Strange Days

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2001年12月15日(土曜日)

深夜の観望

星見 23:55:00
 NHKスペシャルは、ロシアがうまくいってないんだよ、という現状レポートだった。70年もの歴史を持つ共産主義時代の思考から、頭をすっきり切り替えるには、やはり時間がかかるようだ。
 テレビを見て、風呂に入って一息つくと、もう日付が変わる頃だ。昨夜と同じく、ミザールの20*80をベランダに出して、オリオン座界隈に向けてみた。
 今夜も、昨夜と同じく凄い透明度だ。どこに向けても、微光星が群れて見える。M42の散光は今夜も強く、トラペジウムもぎりぎり分離して見えた。M41もかなり多くの微光星が見える。昨日見えたM93らしきものは、今夜も良く見えた。位置的には他にNGCナンバーもMナンバーも居そうに無いのだが? 望遠鏡をシリウス、プロキオン線上を移動させると、M50らしき天体も見つかった。が、今夜は微光星がいくらでも見えるので、本当に散開星団なのかどうかは判断しにくい。
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2001年12月14日(金曜日)

ベランダにて

星見 23:55:00
 風呂から上がり、外に出てみると、頭上には透明な冬空が広がっている。ベランダに、久しぶりにミザール20*80を出した。このところ、Canon 18*50ISばっかりだったからな。
 さすが、集光力の近い故、18*50ISとは違った夜空が見える。M42の散光は迫力ある。M41も、目を凝らしていると、だんだん微光星が増えていくような塩梅だ。
 気になる星は、おおいぬ座のさらに東に見えるボヤッとした光の塊だ。球状星団にも、小さな散開星団にも見える。この辺りにあるのはM93だが、こんな感じだったっけ? さすがに望遠鏡を出す気力はなかったので、今夜はここまで。
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2001年11月27日(火曜日)

冬がやってきた

星見 23:55:00 天気:晴れ(それにしても寒くなってきた)
 左手薬指の右腹に、なにかしこりのようなものが出来ている。なんだか捻挫したような塩梅だ。今日は自転車は自粛しましょう。
 風呂に入っていると、やたらと寒気が染みてくる。こうなってくると冬だなと感じる。
 日付が変わる頃、アパートの廊下に出て頭上の昴に18*50ISを向けた。冬が深まるにつれ、昴の輝きも深まるようだ。少し視線をずらしてゆくと、コンパクトにまとまったスバルとは逆に、雄大に広がるヒアデス星団が目に入る。土星がその近くに輝いている。さらに東に進むと、オリオン座、おおいぬ座が目に入ってくる。M42は散光が揺らいで見えた。やや風があるせいか。M41は慣れないと一発では発見できないくらい、ささやかな輝きだ。そして東のはずれに、木星の強い輝きがある。もう、オリオン座も夜半には南中するようになっている。冬本番だ。
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2001年11月18日(日曜日)

しし座流星群は

星見 23:55:00
 帰宅して、すぐ寝込んだ。22:00に起きだし、食事、風呂、洗濯を済ませる。左ひざが痛い。幸い、表面の打ち身が痛いだけで、骨に異常は無いようだ。
 こうしてしし座流星群に備えているのに、空は腐ったようなくもり空だ。わずかな切れ目はあるが......。
 こうして1:00くらいから空を見上げていたが、全然晴れる気配も無く、流星も目に付かない。
 状況に変化が起きたのは、3:00を過ぎた頃だった。雲の切れ目に突如として明るい流星が見え始めたのだ。それも、かなり頻繁に。見える度に、近所でやはり観測しているらしい女の子たちの歓声が上がる。しかし、空は無常にも曇ったままだった。がっかりした僕は、極大が過ぎた4:00には寝てしまった。夜明けまで遂に雲が切れることも無く、僕のしし座群は終わった。
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2001年11月13日(火曜日)

また睡魔に負けました

星見 23:55:00 天気:雨? 晴れ? くもり?
 帰宅したのは結構早かったのだが、外気温が低いせいか帰って早々に眠ってしまった。外は雨が降ったり止んだりのはっきりしない天気だ。
 日付が変わる頃に起き出し、外に出てみると、天頂辺りはもう晴れている。18*50ISをM41に向けてみる。今日もその奥ゆかしい姿を見せてくれる。M42に向けると、打って変わって賑やかな光景が。オリオン座全体は繁華街、おおいぬ座は大きな尖塔(シリウス)のある村というところだろうか。

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2001年11月12日(月曜日)

深夜の観望

星見 23:55:00 天気:雨のち晴れ
 昼の間は、雨が降ったり止んだりで、はっきりしない天気だった。いやはっきりしてるか、悪いという意味では。
 真夜中、雨が止んだ外に出てみると、天頂近くにかけて、びっくりするような透明な空が広がっていた。霧は出ていたが、高度があれば邪魔になりそうにない。アパートの廊下に経緯台を出し、100EDを載せた。
 LVW42を着け、小三ツ星周辺に向けた。散光が見事。大三ツ星にかけて、無数の星が光っている。SW18に替えてトラペジウムに向ける。今日は4つ、くっきりと分離できた。
 木星。縞が濃く見え、ガリレオ衛星もくっきりと見えた。
 土星。低倍率なのでカッシーニの間隙は確認できなかったが、外形は非常にくっきりと見えた。
 さらにシリウスの南方に向けると、すぐにM41が飛び込んできた。少し低高度なので、霧の影響をもろに受けているのか、さほど明るくは見えない。でもささやかな微光星の集団は、僕が一番冬を感じる眺めだ。
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2001年11月10日(土曜日)

深夜の天頂で

星見 23:55:00
 寝る前、1:00過ぎだったろうか、アパートの廊下に出てみた。既に雨が上がっていて、空の隅々まで冴えた星空が広がっている。水蒸気のせいで北天に霞が出てはいたが、全く気にならないくらいだ。
 18*50ISを首に下げ、既に高々と上っているオリオン座に向けた。小三ツ星から大三ツ星にかけて、数え切れないくらいの星が群れ、それぞれに瞬いている。瞬いているので観測にはいまいち向かない、風のある夜なのだろう。だが観望のためには、こういう日の方が風情があっていい。M42の散光が鮮やかに広がっている。アパートの廊下が濡れてなければ、望遠鏡も出せたのだけど。
 オリオン座の足元に、そろそろとおおいぬ座が上り始めている。ひときわ明るい、青い星、シリウス。そこから南方に双眼鏡を下げると、ひっそりと群れている小さな散開星団が入ってきた。M41。今シーズン初めて見た。
 双眼鏡を思い切って天頂に向けると、天頂近くをやや行き過ぎた地点にすばるを見つけた。まさに星の塊という感じ。大きく広がるヒアデス星団とのコントラストが見事だ。
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2001年10月12日(金曜日)

深夜の観望

星見 23:55:00
 今日も夜は晴れている。23:00頃、100ED+経緯台をアパートの前に出し、登りつつあるオリオン座に向けた。
 昴は既に頭上にあり、きらきらとその存在をアピールしている。土星はそれなりに見えるが、高度が低かったのでカッシーニの輪も見えないくらいだ。木星はまだ昇ってない。
 1:00頃、今度は赤道儀にC8EXを載せてみた。赤道儀をアパートの前に出し、極軸望遠鏡に北極星を入れる。実は、極軸望遠鏡を使うのは、今回が初めてなのだ。
 C8EXを頭上に向け、木星を入れた。木星はガリレオ衛星の小さな輝点を伴い、縞も割とくっきり見えた。強拡大すると、もしかしたら大赤斑も見えているかな、という気になる。土星も、カッシーニの輪が半周分くらいは見えていた。
 そろそろ冬の観測シーズンの始まりだ。
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2001年10月01日(月曜日)

光学新兵器の威力は

星見 23:55:00 天気:晴れ
 今日も横浜に出張。横浜駅の裏にある日産ビルでの立会いだ。きれいなビルだが、周囲に店が少なくて暮らしづらそう。いや、横浜駅まで出ればいいのか。
 夜、アパートの通路にC8EXを出して、昨日買ったMizar光害防止フィルタを試してみた。
 まずはSW24.5との組み合わせで。この時刻に上っているめぼしい散光星雲というと、東の空低くにM42がある。フィルタをかけてない場合、星はシャープに見えるものの、バックグラウンドもかなり明るいので、散光星雲が背景にやや溶け込んでしまう。フィルタをかけると、全体的な明るさは暗くなり、恒星像に迫力がやや欠けるようになる。また全体に緑ががるようになる。しかし散光星雲がさらにくっきりせり出すように見える。散光星雲の奇妙な形がはっきり分かるようになり、フィラメントまで見えそうな気になってくる。
 高倍率のアイピース、UW6.7との組み合わせではどうだろう。こちらは光量がぐっと減る関係で、トラペジウムの星がいくつあるのか見分けつかないくらい朧になってしまう。また散光星雲の方も、それほどくっきりしない印象がある。たぶん、高倍率ではバックグラウンドが元々暗くなりがちなので、フィルタをつける意味が無いのだろう。
 それにしても、いろいろ遊べそうだ。

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2001年9月23日(日曜日)

深夜の観望

星見 02:00:00 天気:晴れ
 書き忘れたが、前日の夜は秋晴れの良い天気だった。そこで19:00頃、ベランダに100EDを出して、観望シーズンがまもなく終わる夏の星座たちを見た。
 晴れ空とはいえ、さそり座に月がかかり始めているので、あまりコンディションは良くない。しかしM7の眺めは美しい。なんでも、普通の人には惑星や散開星団の受けがいいそうだ。わかりやすい美しさだ。一方、M8は散開星団としても面白いが、散光星雲としても楽しみたい。しかし、月のある明るい空では難しい。外し見をして、やっとかすかに感じられる程度だ。M4は月の間近なので全く見えないが、代わりにM22がはっきり見えた。
 就寝前、東の空に上りつつある昴に18*50ISを向けた。頭上高くにある昴はまことに美しい。秋晴れの夜は、夏までのどんより曇りがちだった夜空とは、一線を画している。季節が変わった、そう実感する。
 もう少し見たいので、今夜は100mmドブソニアンをアパートの通路に出した。通路に直接置くと、位置が低すぎてファインダーを覗けなくなる。そこでみかん箱を置いて、その上に置いた(なんちゅう貧乏くさい)。いや貧乏だからいいのか。これでかろうじてファインダーが実用になる。90度直角型の方が扱いやすいかもしれない。
 まず木星。手持ちのツァイスサイズのうちでは最広角のK26を着けて導入し、Or7でのぞき込んだ。架台の動きが渋いので、このまま追従するのはチト辛い。しかし、この安物のシステムでも木星の縞2,3本、ガリレオ衛星は充分見えるのだ。一方、土星はというと、こちらは輪こそくっきり写るものの、本体に縞は見られない。またカッシーニの間隙も、そういえばこれがそうかもしれ無いなあというのがおぼろに見える程度だ。
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2001年9月18日(火曜日)

久しぶりに100EDで星を見た

星見 23:55:00 晴れ
 昨夜は8時間きっちり寝たせいか、昼間も眠気に悩まされる。睡眠時間が短いと調子悪いが、長くてもあかんようだ。難儀なことだ。
 帰宅して、日付が変わる頃に外に出てみると、案外に空が暗い。雲が少ないようだ。18*50ISを東の空に向け、昴を視界に入れた。目が慣れるにつれ、昴のきらきらした輝きが増してゆく。ヒアデス星団をなぞり、その中に浮かぶ明るい星に向ける。土星だった。楕円形の輪と、その真中の本体が、かろうじて見分けられた。さらに東の空低くにあったさらに明るい星を視界に入れる。こちらは木星だった。前のシーズンに比べると、徐々に距離が開いているのが分かる。息を詰め、ISの効果でゆれが収まるのを待つと、やがて木星の周囲に衛星の小さな輝点が見えた。
 これくらいで引き上げようかと思ったが、こんなに状態の良いそれは、もしかしたら当面出会えないかもしれないと思い直し、とうとう望遠鏡を出すことにした。
 部屋の前に経緯台と100EDを出し、LVW42を着けて昴を入れた。さすがに経緯台の安定性は手持ちより上で、100mmの集光力とあいまって眺めは見事なもの。LVW42では視界が広すぎるので、Meade SW24.5に換えるとちょうど良い眺めになる。ピントを慎重に出しなおし、昴のシャープな恒星群の背後に、針の先くらいのささやかな微光星が現れる。シエラカップにグリーンティを作り、昴を愛でながら楽しんだ。
 昴の次は土星。SW24.5で視界に収め、UW6.7とOr7+2.2倍バローで拡大すると、カッシーニの輪と、本体の縞がかろうじて見分けられた。カッシーニの輪は全周には見えない。
 さらに木星。こちらはガリレオ衛星全てと、本体の縞2~3本が見えた。揺らぎは少ない。
 どうやら今夜の大気はシンチレーションも少なかったようだ。
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2001年8月22日(水曜日)

オリオン座とご対面

星見 23:55:00
 雨は夕方には早くも上がり、雲に切れ目が目立ち始めた。しかし、さそり座が南中する頃になっても、雲は大量に残っている。どうも真夏の観望は雲に邪魔されることが多い。
 夜、3時ごろになって、もしかしたらと思ってアパートの前から東天を見た。やはり、ほとんどきれいに晴れ上がっている。18*50ISをそちらに向けた。
 目に付くのはヒアデスの雄大な広がりだ。おおう、やはり台風一過、抜けるような透明度だ。ヒアデスの背後に広がる微光星の群れが、ヒアデスを構成する明るい星を際だてている。プレアデスはさらに華麗に輝いている。いつもが7姉妹の舞踏会だとすれば、今夜はその他大勢も含んだ大舞踏会だ。
 目を天頂の方に持って行くと、やがてヒアデスに勝るとも劣らない星の群れが目に飛び込んできた。一瞬、別の大型天体かと思ったが、単にペルセウス座辺りの、星が多い場所を見ているに過ぎないようだ。今夜のシーイングと、天頂近いという有利さが相乗して、思いがけない眺めを与えてくれたらしい。
 地平線近くに輝く明るい星は、きっと木星だろう。ゆっくり視界に納めると、ガリレオ衛星込で見えてきた。しかし、その近くにいるはずの土星は目に入ってこない。
 プレアデスがこんなに高く上がっているということは。もしかしたらと思って地平線近く、南の方を探してみると、ありました大三ツ星が。オリオン座とこの夏始めてのご対面ね。小三ツ星を探し、M42を視界の中心に置いた。まだ高度が低いせいか、散光はそれほどでもない。これから、次第に力強く輝くようになるだろう。
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2001年8月14日(火曜日)

今夜の夜空はすげー

星見 23:55:00
 帰宅して、さすがに少し疲れたので、うとうとしていた。ふと、ポートピアで見た青空を思い出した。夕方にあの空なら、今夜の夜空は久しぶりに期待できるのではないか。18*50ISを取りだし、南の空に向けた。
 空に目をやってすぐ、さそり座がくっきり見えるのに気づいた。最近に無い見え方だ。18*50ISを適当に向けると、小さな散開星団らしき塊が見えた。これは......双眼鏡を振って位置を確認する。やっぱり、NGC6087だ。18*50ISでも驚くほどくっきり見える。その上の方にあるさそりの尻尾を捕まえ、M7を導入してみた。凄い。視界一杯に微光星が広がっている。ゼリービーンズをぶちまけたようだ。これだけ見えることは、100EDを使ってもそうは無かった。M6もしっかり見える。
 この分ならと、M4を視界に入れると、あっさりとその朧な光の染みが目に入ってくる。M22だって見間違え様が無いくらいはっきり見える。M8は微光星がたくさん固まって、そこに散光のベールが掛けられている。
 ここ、真正面に街灯があってベストなコンディションじゃないんだけどな。今夜のシーイングはほとんど10/10くらいだったようだ。
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2001年7月22日(日曜日)

明け方の観望

星見 05:34:00 天気:晴れが続いておるようだ
 昨夜はあまりよく眠れなかった。寝苦しい暑さが、エアコンに守られた部屋の中にまで染み込んでくるようだ。気分転換に、アパートの前に出て、夜明け前の東天を見た。ひときわ派手に輝いているのは、明けの明星、金星だ。その周囲に、その金星に率いられるようにして、昴、ヒアデスの2大星団、土星が、少しはずれた位置に木星が輝いている。『おまえ、見た目は派手に決めちゃいるが、太陽系最大の惑星はあくまでも俺なんだからな』と、木星が金星にぶつぶつ不平を垂れているようだ。プレアデス星団は、今朝はすっきり見えた。ヒアデス星団の雄大な展開も見事。そこにひときわ際だつ宝石のような金星が入り込んでいる。
 さて、目を天頂近くにやると、おや、カシオペアの"W"が。それを目印に空を慎重に眺めて行くと、アンドロメダ座でぼんやりした光の塊を見つけた。アンドロメダ大星雲。これは、都会の空にも負けずに、その姿を見せてくれる、数少ない系外銀河だ。ちょっと天頂に近すぎて、経緯台では追いきれないかもしれない。
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2001年7月15日(日曜日)

寝る前に観望

星見 23:55:00
 寝る前、3:00くらいにアパートの廊下から東天を眺めた。この時刻になると雲がわいてきていたのだが、その中でも金星の強い輝きは見間違えようがない。それを18*50ISで眺めていると、おや、その西に変わった形の天体がある。土星だった。楕円形に見える。さらに、その北東に、別の明るい星があった。たぶん、木星ではないか。
 そんなこんなで、なかなか楽しかった一日も終わり。はあ、疲れた。
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