Strange Days

2009年12月30日(水曜日)

西伊豆ツーリング二日目

21時03分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れ

 今日も元気に走るぞ。とはいえ、ちょっと足に来ているので、どこで日和るか考えてもいた。
 松崎からしばらくは海沿いに進んだが、途中からはR136を突っ走り、結果的にはあまり海を見ないで進んでいった。昼食はどこで取ろうか、どの入江に寄ろうかと考えつつ走る。
 いくつかの坂道を越え、200m超級の峠を超えて走った。昨日は同好の士を殆ど見なかったが、今日は結構見かけた。
 途中の峠でコーヒー休憩がてら、公園猫を観察する。この猫は足を怪我していて、びっこを引いていた。おとなしい猫だった。ここから海を見下ろすと、はるか眼下まで落ち込んでいる。
 R136が石廊崎に南下する辺りに到達した。時間は昼を過ぎている。石廊崎に寄っていると、結構遅くなるな。今日は早めに帰りたいので、ここは東進することにした。と、道端に蕎麦屋の旗を発見。鴨南蛮を腹に収めた。
 この先、下田までは半分山岳戦、半分平地戦という感じで、快調に突っ走っていく。
 下田駅に着いたところで、帰る前にシーパラダイスを見てゆこうと思った。入場したところで、ちょうどイルカのショーが始まっている。なかなかこなれたショーで、テンポよく進んでゆく。イルカのジャンプ力には驚かされた。最後は全身を見せて愛嬌を振りまく。
 次に迎えてくれたのは大水槽だった。マンボウって、いつ見ても奇天烈な生き物だな。
 外にはゴマフアザラシコウテイペンギンのゾーンがあるが、寒いので長く見ている気にはなれない。
 この水族館は撮影自由だが、当然ながらフラッシュは禁止なので撮影には苦労する。被写体が動きを止めた瞬間を狙わないとブレの嵐だ。
 ネコザメのアルビノらしい。こいつは身動ぎもしなかったので、撮りやすかった。
 シーパラを後にして、下田駅から座席が海に向いて付いた奇天烈な車両で海を眺めつつ熱海に出、後は東海道線で帰宅した。
 全体的に良い道だったが、西伊豆のトンネルだけは許せない。あそこはエスケープルートを探して再挑戦だな。

2009年12月29日(火曜日)

西伊豆ツーリング初日

23時17分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:快晴だ

 突発的に決めた西伊豆ツーリングに出かけた。
 朝早い東海道線に乗るべく、戸塚まで自走する。途中、意外な場所で朝日に遭遇する。ここ、初日の出観測点に良さそう。
 戸塚から小田原、熱海と乗り継ぎ、沼津で降りる。ポケロケを展開し、まずは大瀬崎を目指す。道はまあまあ良かったが、ここですでに結構な上りに遭遇する。しかし、ポケロケだといいペースで上がって行ける。
 次第にコツをつかみながら、しかし強い西風に圧倒されつつ進む。大瀬崎は遠望するだけで通り過ぎた。
 想像したより辛いのは、200m超級の上りが散見されるからだろう。伊豆は峠と入江しか無い感じだ。しかし高所に登る結果、井田戸田と眺めのいい場所に到達できる。
 土肥港に到着したのは昼過ぎ。食事は次の宇久須でのつもりだったが、そろそろガス切れだ。予め目星をつけておいたさくら食堂に向かう。その前に土肥にある世界最大の花時計をカメラに収めた。
 さくら食堂では天ぷら定食を頼む。流石に港街だけあって、魚介類のレベルは高い。海老天のプリプリぶりが嬉しい。またそんなに高くもなかった。
 ここまで走って、まだ半分くらいかと見積もっていた。果たして今夜の宿まで辿りつけるだろうかと心配していたのだが、よく地図を見直すと既に7割方走り終わっているのが分かり、焦眉を開いた。この時期にナイトランは嫌だもんな。
 その後は時間に急かされたこともあり、幹線道路を突っ走ったのだが、この辺が今まで走った中では髄一の嫌な道だった。車道はいいのだが、トンネルが怖い。狭くて自転車が逃げるスペースが無く、歩道も狭くて下手すると転落しかねない。また所々に泥が固まっているのだ。おかげで自転車が結構汚れてしまった。迂回路があればそうしたかったが、我慢して、短いトンネルは一気に走りぬけ、長い場所は歩道を慎重に進んだ。時期柄か、交通量が結構あったのも嫌だった。
 しかし、トンネルを除けばいい感じだ。坂道も、ペダルに足を載せるととにかく前に進んでくれるくらいの軽さで、手持ちの自転車の中では坂道に強い自転車と言える。大いに助かった。
 ふと振り向くと、富士山が背中を押してくれるようにしてそびえ立っていた。
 宿を取った松崎には、16:00には入った。宿に荷物を置き、港を探索する。この街はなまこ壁が売りで、古い商家がそのまま保存されていた。
 今にも日が暮れそうで、いい塩梅の夕日を拝めそうだが、港では南西の断崖が邪魔になって拝めない。自転車を走らせると、北東のホテル街の岸壁が絶好のポイントだった。しばし、カメラを働かせる。いい夕日だ。カメラに撮るより、目で見て心に収めて置きたい夕日だった。
 それから夕食に出かけたが、目を付けていた店がいずれも正月休みで閉まっていて、開いている店も超満員。諦めて、コンビニで買った弁当を食って、酒を飲んでふて寝した。

2009年12月27日(日曜日)

風邪にノックアウトされ、ポケロケに手を入れる

23時32分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:晴れてた?

 今日は熊澤酒造を襲う計画だったが、昨日の帰路から頭痛がし始めていて、朝には立派な病人になっていた。やだなあ、と思いつついつもの治療法。暖かいもの*1を接種し、汗をかきまくっていると、昼過ぎにはやっと体が動くようになってきた。
 明後日には伊豆半島に出かける予定なので、それまでにポケロケをもう少し何とかしたい。
 まずはリアハブ。とうとうスプロケを抜き、完全にばらしてみた。FH-7850のベアリングは左右にあり、その調整は半フリー側をスパナで固定し、フリー側にヘキサゴンレンチを突っ込んでやるのが正解だった。反フリー側のレンチ穴は単に固定用キャップの取り外しのためだけにあるようだ。この時気づいたのだが、なんかフリー側のベアリングボールが一つ足りない気がする。こういうものなのか? しかし反フリー側のは揃ってるしなあ。周期的に異音がする原因はこれかもしれない。それは措いて、ともかく玉当たりを調整すると、かなりましになってきた。まあ、シマノの内装3段には勝てるくらいの軽さ。これなら我慢できる、かな……。まあ、馴染みがでるという1000km走ってから判断しよう。ベアリングのボールはその前に手当しないと。
 もう一つ、ステムの固定が甘くて動いてしまう点は、バドワイザーの空き缶をはさみでチョキチョキしてシムを作り、無事解決した。いや、やはり解決というには無様だから、最終的にはIKDに持ち込むつもりだが、とりあえずの実用には問題ないように思う。
 残るはより長いシートピラーへの交換と、リアハブの異音か。なんとか実用レベルにはなってきたと思うが。

2009年12月26日(土曜日)

牛久沼鰻走り納めツーリング

22時49分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ 天気:晴れてます

 三井のアニキが走り納めを企画してくれたので、勇躍参加。
 集合場所の取手駅にポケロケを担いでやってくると、今日の参加者がボチボチ揃うところだった。早速、ポケロケを展開し、今日の走りに思いやられる。いや、相変わらず空走距離が伸びないので、どうなることかと。
 まずは利根川沿いに走り、龍ヶ崎に。ここはコロッケで売り出し中らしいが、年の瀬ゆえかやっているのは肉屋さんのそれくらいか。ともあれ、その一軒をキャッチして、店頭で買い求める。拙者、メンチカツを買ってみたが、肉汁がトロリと滲み出して美味しかった。
 その龍ヶ崎には関鉄竜ヶ崎線*1のターミナルがある。この路線はサイクルトレインできるらしい。せっかくなので自転車をそのまま載せてみた。車内は車椅子スペースの他に自転車優先スペースが有り、サイクルトレインとしてはかなり配慮されている。この路線は全部で3駅しかなく*2、その距離を自転車で走っている客を呼びこむための策のように思えた。線形もひたすら直線なので、余計に自転車との競争になっているように見えた。
 そこからわずかに走ると、今日の昼食場所、牛久沼傍のうなぎ屋に着いた。ここまでの走りで、やや疲れが溜まっている。加速はいいのだが、相変わらず空走距離が伸びず、常に漕いでいなければならないのだ。これは疲れる。根本対策の必要を認。しかし、今はどうしようも無いので、に集中することにした。この写真を撮る前にトイレに立っていたのだが、帰ってきてこれを撮っていると違和感を感じた。なんか、電子水準器が表示されてないのだ。なんか設定を変えてしまったかなと思いつつ、大して気にもとめず撮っていたのだが、実はあんな恐ろしいことが起こっていたなんて……神ならぬ身には想像もできなかったのであった。
 その後、間宮林蔵記念館を訪う。近所に間宮林蔵と細君の墓があるのだが、その真ん前に巨大な顕彰碑があって、非常に紛らわしかった。
 さらに流橋を渡る。四万十のそれのように全幅まっ平らではなく、転落防止*3の低い柵があるのが、少し風情に欠ける。
 取手駅に取って返す途中で、深まる歳末に合わせてコーディネートしたのか、真っ赤な夕日が沈んでゆく。しかしGX200の小さな撮像素子では撮りづらいなあ、などとのんきに撮影していたのだが、この辺で気づくべきであった。
 取手駅近くで三井のアニキの住処を望見してから散会。僕はKimrin姐さん*4一行とともに常磐線で上野に。そして上野でではさよならしようと思ったら、なぜかKimrin姐さんからカメラを渡される。あれ、GX200だ。これでようやく事態を悟る。なんと姐さん、うなぎ屋で拙カメラとすり替えていたのだ。EVFもちゃんと付け替えていたので、すっかり騙されてしまった。osz いやはや姐さん、後で画像データの整理がややこしくなるので、こういうおイタは勘弁してつかあさいな。しかし、気づかん俺も相当のものだがな(笑)。

2009年12月24日(木曜日)

リアハブを調整してみる

22時59分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:晴れ

 工具箱を漁ったらちゃんと17mmのハブスパナが発掘されたので、ポケロケのリアハブを調整してみる。
 FH-7850の玉当たり調整は、左右のハブシャフト端がそれぞれヘキサゴナルレンチに対応した形になっているので、反フリー側にある17mmのハブスパナに対応した部分にハブスパナを当てながら、右左をヘキサゴナルレンチで調整すれば出来るみたいだ。
 とりあえず、試行錯誤してみたところ、フリーボディの回転はかなりマシになってきた。が、反フリー側*1は渋いままだ。これだと、他の車両につけた105の半分も空走距離が出ないのではないだろうか。
 こうなると分解してしまいたくなるが、今日は時間切れ。とりあえずフリーボディの回転は良くなったので、一勝一敗としておこう。

2009年12月23日(水曜日)

ポケロケの走行感は何故重いのか究明委員会

23時00分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:快晴

 今日は週の中休みなので、午前中は部屋でぬくぬくして過ごす。いやはや、コタツは真に悪魔の発明であろう。
 さて、買い物があったので、午後遅くにモンベルショップへとポケロケを走らせた。
 既に走行感が異常に重いのに気づいていた。常に粘つくような抵抗を感じるのだ。ガンと踏めばBD-1なんざお呼びでない、鋭い加速を見せつけてくれる。またフレームの信頼感もずっと重いMR-4より上だ。しかし、疲れる。ずっと踏んでいなければならない感じがするのだ。いよいよ、しっかり原因究明しなければ。
 モンベルショップに赴いたのは、ガーミンのGPSをハンドルにつけるのに、オーバーサイズ用のマウントが必要だからだ。手許のものはすべてノーマルサイズだ。今回、ポケロケのパーツ選択で一番誤ったと思うのが、ハンドルバーをオーバーサイズにしたことだ。おかげで、手許のノーマルサイズ用アクセサリが、ことごとく取り付けできない。かといって、有難味を感じるほど剛性感の差を感じるわけでもない。別に決戦用バイクではないのだから、ノーマルサイズで構わなかったのだ。大失敗だった。キャットアイのスピードメーターはオーバーサイズ兼用なので問題なかったが、ガーミンGPSのマウンターはそうも行かない。アマゾンで調べるとアマゾン自身は安いが2~3週間待ち、別のショップではやや高いが6~10日待ちと表示される。なら、ありそうなところに買いにゆくことにしたのだ。
 北上する間、やはり異常に疲れると感じつつ走り続ける。風はやや追い風だったような気がする。
 モンベルショップでガーミンのGPSを収めているケースをじっくり眺める。が、オーバーサイズ用のマウントは無い。ぬぬぬ、ショップに発注するか。
 帰宅して、ポケロケの"重さ"を検分する。質量は小さいのに、走行抵抗が大きいのは何故か。考えるもなく、駆動抵抗が大きいのだ。怪しいのはBB、チェーン、前後ハブ。
 前ハブは、さすがデュラエースと讃えたくなるような、軽い回転だ。
 リア側はチェーンで繋がっていると分からないので、まずチェーンを切る。昨日のうちに届いていた、パークツールMLP-1で、パワーリンクを外す。あれほど苦労したものが、ものの3秒で外れるのは快感だ。
 まずBBの回転は素晴らしく滑らかで、なんら問題はない。チェーンそのものもチェーンオイルを塗布してからは問題ないと思う。問題はリアハブにあった。リアは7850デュラだが、これの回転が実に渋いのである。ハブの回転そのものも重めで、空走距離がかなり落ちる事が予想される。それ以上にフリーの回転が渋いのだ。手で回すと『ゴギゴギゴギ』という感じで、ベアリング1個1個の存在がはっきり分かるほどだ。この手のハブはしばらく馴らしが必要なものと決まっているが、これはそれにしてもと言うレベルだ。
 ちょっと調整してみるかとハブスパナを工具箱から探す。が、何故か見つからない。おかしい。2組もあるはずなのに*1
 ともかく、見つからないんじゃしょうがない。ちょっと腰を入れて押し入れの中をあさらねば。そういえば、少なくとも一組は押し入れに入れた気がする。だが、今日は時間切れだ。週末までにはやっておかなければ。
 しかし、SRAMコンポに問題が出なくて、シマノハブに原因があったと言うのは意外だ。

2009年12月20日(日曜日)

今年最後の荒川サイクリング

22時58分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:冬晴れ続く

 本年最後の荒川サイクリングに、新車を連行した。
 立場でポケロケを輪行状態にし、浮間舟渡に降り立つ。ちょっと腹具合が悪く、より軽量化に貢献する方のトイレに入ってから、改札を出た。
 早速、ポケロケを展開する。んぐ、リアフレームが開かない。なんと、ブレーキキャリパーとフレームの間に、クランクがはまりこんでしまったのだ。なんてこと……。これは『左クランクを前にして畳む』という手順を忘れていたためだ。man氏からそう手解きされたときには何故と思ったが、こういう危険をはらんでいたのだな。
 もはやどうしようも無いので、無理やり開いたが、クランクの裏に大きな傷がついた*1。まあ、僕の署名だと思おう。
 ところで、組み立て中にふと気づいたのだが、このチェーンってグリス落としてないよね……。道理で走行抵抗が高いはずだ……。
 とにかく、集合場所に走る。さっそく、まき氏の試乗を受ける。SRAMのレバーに興味ありと言う風だ。やはり握りやすいとの判定。小さめなので、特に女性にはいいだろう。
 今日はJETBOILまで持ってきたし、完璧だぜと思いきや、なんとカメラを忘れる。HT-03Aのおもちゃカメラで撮るしか無い。
 出発のミーティング時、なぜか殿の推挙を受け、その通りに指名される。しかし、チェーンに起因する走行抵抗を考えるに、これはこれで楽だった。
 荒川には、最近はしつこいくらい20km/h制限の警告看板が立っている。なにか、立て続けの事故でもあったのだろうか。
 今日はクリスマスを睨んだコスプレサイクリングが花ざかりだった。途中の水門での集合撮影。すれ違う人々が『今日は何かのイベント?』などと不思議がっていたのが可笑しかった。
 昼食場所ではJETBOIL作動。カップヌードルカレー味を建造した。こういう寒い日に喰らうカップ麺はうまい。
 気温は低いが、日差しがあるので日当は暖かい。しばし談笑して、三々五々散っていった。今日の東京方面隊は、人形町のカラクリ灯籠の寄り道がアナウンスされたこともあり、20名近い大所帯だ。しかし僕はまっすぐ東京駅に向かい、輪行で帰宅した。帰宅の際は、ステムを抜かない輪行を試す。多少かさばるが、手順は非常に簡潔になるので、非常に楽だった。
 帰宅して、早速チェーンオイルを塗ろうと、チェーンを外そうとした。このチェーン、SRAMのパワーリンクが挿入されているので、手で簡単に切れる。と思いきや、ものすごく固くて、まったく切れない。おかしいなと思って検索してみると、パワーリンクでも10速用のものは工具なしではとてもカットできず、パークツールから専用ツールが発売されたほどだと言う。仕方ないので、そのツールを発注しておいた。
 チェーンの事がなんとか出来るまでは、この自転車の実力派未知数だ。しかし、軽さは百難隠す。輪行の楽なこと楽なこと。トレンクルに僅かな加重で、圧倒的走行性能が手に入るのだから、輪行サイクリングに活躍しそうだ。

2009年12月19日(土曜日)

Pocket Rocket Pro試走

22時34分 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) 天気:快晴

 早速試走しよう。というわけで、ポケロケにあれこれを取り付ける。その前に、ストリップ状態*1で計量してみると、8.5kgと出た。うーん、これは、ステムを軽くして、細かいパーツを軽量化していっても、7kg台には届かないな。サドルを紙みたいに薄いのにして、ペダルも超軽量のものに換えれば稼げるが、それは実走の上で問題が出そうに思う。この辺で勘弁しといてやるか。しかし、ステムの変更はやりたいね。\5000程度らしいし。
 装備取り付け。まずは前照灯。評判のいいAKSLENのHL90を取り付けてみた。昨夜、CBあさひから届いたばかりの逸品だ。後警告灯は、実は既に右バーエンドにユニコのバーエンドLED警告灯を付けてあるのだが、加えてどこぞのメーカーのLED1灯式警告灯を、シートピラーに装着した。これでまあ、前後とも安全性は覚悟出来そうだ。
 境川に向かう。ピーカンの快晴だ。しかし寒い。放射冷却のせいで、厳寒期並みの寒さだ。特に刈ったばかりの脳天の響く。ツァーリの大鐘のように響く。
 南風が凄く、またスピードメーターを未装着だったので、速度もわからない。しかし、なんとなく足が回しにくく。疲労が募る。
 南端休憩所でポケロケを激撮。自転車は、リアビューがメカメカしくてカッコよく写るものだ。
 SRAM REDのレバー部は、細身で、なおかつ前に向かって絞られているので、握りやすい。好みもあるだろうが、シマノの9速世代STIよりは握りやすく感じた。しかし、カーボンカーボンしたレバーだ。
 REDコンポーネント群の中で最も高価なクランクセット。派手だな。もっとも、それを見越してフレーム色を黒一色にしたので、浮かないで済んだ。
 少し上流まで走り、日没を待つ。境川は、秋を終えて冬の景色だ。
 ふと思い出して、ポケロケの平面図を撮ってみた。サドルからハンドルバーへのドロップが30~40mmに達しているが、なぜか低すぎる感はない。丁度いいくらいだ。
 夕陽は、持っていったPowershot SX10には荷が重い被写体だった。ほぼ万能のカメラだが、撮像素子の小ささだけはどうにもならない*2
 帰宅して、ふと思いついて、さらにアクセサリーを追加した。ポケロケにはシートマスト後方にボトルケージ取り付けネジがある。ここにTOPEAKの万能ボトルケージを取り付けた。これでも、倒したときに、トップチューブ*3上面のボトルケージとは干渉しないで済みそうだ。
 さらにBD-1で以前使っていたキャットアイのワイヤレスサイクルコンピュータも取り付けた。これでやっと、速度が見える。
 明日は荒川なので、さらに本格的に試走出来そうだ。それ以前に自慢せねば。

2009年12月18日(金曜日)

IKDにPocket Rocket Pro受け取りに

21時12分 自転車 天気:晴れ

 いよいよIKDに新車受け取りに行く。
 昼前に出て、まずは戸塚駅で青春18切符を買った。高崎まで往復するのに\5000以上かかるのと、この年末年始の長い休みに使いたいのとで、青春18切符を買っておけばお得なんじゃねえのと考えたのだ。
 その18切符1回目を使って、高崎に。戸塚で高崎直通を乗り逃がし、大宮で乗り換えねばならなかった。高崎駅からIKDまでは徒歩で向かった。そしてIKDで新車と対面した。
 新車はSRAM RED+Shimano Dura(ハブだけ)の最強連合で組んだ。持った感じではかなり軽い。が、妄想していたレベルではない。もしかして、8kg切りは無理かな。
 問題が一つ。シートポストがなんだか短いのだ。僕が上げたい高さまで上げるとリミットを大きく超えるくらいだ。おかしい、250mmで足りるようサイズにしてもらったはずなのに。
 後、いくつかの部品は結構重いものを使っている*1ようで、それも重さに貢献しているようだ。これらは後で考えよう。
 少なくとも、シートポストは換えなければならない。またハンドルも少し遠ざけたい気がしたので、アヘッドも長いものに換えるべきかも知れない。これらは後で考えよう。
 その場で支払って、きっちり精算してしまうと、新車にまたがって高崎駅まで走った。早速、輪行準備。ハンドルをステムから抜いて、後はシートマストを倒し、チェーンステーを前にたたむだけだ。しかし、抜いたハンドルの固定場所に困る。しばらくは試行錯誤せねばならないか。
 行きと同じく、高崎発の湘南新宿ラインを乗り逃がし、またしても大宮乗換えでの帰還だった。そして、戸塚からは自宅まで自走した。
 短い距離での試走だが、軽くて強力なコンポを使っただけに、負荷を掛ければ掛けるだけずんずん進む感じだ。しかし、妙な回しにくさも感じる。まあ、ポジションが出て無いのかもしれない。
 帰宅して、とりあえず趣味部屋に据えた。うーん、カコイイ。ステルスブラックで塗ったのは正解だった。

2009年12月15日(火曜日)

Pocket Rocket Proほぼ完成

19時10分 自転車 天気:晴れてる

 やっと余裕ができたので、先週まで掛かっていた仕事の後始末をつけながら、IKDのman氏とポケロケの件についてやりとりする。物がIKDに到着し、夜までにはほぼ完成した。懸案だったSRAMのコンポも無事に組まれ*1、後は瑣末な部分だけだという。金曜日はうちの職場が時短休日なので、IKDに取りに行こうと思う。
 これでポケロケプロの仕様が確定した。カラーはステルスブラックにした。コンポは最終的にはSRAMのRED。ホイールはハブが前79デュラ/後7850デュラにALEX-RIMSの組み合わせで、#14スポークの24H組。ハンドルバーはEASTONのEC90。サドルはFizik Arione CX Klum。ステム*2とシートポストはThomson Elite。他はIKDにお任せだが、タイヤはDuranoらしい。
 全体的に、軽量軽快な折り畳み自転車に仕上がってくれたのではないか。実物と対面するのが楽しみだ。

2009年12月13日(日曜日)

呉汁ツーリング

23時00分 自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れときどきくもり

 密かに呉汁ツーリングが再実行されたのだった。参加者は前回参加者に加え、Roy氏も参戦。
 朝一に戸田公園まで輪行する。今日もみなさんロードばかり。今日はBD-1よりはよほど戦闘力のあるMR-4F改を担いできた。しかし、戦えるだろうか。
 早速荒川まで抜け、遡上してゆく。しかし、どうも強い向かい風のようだ。誰かが気象の神様の怒りを買ったのだろうか。
 渡良瀬公園で三井氏と合流。おやアニキ、新車じゃござんせんか。サーベロのカーボンフレームに、カンパのアテナさんの組み合わせ。アテナさんは中級グレードらしい。が、フレームが激軽なので、7kg台だとか。羨ましい。
 三井氏、さいごん氏の2大風除けの影に隠れながら、拙者淡々と走る。今日はすっかり修行モードだな。
 40kmばかり走った地点で、今日のメインイベント、呉汁タイムの始まりだ。入った店で呉汁を頼むも、5人分しか出せないという。力入ってないなー、呉汁。
 ともかく、遠距離の拙者は二度と摂食の機械も無いだろうと確保し、食してみた。この呉汁というのは、大豆を摺ったものをベースにした汁物だそうだ。なんとなくほうとうを彷彿させるが、味噌は使われてなかったと思う。ふーん、こういうモノかという感想だ。冬場には体が温まってヨイ。
 さて、隠れイベントに向かう。東に向かうと、ロード乗りたちの間で有名な物見山がある。どんな場所かと思いきや、比較的だらだらした丘陵で、山頂近くまで学校が立っているので、路上に飛び出す学生にひやひやしながら走らねばならぬ。物見山は周回コースを作れるのが売りだが、今回はそっちには向かわなかった。とりあえず、頂上にある峠道の看板だけ見てきた。
 麓に下った喫茶店で、しばし休憩。パパイヤケーキなんぞを頼んでしまう。近所の奥様方の集会所めいた店だった。
 帰路は追い風で楽かと思いきや、風はいつの間にか消失、むしろ弱い向かい風の中を走り続けた。本田飛行場でZeppelin NTな飛行船を見る。む、船首下面になにやら横浜云々とあるな。
 だんだん暗くなる中、淡々と走り続け、渡良瀬公園で三井氏と別れ、戸田公園駅目前でRoy氏が迷子になってそのまま別れ、最後は駅近くにあるという珈琲屋でゴールデンでスペシャルらしいマンデリンを買って、おやじ殿に駅まで送ってもらった。いや、辛かったが楽しかった。
 が、本当の試練はこの後。自転車を担いでホームに出ると、なんと大宮での人身事故の余波で、埼京線は停止中だった。湘南新宿ラインなんていつ来るか。やむなく池袋までりんかい線で出て、山手線で東京、東京から東海道線で戸塚に出て、そこから自走で帰宅した。走行距離は102km。しかし疲労はセンチュリーラン級だった。
 しかし、辛かったが楽しかったな。やはり自転車乗りにはMっ気があるのだろう。

2009年12月08日(火曜日)

IKDにパーツ発送

22時46分 自転車 ( 自転車いじり ) 天気:晴れのち曇り

 そろそろ頃合と見て、ポケロケ用に集めていたパーツをIKDに発送した。
 中身はSRAM REDの8点セット*1、ハンドルバー*2、シートピラー、ステム*3、サドル*4、ペダル*5、バーテープなど小物だ。
 REDは噂に違わぬ軽量コンポで、特にレバーは笑いが込み上げてくるほどの軽さだ。中に何も入ってないんじゃないかと思うくらい。しかし、デュラエース的な高級感は微塵も無い。
 その他のパーツに関しても、軽量を主眼に選んだ。しかしペダルだけは、使い慣れたSPDクリートを使いたくて、あえてPD-M970を選択した。もっと軽いペダルはあるけど、降車後の行動を考えると、歩きやすいSPDに落ちざるを得ない。SPD互換でもっと軽いものもあるが、例えばXpedoの物などは縮幅して重量を稼いでいるので、使っていてペダルを探すことしばしだった。そんなこともあり、ペダルは比較的無難に選んだ。
 これらを使えば、我がPocket Rocket Proは8kgをかなり切れると見ている。そこまで軽ければ、もう自転車が重くて、などという言い訳はできまいな。出来上がりが楽しみだ。

2009年12月01日(火曜日)

今日のインシデント

10時25分 自転車 天気:晴れ

 朝、TCR-2で、建設中の戸塚駅西口ビル(勝手な仮称)を横目に、R1旧道を開かずの踏み切り方面に走っていた。
 押しボタン式の油断ならない横断歩道を過ぎたところだった。突然、真横の歩道からお買い物自転車に乗った男子高校生がガシャーンとばかりに飛び出してきたのだ。おいおい、いきなり車道に直交飛び出しですか。俺様、とっさにブレーキをかける。駄目だ、これはぶつかる。生憎なことにTCR-2はEPICほどには急制動できない。万事休すか。
 しかし、次の瞬間、なんとか体勢を整えたその男子高校生、僕から見て左手に身を翻すと、我がTCR-2をかすめる様にして交わしていった。さすが、若いっていいな*1。とっさのことだったので怒鳴りつける余裕も無く、左右、そして背後の後続車を確認してから、やっと足を突いた。
 毎日、自転車で通勤していれば、この手のヒヤリとくる事例に遭うことも多いものだ。しかし、今日はその中でも危険度が高いものだった。
 後で思うに、彼奴からすれば『こいつ、なんで左(僕から見て右)に避けないの?』と思っていたんじゃなかろうか。しかし、とっさに背後を見るのは危険だし、最近の車は静かなので音で察知しにくい。風向きによっては、真後ろに迫られるまでまるで分からないものだ。しかし、対面している彼奴からすれば状況は一目瞭然なので*2、こっちがどんな危険を感じているのか、その認識を共有できないのだろう。ああ、対面交通は安全なり*3
 たぶんだが、学校教育においても道路交通に関する教育はそれなりに行われているのだろう。それでも逆走が減らないのは、逆走にもそれなりに利点があると彼らなりに実感しているからではないだろうか。もしかしたら、速度域が低い場合、対面交通の方が安全なのかもしれない。
 車に近い速度域のスポーツ用自転車と、歩行者に近い所謂ママチャリとでは、場合によっては通行域を分けるべきなのだと思った。混在させられる現状では、どちらの利点も排除されてしまっている。ママチャリは車と競争させられ、スポーツ車は人と干渉させられている。
 それはともかく、今日のような事例を事故につなげさせない為には、危険な地域を走行する場合は路側から距離をとる、それ以前に速度を落とす、などの心構えが必要だと思った。なんだか納得できないけどな。