Strange Days

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2009年6月14日(日曜日)

熊谷蛍ホルモンツアー撤収

自転車 , デジタルカメラ , 22:22:00 天気:くもり時々嵐
 目覚めは爽やかだった。周囲に騒音源が無い環境というのは素晴らしい。わが部屋は近くに珍走銀座の長後街道、目の前には中学校がある絶好のロケーションだ。
 さて、朝食を頂いてから、ゆっくりと出発。まずは近所の周回コースを1周する。今日のKaz氏はフィクスを持ち出していたが、薦められるまま1周コースをフィクスで巡った。これがフレームの硬い、そして重いフィクスだ。こちとら普通の靴なので多少戸惑いはあったが、少し走るとまあまあ慣れてきた。とはいえ、両手はブレーキレバーに掛かりっぱなしだがな。フィクスで一番恐ろしいのは下りだと知った。しかし、両足が常に強制回転機構に拘束されているので、ある意味では鍛錬になりそうな気もする。
 しばらくしてKaz氏に返却したが、フリーラチェット機構の素晴らしさを感じた。同時に、フィクスに妙な魅力を感じて、流行から半周、あるいは1周半遅れを善とする俺的には、考えてもいいと思った。通勤時、TCR-2号だと上下3段の世界で済んでいるのだから、フィクスでもなんら不都合はなさそうだ。まあ、踊場の下りが待っているのだが。
 熊谷には古代から人が集っていたらしい。6世紀頃の古墳群がある公園に向かった。規模は小さいが、これはむしろ年代的に新しい古墳の特徴だ。規模的には、吉備や河内に見られる巨大古墳の陪墳程度のもの。ほとんどが円墳だが、なぜか一つだけ方墳があるそうだ。
 この近くに、珍しいサイフォン式分水堰がある。これは排水側
 荒川の対岸に回りこんで少し走ると、これは取水側。実際にはずっと下にある水面まで掘削されていた。荒川の川底が荒れ、導水路がしばしば露出するようになったため、新しい水路がつくり、ここは放棄されたそうだ。
 土手の上に舗装路と未舗装路が断続的に続く道を走り続け、野鳥の森という公園に来た。ここは去年の鉄オフの会場だった鉄道基地の近くだ。こんな小径が走っている。しかしKaz氏はこんな道では満足せず、細い道にどんどん入ってゆく。砂利道ならともかく、下がふかふかの腐葉土の道には参った。終いにはどう考えても獣道だろうという場所まで。しかし、Bromptonは突破した。フロントが重くて苦労したが、突破した。Bromptonに不可能は無い。行けない道は無い。急峻な坂を除けば。
 熊谷市街に入り、以前にも訪なったなつかしやでコーヒーを。熊谷あついぞTシャツにも惹かれたが、使い所が難しくて見送る。
 この前後からいよいよ空模様が怪しくなる。空模様を気にしながら、市内の小庭園を訪問する。紫陽花が美しい。
 いよいよ最後のホルモン焼き屋、みずよしに着く寸前から、ついに降り始める。が、店内に入ると途端に雨は上がり、日差しさえ見える始末。大自然の小細工に翻弄される我々だった。
 昼間からホルモン焼き屋に入り浸る人々は結構多い。この店では客の前に七輪が出され、その上で素材を網焼きする。モツ、子袋、かしらなどを食す。しっかり焼いて油を出し、これは定食の豚汁とご飯で頂くのだ。満足。
 熊谷駅で解散。Kaz氏は当然家まで走り、Roy氏は秩父鉄道で、僕と長岡氏は湘南新宿ラインで帰る。ホームで待っていたら、凄い雷鳴が始まる。案じていたが、果たしてKaz氏は帰路にひどい目にあったようだ。
 まだまだ明るいうちに帰宅。しかし倦怠感にごろ寝を始める駄目なワタクシだった。
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2009年5月01日(金曜日)

武蔵野ポタリング

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 23:05:00 天気:晴れ
 今日は平野氏が企画してくれた武蔵野ポタに参加する。近場で楽しそうな企画なのだが、今日は出勤日という人も多く、蓋を開けてみれば僕の他はkimrin姐さんだけの参加となった。
 出発地の保谷まではJRで池袋に、そこから西武鉄道に乗り換えることになる。駅は隣接しているが、連絡通路もないので乗り換えは面倒だ。Bromptonで出動することにした。
 保谷に着くと、kimrin姐さんの他、何故か戸田さん、いや谷口さん、いやkimrin旦那氏が待っていた。ただしここでお見送りだそうな。
 まず向かったのが東大農場。東大の実験農場で、平日の火曜日~金曜日で公開されている。戦前に駒場から移転してきたそうで、その当時の古い建物が残っている。これは研修所。現役で使われているそうだ。
 今日のお目当てのポプラ並木まで来ると、サイロと併せて写生中の方々と遭遇。ポプラ並木は台風の時に倒れて農場にダメージを与えるので、伐採されると言うことだ。またサイロも既に使われてないので、同じく取り壊し予定だ。この風景が見られるのも、あとわずかのことだ。なんでも、ここに道路を通すんだとか。
 農場内には地元ボランティアが運営している資料館があった。ボランティアのおじさんに捕まり、通り一遍の説明を受けた。ここで乳牛を飼っていた頃、ここから『東大牛乳』なるブランドで出荷されていたそうだ。へえー。
 ここらで食事でしょ、ということで、大助うどんに寄る。800円とちょっとお高いが、どえらい盛りのうどんが供される。これは熱盛りと冷や盛り。僕は普通に肉うどん*1を頼んだのだが、この有様だ。駅うどん2杯分くらいあったか。
 おやつにケーキを買って、和光市と練馬区の間*2公園で分けあっていたら、遠足らしい小学生たちがぞろぞろと近くを通過して行く。落ち着かない気分でケーキを腹に収めた。
 朝霞駐屯地の周囲をぐるりと走る。警戒中の隊員に狙撃されないよう小刻みに移動しながら*3走り回った。
 この先、黒目川という荒川の支流に沿って走る。上流にある妙音沢という水源地が目的地だった。長閑な川沿いのサイクリングコースを走り続け、南岸のサイクリング向きとは思えない砂利道を少し入ると、意外にきれいに整備されたが現れた。この奥に水源がある。ここは武蔵野丘陵が川へと落ち込む段丘の淵にあり、武蔵野の平原に降り注いだ雨が、地下水として湧出しているものだ。なので、水源のすぐ裏手には住宅地が拡がっている。すぐ近くには変わった橋も架かっていて、目印に出来そうだ。
 さらに下流にももう一つの水源があるのだが、こちらは崩落したことがあったらしく、こんな風に風情もなにもない。
 さらに遡って行く。境川っぽい長閑なサイクリングコースだ。米軍の大和田通信所近辺の新座市、東久留米市、清瀬市に跨っている農地を走り回る。途中で、団子屋に立ち寄った。うるち米を搗いた米団子で、油断していたら結構なボリュームだった。
 大和田通信所の周囲は交通が少ないようで、こんな有様。金網の中をのぞき込んでいたら、どう見ても野良犬っぽい白いのが寄ってきた。施設内に野良犬が堂々と侵入するなんて、どんな警戒態勢なのだ。しかしこれは罠ではないかと、我々を疑心暗鬼にさせた。
 米軍施設の存在故か、この周辺には高い建物がない。ちょうど畑を鋤き終わって、きれいに均されたところだ。思い切り走り回りたいねえ、などとkimrin姐さんと話す。このコースがなんとも愉快で、農地と農地の間のあぜ道みたいな細道*4を走ったり、どう見ても人家の裏庭みたいな場所を抜けたり、なんだか北海道みたいなだだっ広い場所を走り抜けたりで、なかなか非東京的な風景を堪能できた。走りながら笑いが止まらない。いいね、楽しいコースだ。
 さて、黒目川に戻り、さらに支流の落合川源流に向かった。ここも水源地が整備されている。
 少し戻って竹林公園。『勝手にタケノコを掘るな』という張り紙があるのだが、竹林のあちこちにある穴は、どう見てもタケノコを掘った跡だよな。多分、近所のおっさんおばさんが早朝こっそり、いや堂々と掘っているのではないか。ここにも水源あり。ちょうど我々が水源を見下ろしていた時、なぜか近所の中学生と思しき集団がやってきた。ここで和んで行くようだ。裏手には自由学園がある。
 最後は、東久留米駅近くにある寿司屋で締めた。意外に見所の多い、楽しいサイクリングになったと思う。
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2009年3月28日(土曜日)

吉例江ノ島花見ツーリング

暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 20:43:00 天気:晴れ
 今日は恒例の江ノ島ツーリングの日。寒いな、おい、とかぼやきつつ、BD-1を戸塚駅西口に走らせた。今日は最近にないBD-1大会だった。
 例によって先頭を引くよう要請されたので、ポタポタと引いてゆく。うっかりバックミラーを付け忘れていたので、列後方の状況が分からず、時々切れたりもした。
 花見という趣旨だったが、残念なことに開花がかなり遅れている。まだ1分咲にも満たないという状況だ。恐らく、来週末が見頃になるのでは。
 いつものようにPinyでパンを仕入れ、江ノ島はヨットハーバーで昼食とする。しかし、ここでの昼食には、奴らが付き物なのだ、奴らが。今日は常に無いくらい、奴らが集まってきて来た。マジですかというような数だ。多少の被害が出たようだ。
 その後は埜庵でかき氷。のはずなのだが、ナポリタンの文字に惹かれて軽食も頼んでしまう。ナポリタンは単価が安すぎるので、マスターが嫌がってたなあ。もちろんかき氷もいただく。さくら氷だ。桜の香りが良い。が、やはりWいちごのパンチ力には及ばないな。
 この後は片瀬江ノ島駅で解散のはずが、後続がなかなか出てこないので、店の前で流れ解散となった。僕は一人で境川に出て、遡っていった。
 まだ日はあると思って走っていたのだが、遊水地に近づいた辺りで日は没した。夕焼けの名残がある辺りを撮る。
 境川でも桜はまだまだだ。でもこの時期の真新しい桜が、花単独では一番映えるのではないか。
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2009年3月21日(土曜日)

2009春しまなみ縦走サイクリング2日目(大三島~糸山編)

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 23:55:00 天気:晴れ
 一夜明けた2日目。朝も早くに目覚めたものの、布団から出る気になかなかなれなかった。ずっと頭痛が続いていて、朝食もろくに喉を通らない。心配だ。
 今日の行程は以下の通りだった。まず大崎下島にある宿を出て、すぐ近くの大長*1港からフェリーで大崎上島南岸にある明石港に。そこから自走で東岸にある木江港に向かい、そこで高速船で大三島は宮浦に渡る。そしてそこからはしまなみ海道ルートに沿ってサンライズ糸山を目指すというものだった。
 しかし、頭痛が痛いのだ。こんなことで自転車サイクリングを愉快に楽しめるだろうか。これではまともに走って走行できず、自転車から落ちて落車してしまうかもしれない。
 なんてことを朝食時にこぼしていたら、ちゅんちゅん女史が自分のヤクを分けてくれた。こういう場合に人の処方薬をもらうのは禁物だが、そんなことを考えている余裕はなかったのでいただく。クールなのをキメて、カフェインを摂取しておいた。
 ともかく、近所の港まで移動し、そこでフェリーに乗った。船上、客室でしばらくぐったりしていた。
 フェリーは明石港に着いた。ここからプチ峠越えの雰囲気で木江に向かうのだ。途中、奇怪な建造物を発見。ふれあい郷土資料館だそうだ。えーっ、この浮きっぷりはなに?
 木江に着いて、高速船の切符を買う。自転車6台程度ならそのまま載るようだ。ここまでの間で、冷たいのが効いてきたのか、頭痛は嘘のように去っていた。いい傾向だ。
 高速船は湖のような凪の瀬戸内を進み、宮浦に到着した。さて、ここからがサイクリング本番だ。
 大山祇神社に立ち寄るべく、宮浦からすぐの神社を目指す。参道を行くつもりだったが、先行している人々がそのまま車道に行ってしまったので、僕とこば氏のみが参道をゆっくり抜けた。雰囲気のある店も多い。酒饅頭がえらい安い店があったので*2、ここで買っておいて後で配った。
 大山祇神社に立ち寄る。既に他の連中は参拝に向かったようだ。僕も用事があったので、ここで境内に入った。というのも、去年末のしまなみ行で買ったお守りを、うっかりその日の宿で捨ててしまっていたのだ。というわけで、祭神に非礼を詫びて、お守りを買いなおした。
 道の駅御島で最初のスタンプをもらう。この時に参加賞も一緒にもらえるのだが、既に足りなくなりそうな状況だった。こんなところから走り始める人が結構多いなんて、運営側も考えてなかったようだ。参加賞は謎のストラップとバッジ。バッジなんて今日この日にしか使いそうにない。
 大三島縦断はサイクリングロードを行く。雨の日は御免な道だが、晴れているなら気分がいい。
 大三島の反対側に抜け、多々羅大橋を望む道の駅で休憩。自転車の人が多い。ものすごく多い。去年の五月連休中よりも多いのでは。いい傾向だ。
 じゃこ天を補給し、ちょっと切なくなる道を南下、大三島橋を越える。料金箱の辺りにチェックポイントがあるのだが、この有様だ。それにしてもロードバイクの多いこと多いこと。
 この料金所の手前辺りで、なぜか長岡氏と遭遇してしまう。それも、何故だか何故かレンタサイクルでだ。このまま尾道まで走るらしい。
 昼食はさんわで取りたいという希望があったので、さんわまで走ることにした。とはいえ、去年のGWを鑑みるに、物凄く待っているのではないかと懸念していたのだ。ところが、着いてみると案外に人気がない。余裕で2階席をゲットできた。塩ラーメンとおにぎりのセット、さらにギョーザを頼んだ。今回、人のこく旨塩ラーメンを味見して、その違いが大蒜であることに気づいた。なら普通の塩がいいな。
 伯方島を周回する。途中、島の北岸で見かけた駐輪スタンド。小径車にはちょっと厳しい。また、島の北岸からは多々羅大橋が望める。
 島をぐるりと渡って大三島橋の下を潜り、今度こそ大島大橋を渡る。今回、久しぶりに大島南岸を行くことにした。5年前の旅の記憶が蘇り、さぞかし苦難の旅になるだろうと覚悟していた。まあ、それなりに乗る人が多いので大丈夫だよね。Bromptonでは不安ということで、こば氏はしまなみ正規ルートを行くと表明。
 その正規ルートと、南岸ルートとの分岐点に、大島のスタンプポイントがあった。そこで見かけた1輪車の人。結構なペースで走っているようだ。ちゅんちゅん女史に拠れば、去年も会ったとか。
 さて南岸ルート。最初のうちは家も多くて、普通の海岸道路なのだが、後半は人里離れたアップダウンの多い道になる。5年前の経験から、2時間以上は費やす覚悟をしていたのだが、案外にあっさりと走破してしまい、1時間半足らずで道の駅に到着してしまった。速かったなあ。ここでこば氏と再合流した。
 道の駅から、いよいよ最後の来島海峡大橋へと上り始める。今日は本当に自転車乗りが多い。来島海峡大橋をほぼ渡りきった料金所が、ここでのチェックポイントだった。
 途中、馬島に降りてみた。海岸に出て見上げると、橋脚のマッシヴな姿が。また少し翳ってきた夕陽に、長大な橋が迫力ある光景を作り出している。橋はいい被写体だ。
 さて上に戻り、なんとなく出発準備をしていると、またしても思わぬ出会いがあった。なぜか小径車の集団が続いたのだが、そこに伊能氏が混じっていたのだ。なんでもサイクルハウスしぶや主催のツーリングに参加しているのだとか。それで小径車が続いたわけね。
 伊能氏とはサンライズ糸山でも遭った。サンライズ糸山前のロータリーでは、多くの自転車乗り集団が集結中だった。今日一日で走りきった人が多いようだ。やたら目立つ集団は、今治の焼き鳥屋山鳥のジャージを着た集団と、鶴見辰吾主催の自転車クラブのそれだった。山鳥の人とは一昨々年の秋に遭遇したなあ。
 荷物を部屋に置いて、糸山展望台に登る。まだ日があったので、明るい写真を撮れた。巨大な橋を直近で見下ろせる場所は、他にはない。振り返ると、増えてきた雲から一瞬だけ顔を出した夕陽が見えた。
 夕食は大潮荘で取りたかったのだが、ここは予約を受け付けてない。そこで18:00開店直後を襲うと、難なく席を取れた。煮魚の膳を注文する。料理の演出が行き届いていて、高評価だ。でも後で思うに、味は浜勝と甲乙つけ難かった。瀬戸内の煮魚はおいしい。
 宿に戻り、簡単にミーティング。明日は雨なのでどうしようかという話題だった。僕は、ひどい雨なら松山まで出て、フェリーで呉に直帰しようかとさえ考えていたのだが。さすがに、雨の中を長時間走るのは気が重い。

2009年3月19日(木曜日)

呉に帰る

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルギミック , 23:55:00 天気:くもり
 早朝4:30に起床。大急ぎで出立準備を始める。が、サイドバッグが意外にもキャリアに載らない。なんでだ。何度も着けて走ったろうに。どうやらずっと前にSatRDayに着けた時に、キャリアに引っ掛ける爪の幅を調整したのだが、その結果このキャリアに載り切らなくなったようだ。ともかく、無理やり載せて戸塚に向かった。
 久しぶりの輪行準備にてこずっているうちに電車を乗り逃がし、いよいよ危うしという段になってきた。が、横浜で京急の羽田直行になんとか間に合い、焦眉を開く。
 羽田空港から飛び立ち、広島空港に着いた途端、何故だか何故かこば氏と会ってしまう。あれ、なんで? 話を聞くと、結局前後泊を見込んだらしい。でも明日は早く出走するとか。
 呉に着き、まずはモリスを襲う。時間が早かったおかげで、ほぼ最初の客だったようだ。この時間に襲うと、まだ麺のゆで汁が澄んでいるので、結果的に澄んだスープをゲットできるのだ。
 帰宅して、即座に布団にダイブして、このところの素晴らしい睡眠不足解消に励む。夕方まで飽きるまで寝て、そしてまた夜に寝る。
 その合間に持って帰ったLOOX Uでアクセスを試みるが、なんとEM-ONEで電波を捉えられない。えー、去年まではビンビンだったのに。イーモバイルめ、妙な調整でもしやがったか。
 ともあれ、PHSが命綱になった。遅いが、全国津々浦々で使えるこれが、最後の頼みだな。
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2009年3月08日(日曜日)

富士宮~沼津徒歩ツーリング

レジャー , デジタルカメラ , , 23:55:00 天気:くもり時々晴れ
 18切符で富士宮と沼津に行ってこようという企画に乗った。なにせ切り離して使えない18切符でという趣旨なので、誰が切符を買って、誰を拾うか、細かく決めてあった。
 朝8:00頃に戸塚駅地下でロイ氏に拾っていただき、ホームでその他の後続組と合流。2回乗り継いで、西富士宮に降り立った。はるか以前に仕事で来て以来だと思う。駅前からほのぼのした商店街*1が延びている。ここから浅間神社の本宮にかけて富士宮焼きそばの店が点在しているので、何件か襲撃しようという目論見があった。
 商店街の一角で、なにやら青空市らしき催しが。八日市の類らしい。だんごやらおでんやら、さらには焼きそばにも遭遇して気を惹かれる一行であったが、ここではなんとか誘惑を振り切る。
 最初に襲った店は、そこから少し進んだところにあったじねん坊。『お座敷お好み焼き』なる文字が見えるが全席お座敷で、靴を脱いであがるという意表をついたインタフェースだった。
 焼きそばには何種類かあった。僕の座ったテーブルではミックス*2、野菜、そしてカレーを注文した。富士宮の焼きそばは麺に特徴がある。妙に腰のある麺で、食べ応えを感じる食感だった。また魚粉もたっぷり使っているようだ。好印象だった。
 お好み焼きのメニューとして『あられ』と『しぐれ』があるのを、hai氏が目ざとく発見。メニューにいわく、『あられ』はご飯を、『しぐれ』は麺を載せるものだとか。隣のテーブルが『あられ』を注文したので、ご相伴に預かる。焼きおにぎりの食感も楽しめるものだった。
 店を後にし、次に襲ったのは乾物屋。さっきの店で襲えてもらったそうな。魚粉や削り節を下ろしている店らしい。小売もやっていて、本当は日曜定休なのだが、なんでも店主がたまたま居合わせたので開けてもらったそうな。狭い店内に踏み込むと、新鮮な削り節のいい香りが漂ってくる。周辺の猫たちが迷い込みそうだ。
 駅前から延々と進んでくると、やがて本宮の鳥居が見えてくる。ここは駐車場への入り口だが。ちょうど富士が頭を出していたので、ちょっとした撮影タイムになった。絵になるねえ。
 この鳥居のまん前にあるつたやという店で、富士宮焼きそば2食目をゲット。店主が富士宮観光協会の会長ということで、いろいろ親切にしていただく。大盛り焼きそばを人数の半分だけ頼んだのだが、味噌汁とサラダもサービスしていただいた。この店の焼きそばは、バリエーションこそ無かったものの、先の店よりも好評であったようだ。僕は差を感じなかったが。
 店の前の鳥居辺りに駐車場があり、そこから本宮方面へと散策路が整備されている。
 年月を経て風格を湛えた民家の裏から、お宮通りに入った。短い通りだが、食い物の店が立ち並んでいて、客で充満している。なぜか駄洒落に満ちた空間で、マスバーガーだのなんだのといった下らん駄洒落に満ちた空間に立っていると、人生のなんたるかを追求中(予定)の高尚にして高潔な拙者の大脳も、次第にその駄洒落空間に侵されていく感じがした。いわゆる脳みそウニという状況だ。1時間いたら知能指数が半減するものと思われる。ビールやおでん、塩焼きそばをつまんで、そそくさと参拝に向かう。
 本宮は規模的に鶴が丘八幡宮に負けている気もしたが、富士山頂部が奥の宮だと考えるとスケールが違う。季節的にがちらほらと見られ、また何故か鶏が放し飼いされていたこともあって、賑々しい雰囲気ではあった。先ほどの観光協会長氏の話では、つい2年前に修繕されたらしい。そのおかげだろう、社殿は真新しく、清々しいものだった。
 参道のわき道を下って戻り、富士宮駅へと向かう。さすがに、こちらの方が商店街も大きいようだ。が、一本外れた通りではシャッター街化が進行しているのは同じ。
 富士宮駅から沼津へと移動し、ここで沼津港に向けての渡し舟に乗った。歩いていってもいいくらいの距離ではあったが、せっかくなので乗ってみた。風が出てきていて、川舟では少し心配だったが、意外に波も立たず、快適だった。
 市場に立ち寄ったときに、帰宅しての食事として鯖寿司を買い求め、少し歩くと最後の目的地、ベアードに到着。各種ビールを自前で醸造している店で、渋谷にも出店があるとか。このところ、何度も酒を過ごして苦しめられている僕は、今日はかなり抑えるつもりだった。最初にダークベリーなんたらというイチゴのビール*3を頼む。しかしこれ、アルコール度数が8.5%という強めのものだった。3.5%と空目していた僕はびっくり。この後は軽いの1杯だけで自制する。料理もなかなか。特に豚とろと、鯵と揚げ芋の皿が人気だった。
 ここで気になっていたかとー氏のカメラを拝見する。ペンタックスのk-mだが、白のカラーモデルだった。ストームトルーパーが持っていてもおかしくない配色だ。k-m自体の存在は知っていたのだが、実はAA4本で駆動できるのだそうな。おー、それはそそられる。
 20:00くらいまで店でクダを巻いて、沼津駅まで歩き、そこからJRで三々五々別れていった。ここでも18切符の性質から何人か同士を巻き込み、僕はかとー&わかば組に戸塚駅の改札までついてきたもらい、そこで分かれた。
 いやあ、楽しかった。焼きそばは、うまいけどわざわざ食いに行くほどじゃないな。でもベアードのエールはもう一度飲みに行きたいものだ。
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2009年2月24日(火曜日)

白箱の断末魔

暮らし , コンピュータ , 23:52:00 天気:くもりのち雨
 1TBのLinux Box*1が稼動開始後も、日常的なダウンロード先やモバイル端末のバックアップ保存先として生かしてきた白箱*2だが、今朝方に危篤に陥った。
 何の気なしにあるファイルを保存しようとしたところ、LANTANKの中で小人さんがボレーの応酬をしているかのごとき異音が。これは、もしかして、HDDが逝った?
 しばらく待って、Windowsからは見えなくなってしまったので、telnetでの接続を試みた。しかし接続不可。さらにpingにも無応答になり、これはもう完全に死んだとしか思えなくなった。
 嫌な汗を拭いつつ、一度電源を強制的に落とし、再起動した。ファイルシステムのチェックが走っているようだ。すぐには終わりそうに無かったので、放っておいて出勤した。
 夜、雨の中を走って帰宅。雨具の始末が大変だ。さて、LANTANKは。
 相変わらず、pingにも無反応だ。しかしもう一度強制再起動してみると、telnetでは接続できないが、なぜかsmbデバイスとしては見えるようになった。すかさずデータの吸出しを始める。遅いが、なんとか続いているようだ。
 まあ、一応はRAID1で組んでいるので、データそのものは何とか救えるだろうと楽観していた。最悪、ディスクだけ抜き出して、別のLinux機につなげれば、内容を救えるはずだ。
 とはいえ、この機械はどうするかね。現象的には、RAID1を組んである2台のうちの、OSが載っている方が壊れたようだ。LANTANKは、一応はRAIDを組めることを売りにしてあるのだが、その手順上の制約から、どちらか一台にしかOSを載せられない。もう少し手間をかければちゃんとOSまで二重化できると分かってはいたのだが、面倒なのでやってなかった。
 このHDDはクラシックなATA規格のものだし、同じものはもう入手できそうに無い。無事だった一台だけ残し、なんらかのサーバとして使うのがいいかな。それこそ、squidでも載せて、キャッシングはこれに任せるか。それと、モバイルデバイスのバックアップは、これにおいてもいいかな。
 ともかく、今はバックアップが無事に終わることを願うしかない。
 昨日に続いて中村屋四川式麻婆豆腐を調理した。今日は秘蔵の麻辣醤を大匙1杯分くらい入れてみた。美味い。でも物凄く辛くなってしまった。小さじ1杯くらいでちょうど良いかも。
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2009年2月23日(月曜日)

中村屋の麻婆豆腐

暮らし , 23:29:00 天気:くもり
 昨日一昨日の激食の結果か、昨日の夜からちっとも腹が減らない。こういう日は辛いもので食欲を刺激しよう。立場のイトーヨーカドーに寄り、麻婆豆腐の材料を買った。といってもレトルトのだけどな。
 ここで手に入るものの中では、中村屋の麻婆豆腐(大辛)が一番美味い。ところが、つい先月まで見かけていたのに、今日は同じ中村屋でもパッケージが違うものが置かれていた。四川式を謳うもの。デザインを変えたのかなと思いきや、値段がかなり下がっている。うーん、とりあえず二つ買ってみた。
 帰宅して、固めの絹ごしに絡めて調理してみる。花椒が添付されているのは同じだが、全体的に味噌の甘みが目立つものだった。量も少なくなったな。これでもハウスだの丸美屋だのに較べれば格別だけど、前の方が良かった……。
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2009年2月22日(日曜日)

転戦して大田区界隈梅見餃子オフに参加

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 20:57:00 天気:快晴
 あまり眠れなかったが、早起きしなければならない関係で、朝食は6:30からだった。ごく当たり前の、旅館の朝食だった。
 さて、早起きしなければならなかったのは、僕とRoy氏が東京に取って帰らねばならないからだ。というのも、東京は大田区界隈での花見企画に参加することになっていたからだ。
 宿を7:30に出て、深谷駅に向かう。駅舎が全レンガ製で、レンガの街という売りを前面に打ち出している。
 ここでこば氏をたたき起こす羽目になったりもしたが*1、無事に田園調布に向かった。車中、爆睡したこともあり、爽やかな気分で駅に降り立った。
 田園調布には十数年振りだなと思い込んでいたのだが、実は初めてだった。以前にパソコン通信のオフに参加したように思い込んでいたのだが、記憶違いだった。そうだな、こんなハイソな街になんざ縁が無いから。
 ここで三々五々集まってくる参加者を待つ。なぎの女史とは一昨年以来くらいではないか。
 駅前から見えるこの建物は、実は旧駅舎だったとか。
 今日はBikeFriday大会だった。
 本当は、近所のパテ屋に立ち寄る予定だったのだが、直前になって日曜日は休みだと判明。店を眺めるだけに終わった。
 ちょっと近所の公園に入り、もう昼飯開始だ。駅前のパン屋で買ったパンをもそもそと食う。どこかでJETBOILの轟音が聞こえた気もする。
 公園にはアヒル隊長もおわした。数多くの部隊を率いておられたようだ。
 公園を出て、すぐに差し掛かったのがえらい急坂だった。Bromptonのローギアで何とか登りきったその坂は、どりこの坂というらしい。"どりこの"とは戦前に人気を博した清涼飲料水のことらしい。
 大田区の西方には、かつて六郷用水の水路が走っていた。その跡を辿るようにして、遊歩道が整備されており、自転車でなぞることも出来る。ここから蒲田方面に走ることになっていた。いくつかの史跡を辿ることが出来る。これは庚申塔。近くの駐車場に、鮮やかな紅梅が咲き揃っていた。
 外国人に人気という宿にも立ち寄る。ここで一泊する企画も良いんじゃないのという話も出た。
 さて、メインディッシュの池上梅園だ。個人宅を区に寄贈したものを整備してある。残念なことに梅の盛りは既に過ぎていた。それでも、量が量なのでなかなかの眺め。秘蔵の盆栽も鑑賞に供されている。警備員に叱られながら高台に登ったが、日当たりのいい高所は梅の終了も早く、気分的には日本三大がっかり梅園の一に挙げたくなってきた。でも木を選べば、まだまだいい眺めだ。丘の麓では、まだまだ白梅紅梅が咲き乱れている。
 さらに池上本門寺にも立ち寄る。大伽藍であった。五重塔を目印に進み、少し奥に入ると、ここになぜか力道山の墓があった。山門に戻る道で会ったパチンコ*2おじさんがナイスなキャラだった。
 山門の脇にピンクの花が咲いていた。これも終わりかけだね。
 さて、締めは蒲田で餃子。厨房では中国語が飛び交っている店、金春に入り、食べ放題コースを取る。これがまた、美味いのだが量が多くて往生した。2人前を頼んだら、平気で4人前くらいありそうなのが出てくるのだ。おかげで、最初の1時間で終了状態だった。しかし、羽付き餃子を始めとして、大層美味であった。
 ここで解散となり、僕は京急で上大岡、そこから立場へと、完全輪行で帰宅した。
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2009年2月21日(土曜日)

鴻巣~深谷鴨葱ツーリング

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , , 23:55:00 天気:晴と強風
 今日はtomo&kaz企画の埼玉北方ツーリングの日だ。当初の予定では9:00にJR戸田公園駅集合の走り企画だったのだが、強風吹きすさぶ天候を鑑み、断腸の思いで鴻巣11:00集合のお気楽系企画に堕落した。無論、我輩は大歓迎である。自転車もBromptonに変更し、1泊分の荷物を抱えて現地に向かった。
 鴻巣駅に概ね時間通りに集合し、まずは近くにある雛屋歴史資料館を見学する。古い蔵を改造し、古い雛人形を鑑賞できる場所だった。展示販売もある。庭にの木があったので、そこで記念撮影などする向きもあったようだ。ここで自走してきたRoy氏が合流に成功。やはり風のせいできつい道行だったそうだ。
 次に向かったのが、鴻巣市役所。なんでと思ったら、ここでひな祭りを期して雛人形大集合企画があるらしい。
 まず玄関前にずらっと並んだ雛人形にびっくり。何段飾りになるのだ。一つ一つ表情が違っていていいね。仕丁集団か。後ろから撮ると、なんとなく巨大女学院の卒業式という光景だ。
 だが雛人形物量作戦は玄関に留まらない。ホールに入った我々を迎えたものは! ホールの天井に達しようかという、巨大雛壇、いやピラミッドであった。なにか、現代社会の構図を思い浮かばせるものがある。ホールからの階段も雛壇化されていた。2階からピラミッドを撮る。我々の間では、内部に巨大雛人形が隠されており、危機の際には中から登場するという説が有力であった。危機ってなによ。
 やはり物量には敵わないのか、という不条理な敗北感に捉われながら、市役所を後にした。
 少し走って昼食。農産物直販センターにあるうどん屋で、肉汁ぶっかけと掻揚げを。他にも中華やパン屋があるらしかった。このうどんが非常に腰が強く、食べ応え満点だった。掻揚げも巨大だし、葱と天カス入れ放題なのも良い。
 走行距離が縮まったこともあり、やや足を伸ばして旧蹟めぐりも盛り込まれた。この石田提は、秀吉が北条氏を攻めた際、石田三成らが水責めを行った遺構だ。水責め自体は失敗に終わったらしい。三成の武威が低く見られるのに関係しているのだろうかね。
 次に立ち寄ったのが、県名の元になったというさきたま古墳群。6世紀中葉の古墳群で、大和政権初期にこの地に封された国造の墳墓ではないかという。近くの土産物屋がディープで、出土した埴輪なんぞを売っていた。ここで埴輪のミニレプリカを買った。わんこと武人像はともかく、左右の宇宙人っぽいのはどうよ。なんで目がこんなにあるんだとか。ってか、なんで買った。
 さて、行田市は足袋生産が盛んな地で、その博物館もあった。15:00閉館ということで間に合わなかったのだが、特別に入れていただけることになった。1階は体験系のコーナーで、稼動状態のミシンなどが並んでいる。2階が陳列室で、手回しミシンなんてのが置かれていた。これ、サイクル用品の小細工に便利そう。
 ここらでおやつでしょう、ということで、かねつき堂という店に入る。甘モノ屋っぽい店構えだったが、地区集会所のごとき座敷もあり、そこで寛げる。謎の物体、ゼリーフライ。ゼリーを揚げるなんて、どんなゲテモノと身構えたが、実はあのゼリーとは何の関係も無く、おからをコロッケ風に仕上げた揚げ物だった。B級グルメ系のお味。こっちは通称フライ。超簡易版お好み焼きというか、粉系のおやつだ。
 この先、車道を延々と走る、ややつらい道行の果てに、宿のきんとう旅館に到達。合宿しているのかお子様が多くて弱ったが、風呂に入ってからいよいよ鴨鍋。この身を肴にする捨て身の攻撃も掴み十分で(謎)、料理も旨くて酒も進んだ。料理の出され方が謎だったが*1
 部屋を変え、通称歯軋り部屋(謎)で酒盛りが続く。おやぢ殿持込の濁り酒が旨すぎて、ここで遂に酒を過ごしてしまった。後で眠る際、胃腸がハングアップしてしまい往生したものだ。ともあれ、非常に美味な酒でした。あっ、おやぢ殿に金払うの忘れた気がする……。後でよろしくお願いします。お慈悲で高利は御寛恕願いたし(平伏)。
 ともあれ、走行距離と時間の割りに盛りだくさんなツーリングだった。
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2009年2月14日(土曜日)

池袋方面お食事会に

23:55:00 天気:荒天後好天
 物凄い風と雨の夜が明けると、昼は異常なくらい好天気の日となった。もう初夏ですかといいたくなるほどの陽気だ。
 こんな日にも僕は布団でグズグズと過ごす。こんなのが同居人だったら、布団から叩き出して性根を入れ直してやるだろう。しかし自分のこととなると、いくらでも怠惰に成りうるのが人間というものだ。起きてもボーっとしたまま、部屋で過ごした。
 さて、夕刻に家を出た。いくら怠惰な僕でも、他人との約束は守らねばならない。こぐ氏経由で、まめ氏主宰の食事回に呼ばれたのだ。池袋まで出て、西口をしばらく歩いた酒屋が待ち合わせの場所。やがてまめ氏が現れ、店内にも既に何名か居ることが分かり、三々五々集まってきた。
 食事会の場所は、近くにあるまめ氏が馴染みの店、かえる食堂。名前は軽やか、かつ禍々しい雰囲気を漂わしているが、幸いにして食材として両生類を扱っている訳ではなかった。
 ナイスなマスターと対面のカウンターは、わずか7席だ。今日はここを貸切で、お任せコースを楽しむという趣旨だ。
 いつもは軽食主体のメニューで、まめ氏は栄養補給をここに頼っているとか。
 まずひよこ豆の炊いたんが登場し、続いてレバーペーストと豆腐クリーム合え。レバーペーストは軽やか。このクリームは大桃豆腐というマスターお勧めの豆腐をりんごに絡めたもの。葱焼き。焼いただけの葱がこんなに旨くていいのか。葱の旨みをたっぷり味わえる。海南鴨。冷製だが、かえって鳥の旨みが引き立つのが不思議だ。ここでお茶かと思ったらスープを挟んで、油揚げを炒めたん。これも大桃豆腐のもの。ここらでご飯が欲しくなってくるが、ぐっと我慢。豆腐のオリーブソース和えかな。意外に合う組み合わせだった。ってか、旨い豆腐には何でも合うのか。次にキッシュ。パイ生地にも旨みがジュッとばかりに染み込んでいる。そしてメインディッシュの鶏と大根のカレーとクスクス。スパイスの香り高い皿だが、クスクスに絡めて含むと、意外にも鶏の旨みとしょうゆ系と思しき味わいが濃厚。鶏も良く煮込まれて、肉離れ良かった。こぐ氏が骨まで平らげたので、マスターもびっくりしていた。ケーキ、そしてキャラメルアイスで締め。満腹した。
 食事が進む間、マスターも巻き込んで食虫文化に関するディープな話題が進む。僕は環形動物を食す地域を寡聞にして知らずと表明すると、九州方面で食すとの情報を得てびっくりした。ミミズぐらいはあるかと思っていたのだが。
 散会後、日が日だけにチョコレートの補給なども受けつつ帰宅した。
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2008年12月21日(日曜日)

熊澤酒造襲撃

, 自転車 ( 自転車散歩 ) 20:05:00 天気:快晴のちくもり
 うっきー氏からお誘いを受けて、前から行きたかった熊澤酒造に行ってきた。
 9:30に南町田駅集合との事だったので、Bromptonを一生懸命に飛ばして向かった。Bromptonにしたのは、熊澤酒造が目的なら、必然的に帰路は輪行になるからだ。
 集合時間に間に合い、総勢7名で境川を下っていった。今日は気温が冬とは思えないほどに高く、Tシャツにカンパの長袖ジャージだけでも汗を掻くほどだ。
 まずは埜庵を襲う。埜庵の今シーズンのランチは、カレーうどんとグラタン。しかしカレーうどんは休止中らしい。少し悩んだが、おなかが減り減りだったので、グラタンを頼んだ。しかし、これが思いのほかボリュームがあり、軽く昼食という範疇ではない。さらに同時に頼んであった抹茶金時の餡も結構重く、食べ終わった頃にはもう満腹という気分だった。この後、熊澤酒造に行くんだが……。
 この後、茅ヶ崎北方の丘陵地帯を縫って、熊澤酒造のある香川に向かう。途中で大岡忠相の墓がある寺に立ち寄ったが、最近の墓萌えブームの影響か、墓を直接拝むことは出来なくなっていた。
 ここでにち氏にお誘いをしたところ、合流する手はずとなった。それを睨みながら、熊澤酒造に向かった。
 熊澤酒造は、やや街外れという辺りに鎮座していた。古い蔵を改装した瀟洒な店内に通される。早速料理を適当に注文しては、乾杯を繰り返した。ビールを何種か飲む。黒ビールは黒にしてはきりっとした飲み口。日本酒も飲みたかったが、頼むのを忘れてしまった。
 途中でにち氏も徒歩で合流し、2時間強ほども店に居座っていた。今度、また来ようっと。
 アルコールを入れたので、帰りは完全輪行となった。やはりBromptonにしておいて正解だった。
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2008年6月07日(土曜日)

夜の埜庵へ

, 自転車 ( 自転車散歩 ) 23:55:00 天気:くもり気味
 今日はマモル氏の企画で夜の埜庵を襲うことになっていた。そしてその前に、なにやら横浜辺りで集まってウマイものを食おうという話もあった。僕も横浜から参加することにした。poco女史も来られるという事で、女史の骨折りで製作されたAli di Nikeジャージを着ていかねばなるまいと考えた。これが似合うのはロードバイクでしょう。なら、コルナゴ様にお出ましいただこうではないか。そんなわけで、MasterXLを横浜へと走らせた。走らせたのではあったが。
 戸塚へは矢部方面からの裏道を走り、開かずの踏み切り方面に抜けようと、会社の前辺りを走っていた。対向車にパトカーがいた。そういえば自転車に対する取締りが厳しくなったんだっけ、大いにやって欲しいが俺も警告されないように気をつけないと、などと考えつつ頭に手をやったら。あれま、ヘルメットを忘れたosz
 これでR1を走るのは嫌だったので、戻ってヘルメットを取ってくることにした。R1と長後街道の分岐点に来たところで、後ろから声を掛けられる。なぜかマモル氏だった。輪行するつもりだが、手袋を忘れたので取りに戻るところだとか。僕も一瞬だけ自転車を変えて輪行しようかと思ったが、かえって面倒になったのでこのまま行くことにする。時間が12:00に迫っていたので『遅刻するかも』とマモル氏に告げ、家に取って返した。
 ヘルメットを被り、今度は長後街道を素直に突っ走り、横浜へと向かう。MasterXLの、というよりはリアルなロードバイクの走りは軽い。保土ヶ谷の坂もアウターのまま越えて行ける。追い風だったけどな。
 急いだおかげで、横浜駅北東口ってどこなのよとばかりに迷ったものの、定刻前には到着した。お久しぶりの顔、先週会った顔が揃っている。Ali Di Nikeジャージはpoco女史、hai氏、そして拙者と3組揃った。後で記念撮影しようということになった。
 まずは山下公園近辺を抜けて、石川町辺り(?)にあるパンケーキ屋に入った。こぐ氏がわざわざ出向いて予約を入れてくれていた。おかげで、案外に待たずに入店できた。
 僕は小腹が空いていたので、季節のオムレツを注文した。意外にボリュームがあり、ふわりとした食感ときのこ、野菜類のさわやかな舌触りが絶妙であった。が、これについてくるパンケーキが曲者。パンケーキ自体はおいしいのだが、意外に大きなサイズのものが3枚も着いてきたのだ。これには往生させられました。周囲の人に助けてもらい、なんとか完食した。ここは、お腹を空かせて来たい店だね。
 ここから、横浜方面に戻り、専ら裏道を走って戸塚に。ここから先頭に任命された拙者、ゆっくりと南下し始めた。ここ、昨日も走ったんだよな……。
 埜庵着は18:00予定を大幅に過ぎた19:00前。こぐ夫妻に加え、本日のシークレットキャラ*1たか氏も待っていた。さらに2Fには埜庵に飾られている各種絵画、図案を描かれたという女性、矢部辺りの高校で英語の講師を務めているというフォリナーな方なども。2F席に上がり、まずはカレーを頂く。これは8種類くらいの果物と煮込んだという逸品で、口にすると辛さの向こうに、スパイスとは別種の豊穣な味わいがうかがえるというものだった。前にカレーうどんを食したときにも思ったが、氷屋のカレーなどとネタには出来ないレベルだ。素晴らしい。普通のランチハウスなら店の看板を背負えるレベルだと思った。
 氷は、裏メニューのココナツミルクがけ&濃いちごを。ココナツミルクは一口二口をおいしいのだが、段々と粉っぽさが気になってくる。そこで濃いちごシロップを掛けると、その酸味が帳消しにしてくれるという塩梅だ。
 しばらく歓談して、気がついたら21:00に近い。ほとんどの人は鵠沼海岸駅から輪行するらしい。僕は一人分かれ、夜の引地川を遡り、境川に乗り換えて帰宅した。
 うーん、夜埜庵、はまりそうだ。
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2008年5月24日(土曜日)

雨の前に買い物に

モノ , 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 山歩き , 21:44:00 天気:くもりのち雨
 今日は昼から雨の予報だ。珍しく朝早くに起きた*1ので、雨の前に町田方面に買い物に出かけようと思った。降ったら降った時と思い、雨具は持って出た。直前までは南会津に向けてSatRDayを連行しようと思っていたのだが、雨を覚悟して走るにはリカンベントはつらい*2。TCR-2で向かった。
 町田まで走り、ヨドバシに入った。18-55VRのキャップを絶賛紛失中なので、代わりのキャップを買った。担いで走るときには外しているのだが、無いと保管時に困る。ニコンのキャップじゃなくなるが、まあ仕方ないだろう。
 次に南町田のモンベルショップに入る。先週はなんとなく買い逃してしまったが、JETBOIL用の専用ボンベとモンベルのチタン製スタックワッパー、それからなんだか目に付いたEspresso Pastaを買ってみた。山の上まで走っての軽食として、このところフリーズドライ食品を研究中だ。このEspressoシリーズはかなり評判がいいみたい。ワッパーは、ずっと使ってきたシエラカップの後継に買った。シエラカップは柄を畳めないので収容に微妙に困るのだ。このワッパーは完全に畳め、しかも同じサイズのものはスタックできる優れもの。
 さて、このままでは面白くないので、雨が降るまではと思い、境川を南下していった。ずっと曇り空が続いているが、花は色鮮やかだ
 高鎌橋下流側の工事が終わったと思ったら、いつのまにやらがが出来ていた。なんか水しぶきが飛んでくると思ったら。見たところ、軟質素材を使っているように見えた。
 南端の休憩所に至り、さて折り返そうかと思った時、雨粒がポツポツと顔に当たった。今までも何度もポツポツ来てはいたが、これは本格的なものになると思われた。急いで帰宅する。幸い、本降りになる前に戻れた。
 帰宅して、しばらくして外を見たら、もう本降りになっていた。今日は助かったな。
 さて、夕食として、Esporeso Pastaを作ってみた。買ったのはアラビアータ。ちょい辛い奴。熱源はPrimusのP-111。これ、大きめの鍋だと気を使う。ので、スパイダー型のP-123も買おうと思っている。
 水を300ml、モンベルのチタン鍋で沸かし、パスタを全量投下する。ショートパスタで、いかにも食べやすそう。調味料も一緒くたになっている。それらを煮込み、水気が無くなった所で完成。チタン鍋なので熱が分散しにくく、うっかり一部を焦がせてしまった。
 食べてみると、アラビアータだけにピリリと辛味が効いて、ぺろりと平らげてしまえる。夕食には物足りないが、山やサイクリング中の軽食にはいいな。
 今度はご飯系のものを試してみよう。
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2008年3月30日(日曜日)

柏尾川~江ノ島花見サイクリング

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 22:03:00 天気:くもりのち雨
 すっかり恒例の、江ノ島花見サイクリングに参加した。
 今日は午後から天候が悪化するとの予報だったので、雨天装備のあるBromptonで出撃した。
 戸塚に集まったのは、おの氏、さきむら氏&ジュニアら5名。少人数だが、途中でmixiコミュニティの一行と合流する予定だった。
 柏尾川沿い、最初の数百mは押して歩いた。あちこちで激しく場所取りのシートが拡げられていたのだが、午後からの天候悪化を鑑みるに、ほとんど意味無かったんじゃなかろうか。
 PinyでMixi一行と合流し、江ノ島まで走った。ハーバー先端で記念撮影だけして、レストハウスで雑談していた。マモル氏もだが、mixi組で来た松原氏も、カバンを開ければUMPCやらなんやらのガジェットがごろごろ出てきて、その手の話ばかりしていた。eeePCは、もう少し画面サイズが拡大しないと、手を出す気になれないがな。
 埜庵に向かう頃から、雨がぱらつき始めた。ミシュランのポンチョを被る。裾のばたつき対策のために、長州屋で買ったカミツブシを裾に噛ませてみた。かなり効果はあるようで、ばたつきは感じなかった。
 埜庵では、限定メニューのたんかんを食した。ほのかな甘み、酸味がふわりと広がる。
 そういえば、冬のメニューだったカレーうどんが終わりらしい。一人だとなかなか食べる勇気が湧かなかったので、ようやく挑戦できる。周りにかかっている白いのは白土芋のポタージュらしい。おかげでまろやかな味わいだ。
 さて、輪行もあほらしいので、自走で帰宅することにした。mixi組2名と境川に入るところまで一緒に走り、その後は写真を撮りながら単独行で北上して行った。Xacti CA6は、こういうシチュエーションでははまる。
 雨の中でも、花たちは健気に咲いている。人通りがまったく無いので、かえって気楽なものだ。ミシュランのポンチョだと、全身はおろか、自転車までもあまり濡れないで済む。おかげで、帰宅時まで顔以外は濡れなかった。
 湘南台の桜も、この雨に耐えている。週半ばには散るだろうな。
 帰宅して、雨具の始末に追われる。雨には降られたが、ツーリングはやはり楽しいもんだ。
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