Strange Days

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2000年2月05日(土曜日)

2/5の暮らし

暮らし 19:24:00
 前日の深夜にまで渡る観望が響いて、起きたのはなんと夕方16時。なんぼなんでも寝過ぎだぜ。お陰でどこにも出ないでお部屋の片づけの1日。そういえば、朝一に電話でたたき起こされて「文机の配送は明日に遅れちゃいまーす」といわれたんだっけ。をを、いつの間にか重そうな書棚が届いている。これは昼くらいに寝ぼけながら受け取ったらしい。ま、ともかく、発注した家具の全ては明日までに揃うという事だ。
 寝起きでかったるくて動く気がしないので、身の回りだけざっと片づける。そういえば、引越し当初は見るも無惨なほど散らばっていた我が家も、次第に混沌が四畳半と台所に集約されてきた(追い遣っとるだけなんか、おのれは)。6畳の二間はようやく整理されてきた感じだ。これで文机が届けば、行き場が無かった筆記道具も収まりがつくだろう。
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2000年2月04日(金曜日)

木星を見た

星見 23:22:00
 21:00頃、また望遠鏡をベランダに出した。ベランダからは天頂近くと地平線近くを除いた60度近くの南天を見渡す事が出来る。南天のかなり西に近い付近に一際明るい星がある。オリオン星雲を眺めた後、気になるその星に双眼鏡を向けてみた。するとその星は、思いも掛けず面積を持った"円"に見えた。これは......。
 早速望遠鏡を向けると、それはやはり木星だった。どんなに拡大しても恒星は点にしか見えないものだが、惑星はちゃんと面積を持った面に見える。木星の周囲にはガリレオ衛星と思しき小さな、鋭い輝点が4つ浮かんでいる。しかし手許のアイピースのうち一番焦点距離が短い(=倍率が高い)ものでも木星は輝"面"にしか見えない。......そういえばこのアイピースだと倍率はどれくらいになるんだ(爆)。それさえも知らないで大喜びで使っていた俺様だった。
 計算してみた。口径は100mm(他は127mm=5インチとか76mm=3インチとか203mm=8インチとかポンドヤード法なのに、なぜにこれだけはメートル法? 独仏の影響だろうか)、対物レンズの焦点距離は......忘れた(爆滅)。説明書を出せば分かるのだが。しかしF値だけは憶えていた。6.4。これから対物レンズの焦点距離は640mm。これをアイピースの焦点距離で割ってやると......。三つあるアイピースのうちファインダーにつけている2インチスリーブのものは50mm。倍率は13倍弱。ファインダーだからこんなもんか。次に残った二つのうち長い方は22mm。これで29.1倍。ふむ、予想外に低い。最後の一つは13.5mm。これで47倍。......細部が見えないはずだ。
 しかし、思い起こせば届いたセットの中には2.2倍のバローレンズも含まれていた。これを13.5mmにつけると100倍超にはなるのか。口径100mmの望遠鏡の能力としては200倍程度までいけると思われるので、これでも全然足りないが、47倍よりマシだ。さっそくバローレンズをかまして眺めてみた。
 をを、視界が揺れる揺れる。焦点位置が更に延びたのでタレットをずらして調整する。木星は......視界の中を激しく揺れております(核爆)。いかんせん、超軽量クラス片持ち簡易赤道儀の剛性が低すぎるのだ。微動ノブを動かす度に木星は激しくダンスします。振動が収まるのを待って、慎重にピントを出した。すると、木星に縞らしきものが見えるではないか。少なくとも3本の縞が見えた。これは子供の頃持っていたVixenの安いのでは無理だった映像だ。万歳、やっぱり13万円だけの事はある。
 しかしまあ、もう少し高倍率のアイピースいるなあ。最近は広視界のものがたくさん出回っているので、適当なのを見繕ってみよう。それと、やはりベランダ観望ではもう少し剛性の高いマウントが必要だ。観望主体なら経緯台で十分なので、今度誠報社に行った時に見繕ってみるか。
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2000年2月04日(金曜日)

2/4の暮らし

暮らし 19:22:00
 死にかけながら仕事の1日。なんか、かなり心臓にキている感じ(危ない)。程々にセーブしながら、しかし会議では危うく舟を漕ぎかけながら(滅)、なんとか定時を迎えた。しかし今の子供は「舟を漕ぐ」の語源を実感できるだろうか。艪なんて見た事無いだろう(いやまて僕も無いぞ)。時代劇があるから大丈夫か。
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2000年2月03日(木曜日)

日記も自動導入の時代へ

インターネット 23:20:00
 昨夜遅くまで起きていたせいか、眠さにしばしば気絶しそうになる。こういう時は刺激だ、とばかりに味覚糖のシゲキックスシリーズをぱくぱく食い漁る。これでも足りない時は、立ち上がってマシンを操作する。とにかく血流を活発にすれば頭ははっきりするはずだ。しかしこうして無理しまくってると心臓発作でくたばるかも。
 帰って、うどんと餃子というふざけた取り合わせの夕食を取ると、猛烈な眠気が襲ってきた。イヤん、気絶寸前。部屋が段々整理されてきて、親爺椅子の背後に寝転べるスペースがある。ご丁寧にも余っている枕まで転がっているので、うたた寝誘引力は実に強烈だ。あっさり降伏して、数時間ごろ寝した。いや隣の部屋に行けば布団を敷いてあるのだけれど。
 ふと気付くと、既に1時を過ぎていた。ノロノロ起き出して風呂に入り、星でも眺めるかとベランダに出た。しかし空は曇っていて、星はぼんやりとしか見えない。仕方なくグズグズとネット遭難を続ける。
 少し前に日記更新の自動化に着手していたが、いよいよ実行に移す事にした。HNS(ハイパー日記システム......どうにかならんかこの名前)をbig-netのディレクトリにFTPしてきて、展開、インストールして試してみた。残念な事に日本語処理用の辞書が無いのでnamazuは使えなさそうだったが、自動更新支援そのものは問題なく動きそうだ。.forwardを使えないのでメールとウェブでの更新は使えない。が、僕が更新しようとする環境からはftp出来るので、これで使えそうだ。
 その後、布団に入って目を閉じたが、どうにも眠れず朝までまどろんだだけだった。今日1日頑張ればいいのだが、眠い~。
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2000年2月02日(水曜日)

望遠鏡がやってきた

星見 23:15:00
 帰宅すると、二つ別々の運送会社から、不在につき荷物を預かっている旨メモが入っていた。前に楽天市場で発注した荷物のうち、未着のものは三つだから残り一つだ。でも残り一つは何だろう。メモには荷物の事は書いてないし、社名はいずれも記憶に無いものだ。通販の受付はそれぞれの店舗だが、発送は別会社の通販専門会社という事かもしれないし、メーカーから直送されたのかもしれない。いずれにせよ、平日は受け取れないので、土曜日に届けてもらうように手配した。
 さて、今夜には望遠鏡が届くな、とわくわくしていると、呼び鈴が鳴って運送屋さんが荷物を持ってきた。てっきり望遠鏡だ、と顔を出すと、届いたのはなんとパソコン用デスクだった。これで全部のスケジュールが判明した。では望遠鏡は、と思っていると、その運送屋さんはさらに荷物を持ってきてくれた。望遠鏡だった。代金引換だったのでその場で支払い、遂に我が手に入った。
 望遠鏡のパーツ群を箱から取り出して組み立てていった。日曜日に望遠鏡屋さんで76EDを見た時にも感じた事だが、案外に小さいものだ。これならさほど不自由なく持ち運びできそうだ。B級品とはいうが見たところ筐体にもレンズにも汚れ、傷の類はない。あるいは僕の想像する以上に潔癖症の人が多いのか。
 Borg 100ED SW2は口径10cmの屈折式望遠鏡としてはかなり軽量で、三脚込みでも5Kg強という程度だ。軽量化のためにエンプラを多用していて、鏡筒以外はほとんどそうだといっていい。そうであるだけに、金属製の鏡筒はかなりずっしりと感じる。しかし昔持っていたVixen製5cmの方がはるかに重かった様に思う。その理由はエンプラの多用もあるが、鏡筒自体が短い事、また三脚がはるかにコンパクトである事が挙げられるだろう。鏡筒は10cmという口径の割にかなり短く、昔馴染みの屈折式望遠鏡の細長い姿とはやや趣を異にしている。この事は焦点距離が短く、F値も小さい事、つまり得られる映像が明るく、視界も広い事を示している。そのような光学系は、大きな倍率では歪む危険性が高いのだが、最近のレンズ設計の進歩のお陰で、昔ほどには歪像しなくなったらしい。レンズもかつてはせいぜい色消しの表面処理をしただけのガラス製だったが、この望遠鏡はEDガラスというプリズム効果を抑えた特殊なガラスを使用している。さらに高級品になると、フローライトという結晶石を使用したものもある。
 三脚の上に片持ち式赤道儀、望遠鏡を載せ、南の空に向けた。ベランダは寒いが、風が無いのでさほどの事ではない。この赤道儀は別に経緯台式のようにも使えるので、まずはそのように使ってみた。というか北が見えないので、赤道儀としては調節できない。
 目が悪いので、以前買った中国製双眼鏡で空を走査しながら、明るい星に向けてみた。最初は使い方が良く分からず、ピントがいまいち合わなかった、当てずっぽでいじっているうちに基本的な使い方はすぐに理解できた。この事は望遠鏡の操作系が合理的に構成されているからだと考えて良い。多少説明書を読む必要が生じたのは、直進ヘリコイドの可動範囲を超えても合焦しない場合の処置を参照した時だけだ(直進ヘリコイドそのものをずらす方法があった)。
 それがどういう星座なのかも判然としないまま眺めていたが、やがて目が闇に慣れ、肉眼でもたくさんの星が見えるようになってきた。昨日は曇っていたのだが、今夜は雲一つ無く、また風も無いのでシーイングも良好だ。そして望遠鏡で今見ている星を、双眼鏡で眺めているうちに気付いた。それはオリオン座だったのだ。三つ星が頭上高くにあって、ひさしに隠れていたので気付かなかったのだ。その三つ星の下に縦に並んだ小さな三つ星を双眼鏡で見ると、その真ん中の星がボヤッと滲んで見えた。アレッ、と思って望遠鏡を向けると、それは実はいくつかの星の集団で、周囲にボヤッとした滲みが見えた。そこでようやく、自分が眺めているものがオリオン星雲である事に気付いたのだ。
 感動した。オリオン星雲はグラビアなどでおなじみのものだが、望遠鏡で見える薄ぼんやりした姿からは頼りなさと、はかなさを感じた。人間の目は光を積算的に捉える事が出来ないので、星雲の類では写真のような映像を得る事は出来ない。が、その頼りない光は、確かに何千光年も彼方から旅をしてきたのだと僕に告げている。
 しばし、飽きもせず夜空を眺めていたが、ようやく食事と入浴の事を思い出し、望遠鏡はベランダに残してひとまず撤退した。買って良かったよ、本当に。
 食事を摂り、風呂に入って、パソコンデスクを組み立てた。これは座椅子用のもので、上面は下から30cm程度のものだ。この手のデスクは何種類もあるが、いずれも上にラックを組んでいたり、奥行きが狭かったりで20インチが入りそうに無かったので、上に何も余計なものが無く、奥行きもそこそこあるこれに決めたのだ。組み立てて、スーパー親爺椅子と組み合わせると、をを、えもいえぬ安楽さだ。一日中はまり込んでいても疲れないかもしれない。足を伸ばせるのがいい。これでPCに関しては、ようやく新居の整備が終わった。
 寝る前に、またベランダで星を見た。さっき、オリオン座を見ている時には、頭上に冬の大三角形が掛かり、シリウスの近くを人工衛星が通過するのが見えるなど、とてもにぎやかだった。ところが夜半のこの時間になると、明るい星は西に去り、空にはちょっと寂しい星座しか掛からなくなってくる。北の方では状況が違うのかもしれないが、ベランダからは南の空しか見えないので確かめようが無い。まあ、週末には近所の空き地ででも空を見る事にしよう。
 最初の感激が薄れると、この望遠鏡の欠点も分かってきた。一つは片持ち式赤道儀の剛性の低さから来る不安定さだ、少し触れるだけで視界は大きく揺れ、覗き込んで安定した像を得るのは難しい。ベランダにはエアコンの室外機も置いてあるのだが、その振動で視界が四六時中揺れてしまうほどなのだ。これは簡単さ、軽量さとのトレードオフで、買い替えで対処できるだろう。それでも軽い事は良い事だ。
 またレンズの重さから結構トップヘビーで、架台の問題とあいまって不安定な観が否めない。これも必要なら架台を買い換える事で対処できるだろう。総合的に見れば軽量化のためにいろいろ犠牲にしているようだ。しかし個人的には許容範囲ではある。
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awkで一行野郎

コンピュータ 15:13:00
 仕事中、あるディレクトリ以下の全ファイル名をlow caseに正規化しなければならなくなった。かなりあるので手でやるのは大変だ。というわけで、久しぶりにawkの一行野郎で片づけようと思った。
 awkを知らない子供たちのために書いておくと(なにか自慢げに見えるな)、awkは'70年代にBell-ATTの三人の研究者が初期のUNIX用に開発したツールで、ある簡単な書式に則った命令の列(スクリプトという)を解釈し、処理対象の入力(ファイルからの場合も標準入出力というコンソールベースでの入出力の場合もありうる)を処理して出力するものだ。この時にスクリプトによって入力を様々に処理できるので、少し前までUNIX(いやDOS系も)でちょっとした仕事をする時には、たいていawkが顔を出したものだ。今でも使われているが、perlの方が既に有名かもしれない。
 今回の場合、NTのコンソールで処理しなければならなかったのだが、一応はDOS系ツールも使えるので、懐かしのMS-DOS時代に移植されたjgawkにお出まし願った。
 コマンドラインで、
jgawk '/*/{print "ren "$0 " " tolower($0);}' \work\ren1.bat>ren.bat
とかやって一発変換だ。と、途中の"\"で切られてしまう。それではとスクリプト自身をファイルに書き、それを呼び出す形で処理した。今度は成功。出来たバッチファイルを使って全ファイル名をlow case化出来た。
 かつてはこの程度のスクリプトは四六時中組んでいたものだが、今では滅多に使わないで、むしろ手でチマチマと変更する事が多い様に思う。GUIベースだと離散的な処理をするのが困難なのだが、かといって移植されているのはせいぜいsedレベルのツールだ。Windowsスクリプトでも使えというのだろうか。
 かつて、Mac v.s. MS-DOSの論争の中で、「Macでは離散的な処理をこなせない」という指摘があったように思う。しかしWindowsもGUIベースの大型アプリが一般化して、こういう小回りの利くツールが目立たなくなってしまった。そりゃあ今でもDOS時代の遺産を使える事ではあるが、どれくらいの人がこういう仕事をツールで自動化しようと思いつくのだろうか。いささか心許ない限りではないか。
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2000年2月01日(火曜日)

2/1の暮らし

星見 20:12:00
 朝方、フレックス出勤なので9:30に目覚ましをセットしていたら、8:30に電話にたたき起こされた。相手は運送会社で、望遠鏡が届いているという。早い! 昨日の今日だぜ。しかし寝惚けていた僕は、なぜか今日を休日かなんかだと勘違いして、「金用意できないから明日来て」と答えてしまっていた。その事には再び寝床に入ってから気付いた。別に今夜来てくれても良かったのだ。昼に金を引き出せば良かったのだから。しかしまあ、1日くらい延びても良かろうと思った。
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2000年1月31日(月曜日)

1/31の暮らし

暮らし 20:11:00
 最近、テレホーダイベースで生活しているせいか、夜が遅い。邪悪なチャットに余裕でフル出場出来るくらいだ。お陰で朝はフレックス出勤三昧。お日様が白く眩しい時刻に通勤だ。人も少ないし気持ちがいい。
 さて、例のボーグ望遠鏡の件だが、帰宅してメールをチェックすると返事が入っていた。在庫ありだという。買えたぜ! モノが届くのが楽しみだ。
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2000年1月30日(日曜日)

笑夢っち救援オフ

暮らし 23:06:00
 さて、今日は笑夢っち救援オフの日だ。モバイルギアに味噌汁を飲ませてWebブラウジングの術を失った笑夢くんをそそのかし、なにか笑える機械を買わせようという趣旨だ(ちょっと違うかもしれない)。
 朝、ゆっくり起き出して軽く食事を摂り、9:30には出た。秋葉までだいたい1時間強と見積もっていた。前日、あれやこれやで良く眠れなかったのだが、電車では座れなかったので眠る事も出来ず、熱っぽい頭を抱えてボーッと窓の外を見ていた。なんとなく不調だ。それが寝不足だけのせいじゃないのに気付いたのは、新橋で山手線に乗り換えてからの事だった。急に腹部の不快な緊張に気付き(笑)、後は早く秋葉に着け~とばかり念じる羽目になったのだ。
 秋葉原駅では後の事を考えて昭和通口側に抜け、そこのトイレで用を足した。どうも腹が異常醗酵している感じだ。先行きに不安を抱いたが、しかしここですっきりしたためにそれ以上困る事はなくなった。
 東海銀行で多少の金を下ろし、電気街口側を裏手から急襲した。待ち合わせ場所には既に笑夢くんと細身の男性が立ち話をしていた。その男性は、首都圏初登場の海坂さんだった。おや、と思ったのはもげっちこと妄言王とクリソツな事だ。妄言が申すところの影とは海坂さんの事だったのか!(面白いから以降そう決めた)。
 笑夢くんいわく、久遠さんは急な仕事で来れなくなったそうだ。うーむ、それは残念だなあ。厳しい業界で暮らしているようだ。では後一人のいしかわさんは? 笑夢くんが電話を掛けると、ごく至近距離に立っていた見覚えのある女性が突如として行動を起こした。いしかわさんだ。待ち合わせ場所のコンビニを挟んで駅よりに立っていたので気付かなかったのだ。無事、本日の参加者は合流を果たし、さっそく昼食を摂りに丸五に向かった。
 今日の頼りは我がWorkPadに仕込んだ秋葉マップだ。これは「秋葉で安く買う会」の人々が世の役に立てるために公開してくれたもので、秋葉の各種ショップ、飲食店が的確なコメント付きで掲載されているものだ。このお陰で中古関係に疎い僕にも現地案内人面が出来るというものだ。
 秋葉で高額な買い物をする度に寄るトンカツ屋丸五は、しかし開店時間が11:30で、まだ間がありそうだった。そこでまずは九十九本店付近にあるソフマップの中古ショップを当たってみる事にした。そこではWindowsCE機、Libretto、その他モバイル機器がそれなりの値段で売り出されていた。全て中古である。
 その後、丸五がなかなか開店しないのでもう1軒アプアプに寄った。ここにもたくさんのCE機が並んでいたが、目を引いたのはモバイルギア2の大型機、ノートPCサイズのCE機で、画面サイズは800*600と我がTP235並みにある。可動部分が無いので確かにモバイル向けではあるだろう。しかしここまででかいとなあ。
 ようやく丸五に入った。丸五の2階には初めて入った。奥よりの座敷に席を取り、さっそくめいめい注文した。ここ数日の不幸ぶりがあまりに笑えて気の毒なので、笑夢くんの分は僕が持つ事にした。これで一生俺様の奴隷だな(態度 too Big)。
 ここでいしかわさんが先ほど見たモバイルギアと同クラスのCE機を取り出した。使ってみると、確かに起動が早くて入力もしやすそうだ。だがこれをPDAとして使う気にはならないな。取り出す事さえも億劫そうだから。しかし文章を入力する機械としてはイケているかもしれない。実際、PDAとしてはWorkPadがあり、これで不満はほとんど無いわけだ。しかしちょっとした文章を入力するのにもペン入力は苦しい。サムタイプも今のところお笑いのネタにしかなりそうに無い(もう少し僕の親指が細ければ良かったのだが)。そこでWorkPadと機能分担する文章入力専用としてみると、キーボード付きのCE機は悪くない様に思えてきた。Webブラウジングは、まあ常用しないだろうから、別にモノクロでもいいのだ。するとせいぜい3万円でかなりの機械が手に入る。見たところ、使えなくて手放す人が多いのか、中古の流通は豊富だ。こまめに探せば出物もあるだろう。逆にPalmはほとんど中古が見当たらない。
 笑夢くんはさっきのショップで見かけた巨大CE機に心惹かれているようだ。しかしあのサイズなられっきとしたノートPCも買える。ソフトウェアはどう考えてもノートPCの方が有利だ。そういうジレンマを抱えたまま、トンカツを平らげた一行は店を出た。
 続いて歩行者天国状態の大通りに沿って中古屋、ジャンク屋を見ていった。中古屋もジャンク屋もモノはPCが多い。ほぼ捨て値で売られている機械もある。懐かしのTP701も売られていた。これ、欲しかったんだよなあ。価格は1万円以下。
 一通り見て歩いて、最後に秋葉の雰囲気を味わうためにTwoTopにも立ち寄り、ひとまず作戦会議のためにルノアールに入った。
 笑夢くんの気持ちは巨大モバギに傾いているようだった。しかし使えるノートPCが5万円台で入手できる事も忘れられない様だ。
 一同、喫茶しながら談笑する。話題は、まあ大体人の悪口だが(爆)。その関係で(どんな関係だ)ここ数日アクセスできなかった笑夢くんのために、我がTP235を取り出してPHSでアクセスしてみせた。彼がいない間にも世界は回っていたのだ。
 笑夢くんは、最終的にアプアプで見かけた(実はアプアプだったという事を思い出すのにも苦労したのだが)巨大モバギに決め、カードで購入。ようやくネット島流し状態から解放された。
 ここで海坂さんは仙台に戻る関係で一足先にお別れ。またおいでよー。
 残り三人は古路奈に入って喫茶しながら、さっそく笑夢くんのモバギ2起動試験に立ち会った。筐体もピカピカで、ほとんど使用した形跡が無い。なぜ手放したのだろう。しかし安価に高性能機種を入手できたので、笑夢くんはご機嫌だった。
 ここでもしばし談笑し、17:00前に解散した。僕はもう一軒寄るつもりだったので、ここでいしかわさん、笑夢くんとお別れ。笑夢くんとはまた再来週だ。
 僕が寄るつもりだったのは、秋葉に店を持つ望遠鏡屋の誠報社だった。秋葉の外れに歩いていくと、確かにあった。店内は望遠鏡やパーツが整然と並べられており、かなりきれい。とりあえず場所だけ憶えて、その足で帰宅した。
 おっと、実は解散前にラジオセンターで六角レンチを買っておいたんだった。もちろん、昨日北欧家具に惨敗を喫した苦い経験が要求したものだ。帰って、北欧家具に俺様の実力を思い知らせてやろうと北欧家具の付録品を調べてみると、ありゃ、ちゃんとレンチが着いている(滅)。駄目だ、またしても大敗だ。もはやとり返しがつかないほどだ。おそるべし、北欧家具。
 気を取り直して組み立てると、小奇麗で便利そうな家具が出来上がった。これでようやく身の回りが片付く。
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2000年1月29日(土曜日)

望遠鏡買うべし

星見 20:59:00
 夜中に起き出して、テレホーダイをいい事にネット漂流しまくった。そこでふと望遠鏡メーカーのトミー・ボーグのサイトを訪問すると、つい最近始めたインターネット通販を記念して、B級品の特売をやっていた。B級品というのは基本機能には問題が無いが外見の傷や多少の汚れがある品の事だ。その中の100ED SW2セットというのが目を引いた。通常は17万円弱の価格が振られているのに、ここでは11万円強の価格がつけられている。買うしかない。さっそくメールで申し込んでみた。在庫があればいいのだが、無ければやけくそでETX-90を買っちゃうかもなあ。
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1/29のテレビ

テレビ 20:55:00
 さらに「街道を行く」をこれまた久しぶりに見たが、こちらは半分寝ながら見たので良く憶えてない。
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サイエンス・アイ 宇宙デジタル図鑑(2000/1)

科学 20:50:00
 夜、鍋を食いながら(また鍋か、こいつは)サイエンス・アイの「宇宙デジタル図鑑」を見た。こんなにゆっくりと見るのは久しぶりだ。
 今回は太陽系の惑星が従えている多くの惑星の話題だった。
 話は天王星の衛星から始まる。天王星は、実は太陽系で最多の衛星を従えている惑星だ。それらの多くは、つい最近北欧の科学者たちがパロマ山の5m望遠鏡で発見したものだ。天王星の衛星たちには歴史的にシェークスピアの作品に登場する人物名が与えられている。オベロン、ティタニアはもちろん、ジュリエットもいる。それらは作品中での描写に従って性格付けされ、衛星の属性にふさわしい名前が当てはめられているそうだ。それゆえ、先の科学者たちも、改めてシェークスピア作品群を読み漁る羽目になっているらしい。
 衛星の成因には二つある。一つは惑星の生成と同様に、太陽系生成時に微惑星から生まれたタイプだ。これは惑星の兄弟星といえる。もう一つは放浪している他の小天体が、惑星の重力に捕捉されたタイプだ。これは客星というべきだろうか。
 太陽系の惑星で、衛星を持っていないのは内惑星、水星と金星だけだ。これらの惑星は太陽の強力な潮汐力を受けているが、それゆえに衛星を持てなかったのかもしれない。
 先に書いた衛星の成因からすると、地球唯一の衛星である月は、どちらの成因にも属さない特異なタイプといえる。月の成分が地球のそれと瓜二つなのは、アポロ計画に至る初期の月探査の段階で既に判明していた。月生成のシナリオは、今ではジャイアント・インパクト説として有名になっている。かつて、生成間も無い地球に大きな天体が衝突し、地球の一部を砕いてその周囲に撒き散らした。その後、小天体と地球の破片は地球の周囲で合体を繰り返し、最終的に月になったというわけだ。月は大きく、主星との比率をいえば冥王星とカロンの比を除いて最大になる。むしろ連星系だという声さえあるくらいで、事実地球にも大きな潮汐力を及ぼしている。
 火星の衛星、フォボスとダイモスは、どうも捕捉型らしい。形状からして小惑星起源であると考えられている。ところが捕捉型にしては軌道が円に近すぎるので、他に思いがけない生成シナリオがあるのかもしれない。ちなみにフォボスは火星に近すぎて、数千万年以内に火星に落下すると考えられている。
 小惑星の中にも衛星を持つものがある。小惑星帯というと小天体が密集している様を思い浮かべてしまうのだが、実は非常に広い空間に小天体が点在しているので、お互いに面積を持つ面として視認する事さえも困難なのだそうだ。互いに及ぼす重力も微少なので、衛星系のような安定した系を形成する事もあるのだろう。
 木星にはガリレオ衛星の名で知られる大きな四つの衛星を始め、多くの衛星群が巡っている。最内周にあるイオは木星の強烈な潮汐力にさらされ、四六時中大きく変形している。そのため内部は高熱の流動状態にあり、地球外で最初に確認された活火山が硫黄の噴煙を噴き上げている。
 エウロパは厚い氷に覆われた星だが、その下にはどうやら液体の水が存在しているらしい。イオほどではないが潮汐力によって内部が熱くなり、それなりに温暖らしい。その水中に地球外の生命体が存在するかもしれないと夢想する人々もいる。
 ガニメデはそのイオから放出された硫黄粒子が衝突するため、地球のオーロラのような現象が頻発している。
 カリストはガリレオ衛星としてはもっとも外周を回っているため、木星の影響が少なく、凍り付いた静かな星だ。その表面には、誕生以来刻まれてきたクレーターがそのまま残されている。このように木星の衛星系は個性豊かだ。
 土星の衛星としてもっとも有名なのはタイタンだろう。タイタンにはメタンの大気があり、有機物が豊富に含有されていると考えられている。生命が生じるには低温過ぎるかもしれないが、それでも生命の存在を予測する科学者もいる。
 土星の衛星群は内周、中間、外周と3グループに分かれている。内周の衛星群は輪と同様の起源を持っているようだ。外周の衛星群は恐らく捕捉された小惑星なのだろう、土星の自転軸に対して逆行している。
 海王星の周囲にはトリトンが巡っている。トリトンは惑星の自転方向とは逆行している珍しい大型衛星で、そうした衛星の多くは小型の捕捉型のものだ。海王星自身、自転軸が公転面に対してほぼ横倒しになっているという珍しい惑星だ。この二つを結び付けて考える説もある。つまりある時トリトンの元になった大きな天体が海王星の重心を外れた位置に衝突したというのだ。その影響で海王星の自転軸は横倒しになり、破片が集まって出来たトリトンは逆行軌道を取るようになったと推測されている。
 最外周の小さな惑星、冥王星にも大きな衛星カロンが巡っている。ほとんどガリレオ衛星並みの冥王星に対してカロンは大きく、事実上連星系だと指摘する向きもある。
 冥王星の軌道は変わったもので、海王星の軌道のさらに内側にまで入り込む、歪な楕円軌道を持っている。これは捕捉型衛星と主星の関係でも良く見られるものだ。そのため、冥王星は太陽系の重力に捉えられた迷い星だとする説もある。実は冥王星と良く似た素性を持つのがトリトンなのだ。どちらも太陽系に迷い込んできた系外の迷い星なのかもしれない。
 太陽系のガス惑星の全てが輪を持っている。土星のそれは有名だが、最初はこれが太陽系唯一の輪だと思われていた。そのため、天王星が輪を持つと判明した時には、かなりのセンセーションが巻き起こったものだ。
 NASAが所有するカイパー空中天文台(C-141輸送機に望遠鏡を搭載したもの)で天王星による星食を観察していたところ、食の前後で5回ずつ星がなにかに隠蔽されたのだ。これは冥王星の周囲に細い輪がある事を示している。その後、ボイジャー探査機による調査で木星、海王星にも輪がある事が判明し、ガス惑星に輪が付き物である事が判明した。
 ところで、この「細い輪」はなぜ形成されたのかが謎だった。すべての輪が一繋がりになった帯にならない理由がはっきりしなかったからだ。同じ事は土星の輪にあるカッシーニの間隙にもいえる。
 数学的な解析から、輪を二つの衛星が挟めば、輪は細く集束される事が分かった。そこで実地に探してみると、確かに天王星の輪を挟んだ二つの小さな衛星が見つかった。これらはその機能から羊飼い衛星と呼ばれた。羊飼い衛星は土星の輪の最外周に当たる細い輪でも見つかり、他の輪でも見つかるはずだと考えられている。
 このように、たかが衛星という言葉でくくられる星にも、いろんな種類があるものだ。
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笑夢っちの苦難

暮らし 20:21:00
 笑夢っちは、昨夜は鍵を紛失して危うく宿を締め出されるところだったらしい。おまけに手数料かなんかで1500円も毟り取られたらしい。こうなるとなにかに呪われているとしか思えないな。笑えるが。
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家具が来る来る

暮らし 20:21:00
 さて、さっそくテレホーダイの対象番号を変更し、ゴロゴロしていると、いよいよ家具が届き始めた。もう次々にやってくる。それらをとりあえず積み上げ、とりあえず小さな組み立て家具から掛かった。それは北欧製の家具のアウトレットで、5000円で買ったものだ。さっそく木屑を散らかしながら組み立てに掛かったが、最初の部品ではたと手が止まった。組み立てには6角レンチが必要なのだが、手許に無い。明日秋葉に行った時に買ってくるしかなさそうだ。情けない気分でそのまま投げ出す。
 次にCDラックを組み立てる。これはかなりの枚数を置ける可変幅の製品で、30分ほどで組み終わった。サイズもそれなりで、手許のCDは全部収納できそうだ。これは良かった。
 座椅子を出してみた。肘掛け付きの大型のものだ。これは予想外に大きく、立派なものだった。スーパー親爺椅子と命名した。しかしこの親爺椅子、座面が高くて床に直置き状態のPCを使えない。やむなく和み用に背後に押しやっておいた。PCラックは未到着なのだ。
 続いてキッチン用のチェストを引っ張り出したが、これがなんとキャスターが砕けている。輸送中の破損らしい。交換してもらわなければならない。
 最後に隙間用の細長い本棚を組み立てたところで力尽きた。後は来週だー。
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2000年1月28日(金曜日)

危うし、笑夢っち

暮らし 20:01:00
笑夢っちの掲示板を見ていると、大変な状況に陥ってしまったようだ。持っていったCE機に味噌汁を飲ませてしまい、Webアクセスの手段が無くなってしまったそうだ。それでもPHSでメールだけは出せるようだが。そこで日曜日に秋葉に付き合おうとメールを出しておいた。さて、なにを買わせようかな(フフフ)。
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