Strange Days

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2000年3月07日(火曜日)

今夜の観望

星見 23:55:00
 22:00過ぎにちょっと望遠鏡を出してみた。既に冬の大三角形もかなり高度を下げ、間もなく夕暮れに沈むようになってしまうだろう。シンチレーションは安定していたが、心なしか透明度が低く、オリオン大星雲はあまり細かく見えなかった。黄砂が降る季節がやってきたのだろうか。
 ちょっと食事して、11時過ぎにまたベランダに出たら、もう薄い雲が空を覆っていた。
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2000年3月07日(火曜日)

望遠鏡自作の世界

星見 20:59:00 天気:晴れ時々曇り
 望遠鏡関係の掲示板を巡っていると、自作の情報が結構目に付く。市販の望遠鏡は使い勝手で不満がある、あるいは大口径のものは価格が高い、などと言った理由から自作に走る人は少なくないようだ。
 自作も様々なレベルがあって、キットを用いる人からレンズを磨く人までいる。レンズだけ買って口径60cm(!!!)の反射望遠鏡を作っちゃった人もいるらしい。凄いな、かつての国立天文台レベルだ。
 さすがにレンズ(反射鏡)を磨く場合は反射式がほとんどだが(屈折式のレンズだと両面を研磨しなければならないため)。メッキとかはどうするんだろう、業者に出すんだろうか。
 Borg100EDはかなりのポテンシャルを持った望遠鏡だが、都会で淡い天体を見るとなるとより大口径が欲しくなる。8"級のシュミット・カセグレン式は比較的安価だが、それでもあれこれで40万するのだ。それを考えると淡い天体観望専用のドブソニアンでも自作したほうが安上がりかもしれない。
 レンズはロシアが得意らしくて、大きなものでも結構安価であるようだ。なにか、かつてのPCパーツ個人輸入を思わせる(事実はこっちの方が先にあった世界なのだが)。
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2000年3月05日(日曜日)

今夜の観望もなし

星見 23:56:00
 朝のうちに雨は上がり、一日中どんより曇った1日だった。宵の口にベランダに出ると、多少の切れ目は見えたので晴れてくれるかなと思った。しかし日付が変わる頃になっても空は晴れず、今夜の観望も無し。天体観測には不向きな春がやってきた。
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2000年3月03日(金曜日)

今夜の観望

星見 23:48:00
 早い時間に帰ったので、まもなく観測シーズンが終わりそうな木星と土星を眺めた。今夜は風が強く、シーイングは悪い。視界の中の木星が揺れる揺れる。シンチレーションのせいもあるが、なんといっても三脚の剛性が低すぎるのだ。軽いカメラ三脚だからねえ。そろそろ換え時かも。でもシンチレーションが安定した瞬間には、すばらしくくっきりと木星の縞縞や土星の輪が見えた。~
 早朝にもう一度さそり座でも眺めようとベランダに出てみたが、既に雲が厚く空を覆っていた。~
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2000年3月02日(木曜日)

今夜の観望は無しです

星見 22:33:00
 帰宅したのは20:00過ぎ。しかし異様に眠かったので、今夜の観望は無しにした。しかし寝る前にベランダで双眼鏡を空に向けてみた。相変わらず星座が分かりません(爆)。でもなんとなくさそり座を見分けられたような気がした(気がしただけか)。
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2000年3月01日(水曜日)

今夜の観望

星見 23:29:00
 早目に帰れたので、今夜も木星と土星に望遠鏡を向けた。今夜は風が弱くて、シーイングも良好。大気が安定した瞬間には、木星の縞がかなりくっきり見えた。見え方から考慮して、もしも大赤斑がこちらを向いていれば見えたはずだ。ガリレオ衛星も鋭く小さな輝点となって見えた。
 アイピースの位置的な問題から、時々左目でのぞいていたのだが、どうも僕の場合は左目の方が優秀らしい。右目では縞縞が滲んだように見えるのだが、左目でピントを出してやると縞がくっきり見えるのだ。それどころかその地の斑も見えそうな気がするほどだった。土星も輪がくっきり識別でき、倍率を上げればカッシーニの間隙も見えそうだった。大気が安定する夏場に見てみたいものだが(暑くて死ぬかも)。
 ちょっと横になっていたらいつの間にか深夜になっていて、寝る前に空を見てみた。深夜の冬空は明るい星座たちが既に沈み、見た目は寂しいものだ。しかし双眼鏡で眺めていると、面白そうな星の並びが次々に目に入ってくる。これは、さそり座だったかな.....星図を見てもわかんないや(爆)。昔は結構星座を憶えていたものだが、さすがに20年も経つとあらかた忘れてしまうのである。早見表を作っておくか。
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2000年2月28日(月曜日)

本日の観望

星見 23:24:00
 早く帰れたので、早い時間に沈んでしまうようになってきた木星と土星に望遠鏡を向けた。
 今夜は風が特に強く、うっかりするとベランダに出しておいたスリッパが吹き飛ばされるくらいだった。当然シーイングは最悪で、木星も土星も視界の中を常に揺らめいている。木星は風と風の谷間で一瞬だけ縞縞が見える程度、土星も輪を分離するのが難しいくらいだった。
 オリオン大星雲の方もいまいちで、トラペジウムの一番明るい星周辺の小さな星々がかろうじて分離できるくらいだ。
 望遠鏡をオリオン座の頭辺りに向けてみた。この辺りに二重星があるとスターウォッチャー誌は主張しているのだが、どうにも良く分からない。明るい星の周辺に物凄く暗い星が並んでいるのが見えるのだが、僕のイメージする二重星としては離れ過ぎているように思えて、今見ているのが本当に二重星なのか、それとも全然見当違いなのか、なんとも見当がつかない。こういう時に観望会にでも出て「これが重星です、これがMxxです」と教えてもらえれば、話が早いのだろう。
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2000年2月27日(日曜日)

風邪か?

星見 23:21:00
 NHKスペシャルを見終わった後、いよいよ容態が悪化した。頭痛と正体不明の不快感が交互に襲ってきて、とても風呂に入るどころではない。しかし、一応は風呂を沸かし、昼間に買っておいた材料で寄せ鍋を作った。いつもならビールをやりながら喜んで食うのだが、今夜はそんな余裕も無く、鍋もかなり残してしまう。明朝食えばいいのだが。
 そんな状況だが、どうしても今日買ったMizarの双眼鏡を試してみたくて、寒い中空に向けた。Mizarというとなぜか二線級という印象がなぜか強い。安売りの望遠鏡はMizarかケンコーが目に付くからだ。Vixenのものもかなりあるが、Vixenはハイエンドの望遠鏡も有名なので、いわば望遠鏡の総合メーカーという認識がある。実際にはMizarもかなりのスペックを持つ機種を作っているので、低価格品を多売するという営業方針なのだろう。
 さて、この10*42、見え味は中国製8*30よりも明るく、くっきりしている印象がある。さすが価格的に\7000と中国製の\3000の倍だっただけのことはある(空しい戦いだ)。ただしやや高倍率ゆえか、単に設計が悪いのか、視野中央と周縁とではピントが多少ずれているようだ。でも星団は探しやすくなった。
 望遠鏡でオリオン大星雲を眺めた後、悪寒で死にそうになったので早々に仕舞い込んだ。
 日付が変わる頃には、もう風呂に入る気にならず、布団に潜り込んで朝までトロトロと眠り込んだ。毎週の月曜日が睡眠不足デーばかりだった事を思えば、睡眠時間だけは足りたと喜ばずにいられまい(その前に熱には下がって欲しい)。
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2000年2月26日(土曜日)

夜中に晴れました

星見 23:55:00
 宵の口頃、空を見上げたところ、雲が厚く空を覆っていた。こりゃあかんと観測は諦め、久しぶりに笑夢くん所のチャットで遊んでいた。それが終わり、邪悪な方のチャットもそろそろ上がろうかという頃、ふと外を見てみると、いつの間にやら明るい月が出ている。雲はいつの間にか吹き払ったように消えている。核爆弾でも炸裂したのだろうか。
 月は相変わらず眩しいくらいの明るさで、目を傷めない様に気を付けながらチコ(だと思う)や昼夜境界線の山脈の影を眺めた。寒すぎて死にそうだったが、なかなか飽きないもんだ。
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2000年2月25日(金曜日)

2/25の暮らし

星見 23:06:00 天気:晴れ後曇り
 今日辺りは晴れてくれるかと期待していたのだが、昼は晴れていたのに夜はまたもや曇り。いい加減、望遠鏡にカビが生えそうだ(笑)。
 カビといえば望遠鏡にカビは大敵らしい(これは想像に難くない)。特に梅雨時の高湿の中では高価なEDレンズがカビて台無しになってしまう事例もあるとか。どっかで乾燥剤を大量に仕入れておかないと。
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2000年2月24日(木曜日)

今夜の観望

星見 23:55:00
 帰宅して、夜22:00くらいに望遠鏡を出した。今夜もシンチレーションは悪く、肉眼でもシリウスは激しく瞬いていた。実は帰宅するべく会社を出た頃は曇っていたのだが、帰り着く頃には風に吹き払われたのか、すっかり晴れ上がっていた。
 冬は、強い北風が大気中の粉塵を吹き払うせいで、大気の透明度そのものは高い。しかしその風のためにシンチレーション(大気が激しく動く事で屈折経路が変わり像が揺らぐ現象......だよね)はかなり悪い。このため、冬は肉眼による観望には適しているが、望遠鏡によるそれには夏場が適しているという。夏の風が強かった夜など、風が凪げば最高のシーイングになる......らしい。
 今夜はあまりの寒さに小1時間ほどで引き上げたが、オリオン大星雲はいつ見ても神秘的な天体だ。M41も大体一発で探せるようになってきた。でも他の天体は?(爆)
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2000年2月21日(月曜日)

今夜の空

星見 23:59:00
 帰宅して、21:00頃に望遠鏡を出した。ちょうどベランダの真正面(ほぼ南西)に冬の大三角形が上っていた。オリオン大星雲辺りは星空が透明に映り、かなりくっきり見えた。ただし風が強いので、像はしばしば揺らぐ。トラペジウム近辺を見ているとなぜか像がぼんやりと滲んだ感じがする。かなり風があったせいかもしれない。
 夕食後、ちょっと一休みのつもりで横になっていたら、いつの間にか日付が変わっていた。起き出して風呂に入り、インターネットをぐずぐずアクセスしていたらもう3:00だ。こりゃ寝不足にもなるはずである。
 もう望遠鏡はしまうつもりでベランダに出てみると、満月を少し過ぎた大きな月が、やはり南西の空に掛かっていた。ちょっとだけ望遠鏡で眺めてみた。相変わらず眩しいくらい明るいので、左右の目で交代に眺めてみた。風のせいか、やはりしばしば表面が滲んだようになって、なかなかピントを出せない。しかし月の表面の明るい山脈と、昼夜の境界線に近いクレーターの暗い縁の対比は見事で、しばらく眺めて飽きなかった。
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2000年2月18日(金曜日)

薄曇り

星見 20:43:00 天気:晴れ時々曇り
 23時くらいまでは空は晴れていたのだが、3時くらいに西に傾いた月を見ようとベランダに出ると、空全体に薄い雲がかかってどうにもよろしくない。
 月には暈が被り、全体に薄ぼんやりと滲んでいる。月の直径の10倍くらいの所にはもう一つ暈が見えた。観望には最悪の条件だが、一つの夜景としては幽玄でもあり、味なものでもあった。
 双眼鏡で見ると月のクレーターまでくっきり見えたので、ものは試しと望遠鏡を向けてみた。失明するかと思った。満月に近い月がこんなに明るいとは。数秒間右目でのぞいただけで月の輪郭が目に焼きつき、数分間消えなかった。ムーングラスというものが必要になるはずである。
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2000年2月16日(水曜日)

ベランダ観望の敵

星見 23:05:00 天気:非常に寒い快晴
 それにしてもなんと寒い日なんだろう。昼になっても気温はさほど上がらず、夕方にはまた急激に下がってきた。夜半には零度を下回るほどだった。洗濯物を出しておいたら高野豆腐みたいになったかもしれない。
 早く帰れたのでさっそく望遠鏡で冬の大三角形周辺を眺めてみた。月の沈むのが遅くなり、頭上には月が浩々と凍り付いている。こんな寒い夜には本当に似合いの、冷たく白い月の光だった。月ものぞいてみたかったけど、昨夜決めた脚位置からは見えない。こういう場合には位置をずらして経緯台モードで向けるしかないようだ(極軸を真北に向けることができないため)。
 風があり、肉眼では星が瞬いて見える。望遠鏡の中でも、時々星が霞んで見える。そういう意味ではあんまりシーイングが良くなかった。しかし時折風が凪いでシンチレーションが向上する瞬間が来ると、星は嘘のようにクリアに見える。オリオン大星雲はかなり明るく見えたし、M41も久しぶりに位置が分かった(滅)。高度が低いと街の明かりに邪魔されて、M41のような天体は見難いのだ。しかし今夜はたくさんある星が一つ一つ分離して見え、あまつさえ背後の微少な星々さえ見えてくるような気がした。これは気のせいだろう。今夜は相当に寒く、風もあるので、最後には凍えつつの観望になった。部屋の中で凍死してはかなわんとばかりに望遠鏡を引き上げた。
 それにしても、赤道儀モードで使うと取り回しが悪くなるのには参った。追尾性は高くなるので痛し痒しだ。ベランダの手すりにでも取り付けられる手軽な経緯台でもあればいいのだが。
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2000年2月13日(日曜日)

星を見る人

星見 11:48:00 天気:晴れのち曇り BGM:Heaven and Hell/Black Sabbath
 前日深夜(というか明け方)まで、ずっと星を眺めていた。今夜も風が強く(冬はそうなのだが)、シーイングは絶好とはいえない。しかし高空に凍りついて瞬いている星々を眺めているだけでも、心が和んでくる。
 熱いコーヒーを淹れて、お菓子をぱくつきながら、暗やみに瞳孔が開いてくるのを待っていると、本当に心満ち足りた時間が過ぎていく。なんと安っぽい満足感なのだろう。だがこの満足感は、きっと金では買えない種類のものだ。僕が子供の頃からいつの間にか育んでいた星への無条件のあこがれが、この根底にあるのだから。いくら金を積んで巨大な望遠鏡を建造し、暇に飽かせて星空を眺めていても、この心境へは必ずしも到達できまい。星への憧れを共有する者たちだけが、この悦びを享受できる(クゥ、泣かせるぜ)。
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