Strange Days

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2010年3月20日(土曜日)

しまなみ縦走2010初日

自転車 ( 自転車旅行記 ) , , レジャー , 22:10:00 天気:概ね良好その後強風豪雨落雷
 さて、ついに許されざるおっさんたちによる許されざるしまなみ縦走の日がやってきた。だいたい、いつものコースを通るのだが、今日は寄り道をたっぷりしてゆく腹積もりだった。それが、あんな恐ろしい事態を招こうとは……。
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2010年3月13日(土曜日)

海軍道路で春の夕陽を見送る

自転車 ( 自転車いじり ) , 暮らし , デジタルカメラ , 22:14:00 天気:晴れ
 今週が多忙だった反動で、今日は二度寝をきっちり決めてしまい、午前も遅くに目覚めた。はぁ、時間に追われない幸せ。
 暖かな日だったが、そんな風に午後まで無駄に過ごし、夕刻になって出かけることにした。ホームセンターで買い物をしたかった。
 ポケロケで北に向かう。出掛け、ポケロケのステムをさらに5mm上げた。これくらいまで上げると背筋への負担がさらに軽減される。いい感じだ。これで行こう。
 ポケロケは来週のしまなみ縦走に連行するつもりだが、問題は荷物をどうするかだ。背負うしか無い。それなりの容量があって、使い勝手がいいとなると、Quaser27lを背負っていくくらいしか無い。が、こいつはポケロケとの相性はいいものの、絶対的な容量が足りない。トランスアルパインなら30lあり、Quaserとのカタログ値以上の容量差を感じるが、これ自体が重い。なら35l入るオルトリーブのメッセンジャーバッグなら完全防水だしいいんじゃねえの? しかしこれは外に何もつけられないし、中仕切が無いので使い勝手がいまいち。なんでも放り込んでおくにはいいのだが。じゃあTinbuk2のメッセンジャーバッグにするかというと、これは使い勝手は最高なのだが*1、一本ベルトなので、いくら幅広とはいえ疲れる。うーむ、参った。まあQuaserの容量の少なさは背面に入っている背板の湾曲ぶりに由来しているので、これをなんとかするか。これを曲げ直すと実質容量が増えると聞いたことがある。
 さて、ポケロケを海軍道路まで走らせ、夕陽を観測した。今日は陽が稜線にかかる直前まで、なんだかボケたような太陽だったのだが、この直前辺りから急にキリッと丸い陽の姿が見え始めた。位置的に、もうほとんど真西だ。
 帰路、日向山のコーヒ屋に立ち寄った。なんとなく店主の人とお話したのだが、熱い人だった。なんでも土井コーヒーという有名店*2の味を目指しているのだとか。飲み口すっきり、後味の引かないコーヒーが理想ということだ。実は僕の嗜好と一致している。贔屓にしたいな。今日はトラジャを仕入れた。
 さらにホームセンターに立ち寄り、SatRDay輪行用のストラップを見繕った。今はオストリッチの便利ベルトという、掛け紐と担ぎ紐が一体化しているものを使っているのだが、耐久性が低くて弱っていた。もう3代目だ。そこでもっと耐久性の高いものを自作しようと考えたのだ。
 いろんな組み合わせを考えたが、結局は細引きと30mm幅のベルトを組み合わせてみることにした。細引き2組をフレームに付け、それにベルトを通す形だ。一度、試してみたい。
 帰宅して、ポケロケを整備する。チェーンが汚れていたが、ペットボトルにクリーナーと入れて振り、さらに超音波洗浄機に掛けるとぴかぴかになった。SRAMのチェーンは、シマノのデュラチェーンよりもピカピカなのがいいね。
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2010年2月14日(日曜日)

浅草方面でリアルエール。そしてSatRDay改修

, 自転車 ( 自転車いじり ) 23:40:00 天気:晴れだが
 今日は昼から開かれる浅草リアルエールフェスに誘われていたので、10:30には家を出た。もちろん徒歩でだ。
 浅草は隅田川対岸にある、前から『なんでウンコ載せてるんだろう』と不思議に思っていたアサヒビールのビルの隣、墨田区公会堂の類らしき場所が会場だ。と、その前に。ここから間近に見えるスカイツリーの観測を実施。見る度に高くなっている。
 さて、お仲間とは会場で無事合流。会場は瞬く間に人で溢れた。思わぬ再会もあって楽しく過ごせたが、\3500で10杯分のチケットを消化しきれば命がないと思われたので、買い物をするべく別れを告げて秋葉方面に向かった。秋葉原へは初めてTXを利用してみた。
 秋葉では、街の変化よりも駅の変化に戸惑い、電気街口に抜けるのに少し迷った。かつてLaOXゲーム館があった辺りにやたら長い行列ができているので何事かと思いきや、どうやらエロゲキャラの宣伝がてらのバレンタインプレゼントが実施されていた模様。ラブプラスではなかったと思う。
 さて、秋葉で降りたが、用があるのは御徒町方面だ。ずっと歩いていくと、アサゾーのさらに大通側に、Y'sRoadの店が立っていた。なかなか栄えている店で、小径パーツの扱いが多い。2Fで目的の67アルテのチェーンを買い、帰宅した。
 帰宅して、SatRDayにチェーンを取り付け、改装は完了した。とはいえ、試走出来ないので、完成とはいえない。特にアイドラーはどうかなあ。前のものより左右の可動範囲が広いので、それが悪影響をもたらさなければいいのだが。
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2009年12月13日(日曜日)

呉汁ツーリング

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 23:00:00 天気:晴れときどきくもり
 密かに呉汁ツーリングが再実行されたのだった。参加者は前回参加者に加え、Roy氏も参戦。
 朝一に戸田公園まで輪行する。今日もみなさんロードばかり。今日はBD-1よりはよほど戦闘力のあるMR-4F改を担いできた。しかし、戦えるだろうか。
 早速荒川まで抜け、遡上してゆく。しかし、どうも強い向かい風のようだ。誰かが気象の神様の怒りを買ったのだろうか。
 渡良瀬公園で三井氏と合流。おやアニキ、新車じゃござんせんか。サーベロのカーボンフレームに、カンパのアテナさんの組み合わせ。アテナさんは中級グレードらしい。が、フレームが激軽なので、7kg台だとか。羨ましい。
 三井氏、さいごん氏の2大風除けの影に隠れながら、拙者淡々と走る。今日はすっかり修行モードだな。
 40kmばかり走った地点で、今日のメインイベント、呉汁タイムの始まりだ。入った店で呉汁を頼むも、5人分しか出せないという。力入ってないなー、呉汁。
 ともかく、遠距離の拙者は二度と摂食の機械も無いだろうと確保し、食してみた。この呉汁というのは、大豆を摺ったものをベースにした汁物だそうだ。なんとなくほうとうを彷彿させるが、味噌は使われてなかったと思う。ふーん、こういうモノかという感想だ。冬場には体が温まってヨイ。
 さて、隠れイベントに向かう。東に向かうと、ロード乗りたちの間で有名な物見山がある。どんな場所かと思いきや、比較的だらだらした丘陵で、山頂近くまで学校が立っているので、路上に飛び出す学生にひやひやしながら走らねばならぬ。物見山は周回コースを作れるのが売りだが、今回はそっちには向かわなかった。とりあえず、頂上にある峠道の看板だけ見てきた。
 麓に下った喫茶店で、しばし休憩。パパイヤケーキなんぞを頼んでしまう。近所の奥様方の集会所めいた店だった。
 帰路は追い風で楽かと思いきや、風はいつの間にか消失、むしろ弱い向かい風の中を走り続けた。本田飛行場でZeppelin NTな飛行船を見る。む、船首下面になにやら横浜云々とあるな。
 だんだん暗くなる中、淡々と走り続け、渡良瀬公園で三井氏と別れ、戸田公園駅目前でRoy氏が迷子になってそのまま別れ、最後は駅近くにあるという珈琲屋でゴールデンでスペシャルらしいマンデリンを買って、おやじ殿に駅まで送ってもらった。いや、辛かったが楽しかった。
 が、本当の試練はこの後。自転車を担いでホームに出ると、なんと大宮での人身事故の余波で、埼京線は停止中だった。湘南新宿ラインなんていつ来るか。やむなく池袋までりんかい線で出て、山手線で東京、東京から東海道線で戸塚に出て、そこから自走で帰宅した。走行距離は102km。しかし疲労はセンチュリーラン級だった。
 しかし、辛かったが楽しかったな。やはり自転車乗りにはMっ気があるのだろう。

2009年11月23日(月曜日)

秋の出雲路ツーリング単独行動日

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 22:26:00 天気:いい天気
 出雲路三日目*1は、いまだ到達できていない美保関を襲うつもりだ。本当は世界遺産たる石見銀山まで足を伸ばすつもりだった。が、こんな好天に自転車に乗らないインドアな行動も寂しい。石見にはまた訪れる機会もあるだろう。だが美保関にはそう行くと思えない。ということで、進路を変更した。
 朝、ホテルで朝食を取る。書いてなかったが、ここのホテルはありがちなバイキング形式ではあるのだが、出雲そばが用意されている点が心憎い。もっとも、作り置きだが。
 MR-4Fを北に向かわせる。一応、東松江から対岸に渡るルートがあるのだが、そこまで交通量の多い道を行くのが嫌だったので、松江駅の北方で渡るルートを取った。橋を渡ると、交通量は激減して、走りやすい道になる。途中、建設中のバイパスの真下を通過する。道中、矢田の渡しという看板を見かけた。
 しばし細い1車線の道を走り続ける。のどかでいい感じだ。やがて対向2車線の綺麗に舗装された道になった。
 大根島への堰を渡ってゆく。ダンプが多いのがちょっと嫌だが、見ての通り左手にスペースがあるので、自転車にとっては走りやすい道だ。
 中海の眺めは、同じ内海ということで瀬戸内のそれと似ている。が、やはりもっと近いのは琵琶湖だろうか。波のある湖という雰囲気が濃厚だ。
 昨日は登頂しただけだった江島大橋を渡る。実は、ここは歩道に関しては自転車通行禁止なのだが、車道の方は車の横を自転車が通行するには十分に広いとは言えず、かといって占有すれば渋滞するほどの交通量なので、やむなく歩道を取ったのだ。ちょうど退避エリアに入ったところで、車道をローディーが登っていったが、さすがに這うようなスピードであり、車の方は飛ばすので、見ていて冷や冷やした。もっと明確に2輪車ゾーンを区別するとかしないと、そのうちに事故が起きるんじゃないかな。一方で、歩道の方は歩行者そのものがいない。
 江島大橋から、今日走るつもりの中海北岸を見る。大きな箱型建造物は、中規模の造船所だ。
 境港に入り、港を走ってから北岸に渡ろうとする。しかし、見えている境港大橋への進入経路がわからん。あれ、夏はどう入ったんだっけ。結局、一旦数ブロック南下し、南西方向からのランプに入ることができた。車は少ないし、登坂力はSatRDayよりあるMR-4Fだったが、それでもこれは恐怖の道のりだった。特に斜面では路肩に盛り上がりがあって、そこをうっかり踏むと転倒しそうだった。その上、緊急避難先の歩道も狭く、かつ段差が大きい旧式のものだ。実質、自転車、歩行者ともに通行困難な橋だった。他にエスケープルートがあるならそっちを取りたいが、江島北方の堰しかなさそうだ。ここにこそ渡し舟があればいいのに。
 橋を渡ると、一旦は西に大きく走った辺りで、ようやく下ろされる。そこから東に、美保関方面に走る。美保関はこの半島の突端手前にある小さな入り江にある。そこまでは、比較的新しい道が続く。まだ旧道が併走している部分も多い。
 美保関に到着する。ここには全国の事代主系*2恵比寿様の総社、美保神社がある。ここも大修繕を準備中らしく、募金10億とか20億とか景気のいい話が掲示されていた。境内には秋の名残があった。手入れの行き届いた神社の佇まいは、清清しくて良い。秋晴れの空に良く映える。(出雲)大社だけでは片詣りという話もあり、念入りに参拝して、お守りも購入した。自転車に貼れそうなサイズの交通安全祈願のお守りだ。
 細い路地をうろついていると、なにやら謂れのありそうな寺が見えた。後醍醐天皇らが隠岐に島流しになる際、この寺に滞在したという。重文の仏像を5体持つそうだが、開陳されている気配は無かった。
 ここで昼食にしたかったが、イカ焼きの屋台は多いものの、ちゃんと食事できる場所は目に入らない。美保関灯台にあるというビュッフェを当てにすることにした。
 美保関灯台まではちょっとした上りをこなした先にある。結構立派な駐車場があり、半分くらいは埋まっていただろうか。予想より栄えていた。
 ここは島根半島の先端にあり、三方を海に接していることもあり、また高台にあることもあり、大層風光明媚な場所だ。晴れていて良かった。
 ビュッフェは先の写真で灯台足元にある赤い屋根の建物だ。食堂に入るとちょうど昼飯時だったこともあって混んでいる様子。だが席はというと海に面したカウンター席だけ埋まっている状況だ。給仕の人が一人だけなので、回しきれてない様子。人の食事を見ると刺身定食が美味しそうだったので、食券を買い求めてからテーブル席*3に陣取った。程なく、カウンター席が空いたので、移動しておいた。定食はこの手の食堂にしては存外にまともな物であった。刺身はさすがに港町で鮮度が良く、揚げ物も作り置きじゃなくて揚げたてだった。美味しく頂いた。
 食後は灯台の周りを散策する。この灯台、山陰最古の現役灯台だという。明治期に建てられ、今も現役で使用されている。
 この灯台近くに、ちょっと異様な説明版がある。美保関事件という、大正期の海軍で発生した多重衝突事件の顛末を記したものだ。後に調べてみると、最終的に自決した軽巡神通艦長のご子息が、戦後に奔走して詳細を明らかにしたものだという。事件は危険を看過し、過酷な訓練を課した連合艦隊司令部の責任*4は問われず、現場責任者のうちただ一人、神通艦長の責を問うことに終始したという。
 散策中見かけた鳥居。隠岐を遥拝しているのか?
 美保関を後にし、松江に取って返す。宍道湖の夕日を見送らなければだわ。帰路で見かけた夫婦岩。島根は、つくづく神の国だ。
 帰路は、あの境大橋を渡り返したりしたくなかったので、江島北方の堰から渡ることにした。その手前で見かけた温泉スタンド。水温が30℃未満と低いせいか、いくら待っても温水は出てこなかった。
 江島を通過し、大根島も真ん中を突っ切っていった。このルートは最近出来たものらしいが、プチヒルクライムの色を帯びている。既に太陽と競争する状態だった。
 道端で見かけた巨大パラボラアンテナ。どう見ても民家の庭先にあるのだが、自前の電波天文台か?
 松江に戻り、来た道を帰り、大至急で宍道湖大橋南の公園を目指した。なんとか間に合った。宍道湖の夕陽を見送ることが出来た。百万言を費やしても形容しきれない美しさ。今日が晴れでよかった。言葉も無く見送った。
 それをTwitterにポストすると、直前にあさこ女史のポストが。写真を解析すると、ここから北方でのそれと見た。とりあえず、日が没しきるまで待ち、電話を入れてみた。程なく連絡が取れ、やはり夫君のまき氏とともに宍道湖大橋の上で夕陽を見ていたという。小十郎氏もなぜか一緒。夕食の宛があったので誘うと、了承が下りた。松江駅南方の鯛やという店は、17:30開店のはずだ。現地で集合し、やや開店が遅れたこともあり、少し慌しかったが、鯛茶漬けを中心としたメニューを堪能できた。
 今夜のサンライズ出雲で帰京する3人を駅まで見送り、一人ホテルに進路を取ったところでやはり買い物がしたいと思って駅北に出たところで、タイミング悪くまき&あさこに出くわしてしまい、生暖かい時間を過ごすことになったが、程なく本当にお別れ。僕は明日、最後に松江を発つ。
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2009年11月22日(日曜日)

秋の出雲路ツーリング二日目

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 23:46:00 天気:くもり時々晴れ
 二日目の今日は、中海南岸を走り、境港へ、そして美保関へと考えていた。
 とりあえず、朝は昨日より少し早い9:30に、同じ場所に集合する。昨日より少しだけしか早くできなかったのは、出雲市や東松江に宿を取らざるを得なかった人が出たためだ。それくらいに松江の宿が埋まっていたのだ。なんでだろうね。
 ともあれ、松江駅から東に向かい、出来るだけ中海に沿って走ってみた。一昨日走ったコースを取った他、とにかく海沿いに挑戦という心構えで走った結果、概ね77%程度海を見ながら走れた気がする。
 途中、行きでも見た風車を遠望しながら走り続け、最終的にはその足下を通過する
 行き止まりやら大冒険コースやらを楽しみつつ、安来の埋め立て地までやってきた。沖合に浮かぶ小島がラブリー。
 とうとう米子市内に至る。昼食にしようと思い、駅前まで出たが、商店街は見事なシャッター街になっているではないか。その一角で見た、日本に現存する最古の客車。製造は明治20年代だげな。
 飯をどうするべと鳩首会談を開催しているところに、ジモティと思しきおっさんが話しかけてきた。どっから来たのなどという他愛ない会話に続き、飯場所を聞くと、アーケード街入り口のラーメン屋か、その近くにあるカレー屋がいいという。カレー屋を目指す。確かにおいしそうな匂いだったが、意外に回転が悪く、ジリジリしてきた。そこで、近くのパスタ屋に手っ取り早く入る組と、カレー屋で待つ組に分かれる。僕はパスタ組を取った。
 パスタは生麺で、ベーコンとクリーミートマトソースで仕上げた、意外にボリュームがあるものだった。
 さらに北上してゆく。この辺で時間切れを意識し始め、幹線道路を突っ走ることが多くなってきた。ダメツーリングの気配が濃厚になってきた。目的達成できず、疲労もため込むという奴だ。ダメ幹事でごめん。
 ともあれ、境港に近づいたところで、いったん西に向かい、かの江島大橋に上ってみた。見晴らしポイントだ。
 境港に到達し、しばし散策する。時間的に、美保関到達は不可能だったので、ここで折り返すより他はない。輪行で帰ろうと考えた。
 夕暮れまでうろつく。水木しげるの素敵語録を顕彰した碑*1。実は前半があって、『若い時はがむしゃらに働きなさい』とある。そして歳を食ったらかくあれと申しておられるのだ。俺のように若い時から筋金入りの怠け者だった人間は、どうすればいいのだ。
 この水岸ゲル、いや水木しげるストリートには、各種妖怪像が揃っている。しょきしょき。
 さて、松江に戻らねばだわ。ここで石川氏が侠気を発揮し、『自走で帰ります』と別れていった。暗くなるなかを走るのは嫌だったので、他のみんなは輪行で戻ることに。するとまだ米子で乗り換えた辺りで、石川氏から『まだ着かんのかね』と電話が。速すぎです。
 松江に戻り、再集合して、駅近くの魚料理主体の店で夕食を取る。考えてみると、このツーリング中、全員集合しての会食はこの日だけだった。
 魚料理がおいしく、さすが松江は海産物の町と思った。が、意外に好評だったのが、ゴボウのチップだった。お代わりの希望が出て、自作出来んかと言う話題になったくらいだ。
 皆と別れ、ホテルに戻る。とりあえず全員率いてのツーリングは終わり、明日は自分の宿題を残すだけだ。
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2009年11月21日(土曜日)

秋の出雲路ツーリング初日

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 23:46:00 天気:くもり時々晴れ
 さて、初日は一畑電車で出雲大社方面に出て、その辺をうろうろする予定だ。
 朝は10:00に松江駅北口観光案内所に集合する。出がけに、MR-4Fのヘッドを増し締めしていた。実は昨日の朝、立場駅で輪行準備をしている時に、ちょっとした問題が起きたのだ。
 いつものようにハンドルを抜こうとカラムのヘッドキャップを取り、ハンドルバーをステムごと抜いて、さて固定しようと足元を見ると、何かがパラパラと落ちた。ん、と思って見ると、小さな金属製のボールだった。これはなんぞやと思って、MR-4Fをふと見てみると、なんとフォークが抜け掛かり、そこから見えているヘッドの下碗から、ベアリングがポロポロと落ちていたのだ。いやもう、びっくりだ。いやいや、実はヘッドが抜け掛かることは知っていたのだが、ヘッドがカセット式と信じ切っていたので、まさかこのような事態になるなんて夢にも思わなかったのだ。すぐに散らばったボールを拾い、碗に戻してから、ヘッドキャップで締め直した。もしかして玉がいくつか足りなくなったかもしれないが、昨日走った感じでは問題はなさそうだ。それにしてもびっくりした。ともあれ、昨日走っていて少しステアリングが軽すぎると思ったので、増し締めしたのだ。
 集合場所に揃ったところで、一畑電車松江しんじ湖温泉駅まで走る。ここから自転車をそのまま載せ、途中の川跡駅で降りた。この後で島根ワイナリーに寄るので、終点まで行かずに、乗換駅のここで降りることにしたのだ。
 島根ワイナリーまで淡々と走り、まずは試飲を。といってもアルコールは御法度であり、ブドウジュースをやってみた。
 昼食はここの喫茶室で取ることにした。頼んだのは和牛丼。まあ、値段相応ではないか。
 さらに西走し、出雲大社を素通りして、日御碕へと向かった。結構なアップダウンがあったが、車影は意外に薄く、楽しい道行きだった。
 日御碕の見物はこの灯台だが、複雑な海岸線のそこここに地学萌の人々を萌え立たせるものもある。やけに細い柱状節理だな。
 この風光明媚な岬をしばし散策し、出雲大社へと取って返した。
 出雲大社を参詣しようと、駐輪場所を聞きに観光案内所を訪ねると、なんと15:00で終了していた。やむなく、その辺のスペースに駐輪する。
 仮本殿を参拝し、隣の神楽殿にも足を伸ばす。しめ縄に賽銭を叩き込むとなにやら玄妙な効果ありとのことで、何人かが挑んでいた。
 この後、ぜんざいを食べたいねということで、門前町を散策したが、既に閉めていたりピンとこなかったりで空振りに終わる。結局、観光案内所近くの喫茶店に入った。団らんしつつぜんざいを……と思いきや、なんでみんな自分の世界に突入しますか。現代っ子はこれだから、などと嘆きつつ、自分もHT-03Aと睨めっこしている拙者。*1
 最後に旧JR出雲大社駅を見て、本日宿の都合で出雲市駅まで向かう人々を見送り、残りはまた一畑電車で松江に戻った。小十郎氏が危うく乗り遅れるところだった*2
 松江では、kimrin姉さんお勧めの店に入った。焼き物主体だが、謎の創作料理も散見された。これは肉うどん*3。うどんを肉で巻いて、串焼きしたものだ。変わった食べ方だ。
 ホテルに戻り、コインランドリーで昨日、本日分の洗濯をして、就眠。
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2009年11月15日(日曜日)

荒川方面呉汁しごきツーリング

自転車 , デジタルカメラ , 23:22:00 天気:快晴
 なにやら『呉汁なるものを食しに行こうではないか』というお誘いを受けたので、BD-1を抱えて戸田公園に向かった。食べ物系のツーリングならBD-1で十分だろうと考えていたのだが、そんな甘い考えは走り出すまでだった。
 戸田公園駅に着くと、皆様は既に集合中。健脚なおやじ殿は置いて、他の皆様はことごとくロード。どういうこと? なんでも女子部結成記念に鍛錬を実施する雰囲気だ。BD-1でですか……。着いてゆけるのか。
 まずはすぐ隣の浮間舟渡からスタートの荒川サイクリングをお見送りする。そこまで、もう30km/h走行が始まっていた。僕のBD-1のギア構成だと、アウタートップを90rpmで回して32km/hまでしか出ないのだが。とにかく、必死に着いてゆく。
 秋ヶ瀬公園についた辺りで、既に45%くらい売り切れ状態。離されると余計つらくなることはわかっているのだが、速度域が違うので着いて行くのに苦労する。BD-1では瞬間速度を出せても、巡航でロードバイクに着いてゆくのは無理だわい。
 川沿いのサイクリングロードを走ってゆくが、途中で延々と工事区画が続いたり、やたら切り返しがあったりで、小刻みに消耗させられる。長身のさいごん氏に着くと実に風除けになってくれるのだが、既に在庫払拭間近の足では着いてゆけない。だんだんと切れ始める。という辺りで、やっと昼食ポイントに。
 埼玉の一部では呉汁で町おこしをなんてことをやっていて、雑誌には呉汁を出す店が一覧表になっている。それを頼りにやってきた店だった。が、聞くと『やってません』とのこと。どうやら、呉汁はその程度のものだったらしい。
 呉汁とはなんぞやという話になり、中国の呉に由来しているのではないかという憶測を話す。が、後でwikipediaを見ると、大豆ペーストのことを呉と称し、それを使った汁物が呉汁という説があった。
 呉汁は食えなかったが、鶏肉を使ったうどんと\150にしては巨大なおにぎりで昼食にした。お腹一杯だ。安かったな。
 さらに走る。GPSは持っていったが、そもそも土地勘皆無なので、どこをどう走ったのかさっぱりわからぬ。しかし、最終的にはサイボクハムという農畜産物物販の一大拠点にたどり着いた。その頃にはお足は予定通りに完売状態だった。
 駐車場はぎっしりつまり、路上には入場待ちの車が行列を成している。しかし、中に入ると白菜一束\150とか、里芋一袋\200とか、価格的にクるものがある状況。なるほど、こりゃ行列にもなる。一方で、肉類はピンと来なかったなあ。
 気になる一品。波動農法コーナーかといいたくなるくらい、その辺にはこの手のオカルト農法が固まっていた。大丈夫かサイボクハム。
 何も買って行くつもりは無かったのだが、誘惑の強さに負け、まずキャロットジュースを仕入れてみた。その場で消費する。なるほど、キャロットジュース。
 さらにパンコーナーでケーキを1本。これは帰ってから。さらにりんごジュースがうまそうだったので、2種類買って飲み比べてみた。どうやら、飲み物としては酸味が利いた方が好評らしい。
 この後は戸田公園まで戻るという話だったが、既に足が完了状態だったので、川越駅近くまで案内していただき、そこで別れた。川越から輪行で大宮に出て、湘南新宿ラインで戸塚に戻り、さらに地下鉄で立場に戻った。うっかり座ると気絶してしまい、危うく乗り過ごすところだった。
 帰宅して、速攻で気絶する。数時間後に目覚めたが、両足が棒のようだ。明日からの4日を乗り切れば、いよいよ出雲ツーリングがやってくる。雨が心配だが、その前に仕事山を乗り越えられるのか。

2009年10月04日(日曜日)

熊澤酒造オクトーバーフェスト

自転車 ( 自転車散歩 ) , 21:33:00 天気:晴れ
 今日はあちこち黄色い人のお誘いで、熊澤酒造のオクトーバーフェストに参加してきた。
 10:00に南町田ということで、8:30にはMR-4Fを走らせる。しかしちょっと早すぎたので、海軍道路を経由してみた。この時間に海軍道路を通るなんて、最近滅多に無いからな。
 南町田では、既に小径な人々が集結中だった。われわれの間ではリカンベントブームは絶賛終了中だ。tikitが便利すぎるのだろうな。tikit並に簡便折り畳みなSatRDay Mk.3登場を望む。
 一行は境川を下ってゆく。いつもは日暮れ時に走るので、この時間帯を走るのは稀な体験だ。人口が多い。特に集団で走るローディーが目立つ。
 途中、境川遊水池の情報センターに立ち寄った。ここであちこち黄色いうっきー氏から、納豆チョコをいただく。一口齧るや、おぞましい物がネトッと糸を引く代物、では無くて、大豆をコーティングしただけの代物だった。
 埜庵にも寄る。Roy氏とナポリタンを分け合い、氷はWぶどうを注文した。ナポリタンは見た目よりも量が多い。またWぶどうはこの濃厚さ。
 西に走り、素敵なフレグランス漂う地帯を走り抜け、熊澤酒造に入ったのは14:00。今日は\3500払うと、ビール、日本酒、各種料理を規定時間まで食べ放題だ。しかし、帰路を自走するつもりの拙者、アルコールを一切取らないで、ソフトドリンクだけ取っていた。何しに行った。しかし、ここのソフトドリンクは自家製のようで、どれもなかなか美味であった。料理もいい。高菜入りシラススパは最高だった。腹にたまりやすいのが難だがな。
 2時間の楽しい時間を過ごし、輪行で帰る諸氏と別れ、僕は一人で自宅に走った。ちょっと右往左往し、やたらプチヒルクライムをこなしつつも、着実に自宅に近づいてゆく。
 境川に下る、行き馴れた道に出てホッとした時、背後で日が落ちようとしていた。そしてハブダイナモ仕様のMR-4Fを頼もしく感じつつ、帰宅。
 今日は意外に走って、80kmを突破していた。でもまだまだ全然走れそうだ。それこそセンチュリーでも行けそうだ。MR-4Fのプチ改装は非常に効果的だったようだ。

2009年7月26日(日曜日)

漠然と過ごす日曜日

暮らし , 自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 23:13:00 天気:快晴
 暑くなってきたねえ。なんとなく動く気になれない。脳が煮えそうだ。昼の間、次期趣味部屋にエアコンを入れて、ダラダラ過ごしていた。
 日が傾き始めると、完全に日陰になった廊下でEPIC号、TCR-2の整備をする。TCR-2はディレイラーハンガーが曲がっているな。トップに落ちない……。これは、さすがにショップで見てもらわないと。しかし、TCR-2では17-23くらいしか使わないので、だいたい実用出来るレベルに追い込んでおいた。
 涼しくなってきた15:00。TCR-2の試走も兼ねて境川に出かけた。
 飯田牧場に滑り込んで、ココアのジェラードで喉を潤す。体も冷えて良いあんばいだ。
 南下し、大清水高前の休憩所で一息。あまり長居しないで折り返した。
 北上中に日没を観測する。今日は淡い雲が多くて、マニュアルでビシッとピントを出したのに、一見ピンぼけに見える写真になってしまった。
 湘南台のレモンピールに立ち寄る。コーヒーが切れてしまったのだ。コーヒーがないと稼働しないガンモ*1の如き俺様にとって、これは非常事態だ。
 今日はモカを買う。世の中ではモカが入手できず、プレミアムがつく騒ぎになっているが、こういう小さな豆屋さんは我関せずだ。ここではオリジナルブレンド以外は作り置きせず、その場でローストしてくれる。その間、アイスコーヒーのサービスをしてくれた。アイス専用ブレンド。すっきりした夏らしい、後味の残らないブレンドだった。良いね、次はこれも買おうかな。

2009年7月20日(月曜日)

名古屋~京都ツーリング3日目

, 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 22:35:00 天気:くもり
 今日は京都観光に徹する予定だ。しかし空模様が気になるので、自転車で回るか徒歩にするか決めかねていた。
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2009年7月19日(日曜日)

名古屋~京都ツーリング2日目

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 22:07:00 天気:くもりのち雨
 あまり見所の無い二日目。そもそも強い南風に悪戦苦闘の道行きとなった。
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2009年7月18日(土曜日)

名古屋~京都ツーリング1日目

自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , , 22:44:00 天気:くもり時々晴れ
 初日は名古屋から長浜までの100km弱。見所は関ヶ原と、中山道旧道の風景だろう。
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2009年7月13日(月曜日)

湘南台レモンピール

14:32:29 天気:晴れ
 金曜日だったか、大回りしての帰り道に、湘南台の前から気になっていた店に寄ってみた。レモンピールという店、ちょうど境川から湘南台によじ登る道の脇にあるので、いつも気にしていたのだ。コーヒー豆量り売りの店で、評判は良かったので、ちょうどコーヒー粉を切らしつつあったこともあり、立ち寄ってみたのだ。
 店は入った場所に靴脱ぎがあってギョッとするが、実はそのまま上がれる。入って右に焙煎室があり、左手に喫茶室風の空間がある。20種程度の豆を扱っているようだ。量販店では手に入り難いモカ系も、ここなら買える。モカを普通に挽いて、適当な豆を深入りでエスプレッソ用に、などと思ったが、メニューを見て気が変わった。初見の店なので、ここのブランドを冠したものを買おう。レモンピールブレンドを購入した。
 帰宅してすぐ淹れてみた。泡が物凄い勢いで出る。焙煎したての豆は、実はアロマがきつすぎてイマイチになるとの説もあるらしい。しかし、苦味酸味ともにほどほどで、香りよく、毎日飲んでも飽きがこなさそう。要するに万人向きな味だった。毎日がぶ飲みしている僕には、これは向いている。
 ためしに、この粉をさらに挽いてエスプレッソ用にし*1、淹れてみた。アロマがさらに濃厚になり、キンとした飲み口になる。数日寝かせたらまろやかで麗しい口当たりになりそうだ。
 いいね。しばらくはこの店で買うことにしよう。
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2009年6月20日(土曜日)

埜庵に

自転車 ( 自転車散歩 ) , デジタルカメラ , 18:55:00 天気:まあまあだ
 今日もくもり。だが雨の心配は少なそうだ。時々は晴れ間も見えているくらいだし。
 しかし暑い。湿度が高くて体が腐りそうだ。埜庵で体を冷やしてこようっと。
 今日はロードバイクに乗りたい気分だったので、MasterXLの出番。軽くて乗り心地のいい自転車だ。
 境川を南下する。意外に自転車乗りは少ない。どうも湿度が高すぎるからか。
 藤沢の市街地に入り、引地川まで走り、下っていった。この散策路は、サイクリングロードとしてはどうよ。
 埜庵はそこそこの入り。大将が店先で客の誘導をやっている。ベランダ席に案内された。Wメロンは切れていて、生メロン氷を食す。メロンの甘みが氷の冷たさを引き立ててくれる。
 大将がやってきたので少し話す。今年は休日には意外に客が少ないのだそうな。その代わりに平日に増えて、結局全体としては客の入りは上向いているそうな。なんでだろう。要するに、僕のように平日にも暇ができる人間が増えたということか。
 埜庵を後にして、あてずっぽうに走っていたら道に迷い、藤沢に出るまでグルグルしてしまう。迷走は楽し。
 境川を北上して帰宅。
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