Strange Days

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2000年2月12日(土曜日)

LV5mmのファースト・インプレッション

星見 23:43:00
 帰って、早速LV5mmを100EDに取り付けた。比較的軽いLVなら、ボーグのプラスチック製タレットでも無理なく保持できる。月がまだ高かったので、まず月に向けてみた。クレーター、恐らく直径数キロメートルのものまでくっきり見える。その中央丘陵も見分けられる。次に月の下にかかっていた木星と土星に向けてみた。木星は縞が3本ほど見分けられ、ボーグのWO13.5mmとバローレンズの組み合わせよりも優秀だ。木星もカッシーニの間隙が見えそうなくらい鮮やかに写った。シーイングが良ければカッシーニの間隙まで見えたかもしれない。しかし見口のゴムが長いため、そのまま使うと視界がケラレやすいという欠点もあった。ゴムを折り返せばいいのかもしれない。
 結局、WO13.5mmはバローレンズ無しで使うことにし、タレットには3本のアイピースがはまった。あと一本、なにを付けようかな。やっぱりワイドを一本くらい探してみるか。
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2000年2月11日(金曜日)

2/11の暮らし

星見 23:37:00
 帰って、望遠鏡で星を眺めた。今夜も高空の風は強く、星は瞬いている。しかし夜空に凍りついたような星を眺めていると、心が洗われて邪悪な波動を清められるようだ。今夜はM1星雲を探したが、どうしても位置がわからなかった。天頂近くに行ってしまっているので、望遠鏡を向けるのが難しいせいもある。
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2000年2月09日(水曜日)

M天体を狙え

星見 23:33:00
 久しぶりに空が晴れ渡っているので、望遠鏡をベランダに出した。風は強く、星は瞬いている。シーイングは悪かったが、月が見たかったので望遠鏡を西の空に向けた。まだ19:00前だが、月は既にかなり低くなっている。風が強いため、視界の中での月はその輪郭がゆらゆらと揺らめいて、かなり見難い。しかし色にじみは見られず、この望遠鏡の実力が高いものである事は確認できた。上を見れば切りはないのだろうが、当面はこれで十分だ。でも星雲観測用にもっと大口径の奴が(キリが無い)。
 寒いので休みを取りながら星を眺めていたが、夜半には風も収まって、瞬いたり滲んだりする事も少なくなってきた。
 日曜日に書泉で買った入門書と天文ガイドの全天図を手がかりに、オリオン座付近のM天体を狙っていった。星団の類は見つけやすいのだが、散光星雲などはまるで見えない。バラ星雲などいくら探しても見つからなかった。やはり地上が明るすぎるのだろう。空は全体的に白っぽくて、小さな星は見失いやすい。やっぱり空が暗い場所でじっくり眺めてみたいものだな。
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難しいぞアイピース選び

星見 17:31:00 天気:快晴
 インターネットでアイピースの情報を集める。超ワイド型アイピースは価格がかなりのもので、モノによっては5万円を超える。良く出来た3インチ級の鏡筒に匹敵するほどだ。それだけ重要という事なのだろうが、手許の低価格アイピースもそれなりの出来なので、ちょっと躊躇しちゃうなあ。
 それと、100EDのスリーブはファインダー側の2インチを除いてすべてアメリカンサイズ(32mm弱)だし、プラスチック製のタレットに接続する事になるので、強度的な不安をチト拭えない。いくら強化してあるとはいえ、所詮はプラスチックなのだから。実際、重い他社製アイピースをつけていたため、亀裂が生じたという事例もあるようだ。うーむ、軽くてワイドというアイピースはないものだろうか。
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2000年2月08日(火曜日)

2/8の暮らし

星見 20:30:00
 大変寒い1日。夕方には東京でも雪が降ったようだ。それ故に雲が多く、今夜も観望は出来なかった。
 ちょうど天文ガイド誌が超ワイド型アイピースの特集を組んでいるので、僕も一つ欲しくなった。焦点距離5mmくらいのがあれば好都合なのだが、VixenのLVW系列が安くて良さそう。それと、小さくてがっしりした架台だな。こういう事を考え始めると、きっと金がいくらあっても足りなくなるのだろう。
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2000年2月05日(土曜日)

土星も見た

星見 23:25:00
 夜、またしても望遠鏡をベランダに出した。天文雑誌を眺めていると、どうやら木星の近くに土星が近づいているらしい。そんなのいたかな、と思いつつ、双眼鏡でそれらしい星を探した。この双眼鏡は本当に便利だ。ホームセンターで買った安物だけど、こんなに役立つとは思いも寄らなかった。
 この中国製双眼鏡で木星を探し出し、その上方を探していくと、かなり明るい星がぽつんと見えた。肉眼で見ると木星よりかなり暗いのだが、双眼鏡で見ると......おや、なにやら膨らんで見える。
 早速望遠鏡を向けて眺めると、思った通り土星だった。輪もちゃんと見える。輪を眺めるのは何年ぶりだろうか。恐らく、20年ぶりの事だ。近くには木星が従えているガリレオ衛星には劣るが、やはりかなり明るい輝点が見えた。タイタンだろう。残念ながら輪の構造や土星表面を分解できるほど倍率が高くなかったが、土星の輪を眺めるのはやはり新鮮な驚きがある。昔、初めて輪を望遠鏡で眺めた時は、大喜びで家族中たたき起こして見せて回ったっけ。
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2000年2月04日(金曜日)

木星を見た

星見 23:22:00
 21:00頃、また望遠鏡をベランダに出した。ベランダからは天頂近くと地平線近くを除いた60度近くの南天を見渡す事が出来る。南天のかなり西に近い付近に一際明るい星がある。オリオン星雲を眺めた後、気になるその星に双眼鏡を向けてみた。するとその星は、思いも掛けず面積を持った"円"に見えた。これは......。
 早速望遠鏡を向けると、それはやはり木星だった。どんなに拡大しても恒星は点にしか見えないものだが、惑星はちゃんと面積を持った面に見える。木星の周囲にはガリレオ衛星と思しき小さな、鋭い輝点が4つ浮かんでいる。しかし手許のアイピースのうち一番焦点距離が短い(=倍率が高い)ものでも木星は輝"面"にしか見えない。......そういえばこのアイピースだと倍率はどれくらいになるんだ(爆)。それさえも知らないで大喜びで使っていた俺様だった。
 計算してみた。口径は100mm(他は127mm=5インチとか76mm=3インチとか203mm=8インチとかポンドヤード法なのに、なぜにこれだけはメートル法? 独仏の影響だろうか)、対物レンズの焦点距離は......忘れた(爆滅)。説明書を出せば分かるのだが。しかしF値だけは憶えていた。6.4。これから対物レンズの焦点距離は640mm。これをアイピースの焦点距離で割ってやると......。三つあるアイピースのうちファインダーにつけている2インチスリーブのものは50mm。倍率は13倍弱。ファインダーだからこんなもんか。次に残った二つのうち長い方は22mm。これで29.1倍。ふむ、予想外に低い。最後の一つは13.5mm。これで47倍。......細部が見えないはずだ。
 しかし、思い起こせば届いたセットの中には2.2倍のバローレンズも含まれていた。これを13.5mmにつけると100倍超にはなるのか。口径100mmの望遠鏡の能力としては200倍程度までいけると思われるので、これでも全然足りないが、47倍よりマシだ。さっそくバローレンズをかまして眺めてみた。
 をを、視界が揺れる揺れる。焦点位置が更に延びたのでタレットをずらして調整する。木星は......視界の中を激しく揺れております(核爆)。いかんせん、超軽量クラス片持ち簡易赤道儀の剛性が低すぎるのだ。微動ノブを動かす度に木星は激しくダンスします。振動が収まるのを待って、慎重にピントを出した。すると、木星に縞らしきものが見えるではないか。少なくとも3本の縞が見えた。これは子供の頃持っていたVixenの安いのでは無理だった映像だ。万歳、やっぱり13万円だけの事はある。
 しかしまあ、もう少し高倍率のアイピースいるなあ。最近は広視界のものがたくさん出回っているので、適当なのを見繕ってみよう。それと、やはりベランダ観望ではもう少し剛性の高いマウントが必要だ。観望主体なら経緯台で十分なので、今度誠報社に行った時に見繕ってみるか。
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2000年2月02日(水曜日)

望遠鏡がやってきた

星見 23:15:00
 帰宅すると、二つ別々の運送会社から、不在につき荷物を預かっている旨メモが入っていた。前に楽天市場で発注した荷物のうち、未着のものは三つだから残り一つだ。でも残り一つは何だろう。メモには荷物の事は書いてないし、社名はいずれも記憶に無いものだ。通販の受付はそれぞれの店舗だが、発送は別会社の通販専門会社という事かもしれないし、メーカーから直送されたのかもしれない。いずれにせよ、平日は受け取れないので、土曜日に届けてもらうように手配した。
 さて、今夜には望遠鏡が届くな、とわくわくしていると、呼び鈴が鳴って運送屋さんが荷物を持ってきた。てっきり望遠鏡だ、と顔を出すと、届いたのはなんとパソコン用デスクだった。これで全部のスケジュールが判明した。では望遠鏡は、と思っていると、その運送屋さんはさらに荷物を持ってきてくれた。望遠鏡だった。代金引換だったのでその場で支払い、遂に我が手に入った。
 望遠鏡のパーツ群を箱から取り出して組み立てていった。日曜日に望遠鏡屋さんで76EDを見た時にも感じた事だが、案外に小さいものだ。これならさほど不自由なく持ち運びできそうだ。B級品とはいうが見たところ筐体にもレンズにも汚れ、傷の類はない。あるいは僕の想像する以上に潔癖症の人が多いのか。
 Borg 100ED SW2は口径10cmの屈折式望遠鏡としてはかなり軽量で、三脚込みでも5Kg強という程度だ。軽量化のためにエンプラを多用していて、鏡筒以外はほとんどそうだといっていい。そうであるだけに、金属製の鏡筒はかなりずっしりと感じる。しかし昔持っていたVixen製5cmの方がはるかに重かった様に思う。その理由はエンプラの多用もあるが、鏡筒自体が短い事、また三脚がはるかにコンパクトである事が挙げられるだろう。鏡筒は10cmという口径の割にかなり短く、昔馴染みの屈折式望遠鏡の細長い姿とはやや趣を異にしている。この事は焦点距離が短く、F値も小さい事、つまり得られる映像が明るく、視界も広い事を示している。そのような光学系は、大きな倍率では歪む危険性が高いのだが、最近のレンズ設計の進歩のお陰で、昔ほどには歪像しなくなったらしい。レンズもかつてはせいぜい色消しの表面処理をしただけのガラス製だったが、この望遠鏡はEDガラスというプリズム効果を抑えた特殊なガラスを使用している。さらに高級品になると、フローライトという結晶石を使用したものもある。
 三脚の上に片持ち式赤道儀、望遠鏡を載せ、南の空に向けた。ベランダは寒いが、風が無いのでさほどの事ではない。この赤道儀は別に経緯台式のようにも使えるので、まずはそのように使ってみた。というか北が見えないので、赤道儀としては調節できない。
 目が悪いので、以前買った中国製双眼鏡で空を走査しながら、明るい星に向けてみた。最初は使い方が良く分からず、ピントがいまいち合わなかった、当てずっぽでいじっているうちに基本的な使い方はすぐに理解できた。この事は望遠鏡の操作系が合理的に構成されているからだと考えて良い。多少説明書を読む必要が生じたのは、直進ヘリコイドの可動範囲を超えても合焦しない場合の処置を参照した時だけだ(直進ヘリコイドそのものをずらす方法があった)。
 それがどういう星座なのかも判然としないまま眺めていたが、やがて目が闇に慣れ、肉眼でもたくさんの星が見えるようになってきた。昨日は曇っていたのだが、今夜は雲一つ無く、また風も無いのでシーイングも良好だ。そして望遠鏡で今見ている星を、双眼鏡で眺めているうちに気付いた。それはオリオン座だったのだ。三つ星が頭上高くにあって、ひさしに隠れていたので気付かなかったのだ。その三つ星の下に縦に並んだ小さな三つ星を双眼鏡で見ると、その真ん中の星がボヤッと滲んで見えた。アレッ、と思って望遠鏡を向けると、それは実はいくつかの星の集団で、周囲にボヤッとした滲みが見えた。そこでようやく、自分が眺めているものがオリオン星雲である事に気付いたのだ。
 感動した。オリオン星雲はグラビアなどでおなじみのものだが、望遠鏡で見える薄ぼんやりした姿からは頼りなさと、はかなさを感じた。人間の目は光を積算的に捉える事が出来ないので、星雲の類では写真のような映像を得る事は出来ない。が、その頼りない光は、確かに何千光年も彼方から旅をしてきたのだと僕に告げている。
 しばし、飽きもせず夜空を眺めていたが、ようやく食事と入浴の事を思い出し、望遠鏡はベランダに残してひとまず撤退した。買って良かったよ、本当に。
 食事を摂り、風呂に入って、パソコンデスクを組み立てた。これは座椅子用のもので、上面は下から30cm程度のものだ。この手のデスクは何種類もあるが、いずれも上にラックを組んでいたり、奥行きが狭かったりで20インチが入りそうに無かったので、上に何も余計なものが無く、奥行きもそこそこあるこれに決めたのだ。組み立てて、スーパー親爺椅子と組み合わせると、をを、えもいえぬ安楽さだ。一日中はまり込んでいても疲れないかもしれない。足を伸ばせるのがいい。これでPCに関しては、ようやく新居の整備が終わった。
 寝る前に、またベランダで星を見た。さっき、オリオン座を見ている時には、頭上に冬の大三角形が掛かり、シリウスの近くを人工衛星が通過するのが見えるなど、とてもにぎやかだった。ところが夜半のこの時間になると、明るい星は西に去り、空にはちょっと寂しい星座しか掛からなくなってくる。北の方では状況が違うのかもしれないが、ベランダからは南の空しか見えないので確かめようが無い。まあ、週末には近所の空き地ででも空を見る事にしよう。
 最初の感激が薄れると、この望遠鏡の欠点も分かってきた。一つは片持ち式赤道儀の剛性の低さから来る不安定さだ、少し触れるだけで視界は大きく揺れ、覗き込んで安定した像を得るのは難しい。ベランダにはエアコンの室外機も置いてあるのだが、その振動で視界が四六時中揺れてしまうほどなのだ。これは簡単さ、軽量さとのトレードオフで、買い替えで対処できるだろう。それでも軽い事は良い事だ。
 またレンズの重さから結構トップヘビーで、架台の問題とあいまって不安定な観が否めない。これも必要なら架台を買い換える事で対処できるだろう。総合的に見れば軽量化のためにいろいろ犠牲にしているようだ。しかし個人的には許容範囲ではある。
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2000年2月01日(火曜日)

2/1の暮らし

星見 20:12:00
 朝方、フレックス出勤なので9:30に目覚ましをセットしていたら、8:30に電話にたたき起こされた。相手は運送会社で、望遠鏡が届いているという。早い! 昨日の今日だぜ。しかし寝惚けていた僕は、なぜか今日を休日かなんかだと勘違いして、「金用意できないから明日来て」と答えてしまっていた。その事には再び寝床に入ってから気付いた。別に今夜来てくれても良かったのだ。昼に金を引き出せば良かったのだから。しかしまあ、1日くらい延びても良かろうと思った。
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2000年1月29日(土曜日)

望遠鏡買うべし

星見 20:59:00
 夜中に起き出して、テレホーダイをいい事にネット漂流しまくった。そこでふと望遠鏡メーカーのトミー・ボーグのサイトを訪問すると、つい最近始めたインターネット通販を記念して、B級品の特売をやっていた。B級品というのは基本機能には問題が無いが外見の傷や多少の汚れがある品の事だ。その中の100ED SW2セットというのが目を引いた。通常は17万円弱の価格が振られているのに、ここでは11万円強の価格がつけられている。買うしかない。さっそくメールで申し込んでみた。在庫があればいいのだが、無ければやけくそでETX-90を買っちゃうかもなあ。
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