今日はきっぱり雨。というか、屋久島で雨を免れるのは至難の業だ。そこで温泉にでも浸かって寝転がっていようと企んでいたのだが。
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屋久島の残り半周を走り切る。しかしまあ、覚悟していたとはいえ、雨だ。
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今日は種子島で一番見たい場所、JAXA施設群を見て回る。
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今日は東端、東平安名崎に往復する。しかしこの地で、不測の事態が吾輩を襲うのだった。
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例によってマイルの有り余ったこば氏から誘われ、未踏の地沖縄へと旅立った。しかも、いきなり先島諸島の宮古島へ。
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今日はプレミアムフライデーたら申す日で、さっさと帰れと言われた。どうせならと、午後半休にして、新国立西洋博物館のミュシャ博を襲うことにする。
チケットは予め買って、ファミポートで出力しておいた。雨のそぼ降る中、東京に向かう。
新国立西洋博物館前には、切符を買い求める行列が出来ていた。外で出しておいてよかった。中に入り、ミュシャ博会場に入場。どえらい盛況であった。
目玉のスラブ叙事詩は、ホールの高い天井につかえそうなくらいのビッグサイズで、
ご覧のありさま。観客が群れているが、少し離れると気にならない。というか、全景を見るには離れざるを得ない。
スラブ叙事詩は、ミュシャが画業で成功した後半生を費やした一大絵画群で、チェコのスラブ民族の歴史を描いたものだ。歴史とはいえ、史実とミュシャの想像世界とが混然一体となっており、シャープな視点が心地よく設定されている。でかいのに見やすく、細かく見てゆくのがひたすら楽しい。描かれた人物一人一人に確固たる人生がありそうだ。
ミュシャはこの絵画群をもって、チェコ独立のために市民を鼓舞したかった。しかし、時代はミュシャが思う以上に急激に動き、シリーズ完成以前にチェコの独立はなってしまう。ミュシャにとっても歓喜の事態だったろうが、この絵画群の意味が薄れたにも確かだった。しかも、時代は抽象絵画に向かっており、ミュシャの絵は古臭いものとして、チェコの若者や知識層の酷評を受けたという。
さらにミュシャは、こうした絵画群をしてチェコの民族主義を鼓舞しうる人物とみなされ、チェコ併合後の統制を強めるナチスドイツによって、事実上殺される。
この絵画群共々、ミュシャは報われない最期を遂げた。しかし、ミュシャの絵画は残り、WW2後に再び再評価を受けてゆく。あれほど酷評していた若年世代が老いると、今度はまたあらわれた若年世代がミュシャを再発見したのだ。プラハ近郊の城に死蔵されていたスラブ叙事詩も、ソ連崩壊後にチェコが民主化され、スロバキアと別れると、これも再発見される。そして今、門外不出ともいえる巨大な絵画群が、海を渡って日本にやってきたというわけだ。
物思いにふけりつつ、スラブ叙事詩を3巡くらいしたら、血尿が出そうなくらい疲れた。すごいものを見たなと思いつつ、帰宅。
サンライズ糸山からの展望。最高だな。
というわけで、いつもながらだらだら走っているだけの我々、疲れもなく快適な目覚めだった。
朝食はオサレだが量的に物足りない。と思っていたが、年食ってくると、この量で充分になってくるものだ。
同行者の多くはこのまま遍路に行ってしまうというので、僕とこば氏はいつものように松山経由で帰ることにする。もちろん、道後温泉に寄るのだ。
特急で今治~松山を移動し、道後温泉まで自転車で移動する。とりあえず自転車は駐輪場に置き、喫茶店に入って昼食。
謎のバーガーで済ませ、カッフィーを注入すると、
道後温泉に。本館も長期の改装に入る直前で、次にいつ入れるか不明なので、奮発して霊の湯2階席に。ところが、客あしらいのねーちゃんの個性なのか、神の湯2階席と違いを出したいのか知らないが、こば氏とは向かい合わせでなく隣り合わせに座らされた上、別の家族連れを対面に案内され、見知らぬ者同士が対面させられる事態に。これは強制的に友達作りのつもりか?
ともあれ、一風呂浴びて、皇室専用浴槽の見学などして、出た。目の前に道後ビールの看板。
入るしかないなあ。
ビール後の酔い覚ましに周辺を散策し、まだ全景がわかる
道後温泉を俯瞰で撮影する。今年後半にはもう手が入るので、次に使えるのは数年後だ。
バスで空港に向かい、羽田に戻った。今年も無事に戻ってきました。と言いたいところで事件発生。先に荷物を受け取ったこば氏を見送って、自分の自転車が出るのを待てど暮らせど出てこない。とうとうフロア中央特殊荷物扱いのお姉さんに聞いて、探してもらったが、「荷揚げされたはず」だが見つからない。これは弱った。ヘルメットくらいならいいが、ポケロケだぜ。これを失うのはつらい。
お姉さま方が鳩首会談し、再度あちこち探してもらったのだが、結局見つからない。仕方ないので紛失届を出しておくかとペンを手にし、お姉さま方の方を方を見ると、おい後ろ。見慣れた輪行袋があるじゃないか。「さっきは無かったんですが」と、恐らく誰かがバックヤードに置き忘れ、また誰かが戻したのだろうと推定された。ともあれ、無事に戻ってきた。最後に嫌な汗かいたけど。