している。もう蕾が膨らみ始めているようだ。
 次に梅だなと思い、いつも楽しませてくれてきた相鉄、地下鉄高架の下流側に向かうと、なんと梅の木が根こそぎ切られている。宅地造成なのか、この辺に残っていた梅の木がショベルカーで引き倒されていた。わざわざこの時期にか。
 昨日の雪は、この陽気に一気に解けてしまったようだ。そのせいか、境川には自転車を走らせる人が多かった。知り合いにも何人か遭遇した。境川遊水地近辺を通過中、ローディーに抜かれざま『こんにちは』と声を掛けられた。おやおや、komezou氏じゃござんせんか。当然追いつけず、見送るだけだった。さらに下流で、今度は遡上してきた栗原氏と遭遇。NWTだった。
 終点の休憩所で夕陽を待とうかと思っていたのだが、この辺の眺めが気に入らず、遡上して適当なポイントを探すことにした。今日の境川は、冬枯れの風景も暖かだ。
 湘南台の手前で夕陽を待とうと思ったが、これも電線が邪魔に思えたので、さらに遡上した。結局、高鎌橋の上流で夕陽に立ち会った。その傍の鉄塔に目をやると、その向こうに霞んで富士が見える
 買い物をして帰宅。明日は曽我の梅を見に行こうと思う。
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2008年2月02日(土曜日)

引地川で春に先触れを求めて

デジタルカメラ 19:50:00 天気:くもり
 新春とはいうが、それは旧暦の話。新暦の1月はまだまだ寒さが厳しくなるばかりだ。それでも、そろそろ春の足音くらいは聞こえて来そうではないか。あいにく曇りの一日になりそうだが、雪の予報の明日と違って雨は免れそうなので、ちょいと引地川辺りに梅の偵察に出かけてきた。自転車はどうしようかな。リカンベントで出撃したい気分ではあったが、未舗装路を走るつもりだったので、ブロックタイヤを履いたままのEPIC号で出かけることにした。
 長後街道をひた走って、引地側との交点から下り始めた。この辺、下土棚まではほとんど未舗装路が続く。EPICだと、こういう道が楽しい。
 走り始めてすぐ、畑の脇の梅ノ木に白梅が咲き始めているのを見つけた。気が早い奴め。
 下土棚のこの辺りは、もう少しすると菜の花が咲き始め、桜の時期にも咲き競っているそうな。
 湘南台から西に延びる道路を横断し、少し走るとカナルの台所に当たる。時間は15:00だが、朝食だか昼食だかわからないものを食べたのが11:00前と早かったので、空腹を感じていた。立ち寄ってベーコンと大蒜の生パスタを注文する。生パスタの食感が快感。大蒜の臭いをジンジャーエールで消すことにしよう。
 さっきの白梅で気が早い奴と思っていたら、もっと気が早い奴がいた。引地川親水公園の東岸側、ちょっと一段低くなった場所に、なぜだか八分咲きくらいの紅梅があったのだ。既に萎れた花も散見される。畜生、生き急ぎやがって。
 引地橋から白旗経由で境川に入った。休憩所で一息つくついでに、EPICも撮っておく。
 今日はD70を担いでいったのだが、ふと思い立ってP905iでもEPICを撮ってみた。腕がその程度ということもあるのだが、縮小してウェブに掲載する程度では、どっちがどっちだか見分けがつかない程度の差だ。
 段々遅くなる夕暮れ時を喜びつつ、家路を急いだ。明日は雪か。
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