Strange Days

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2001年7月20日(金曜日)

境川サイクルロード激走(遡行編)54km

自転車 20:26:00
 さて、準備を適当に整えて、MTBで走り出した。時刻は14:10くらい。今日は境川サイクルロードの最後の未走部分、いずみ野から北の部分を攻めることにした。
 例によって、サイクリングロードにたどり着くまでが大変だった。交通量は多いわ歩道は死ぬほど走りにくいわで、こんな自転車に冷たい道を作った政策立案者を暗殺したくなるってもんだ。
 やがてサイクリングロードに入った。そこからは快調に北上して行く。休日だからだろうか。同じように自転車で走っている人と何度もすれ違った。そんなに飛ばさないで、せいぜい20km/h程度で走った。踏まないで、回すように心がけた。
 ところが、だいたい1kmくらい走った辺りで、歩行者自転車専用道路は突然途切れ、今度は一般道路を走るハメに。しかも、横切っている横切っている幹線を横断するには、境川筋から遙かに離れた横断歩道を利用するしかない。どこの誰がこんなわけの分からない道路設計をしたんだか。
 この大和辺りでは、ほとんど境川筋は一般道路で、走り易くはあったが、バスも走っているので閉口した。やがて町田市との境を越えると(をを、ついに神奈川から外に)、再び舗装された走り易いサイクリングロードが現れた。こちらは神奈川側と異なり、所々に小公園が設けられた走り易いところだ。快調に走る(でもポタリングペース)。やがて、道は町田の中心部すぐ側に至った。川向こうにハンズだの駅だのが並んでいる。最初、寄っていくつもりだったのだが、まだ道が続いているので、行けるところまで行くことにした。
 しかし、ここからしばらく走ると未舗装路が現れる。神奈川側にもあったが、MTBでないと辛そうなダートだ。が、結構ママチャリも平気で走っていたりしてな。いずれにせよ、未舗装路は振動が手と尻に来るので、結構消耗してしまう。
 小淵辺りで最初の大休止。コンビニでコーヒー・オーレ(コーヒー牛乳とはいえなくなったからか)、ドールのオレンジゼリーを買い、少し走ったベンチで喰らった。甘露、甘露、身震いするくらいうまかった。ああ、(無駄な)労働の後の食事はすばらしい。
 さらに走り続ける。この辺からダートが増え、さらに川幅も狭まり始める。そういえば、ここに来る道すがら、この両岸をコンクリートで固め尽くされたような川で遊ぶ子供たちを、何度も見かけた。
 やがて、たぶん相模原に入った辺りだろうか、未舗装路と化していた最後のサイクリングロードもここで途絶えた。両岸とも工事中だった。どうも、新規に伸ばしているようだ。
 時間は16:15くらい。帰路は順調だろうから、18:00前には帰り着けるな。そう考えたのは大甘だった。
 とりあえず、2回目のエネルギー補給だ。BD-1 MLで、コークが疲労回復によいという話を目にしていたので、近辺のコンビニを探してコーク、みかんゼリーを買った。そして適当に座れる場所で食おうかと思っていたのだが、案外にそういう場所は見つからない。やがて道の脇の防壁が適度に低くなっている(正確には道が盛り上がっているのだが)場所を見付け、そこでコークとゼリーをすする。
 帰路は専ら東岸を進んだのだが、意外なくらい難儀した。というのも、四六時中アゲンストが吹きつけてくるからだ。おかしいなあ、往路も前から風が吹いてくる(でも帰路ほどではない)ので、山風かなあと思っていたくらいなのに。どうも、風に祟られている。
 風があると、漕げども漕げども前に進まず、速度を維持しようとするとエネルギーを食われてしまう。そこで鋭い前傾姿勢で空気抵抗を軽減することになる。風景が見えないので、味気ない。
 やがて町田を過ぎ、また神奈川県側に入った。この辺はまたしても未舗装路だ。どうも東京と神奈川の連携がうまく行ってないようだ。
 またいくつかの未舗装区画をはさんで自転車道路を走り、そして大和市では一般道路を走る羽目に(ここ、つなぐ計画はないもんかね)。ヘトヘトになりながら長後街道に到達した。
 近くのマックで一服。はあ、よく走ったもんだ。そして自転車は殺人的に走りにくい長後街道を通り(なにせ、電力柱のすぐ脇に街灯が立ってて、間が1mしかない)、帰宅した。時間は19:00前だった。
 ああ、今日も辛かった。でも楽しかった。
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2001年7月20日(金曜日)

各種パーツ取りつけ

自転車 17:25:00 天気:晴れ
 9:00頃に目覚めた。いい天気だ。気分も悪くない。前の中学校は今日から休みのはずだが、クラブ活動の生徒で騒がしい。プールを見ると、女子生徒(むろん男子も)がTシャツのまま水に飛び込んでいた。ああ、なんて涼しそうな。
 部屋の前にMTBとBD-1を出して、それぞれオプションを取り付けていった。
 MTBへのサドルバッグ取りつけは、結構苦労した。サドルバッグは当然サドルの後下方に着くわけだが、このMTBの場合、既にキャリア(兼マッドガード)、防犯ワイヤが着いている関係、このスペースが埋まっている。そこでパズルが始まった。キャリアの位置をギリギリまで下げ、防犯ワイヤを別の場所に移動し、サドルバッグを取り付ける。結局、サドルバッグはやや窮屈ながら収まり、ワイヤはトップチューブの上、サドルチューブに取り付けることで、辛うじて邪魔にならないように取り回した。これで少し乗り回してみたが、ほとんど邪魔にならないようだ。さらにヘッドライトはハンドルバーの左内側に、ベルはBD-1の物を外して取り付けた。昨日買ったベルの方が小さいので、BD-1向きかと思ったのだ。
 スペシャライズドのMTBの取りつけを終えて、次はBD-1の方だ。こっちの方がちょいとややこしい。まずバーエンドグリップを取り付ける。その関係で、今のバックミラーは上に飛び出して邪魔になるので、別の真横に突き出す型のバックミラーを取り付ける。MTBではさほど必要を感じないが(振り返ればいいので)、BD-1で振り向くと自転車が転倒しかねないので、どうしてもこいつに替えたかったのだ。
 まず前のミラーを外し、グリップ部のスポンジをエンドグリップの幅だけ切り取り、エンドグリップを取り付けた。さらにミラーをつける。そしてMTBに渡したベルの替わりに、昨日買ったミニベルを取り付けた。これでいいかな。少し走ってみたが、エンドグリップがずれる気配はない。ミラーも使えるようだ。今日はBD-1は使わないが、明日は海に向かって走るつもりなので、その真価がはっきりするだろう。
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2001年7月19日(木曜日)

自転車パーツ買い集め

自転車 20:22:00 天気:晴れのち曇り
 明日は海の日で、金土日と3連休だ。また遠出するぞ、と張り切って、定時にすぐ退けた。そして横浜駅前のハンズに向かった。MTB用のサドルバッグ、ヘッドライト、ベル、警告灯、そしてBD-1用にちび輪バッグを買うつもりだった。最後のちび輪バッグは、BD-1を手で持って運ぶことに限界を感じたので、ベルトで持ち上げる式のちび輪バッグを買うことにしたのだ。
 しかし、ハンズではサドルバッグ、ヘッドライト、ベルしか手に入らなかった。警告灯は、お目当てのキャットアイのLED*6タイプ(BD-1で使っている物)後ろ向きの赤い奴が売り切れだったのだ。ちび輪バッグもなし。この二つは通販で入手するか。ベルはいらないかと思ったのだが、地方自治体の条例で取りつけが義務づけられている場合が多いようだ。鳴らしたことないんだけどなあ(たいてい『すいませ~ん』などと声をかけるので)。
 立場に戻って、もしかしたらと思って駅近くの自転車屋に寄ってみた。ここはママチャリと原付きを並べているような一般向けの店で、スポーツタイプはそれほど扱ってないようだ。店の人に警告灯の事を聞いてみたが、なんとここでも売りきれたという。なにか、世の中に警告灯ブームでもあったのだろうか。
 帰宅して、パーツを取り付けようかと思ったが、気力がなくてやめ。爆睡することよ。
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2001年7月17日(火曜日)

も少しMTBに手を入れるのことよ

自転車 19:17:00 天気:晴れのち曇り
 昨日買ったMTBだが、フレームサイズが小さいので、乗車姿勢がやや窮屈だ。今のままの方が背を楽に立てられるので楽ではあるのだが、姿勢の自由度を考えてサドルを一杯まで後ろに下げた。それからBD-1に着けているフロントバッグを着けようかと思ったが、MTBはタイヤとハンドルバーが近いので、このバッグは着けられなかった。まあキャリアがあるからいいか。それからライト。これもBD-1のお下がりの、キャットアイの単三*2駆動タイプの物をつけた。ちょっち暗そう。そしてメインはペダルの付け替え。BD-1に着けている大型ペダルは具合がいいのだが、輪行の時に邪魔になるので、今MTBに着いている小型の物と取り替えっこすることにした。まあ雨の日のペダリングに不安が残るが。
 この新装備でしらゆり公園にから立場北を回るいつものコースを流した。乗車姿勢はまあこんなもんかな。やっぱりもう一つ大きなサイズがよかった気もするけれど。ライトはやはり暗い。これはBD-1に着けているキャットアイの単三*4タイプの物を買って、二つ使い回そうかと思う。どっちかが壊れたときに便利そうだ。それと、ペダルはやはりこいつが楽だ。踏ん張ったとき、力がロスしない。スタンディングも楽。
 このスペシャライズドのMTBハードロックと、BD-1とを比較してみると、BD-1は全体的に小型なMTBという感じの乗り味だ。走行感はまさにそういう感じ。しかし、これだけ小型のBD-1は、よく頑張っているといえるだろうな。なにせ、とりあえず50kmを平均速度18km/hくらいで、しかも悪条件の中走っても、それほど疲労しなかったからだ。これからは日常的にはMTB、輪行前提のツーリングはBD-1という使い分けになるのかな。BD-1をスムーズに折り畳める装備を考えていかなければ。
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2001年7月16日(月曜日)

またしても自転車購入

自転車 20:07:00 天気:晴れっ
 昼頃に起床。さて、なんとなく気分は新自転車調達に傾いていた。気軽に乗り回せるチャリが欲しいのです。そういうわけで、平日で常連屯状態ではあるまいマルシュに向かった。調達したらそのまま乗って帰るつもりだったので、手ぶらで湘南台に。マルシュの店頭に、手ごろな値段の自転車が並べてあった。なぜか、すべてスペシャライズドかGTのMTBばかりだ。その中で、あらかじめ目をつけていたスペシャライズドのエントリーモデルを買うことにした。49800円。8万円と覚悟していたので、オプション込で6万強にはなったが、思っていたより安くあがった。調整に30分くらいかかるというので、図書館だのを来訪して16:00頃に再訪することにした。
 湘南台の図書館に向かう。が、本日は休館日だった。忘れてた。やむなく、本屋を冷やかし、ドトールでクールなティーをすすり、それから受け取りに再訪した。
 買ったのはスペシャライズドのハードロックというエントリー機。コンポーネントもシマノのエントリークラスだ。しかし、サドルなど各パーツをスペシャライズド、シマノで固めている。なんとなくまとまりがいいような。こいつには前マッドガード、後ろにキャリア兼マッドガード、盗難防止チェーン、ボトルケージなどを着けた。前3*後8の24速で、操作がなんだかややこしそうだ。受け取って、そのままこぎ出した。
 湘南台から境川に出て、境川サイクリングロードを北上した。漕ぎながら、つくづく感じた。これは楽だ。BD-1よりかなり楽だ。漕ぎ出しがちょっと重いものの、漕がなくてもフライホイール効果なのか、かなり進んで行く。BD-1よりかなり楽に進める感じだ。またハンドリングがBD-1よりずっと安定していて、片手放しも簡単だ。
 泉野近くに出て、そこから区役所、立場方面に走った。交通量が多いので、専ら歩道を進んだ。この辺の歩道、幅が狭い上、電信柱がふさいでいるので怖いことおびただしい。自転車には辛い環境だ。快調に帰宅した。
 帰宅して、すぐに空いているサイクロコンピュータ、V100を取り付けた。壊れたかと思っていたのだが、ちゃんとカウントしていることが分かった。しかしいい機会なので、スペシャライズドの方に着けた。スペシャライズドのサイクロコンピュータはBD-1に着いているんだけどな。
 そのまま、しらゆり公園、谷矢部公園方面を走った。坂が多少登りやすいか。しかし結局辛かったので、坂の途中で自販機に寄り、500mlのペットボトル入りお茶を買った。今日買ったボトルケージは、ペットボトル用なのだ。非常に具合がいい。その快調さを味わいながら帰宅した。今度は、こいつで町田まで走ってみようかな。
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2001年7月15日(日曜日)

湘南の海まで突っ走れ

自転車 20:03:00 天気:快晴中の快晴
 起床時間は真っ昼間12:00。目覚めは悪くない。カーテンを開けると、外は雲一つない青空。暑そう。でも気持ちよさそう。今日は境川沿いに海まで行ってみようと思う。
 初のロングツーリングなので、それなりの準備はする。いつもと違ってバックパックを背負い、そこに地図帳だのGPSだのをほうり込む。背中が暑そうだけど、まあ耐えられないことはあるまい。食事して、装備を固めて、さて出発。
 まずは境川まで立場湘南台線を走る。正直に言って、ここが最大の難関だった(笑)。なにせかなりのアップダウンが連続する。とうとう、境川寸前のアップでは、BD-1を押して歩くていたらく。いや、これでいいのだ。体を壊すほど漕いじゃいかん(なぜ説得力が感じられないのだろう)。ともかく、ひぃひぃいいながら境川まで走った。

・境川サイクリングロード~引地川
 そこからは藤沢まで境川サイクリングロードが続く。平らで走りやすいはずなのだが、今日は違う。強烈なアゲンストが襲いかかってきたのだ。海風という奴だな。それがまっ平らな川沿いを走る間、延々と吹き続けたのだ。漕いでも漕いでも前に進まないでやんの。こういうときは姿勢を低くするのだ、と鋭いクラウチングスタイルでこぎ続けたが、なんだか焼け石に水みたい。
 そんなこんなで、それなりに気持ちよくはあったが、同時に死ぬ思いをしながら藤沢市民病院まで走った。境川サイクリングロードはここでおしまい。
 さて、ここで案内板を見ると、一つ西の引地川まで行くと、今度は湘南海の近道というサイクリングロードが通っているという。そこまで行かねば。まあ西に走りゃいいんだろうと、ごく気楽に走り出した。
 途中の、まるっきり住宅地の真ん中で一休み。ハンドルバー前のポカリの他に、自販機の謎フルーツ紅茶を飲み干した。今日は、汗が滝のように吹き出る。糖分もとらねば。そう思って、途中のコンビニでコーヒー牛乳(ああ、こういう名称は消えるんだな)と菓子パンを買った。
 さて、西に向かっているつもりだったのだが、道はまっすぐ東西南北に走っているわけではない。だんだん西に向かってない気がしてきたので、途中の別のコンビニ前でロカティオを出した。位置的には悪くはない。しかし、一緒に出したオイル封入型コンパスによれば、僕が走っていたのは北向きだと判明。いったん、市街地まで戻り、そこから西向きに走った。
 途中、"白旗祭り"なる張り紙をあちこちで見かけて、はて共産党に対抗するどこかの右翼が宣伝でもしているのかと思ったのだが、実は大きな神社の祭りだったことが分かった。時間があれば寄りたかった。

・海の近道
 さて、市街地の狭い歩道を走るうちに、とある橋に到達した。名前は引地橋。ドンピシャ、到達できたぜ。その西岸には、確かに小公園のような造りの遊歩道が走っている。そこに乗り入れた。
 この道は、左右にちょっとした公園のようなスペースがあって、境川のそれよりずっと走っていて楽しい。境川の道は、本当に道が走っているだけだからだ。木々が風を遮るので、海風もそれほど厳しくはない。走っていて楽しいのだ。空は青空、風は優しく、日ざしも木々が遮ってくれる。その風を切って走る。ワクワクしてくるような楽しさだ。これだ、こういう感じが欲しかったんだ。これはライダーズ・ハイという奴か。疲労もほとんど感じられず、いつまでも走っていられそうだ。
 が、道はやがて突然『工事中』の札に遮られた。困惑していたが、やがて東岸を向いて『迂回路』とある看板を見つけ、今度は東岸を走った。
 ここで潮の香りを感じた。まあサーフボードを提げて自転車を飛ばしてる奴もいたことだから、方向に間違いはないと思ってはいたが。川の下流に、潮の砕けているのが見えた。海だ。

・湘南サイクリングロード~平塚
 頬に当たる風は優しいはずなのに、なぜか突き刺さるように、突き刺さるように......痛い! マジになんか突き刺さっとるやんか! そう、強烈な海風+砂浜=砂あらし、なのである。湘南サイクリングロードは、すさまじい横風にさらされる、砂あらしの世界だったのだ。汗で濡れた肌に、砂がびっしりと張りつく。顔をこすると、じゃりじゃり嫌な音がする。うう、なんて道なんだ。しかしここまで来た以上、走らずにはおれまい。
 この季節、海はどこに向かっても混雑している。特にこの自転車道は、途中でいくつもの海水浴設備と交差するので、その度に人込みに行き当たり、ろくに進めなくなる。
 もっと困ったのは、砂だ。いや、飛んでる方じゃなくて、足元を埋めている方。道の途中、あちこちに砂の吹きだまりがある。そこに突っ込むと、足を取られて転倒に危険がある。特にミニベロでは辛い。
 そんなこんなで、風と砂と人込みと戦いながら、茅ヶ崎まで走った。この辺で道が途切れたので、内陸へと入った。
 少し走ると、東海道線と行き会った。東海道線沿いに走れば、どっちにせよ駅に出るはずだ。このまま走って戻る気が萎えた僕は、輪行して帰ってしまおうと考えた。駅はそう遠くないはずだ。が、道は必ずしも線路と同行していない。あちこちで住宅地に迷い込んでいるうちに現在位置を見失った。どうも、茅ヶ崎から離れてしまったようだ。
 ここでロカティオ再出動。それによれば、なんだか茅ヶ崎と平塚の間に出たようだ。なんだ、さっき線路に行き会ったとき、少し東に走れば駅だったのだ。が、嘆いても仕方ない。ここは幹線道路まで出よう。この辺で幹線道路まで行けば、平塚と茅ヶ崎を結ぶバス路線があるはずだ。そのバス停を目印に走ろう。バス路線があることは疑わなかった。なにせ実質1車線の道にもバスを走らせるカミカゼ神奈中だ、絶対にあるに違いない(なんちゅうことを)。実際、最初に出会った幹線に、バスが走っていた。
 幹線は交通量が多く、狭い歩道を走らざるを得なかったが、人通りが皆無なので助かった。こんな暑い日に出歩くバカはそういないのだろう。やがて徐々に太い道に出会い始める。ここでロカティオで最終アプローチを確認し、最後のポカリを飲み干し、ラスト1kmを走った。やがて見慣れた平塚駅が見えてきた。ゴールだ。
 自転車を止め、自販機で500ml麦茶缶を買った。甘露、甘露、生涯味わった中で最上の麦茶だった。「イージー・ライダー」の悪徳弁護士よろしく、鶏の真似をしたくなる。

・初輪行
 自転車を駅ビル前まで押し、そこで初めての野外フォールディングを実施。こういうことを半ば予期して、イージーカバーを持ってきていたのだ。15秒、とは行かず、フロントバッグの取り外しなど込で3分弱で折り畳んだ。そしてカバーをかけ、改札まで登る。実際に折り畳んだBD-1を持って思ったのは、これを長距離は続けられないなあという事だった。すぐに手が疲労してしまう。50mが限界では。それでも、改札を問題なく抜け、ちょうど来た列車に乗り込んだ。乗客が少なくて助かった。
 やがて戸塚に到着。また苦労しながら、横浜市営地下鉄の改札口まで降りた。気になったので、駅員に「自転車を持ち込んでよいか?」と尋ねると、「折り畳み式で、折り畳んであればOK」という答えだった。BD-1は問題ない。しかしふつうのフルサイズバイクを輪行している場合はどうなんだろう。まあ区別なんかつくわけないから、問題はあるまいが。
 立場駅で降り、駅前でBD-1を復元し、それで帰宅した。帰宅したのは18:00。だいたい、4時間程度の行程だった。案外に速かったな。
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2001年7月14日(土曜日)

またしてもご近所ポタ

自転車 20:02:00 天気:晴れ
 前日は明け方まで起きていたので(またかよ)、今朝は頭が重い。今朝ったって、起きたのは昼過ぎやんけ(またかよ)。いいかげん、変わり映えのしない生活だこと。
 それでも16:00くらいにはお近所のポタリングに出かけた。今日は長後街道の向こう側、中田南辺りをぶらつく。最初、ふつうの帽子を被った上、裾バンドを忘れていったので、風に帽子を飛ばされそうになるやら裾をフロントギアに巻き込まれそうになるやらで大変だった。すぐに戻ってカラパッチョを被り、裾バンドで裾を縛った。
 しばらく走り回っているうちに、突然真正面から神奈中バスが接近してきてびっくり。やっと普通乗用車がすれ違える程度の、センターラインもないような道なのに。そういえば、平塚に住んでた頃、絶対にバス同士ではすれ違えないような道に恐れることなく突入して行く神奈中バスに、神風精神の伝承を見た思いがしたものだ(いや、実際にはちゃんとスケジューリングしてるんだろうが)。ともかく、その神風バスをやり過ごすためにわき道にそれたのが、本日のオデッセイの始まりだった。いつのまにかふつうの住宅区の真ん中に入り込んだのだろう。位置感覚が麻痺して、どこを走っているのかさっぱり分からなくなった。日があったので、方角はなんとなく分かっていたのだが。道が思う方向に続いてない。しかしやがて中田小学校の近くに出たので、そのまま長後街道を渡って、勝手知ったる中田北の世界に舞い戻ることが出来た。そのまま今度は谷矢部まで行き、池のほとりで一服。ここのガチョウたち、誰が餌やってるんだろう。ここからはいつもの通り急な坂を必殺歩き(もう疲れてたので)で突破し、しらゆり公園経由で帰宅した。
 帰って星を見ようかとワクワクしながら夜を待っていたら、あれまあ雲がわいてきたよ。星が光り始める頃には空一面に薄雲が......。今夜の観望は諦めた俺様であった。
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2001年7月08日(日曜日)

不調です

自転車 20:31:00 天気:晴れどえす
 今日は境側サイクリングロード経由で海を見に行くつもりだったのだが......。昼過ぎに目覚めると、頭が重苦しく、軽い頭痛がする。うーん、サイクリングは中止するかなあ。サイクリングロードはともかく、そこに行くまでの一般道でのアップダウンに耐えられそうに無い。
疲れきって自転車を押して帰るにも、遠いとちと辛い。まあ来週にしよう。安易に結論する俺様だった。それまでに、エンドバーグリップを付けても使えるミラーを見繕っておくことにしよう。
 不調なのでぼんやり午後の時間を過ごしたが、かなり日が傾いたころに、自転車で散歩に出かけた。しらゆり公園から谷矢部公園に下り、一息ついていたら、なんだかパシフィック18(BD-1の眷属)っぽい小径車が過ぎっていった。
 この公園は、まさに谷あいの小公園という感じで、放し飼いになっている鵞鳥と、散歩中の親子が戯れていたりする。しかし、市街地の真中にあるためだろうか、水質改善用と思しきポンプが常に稼動している。こんなところに"自然"を維持するには、それなりのコストがかかるわけだ。
 一息ついて、戸塚方面への近道を探してうろついた。しかし、今日はやたらと工事中で、行き止まりの道が多かった。なんとなく、この辺で裏道を探すより、ここからは長後街道に出たほうが早そうだ。交通量が多くて怖いけれど。
 この辺りで体力の限界(滅)に達した我輩は、しばしば威風堂々と自転車を押しながら(しかもグローブ着けた完全武装モードで)、坂道を克服し、帰路に着いた。
 アパートの前で、最近発生した謎の軋み音の解消に挑んだ。原因がなんだかわからなかったのだが、ペダリングしていないときにも発生すること、前サスが動いてないときにも発生することから、サドルが怪しいとにらんだ。そこでサドルのレール部にグリスを塗りこんで試してやったが、どうも解消されない。なんだか、サドルそのものから発生しているような感じがする。そういえば、サドルの一部(皮と骨格の接点)に、早くも劣化が見られる。サドルを目いっぱい前に出しているからかなあ。
 ついでにインフレータの装備位置を変更。サドルパイプから後ろフレームの左に移動させた。これで折りたたむ時にも邪魔にならないだろう。
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2001年7月07日(土曜日)

インパクトゼロの自転車

自転車 23:55:00 天気:晴れですにゃん(でも雲量大)
 今週の頭くらいに、サイクルベースあさひのインターネット通販に、なにがしかの商品を発注しておいた。それが夜になって届いたので、早速員数チェックだ。モノはスペシャライズドの無線式スピードメータ(サイクロコンピュータともいう)。BD-1のような小径車では、車軸の位置が低くハンドルバーとスポークの位置が離れているので、ほとんどの無線式は届かないのだが、この機種だけは大丈夫らしい。それと小型のエンドバーグリップ。坂道で力を入れるため、というよりアクセントのため。さらに、パナソニックの18インチタイヤ(赤)とチューブを2本ずつ。ちょっと赤いタイヤに走ってみた。
 この間の昼、しらゆり公園への坂道を駆け上がったとき、子連れのおばさんが我が輩のBD-1を見て「あ、かわいい自転車」といった。これだと思った。すげえ自転車でも速そうな自転車でもなく、かわいい自転車。これはBD-1の目的を考えたら、褒め言葉だと思うのだ。前から、道ゆく人を蹴散らして行くような自転車に反感(ひがみですか?)を持っていた僕には、「かわいい自転車」というのは大切な要素だと思うのだ。都市を非破壊的に探査して行くというか(意味不明)。要するに周囲へのインパクトが最小になるような乗り物が理想なのだ。ホイールのでかいMTBやロードより、ホイールの小さなミニベロの方が、相対する人々も「あ、飛ばしそう」という恐怖感を与えることはない。しかし、実用車に乗りたいわけでもない。目に付く変わったモノに乗りたいのだ。それもとんがったモノではなくて。するとBD-1やブロンプトンといったミニベロ、しかもちょっと形の変わったモノということになる。目に付くが、すんなりと受け容れられる。そういう自転車がいい。
 そういう目で見ると、実はBD-1でもちょっととんがり気味だ。メカメカしすぎるのだ。そこで赤いタイヤとエンドバーグリップでアクセントをつけようという魂胆なのだ。でもタイヤ交換はしんどいので、今夜はスピードメーターの取りつけだ。このメーターは時計内蔵で平均時速を算出してくれる。それも積算距離メータと連動して、走っている分だけ算出するという技も使える。こいつは便利そうだ。唯一の問題は、結構高いので前のVELO1みたいに盗まれても平気、というわけにはいかないことだ......。
 さてさて、まずは基本設定。時刻を合わせ、タイヤの周を測定して入力する。136.5cm。あれ、こんなもんか。18インチとすると、もう少し長くなりそうなのだが。
 ともかく設定を終え、次は取りつけだ。このメータ、無線化されているのは表示部とセンサー部の間で、この距離を610mmに納めなければならない。これが結構厳しい。実際に仮固定し、タイヤを回してセンサーが反応するかを試しながら位置決めした。もう一つ、このメーターはケイデンス(ペダル回転数)も図ることが出来、その場合はケイデンスセンサーケーブル付きの固定アダプタを使うことになる。ケイデンスを気にしないなら、ケーブルが一切ない別の付属アダプタを使うことも出来る。せっかくだから、ケイデンスセンサを着けてみることにした。距離/速度メータ用は前輪のスポークにマグネット、それと2mm以下まで接近する位置にセンサという配置になる。ケイデンスは同じようにペダルクランクにマグネット、そこから2mmまで接近するどこかにセンサを着ける。しかし、クランク周りのクリアランスは大きいので、センサを取り付けるのには苦労した。実は前輪でも苦労して、ちょっとアクロバティックな付け方をせざるを得なかったのだ。輪行の時に不安だ。
 ともあれ、この状態で折り畳んでみて、ケーブルの取り回しに問題がないことは確認した。夜、早速走ってみた。
 真夜中である。しかも体は相変わらず気だるい。しかし走り出すとそんなことも忘れ、しらゆり公園から向こう、戸塚駅までの道をパスファインドする壮大な旅に発展してしまった。行き当たりばったりな人生である。
 とりあえず谷矢部公園に着き、ウシガエルが鳴く池のほとりでこの先のルートを考えていると、池の向こうから2台のスクーターらしき明かりが接近してきた。まともにライトを浴びせてくるので、半身になって構えていると、やがてライトを消して現れたのは二人の警官。夜間の警邏中だったらしい。そこに怪しい男(俺様)を見かけたので、寄ってきたらしい。「子供かと思いました」と一言。トレシャツで走ってたからなあ。「事故に巻き込まれないで」という忠告を残し、警官らは去った。さて、僕はそのまま矢部に突入。しばしやみくもに走り回っていると、やがて陸橋に到達した。GPSで位置を確認。このまま陸橋をくぐり、まっすぐ進むと我が常陸があるらしい。進むと、その通りの位置に職場を発見。通り抜け、長後街道経由で帰宅した。この分なら、自転車通勤も不可能ではなさそうだ。
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2001年7月01日(日曜日)

相模サイクルセンター&横浜駅西口

自転車 19:14:00 天気:晴れてるんですよ?
 昨日の悲惨な(しかし妙に楽しかった)サイクリングの反省から、ペダルとサイクロコンピュータ("サイクル"ではないのだとか)を交換することにした。ペダルはともかく、サイクロコンピュータはVL100がカウントしなくなったので、いずれにせよ交換する必要ありだ。でも必要度からいえば、ペダルが上。命に関わるもんな。
 ハンズとマルシュの品揃えは分かっていたので、今日は新しい店を訪問してみることにした。サイクルショップとしては品揃えが豊富な、相模サイクルセンターに行ってみようと思った。ここは相鉄海老名線の三ツ境にある店らしい。行き方としては湘南台、大和と経由するのが良さそうだが、一度戸塚、横浜と出て、そこから相鉄に乗り換えるという手もある。時間はかかるが、戸塚まで定期があるし、横浜にも寄れるので好都合ではないか。ということで、こちらに決定。
 横浜経由で三ツ境まで出て、駅前をうろつくと、あさひ銀行の近くにそれはあった。そこそこの広さの店舗に商品が充満している印象だ。2、3階を占めている。ここでペダルとヘルメットを買った。ペダルはMTBによく着いている幅広の大型のものを買った。滑り止めにピンが突き出ている。靴底を痛めないかな。ヘルメットはカレラのカラパッチョなるやや簡易なもの。ふつうの自転車用ヘルメットは発泡スチロール製でかなり量があるが、これはウレタン製で見た目ささやかなものだ。衝撃緩和性は低そうだが、街乗りではそこまででかいのをかぶる気になれないので、これくらいがちょうど良さそうだ。さらにサイクロコンピュータを買おうかと思っていたのだが、欲しいものが無かったので止め。スペシャライズドの無線式が欲しいんだけど。ミニベロで使えるワイヤレスは、これしかないそうだ。
 帰路、横浜駅前のヨドバシとハンズに立ち寄る。ヨドバシではDiablo2拡張パック、Lord of Destructionを買おうかと思っていたのだが、店頭には無かった。その代わり、なぜかSystemsoftのティル・ナ・ノーグを発見。いつの間にか、Windows版が出ていたらしい。懐かしいなあ。10年前によくやっていたゲームだ。思わず買い。ハンズでは何も買わなかった。サイクロコンピュータは、しょうがないから通販で買うか。~
 帰宅して、さっそくペダルを交換した。折りたたむときに困りそうだけど、まあペダルレンチで取り外せばいかな。輪行GO!の時は折りたたみ型に換えればいいか。
 頭にカラパッチョ(なんだかドン・キホーテの従者にいそうな名前だ)を被り、散歩に出かけた。いや、もちろんBD-1に乗ってですよ。なんとなくオウムの連中が有難がっていたヘッドギア的形状のこいつだが、軽くて涼しいので、夏場には快適だ。
 これで谷矢部に足を伸ばし、そこにある池でしばし夕涼み。それほど大きな池ではないが、アメンボがつーっと滑っていたりして和む。レズニックの「パラダイス」ラストのピクニックを思い出す。
 なんでも、この池には固有種のメダカが住んでいたそうだが、どこかのアホウがブラックバスを放流し(こんな小さな池に!)、全滅してしまったそうだ。が、まん前にある小学校の先生が保護していた13匹から回復させ、また群れるようになったとか。『このメダカたちが繁栄するのか絶滅するのかは、私たちの行いにかかっている』という掲示があった。またどっかのアホウ(子供なのか、子供並みの知識しかない大人なのか分からないが)がブルーギルでも放流すれば、元の木阿弥なのは確かだろう。メダカ君たちに幸あれと思わずにいられない。メダカは食えないけどな。
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2001年6月30日(土曜日)

境川サイクリングロードへ

自転車 18:00:00 天気:くもり(かと思えば雨)
 今日は絶好のサイクリング日和だ! ではなくて湿度の高い曇り空だ。でも体がうずうずするので、BD-1で境川サイクリングロードを走ってみた。
 14:00頃、空を見上げると、なんだかはっきりしない曇り空だ。湿度は高い気がする。大気に水の気配ありだ。しかし天気予報ではひたすら曇り。午前中ところにより一時雨という予報だが、これからは降雨確率が下がるという予報だった。それを信じて出発したのが誤りだった。
 せっかく買ったヘルメットだが、色が気にくわないので、も少しいいのを見つけるまでは帽子で我慢しよう。これでもきつめに被れば飛ばされることは無さそうだ。
 500mlのペットボトルにアクエリアスを詰め、気軽に走り出した。
 立場-湘南台線を、昼間に走るのは初めてだった。案の定、車が多い。しかもきっちり2車線なので、自転車が脇を悠々と走るのは困難だ。そこで所々ある分岐やらバスレーンやらを利用して後続車を通しながら、境川まで走り抜けた。
 境川に到達し、サイクリングロードに乗り込んだ。ちらほらと散歩する人、ジョギングする人、そして自転車で走る人がいる。路は幅2.5m程の舗装路で、自転車で走るには最適だ。ただし、本当に路が続いているだけで、途中で自販機だのなんだのがあるわけではない。少し走ると東屋があり、そこでサイクリング中らしい人たちが自転車を止めて談笑していた。というか、東屋を占拠していた。そのまま通過する。
 途中、境川に降りて行ける階段を発見したので、喉を潤し、階段を降りようとしたときだった。顔に、ぽつりと水滴が当たった。顔を上げると、ポツ、ポツという感じで雨が降り始めている。道ゆく人たちの足どりが早まった。ここで少し迷ったが、このまま走ることにした。雨量はそう多くなりそうに思えなかったからだ。頭のどこかに、気象庁の予報のことがあったのだろう。これが傷を広げるとも知らないで(笑)。
 徐々に強まる雨脚をよそに、僕自身は結構気分良く走り続けた。路は境川に寄り添うようにして、少し蛇行しつつ走る。沿道の田園風景が美しい。対岸の工事現場が、少し目障りだ。
 何kmか走って、ふと自転車を止める。喉を潤しながら、辺りの風景を眺めていると、なんだか前に見たような気がしてきた。気のせいではなく、確かに前に見たことがあったのだ。そこは六会、前の住所のすぐ東だったのだ。この辺りの田畑まで足を運んだことがある。ああ、畑の向こうのあの辺りに立ってたんだな。~
 この辺りで「小田急で輪行して帰っちゃうか」という考えが頭をよぎる。しかし今日は輪行袋を持ってこなかったし、この快調さなら六会日大前まで行くのも、踵を返して来た路を帰るのも変わらないだろう。
 雨は降っているが、この時点ではさほど強くなく、また走っているせいで上着はさほど濡れた感じがしない。時折、ロードバイクやMTBが忙しなく走り抜けている。ああ、もったいないな。きっとたくさんのものを見落としているだろうに。同じようなペースのファミリーバイクもよく見かける。アップダウンが皆無なので(川沿いなのだから当然)、非常に走りやすいのだ。
 路はやがて終点に到達したようで、いくつか一般道と交差した後、不意に途切れてしまった。それでも藤沢までは出ようと川沿いに走り続けたが、アパートの立ち並ぶ一角でさらに強い雨脚にさらされ、やむなく木陰に退避した。困ったなあ、と思いつつロカティオで現在位置を確認しようとすると、なんと電池残量が少なくてGPSを使えないのでやんの。電池を替えるのも面倒なので、やけくそで来た路を帰り始めた。
 少し走ると、サイクリングロードの始点に到達した。そこの案内看板を見ると、ここから藤沢市街をはさみ、もう一つ西の川沿いに海までのサイクリングロードが走っているという。そこからはさらに湘南サイクリングロードに行けるのだろう。町田まで続く長いサイクリングロードだ。次の機会に最後まで行ってみよう。
 さて、雨脚はますます強くなる。ここでフロントバッグに仕舞ってあったポンチョを引っ張り出し、着込んだ。をを、雨が直接当たらないだけで、ずいぶん快適になる。早く出せばよかった。しかし、当然のことながら腿から下は濡れ放題だ。これで意外な問題点が明らかになった。この間付け替えたペダル、こいつが実に雨に弱いのだ。すぐに滑ってしまう。これはやはり雨に弱い傾向のあるスニーカーのせいでもありそうだ。威力倍増。変速してガツンと突き上げが来る度に、ペダルから足が滑り落ちてしまう。実に危ないのだ。こりゃあ、ペダルは変えないとなあ。それと、今日なんざ転倒の危険性が高いから、やはりヘルメットは被った方がよい。もう少し丸いメットを探そう。
 やがて、路は立場-湘南台線に交差した。これが立場方面へは車が実に多い。タイミングを見計らって乗り込み、更に対岸側の歩道に乗り上げようとしたときだった。段差に、やや鋭角で乗り込んだため、前輪は乗り上げたが、後輪が段差に沿って滑ってしまった。久しぶりに大転倒でした。幸い、ひざを少し打ったくらいで、ケガはない。でも格好悪いなあ。
 そこからヒイコラ言いながら坂を上り、信号に当たった辺りで、サイクロコンピュータの表示が更新されてないことに気づいた。道端に止めて調べてみると、センサー部の磁石が外れていた。とりあえず磁石は外してしまった。そこからは大事なく、なんとか家まで帰りついた。濡れ鼠だ。
 濡れた着物を着替え、濡れた自転車の整備をした。出るときにワックスかけて、チェーンオイルもさしたばかりなのに(泣)。しかし汚れをふき取り、またワックスとオイルで磨きをかけると、生き返ったような塩梅になった。しかし、サイクロコンピュータは生き返らない。センサー部ばかりの問題ではないのだろうか。この前のケーブル延長の影響かもしれない。もう、無線式のに買い換えるべきだろうか。
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2001年6月28日(木曜日)

今日も元気に朝からサイクリング

自転車 22:56:00 天気:おぼろげに晴れかなあ?
 暑いのである。夜中だというのに気温は25度を上回っているのである。熱帯夜なのである。寝苦しいことおびただしいのである。
 しかしながら、昨夜はなんの問題もなく寝入ることができた。というより、帰宅してすぐに気絶してしまったのだ(ダメじゃん)。なんだか疲れていたのである。その反動か、明け方の妙に早い時間に目がさめてしまった。そしてもう眠り込むことができなくなった。
 今朝はフレックス出勤のつもりだったので、出勤時刻までまだ6時間もある。このままでは眠れそうになかったので、また湘南台に自転車で散歩に出かけた。
 この間と違ってヘルメットをして行ったので、いくら飛ばしても帽子を飛ばされることはない。しゃかりきに漕いで25分くらいで湘南台公園に着いた。2回のアップダウンと、最後のアップがややきつい。お茶の代わりに持ち歩くようになったアクエリアスで渇きを癒し、しばし柔軟体操しながら一休み。時刻は5:00過ぎだが、周囲には散歩する人もちらほら見かける。湘南台からの復路は往路よりきついかも。なんとなく、全体的に立場/湘南台間は下りになっているような気がする。長い下りでは快調に飛ばし、上りはゆっくりと上る。がんばりすぎると、ひざがどうにかなってしまいそうだ。
 帰宅してサイクロコンピュータを見ると、瞬間最高速度は49km/hに達したことがわかった。長い下りのどこかでここまで出したんだろう。しかしこの速度で路面のくぼみに突っ込んだら、ストロークの短いBD-1のサスでは対応できなかったかもしれない。
 40km/h以上の高速では、BD-1は挙動に不安がある。もともとハンドリングが非常に敏感なので、くしゃみ一つで涅槃を垣間見れるかもしれない(危ない)。
 折り畳みが簡単でコンパクトになるし、とりあえずそこそこの走行性能を持ち、荒れた路面でもかなり追随できるBD-1は、輪行には持ち出したい自転車だ。でももう少し上の走行性能がほしい。そうなるとMTBやロードバイクをということになりそうだ。それらの自転車に目が行くのは事実だが、もう少し毛色の変わった自転車がほしいなあ。ロードの700cはおろか、MTBの26インチだって対向する歩行者にすれば怖くないだろうか。大きなホイールには、威圧感を感じるのだ。だから20インチくらいのミニベロでいいのないかなと思う。
 探してみると、フォールディングじゃないミニベロというのもかなり流行っている模様。折り畳み自転車ではダホンのスピードプロ、あるいはフレーム以外は同仕様のビアンキ・ミラノCD辺りがそそる。リジットだけど、21段変速でよく走りそうな自転車だ。しかしよりそそるのが、町田にあるケルビムという工房の20インチロードバイク。ロードっぽい外見に、20インチの小径ホイールがなんともファニーだ。高いけど、すごくそそる。これを見て、先週の土曜日に秋葉でこれを見かけたことを思い出した。雑踏を赤い、妙に細くてホイールの小さな自転車で掻き分けてゆく人がいたのだ。フルサイズのロードバイクほどには威圧感がなかった。
 でも、これを買うならふつうのMTBでしょう、という思いも強い。まあふつうのMTB買って、次にこれを買うか。あるいはフルサイズのロードバイクも買っちゃうか。
 しかしまあ、いまさら自転車に夢中になっちゃうとはなあ。
 夜、また近所の丘にダンスの練習に出かけた。ダンスっつってもダンシング、立ちこぎの事ですけど。この前より多少はうまくなったかなあ。でもぜんぜん楽にはならないことに気づいた。スプロケット交換の方が威力あるかもな。
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2001年6月26日(火曜日)

坂道克服

自転車 21:52:00 天気:おぼろげに晴れっぽい
 BD-1で突っ走る最大の障害、それは坂道。BD-1の1stと2ndギアの歯数が違いすぎるので、やや激坂という局面では2速では重い~、1速では回りすぎ~、という悲劇的傾向が強い。いっそ、1stギアを入れ換えちゃおうかと思ったりして。
 元々、BD-1は平らでアップダウンの少ない、しかし微小な突起の多い欧州の街路を突っ走るために作られた自転車なので、坂道は想定外ということかもしれない。いや、欧米人はパワフルに登りきるのか?
 BD-1の性格設定に輪を掛けて坂道属性を下げているのが、この俺様の軟弱さであります。なにせ、200mくらいの、だいたい3速で上ってゆける坂道でさえ、上りきるとぜいぜい言うくらいだ。いや、最後の10mが異様にきつい。ここが2速では辛い領域なのだ。
 シッティングで辛いのならダンシング(立ち漕ぎ)でしょう、というのが脳内シナリオ。だが、BD-1の低い重心はダンシングを異様に難しくさせている。正統なダンシングはかのダイワのウェブページで拝めるテクニック集にある通り、自転車を左右に振りながら乗る物らしい(知らなかった。そもそもあんまり自転車は振ってなかったな)。そんな正調ダンシングを会得して、坂道を克服だッ。
 というわけで、近所の丘に特訓に出かけた。サラリィマンの遊び時間は夜遅く、日が沈みきってからだ。真っ暗な坂道で特訓開始。ええっと、まず重いギアにしてぇ、ペダルに体重をかけてぇ、同じ側のハンドルバーを引きつけてぇ......。なんか、まっすぐ進みませんけど? 振幅が小さすぎて、振り子の周波数が高すぎるのだ。おかげで、体が着いてゆけないくらい忙しくなる。
 何度か挑戦するうちにちょっとずつ形になっては来た。だが、なんだかシッティングより異様に疲れる気がするんですけど? ギアが重すぎたか。
 しばし暴れて、そのうちに疲れきったところでやめ。ああ、こりゃあ相当イメージトレーニングを積まないと。
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2001年6月24日(日曜日)

ヘルメットを買おう

自転車 06:50:00
 明け方に自転車したくせに、昼過ぎには結構元気に目覚めていた。今日はハンズで何某かの物件を探すつもりだ。最近、毎週のように行ってるなあ。
 横浜に出て、ヨドバシ経由でハンズに到着。地下の自転車売り場でヘルメットを眺めた。今朝方の疾走で、帽子では思うように飛ばせず、また転倒すると危険であることを思い知らされた。最近参加したBD-1メーリングリストでも、やはり同様の話題が出ていた。そこで、安い奴でいいから買おうと思ったのだ。
 ここにはオートバイ用品売り場も併設されているのだが、オートバイ用ヘルメットの品揃えに対し、自転車のそれはごく少ない。その範囲では、僕の頭にフィットするものは見つけられなかった。がっくり。上階でゴム版とゴム用両面テープを買って、JR横浜駅まで戻った。買ったもので、KT-10を架台に止めるつもりだ。
 しかし、なんとなくこのままでは収まらなかったので、そのまま地下鉄で湘南台へと出た。そして寄ったことが無かったマルシュに入ってみた。ここはMTB中心の品揃えで、店は狭いがパーツ類は豊富だ。ここで安価なヘルメットにサイズが合うものを見つけたが、色は白しかない。ガンメタが欲しかったのだが。とりあえず妥協して白のを買ってみた。この店、常連客がたむろしていて、店員にちょっと話し掛け難い。来月辺り、安価な入門用ロードバイクを買おうかと思っていたのだが、なんとなく相談しづらかった。
 これらの荷物を背負って帰宅した。
 さっそくヘルメットを試してみる。あご紐、サポートを調節すると、だいたいフィットするようだ。大体というのは、僕の場合頭に尻尾が生えているからだ。いい加減鬱陶しいので、そろそろ丸刈りにでもしようか。それにしても、ヘルメットを被った自分の頭は、そう滅多にお目にかかれないくらい笑える代物だった。
 夜、ヘルメットをかぶってしらゆり公園に駆け上がった。昼に走ると恥ずかしいもんな。しかし、恥ずかしさを別にすれば、実に快適だった。穴が開いているので通気性が高く、頭が蒸れることは無い。また風で飛ばされる恐れが無いので、いくらでもペダルを踏み込める。しらゆり公園で一休みし、今度は長い坂道を下った。そうそう、一昨日のうちに後ろブレーキの再調整をやったんだ。最近鳴くので、当りが均等になるようにシューの角度を変え、さらに引きが短すぎるようなので少しのばしてみた。すると鳴きは解消され、実に快適になったのだ。
 帰り着いた頃には汗だくになっていたが、ヘルメットのおかげで頭が蒸れる感じはしなかった。これは手放せなくなりそうだ。
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2001年6月23日(土曜日)

湘南台に走れ

自転車 23:56:00
 今日はまだ終わらない。帰宅して、うだうだと明け方まで起きていたのだ。なにか、昨夜の興奮冷め遣らずという感じだ。なにかネジが緩んでいたのか、「そうだ湘南台に行こう」という思いに、明け方捕らわれてしまった。
 時間は5:00前。交通量が一番少ない時刻だ。昼に未知の道を走るのは怖いが、この時刻なら車もいまい。そういうわけで、ごく気楽に走り出してしまった。
 アパート前の中学校の正面に走り、そこから長後街道に出る。その対面に延長する道が、湘南台に一直線に伸びているはずだ。BD-1を走らせた。
 道はほとんど2車線しかなく、また歩道も無いため、ちょっと危険そうな感じがする。しかしあまり飛ばせそうに無い道なので、あるいは自転車でも頑張れるかもしれない。
 走って感じたのは、意外にアップダウンがあるという事だった。丘を三つぐらい越える感じだ。その度に、坂に弱いBD-1では苦労することになる。横を車が走っている状況では、きっと恐怖を感じるだろう。
 最後の丘の手前で、道は境川と交差している。その西側に、細い道が沿っていた。それが境川サイクリングロードだろう。そして最後の坂道を登り、林を抜けると、そこに住宅街が広がっていた。早朝の湘南台公園にたどり着き、水分補給しながらしばし休んだ。
 帰路はさらにつらくなった。向かい風だったので、スピードを出すと帽子が飛ばされてしまう。その為、坂道を一気に下り、距離を稼ぐことが出来ない。帰り着いた頃にはヘロヘロになり、気分が悪くなっていた。これは糖分が急激に欠乏したためだろう。グリーンティとビスケットで当座の糖分を補給すると、ようやく容態が快復した。そして明けきった外の景色を眺めつつ就眠。元気なんだか虚弱なんだか分からない朝だった。
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