Strange Days

2006年12月31日(日曜日)

独りの走り納めは岡山で

23時55分 天気:良く晴れた BGM:風がくれたメロディ/Richard Bona

 ツーリング企画としての走り納めは湯河原だったので、自分自身の走り納めもやっておこうと思った。集団でのツーリングも楽しいが、独りの気楽さも捨てがたいものがあるのでな。
 そういえば、2001年の大晦日に広島を走ったのを思い出し、ならば岡山も走っておこうと考えた。ぐーぐる先生にお聞きすると、岡山総社自転車道というものがあり、この沿線がなかなか楽しそうに思えた。じゃあ、ここを走ろう。
 呉から岡山まで、広島、あるいは三原で新幹線で乗り換えれば早いのだが、その乗り換えと特急料金を厭い、早朝に一本だけある呉線経由岡山行を利用することにした。呉を6:20初で、倉敷着は9:17くらいだったか。3時間ほどもかかった。福山辺りまでは真っ暗で、それからやっと明けてきたという感じだ。
 倉敷で降りたのは、総社まで鉄道ではなくて自走したかったのと、倉敷にちょっと寄りたかったからだ。倉敷駅を出て、トレンクルを美観保存地区に向けて走らせる。まだ朝早かったためか、人影はほとんど無い。この辺を歩いたのは30年ぶりだが、次の機会を作ってゆっくり回ってみたいと思った。
 総社まで走る。川沿いの車道を走るのだが、これが一歩間違えたら崖下に転落という恐ろしい状況で、特にトレンクルでは緊張を強いられる。幸い、車が少なかったのと、割りと大きく迂回して抜いてくれることが多かったので、危うい状況に追い詰められることは無かった。それでも、大型車が追い抜いて行くときの風には参ったが。
 総社市内に入り、川沿いの道から市街地に入る。さて、サイクリングロードは何処。
 しばらく放浪する。だって、目印がなんにもないんだもん。GPSがここだと主張する地点に足を運んでも、特にサイクリングロードらしきモノは見当たらない。しかし、これは見方が間違っていた。確かにその地点にはサイクリングロードらしきモノは無く、わずかに歩道に自転車通行可能標識があるだけだ。だが、その他の道にはそもそも歩道すらないような場所なので、これでも相対的には十分にサイクリングロードと名乗れるらしい。ここしかないと思い走ってみると、やがて路側に『備中国分寺』なる標識が現れる。岡山総社線の沿道には確かに国分寺があるので、間違いないだろう。もう少し走り、郊外に出ると、さらにはっきりした標識を拝める
 この道、この備中国分寺を含む風土記の丘なる公園を経由するもので、吉備路を名乗っている。律令時代の吉備路そのものかは調べがつかなかった。そんな歴史テーマロード(?)であるためか、ちょっと走ると高床式倉庫が復元された公園があったりする。
 前後左右田圃ばかりというものすごい風景の中を走り続けると、前方にずっと見えていた丘が気になり始めた。GPSの表示と見比べてみる限り、あれが最初の目的地、作山古墳のはずだ。ややこしいことに、この近所にはやはり造山という古墳もあり、読み筋はどちらも『つくりやま』。なので、ジモティは『さくざん』、『ぞうざん』と区別しているらしい。その作山古墳の後円側から(だと思う)見た状況。画像左手中央に向けて盛り上がっているのだが、右手の人家などによってかなり切り崩され、往古の面影は薄い。ここが古墳だなんて、発掘してみなければ分からなかったろう。もっとも、「つくりやま」なんて名称が残っていることから、ここが人工の丘であることは随分長く口伝されてきたのだろう。
 サイクリングロードも、この辺では車道から完全に分かれ、田畝の中を走る歩行者/自転車道となっている。農道の類を再利用したものだろう。そのせいか、農家の車が通行したりする。許可ある車両は通過可能らしい。どうも不徹底だな。路面状況は良好なところもあれば、危険なほどの所もある。
 作山古墳を過ぎると、ずっと前方に五重の塔が見える。それが備中国分寺だ。ここはまだ残されているようだ。近くまで接近すると、比較的傾斜の緩い重厚な五重の塔の細部まで、くっきり見えるようになる。絶好の撮影ポイントなのだろう。カメラを抱えた男性が、三脚の設置に余念無い様子だった。
 近所にこうもり塚という古墳がある。古墳時代も末期のもので、飛鳥の石舞台に匹敵する規模の石室を持っているという。ここからさらに外れて行くと国分尼寺跡があるということだが、どうやら文字通りの跡という事らしいので通過した。
 しかし、ここまでほとんどサイクリングロードを独占状態だった。たまに人を見かけても、散歩中らしい近所の人か、ママチャリの人ばかりだった。こうもり塚を過ぎてから、ようやくMTB、ロードバイク辺りに遭遇したが、この日はそれっきりだった。
 こうもり塚を過ぎ、市街地を少し走ると、またサイクリングロードに復帰する。すると前方にでっかい丘が見えてくる。これが造山古墳か。今回、カメラとしてPowerShot S3ISを持っていったのだが、このようなシチュエーションではミスマッチだったようだ。こんな大きな対象を画面に納めるには、広角端優先のGX8の方が向いている。造山古墳を画面に納めるのに、随分遠くから撮らねばならなかった。
 造山古墳は、全国でも第4位に当たるほどの巨大古墳で、未発掘ではあるが大和王権に匹敵するような強大な権力者が埋葬されているものと考えられている。近くには陪墳も点在している。この小さな丘の一つ一つが、殉葬者を納めた古墳なのだ。
 造山古墳を過ぎ、川沿いに出たところで、どう行けばいいのか分からなくなった。道は川沿いに走っているようなのだが。GPSの地図を良く見て、川沿いに少し北上することに決定。この北に向かって吉備高原自転車道が走っている。それに沿って、高松城址と最上稲荷があるはず。じゃあ、そこに向かおう。
 市街地の迷路のような道を進んで行くと、総社線上の跨線橋からやたらでかい鳥居が遠望できた。最上稲荷の参道だ。その妙にメカメカしい光沢とあわせて、今にも合体変形する芸を見せてくれそうに思えた。いや、そんなこと思うなよ。ともかく、古墳時代に花開いた吉備人の巨大志向は、現代の岡山県人にも脈々と受け継がれているようだ。祝着至極。
 やがて高松城攻めの堰跡に出くわす。きれいな公園に整備されていた。しかし、こんな地味な堰の跡を見て、喜ぶ人間がいるのか?(ここに一人居たが)
 最上稲荷を目指す。サイクリングロードがどうにも分からなくなって、かの巨大鳥居近辺から車道を走らざるを得なかった。ちょっと危険だよなあと思っていたら、実はすぐ脇にサイクリングロードが走っているのを発見。路面状況が良く、快適な道だった。しかし、一事が万事、接続が悪すぎるなあ。
 最上稲荷の門前町に行くと、そこは初詣客を当て込んだテキ屋の大集団が占拠中だった。いやはや、本当に千人ぐらいいるのでは。参道を屋台で埋め尽くすだけでは飽き足らず、車を乗り入れて完全に塞いでいた。だめだ、こりゃ。帰りに遠景を撮って、満足する。サイクリングロードを折り返すと、迷った巨大鳥居の近くまで、まっすぐな道が続いていることが判明。
 岡山総社自転車道との接続点まで戻り、表示が無いのに不安を感じながらも、次なる目的地の吉備津神社を目指す。
 川沿いの接続点でまた迷い、迷ったところまで戻る。それがこの惣爪塔跡。明治帝が野点したとかなんとか。後で調べると、古代には大伽藍があったと推定されているそうな。
 微妙に路地裏感漂う道を走って行くと、やがて吉備津神社の鳥居が見えた。なんだよ、こんな地味で小さいのか。しかし足を踏み入れてびっくり。物凄い回廊がはるか彼方まで続いている。実は神社の裏手に出てしまっていたのだった。では、奇矯な造りの本殿を拝見しようか。しかしなんと、本殿は改装中で覆いで隠されていたのだった。再来年までかかるとか。とほほ。これは、その頃に再訪だな。
 吉備津神社から、万葉に詠まれた吉備の中山を反対側に向かうと、そこに吉備津彦神社がある。なかなか豪壮な造りで、じっくり拝観したかったが、正月の準備のために人の往来が激しく、長居できなかった。
 後はサイクリングロードを岡山市街近くまで走って行くだけ。なのだが、少し川沿いに行った辺りで道を見失い、後は幹線道路(R2だったかもしれない)を延々と走るはめになった。腹が減っていた。吉備津神社辺りでと思っていたのだが、なんだか新年の準備中らしく、微妙に営業中と思えなかったので、ここまで空きっ腹を抱えて走ることになってしまった。適当な店を見つけてと思っていたら、CoCo壱番屋を発見。カレーにする。後は岡山駅まで、ひたすら走っていった。
 帰りの便は、呉までの直通便は無いので、糸山乗り換えだった。だいたい3時間くらい。往復で6時間。戦闘時間は5時間程度だったか。日が短いこともあり、けっこうきつい進行だった。でも、この岡山総社サイクリングロードは、けっこうおいしい道だった。不条理なカーブ*1が多いので、ロードでワーッと走るには適さない道だ。でも、トレンクル程度の走行性能でも十分だったし、R2がずっと見えている場所なので、寄り道をすれば飢えることは無いだろう。最後の方で道を見失ってしまい、最後まで走れなかったのは残念だが、おいしい場所は吉備津彦神社で最後だったので、近くの一宮駅から輪行してしまうのも手だと思った。
 問題は、農道を利用した関係で、やたら道がこま切れなこと、そしてその接続が分かりにくいことか。ともあれ、季節を変えて、春秋にでも走りたい道だと思った。
 帰宅して、晦蕎麦を食べたら、もう年明けだ。今年も一年、まあまあ走ったな。

2006年12月30日(土曜日)

高速バスは楽だが疲れるの巻

20時58分 暮らし 天気:快晴

 さて、バスは延々と走り続けている。その間、拙者はシートをリクライニングさせ、眠るように努めていた。まあ、こうしているのは苦痛ではない。だが隣のお兄ちゃんのヘッドホンから漏れる音が気になるのと、すぐ前の席の人がいきなり最大斜度でリクライニングさせて来るのが気になった。こっちもPSPでなにやら聞きながら過ごす。
 うとうとしているうちに朝が来たようだ。『そろそろ福山です』という車内放送がかかり、カーテンが一時開かれる。6:00過ぎだが、まだ外は真っ暗だ。そうか、こっちは西国なので、日の出も日の入りも関東に比べて遅いんだ。
 前後の席の人が降りてしまったので、試しに座席を思い切り倒してみる。これは楽だ。これなら難なく眠れるかもしれない。でも後ろの人から覗き込めるくらいの状況になるんだよな。膝の上に頭が来ます。
 どうやら名阪辺りで渋滞に捕まったようで、広島には1時間遅れの9:00前に着いた。トレンクルを荷室から出してもらうとき、運転手の人が興味津々に『それはなんなんですか』と聞いてきた。なにやら金属質の、しかし妙に軽そうな物体だ。気になるのだろう。自転車だというと驚かれていた。
 到着地は新幹線口なので、そのまま在来線で呉に帰り、実家までトレンクルを走らせた。実家に荷物を置くと、中通りに出る。まずはモリスで腹ごしらえ。大盛り、いなり、それだけでは物足りなかったので、ゆで卵も、ゆで卵が半熟だったのには驚きだ。前はえらいハードボイルドだったんだが。いつの間にかそういう芸を身に着けたんだ。
 福住でフライケーキを買って帰ろうと思ってたら、売り切れで入荷待ちだとか。大和ミュージアム辺りの公園で寝転んで来ることにした。
 大和ミュージアムの近くは、これはもう大変なことになっていた。実際に状況を見ると、なんとも凄い不条理さを感じる。海上自衛隊呉資料館の完成は今年の4月だったか。ぜひ寄りたいものだ。
 適当に海を眺め、福住に取って返すと、ちょうど販売再開したところだった。目の前で100個くらい買って行く人がいた。そりゃあ、品切れにもなるわな。
 帰宅して、明日の岡山周遊の下調べをしているうちに、呉の夜は更けた。バスで今一睡眠時間が足りなかったので、とにかく眠い。だがほとんど歩かないで帰ることが出来るので、ある意味楽だと思った。

2006年12月29日(金曜日)

帰省前に和田サイ詣ででてんやわんや

23時55分 暮らし 天気:晴れ

 実家にはトレンクルを持ち帰るつもりだ。岡山ポタのコースから見て、トレンクルで十二分だろう。しかし問題は、フロントタイヤが10月の荒川サイクリング参加未遂事件の際に痛んだままだということだ。替えなければならない。しかし14インチのタイヤなんて、和田サイくらいにしかなさそうだ。
 というわけで、開店に間に合うくらいの時刻に家を出るつもりだった。だが前日にPSPをいじっていたら寝るのが遅くなり、起きたのは12:00過ぎ。キャー! その上、出発準備をしていたら、もう14:00過ぎ。キャー! ま、間に合うのか……。
 ともかく、荷物を背負って、タイヤを痛めたトレンクルをいたわりつつ、小田急、JRと乗り継いで西荻窪に降り立った。和田サイ着は17:00前。久しぶりの和田サイは、ものすごく片づいていてびっくりだった。なんせ、中で自転車の艤装をやってるくらいだ。
 和田さんを捕まえて、トレンクルの強化タイヤを購入した。リアはまだまだ持ちそうなので、フロントだけ。ええ、ケチなんです、僕。
 今のチューブを入れようとして、サイズが合わないのに戸惑う。そういえば、これはLoroで出されたシュワルベの16インチ用のものだ。これで14インチに使えるということで買ったのだし、実際使えるのだが、チューブがとぐろを巻いているのを見るのは気持ちよくない。また空気が抜けるのも、トレンクル用14インチチューブより早い気がする。ということで、買っておいた。
 それと、試しに三ヶ島の脱着式ペダル用の脱落防止用パーツの事を聞いたら、ささっと出てきた。さすがすぎるぜ。これで、不意にペダルが脱落してしまう恐怖の現象を免れることが出来る。
 西荻窪駅にとって返し、新宿まで出たら、湘南新宿ラインが止まっているという恐怖のお知らせが目に入った。幸い、東海道線直通横浜方面は通常通りだ。ホッ。
 横浜駅に出て、地下で飯を食ってから、バス乗り場に向かった。その前に飲み物と軽食くらいは仕入れておかねばと思いつつ歩いたのだが、バス乗り場近くにはコンビニの類は無い。JR駅方面のキヨスクで買い求めた。
 出発10分前にバス乗り場に行くと、既にバスは待っていた。荷物のうち、トレンクルは預けておく。荷室はかなりの大きさで、SatRDayを入れたトラベルケースでも余裕じゃないかと思った。3列独立座席のこのバスの場合、満員でも40名弱なので、荷室はがら空きのはずだ。
 シートはフットレストに加え、レッグレストもある。ほとんどベッドのようにリクライニングさせることも可能だ。また航空機のように読書灯も設けられていた。車内にはトイレもある。右側面中央に、階段で降りる形で、ちゃんと水洗式の洋式トイレが設けられている。これは助かる。その代わり、お茶のサービスは無い。これはあらかじめ買っておかなければ。
 乗り組んでしばらくして、乗員2名体勢で走り出した。町田のバス停入り前に時間が余ったので、車外に一時出ることを許された。念のために自販機でお茶を買っておいた。
 車内は21:30に消灯。完全にカーテンで車外と隔てられてしまうので、もう寝るしかない。目を閉じて、うとうとしながら時間を過ごした。その間も、バスは一路広島を目指しているようだ。

2006年12月28日(木曜日)

PSP来たよ

23時55分 デジタルギミック 天気:晴天

 仕事場では納会の嵐でした*1。それを切り抜け、さっさと帰宅。すぐにペリカンのおじさんが荷物を持ってきてくれた。モノは昨日受け取れなかったPSPだった。
 とりあえず、目玉のGPSを買ってないので、音楽プレイヤーとして使うつもり。邪道な話かもしれんが、これでゲームをやろうと言うつもりはあまり無い。GPSで天体導入支援したいというのと、おうちで無線LAN接続のブラウザとして使いたいのだ。なので防水ケースも買った。
 モノの質感はいいではないか。結構、所有感をそそるデザインだと思う。DSはその点オモチャ過ぎるからな。しかし手に持って操作すると、親指にすごいストレスを感じる。
 とりあえずMP3なファイルをメモリカードにぶち込んでみた。シャッフルが出来れば十分。というか、こういう携行プレイヤーでは、シャッフル以外のプレイモードの出番はまずないもんな。PSXからだと番組をメモリカードにダビングできるので、みんなの歌から数曲選んでダビングしてみた。うはぁ、こんなきれいに再生できるんだ……。5分で32MB程度だったので、60分では400MB弱。1GBほど割り当てておけば、NHKスペシャルが2本入るぜ。これは意外に使いでがありそうだわ。問題は、PSXでのエンコードに、リアルタイムの倍かかるということだが……*2
 無線LANの設定をやっておいて、防水ケースに入れて風呂場に持ち込んだ。こういう用途にはCLIEを使ってきたのだが、画面が小さくて見づらいのと、ブラウザの処理速度が遅すぎるのがつらいところだった。そろそろヒンジのガタが大きくなってきたのも怖いのだが。PSPのブラウザは、鬼門のYahoo!マイページも問題なく表示でき、ほとんどストレスを感じない高速振りだ。操作は画面タッチに依存するCLIEの場合、防水ケース越しの操作には問題があったのだが、ボタン操作のPSPだとその点は無い。文字入力も可能だ。お風呂ブラウザとしてはPSPが有用だ。
 さらに画像表示、ゲームプレイを試した。ゲームに関しては、使わんといった後でなんだが、それでもヴァルハラナイツというのを買ってみた。画像ビューアはかなり早いのだが、サムネイルの一覧表示が上下方向のリストだけらしいので、操作しづらい。でもまあ、PSPで画像を表示できても嬉しくなさそうだが。
 ゲームはさすがにきれいな表示で、Quake2相当くらいの3Dビューゲームが軽快に動作する。UMDへのアクセスが重いがな。
 なんてことをやってたら、もう夜明け前ですよ! 今日は帰省の高速バスに乗らなければならないのだ。その前には和田サイにも出向かないと。焦りつつ、とにかく寝た。

2006年12月27日(水曜日)

年末追い込み中

23時55分 暮らし 天気:晴れ

 仕事は最終日に向けての追い込み中。ちゃんと終わってくれそうだ。しかし帰宅時間が遅いので、睡眠時間があんまり取れなくて弱っちゃう。
 明日は納会があって定時後の業務はどのみち無理なので、それまでに型をつけないとね。それと、トレンクルの整備もしておかなくちゃだわ。

2006年12月26日(火曜日)

凄い雨でした

22時51分 暮らし 天気:雨

 雨の一日となりそうだったので、今日は地下鉄での通勤とした。行きも帰りもかなりの雨に降られた。特に帰りには風もあり、足元が濡れ濡れで大弱りだった。
 帰宅して、トレンクルを発送しようと思っていたのだが、風雨が強まってきて『これは無理』と判断した。トレンクルは明日発送するか、手持ちで持って帰るかだな。明日発送だと、実質横浜発は28日になるので、最悪は30日に広島着となるかもしれない。まあ、大晦日ではなくて、元日の走り初めがいいかなと思い始めているので、それならそれで構わないのだが。しかし、悩みどころが少ないのは手持ちだ。バス輪行は断られる場合が多いらしいが、中型トランクより小さなトレンクルなら、荷物室にさっと放り込めるだろう。十分保護することは必要だがな。そうするかな。
 それはそれとして、岡山ポタは走り納めにするか、走り初めにするか、ちょっと悩みどころだな。

2006年12月25日(月曜日)

自転車送れねー

23時14分 自転車 天気:くもりのち雨

あらすじ:大晦日に岡山ポタを目論見、BD-1のトラベルケースでの送付を企てる竹本だったが……。

 自転車を分解する暇が無いじゃん。これから四日間、帰宅は真夜中になるので(最終日さえも納会の後で仕事になりそう)、BD-1解体作業を実施する余裕が無い。睡眠時間を削れば可能だが、真夜中に作業すると近所迷惑だからなあ。まして、明日から雨となると、室内での作業だ。ちょっと前までは、階下の部屋は無人だったんだけどなあ。
 遅くとも水曜日までには発送しなければならないから、それまでになんとかしないとな。トレンクルなら分解しなくてもトラベルケースに収まるのだが、こういう時に限ってタイヤを痛めているのだ。岡山ポタは距離的にはトレンクルで十分だから、トレンクルのタイヤをなんとかした方が早いかなあ。BD-1持って帰っても、大晦日、元日の2日しか乗る余裕は無いし。
 トレンクルは現状で送っちゃって、僕が広島に帰る時に和田サイでタイヤを調達して、持って帰るか。それが無難な気がしてきた。問題は、和田サイの営業日だな。mixiで聞いてみよう。

2006年12月24日(日曜日)

疲れの残る日はロードバイクで

18時12分 暮らし 天気:晴れ

 昨日の疲労は想像以上だった。真夜中に目覚めて入浴したものの、またしても寝入ってしまい、起きたのは10:00過ぎ。12時間近く、昏々と眠り続けたのだ。風邪を引きかけていたのもあったろう。
 これだけ眠れば、さすがに疲労は回復、といいたいところだが、まだ全身に気だるい感じが残っている。風邪引きかけの状態で、湯河原までの道を妙に追い込みながら走ったせいだろうか。
 こんなに疲れた時には、疲労回復のサイクリングだ。低強度でも軽く走れるよう、こういうときこそロードバイクの出番だ。サガミサイクルセンターに用事があったので、MasterXLで出動した。
 サガミでの用事というのが、オクタリンク対応のクランクボルトが欲しいということだった。No.3店、サイクルセンター店それぞれ求めてみたが、置いてない。いくらシマノのラインナップがBB一体型主体に変わったといっても、1世代前の消耗品を置いて無いというのはなあ。まあ、BD-1には別の自転車から取り外してつけるか。よく考えると、MasterXLのクランクセットを出先で外すなんて、考えられないものな。
 境川に出て、ずっと南下していった。だらけて走るつもりが、なんとなくスイッチが入ったのか、少し速度を出して南下していった。
 折り返し、ヨークマートで買い物をして、帰宅。

2006年12月23日(土曜日)

湯河原走り納めオフは実質歩き納めオフでもあった

23時55分 自転車 天気:晴れ(雲多め)

 今年はずいぶんツーリング企画を実行したものだ。大きなものでは八丈島と秋のしまなみ海道が、小さなものでは、アレ、なんか立てたっけ(汗)。
 ともあれ、今年のツーリング企画の締めとして、湯河原謎蕎麦屋探訪ツーリングを実行することにした。今日はその実施日。三井氏は残念ながら不参加となったが、それでも合計8名での実行。まあ、何度も走ってきた道だから、なんとかなるでしょう。
 BD-1を抱えて、東海道線で小田原に出ると、西口で既に待っている一団と合流。後続を待ちながら、外で輪行解除する。やがて全員揃ったので、湯河原方面に走り出した。今日はロードバイクからBromptonから、車種に富んでいる。巡航速度が合うか心配した。
 早川~根府川近辺のややこしい接続を切り抜け、真鶴方面まで走る。どうやらグリスを塗りすぎて、ピラーが下がりやすいBD-1で頑張って走っていたら、後ろにKimrin女史だけしかいないなんてことがしばしばあった。
 真鶴半島もヒイコラいいながら周回する。今日は好天に恵まれ、三つ石も人出が多かった
 ここで調子こいて波打ち際まで降りてしまったのが運の尽き。せきねの予約時刻13:00に余裕で間に合うはずが、どう考えても間に合わない。おじさん、これは困ってしまったなあ。頭をかきつつ、せきねに遅れる旨、一報を入れる。まあ、14:00にオーダーストップなので、我々の後に客が待っているはずも無いのだから、楽観していたのだが。
 観光会館に自転車を置かせてもらい、せきねまで歩く、歩く。かの激坂をしっかり歩きとおすのだから、これでは歩き納めだとの声もあった。
 15分遅刻でせきねに到着し、ようやく食事にありついた。拙者も、かつて無いほど飢えていた。
 今日は牛煮込みコースにしたので、前回とは多少趣が異なる。時期の違いもあり、小鉢はええっと、なんだったっけ。ともかく、あん肝ではなかった。
 メインディッシュの牛煮込み。牛タンとどこぞの肉がごろりと入ったシチューで、水餃子よりもさらに食べ応えがあった。深い味わいのあるスープに、スプーンで切れてしまうほど柔らかく煮込まれた肉は絶品だった。水餃子も良かったが、これも良かったなあ。
 この辺からは湯河原の町を一望でき、遥に相模湾まで見渡せる。別荘地にもなるわな。ここで生活するのは、ちょっとだけ大変かもしれないが。
 せきねを出て、観光会館近くのこごめの湯に立ち寄る。うっきー&RAYは足湯に、その他はこの温泉に。結構温まることが出来て良かったのだが、露天風呂の存在に気づいたのは洗い場を出てからだった。なんでも、結構温かったとか。
 観光会館への再集合は16:00。既に小田原に自走帰還などという考えはかけらも無く、湯河原から速攻で輪行帰還と相成った。皆様、楽しんでいただけたようで。
 しかし、妙に頑張って走ったせいか、あるいはシートピラーにグリスを塗りすぎたせいか、妙に疲労の溜まった一日だった。帰宅して、すぐにバタンキューで寝てしまった。
 このコースは、来年にもまた走ろうと思う。

2006年12月22日(金曜日)

BD-1にパーツインストール(またかよ)

20時05分 自転車 天気:くもり

 今日は和田サイまで走り、14インチの強化タイヤを買って来ようかと思っていた。アカマツが発注した物で、和田サイでも分けてもらったらしい。トレンクルのタイヤ選択幅の無さは24インチWOどころじゃなくて、事実上これ1択という有様だ。
 加えて、シマノのオクタリンクに対応したワンキーリリースタイプのクランクボルトを買ってきたかった。が、午前中は雨の予報だ。『帰りは輪行にして、昼に出よう』と考えた。
 その昼。まだまだ不気味な空模様だ。いくら輪行込みとはいえ、降られるのは嫌だな。『行きも輪行にして、遅めに出よう』と考えた。
 14:00になった。なんか、余計湿っぽくなってきた気がするし。『トレンクルのタイヤは年明けでいいや。クランクボルトは近所でも買えるだろう』と考えた。結局、出掛けんのか、オマエは。
 さすがに体が腐りそうだったので、ようやく雨の危険が去った夕方、BD-1で出掛けた。ちょいと新パーツをインストールした。ワンフィクションピラーに替えて、ポジションは非常に改善されたBD-1だが、サドルが極端に前に出るため、サドルバッグが付き難くなってしまった。付くことは付くが、なんだかタチウオのような塩梅で極端に突っ立ってしまう。見た目、美しくない。
 そこで閃いた。これならリクセンカウルのシートポストアダプターが付くではないか。あれは、サドルが後ろに出ていると、少々扱いにくいものだ。
 今のシートポストアダプターはBD-1の35mm径のピラーにも取り付けできる。でも、このアダプターは設置面の上下方向にも幅があるので、ピラーを下げきれなくなるかもしれない。
 そこで、タイオガから出ているシートピラーに着けるアダプタを購入した。これはシートピラーに着け、ハンドルバーに取り付けるアダプタ類を設置できるようにするものだ。これで、余っていたリクセンカウルのハンドルバー用アダプタをつけた。こうすると、シートピラーアダプターを使う場合より、バッグとピラーを近づけることが出来る。バッグが後ろ過ぎて自転車が振られる感覚が、抑えられるだろう。またタイオガのアダプタは上下の設置幅が狭いので、シートピラーを下げる際にも邪魔にならない。さらにはリクセンカウルのアダプターの設置角度を変えることで、バッグの取り付け角度も調整できる。
 これでドライバッグを着けて、夕暮れ時の境川を走ってみた。雲が多くて夕陽は見えない。今年はほとんど夕陽を拝めなかったな。夕方になると雲が湧いてくる感じがある。
 ヘッドを調整した結果、あの奇妙なハンドルの重さは解消されていた。これで自転車が蛇行することは無い。
 バッグを着けて自転車が振られるかと思ったのだが、それほどでもない。サドルの後ろにFreepack Sportを、セキサイダーに20lくらいのドライバッグでも積めば、長期のツーリングでも問題無さそうな気がしてきた。明日、これで湯河原まで走ろう。

2006年12月21日(木曜日)

年末だが

23時53分 暮らし 天気:くもり

 なんか、今年は年末最終日に締めの仕事が1件、年越しの仕事が1件ある。不気味な予感がある。29日の夜には横浜を離れなきゃならないんだが。
 年末のイベントは明後日の湯河原走り納めオフのみ、年明けはTOKYOバイカーズの三浦七福神巡りだけだから、正月前後はぽっかり空いている。数年前までは、三が日はイベントが目白押しだったんだが、今はこの有様。寂しくなったものだ。
 そのおかげで、大晦日は完璧にフリーなので、予定通り岡山近辺を走ってこよう。天気はどうかな。自転車はどうしよう。

年末走り納めツーリング参加状況(12/21)

14時56分 天気:晴れなのかな

 参加表明変わらず。
 せきねには8±1名で予約を入れてあります。キャンセル/行けます指令はお早めに。
 注文は水餃子コースが6、僕とこぐさんで牛煮込みコースが2としました。小岩井豆腐1も注文入れてます。一品物はその場で注文しても大丈夫かもしれません。
 天気も、今のところはよさそうです。前日の雨が気になるけれど。

2006年12月20日(水曜日)

今年最後のポチッとな

21時55分 デジタルギミック 天気:くもり

 このざまをうろついて、ポチッとしてしまった。多分、今年最後の通販だろう*1
 モノは、今更のようにPSPなのだ。携行ゲーム機を買ってもゲームなどせんだろうから、今までほとんど興味は無かった*2のだが、オプションにGPSが出たという話を聞いて興味が出た。
 GPSとはいえ、専用機のような使い心地は望めないだろうから、サイクリングに使うというわけではない。観光地で使うというわけでもない。これに対応した星空ナビゲーションに惹かれたのだ。
 例のメガスターで名を馳せた大平貴之氏が監修したというホームスター・ポータブルがそれ。PSPに家庭版メガスターを再現したという触れ込み。
 でも、PSP程度の画面でプラネタリウムの臨場感を再現できるはずも無いし、3000円足らずのソフトにそれを望むのも間違いだよなあ。やりたいのは、これで天体導入支援させたいのだ。
 ずっと自動導入に憧れてきたし、今は手ごろな価格で自動導入機も買えるのだけれど、自動導入付き機材は重いのだ。その点、PSP+GPSユニット程度の大きさなら、ポケットにも入るだろう。嵩張る星座早見盤よりもずっとスマートだ。
 というわけで、ポチッとな。その割にGPSとホームスター・ポータブルを後回しにしたのは、とりあえず帰省時の暇つぶしが欲しかったというのが本音だからだがな*3
 GPSとホームスター・ポータブルは、もっと在庫が潤沢になってから、直接買いに行くつもり。久しぶりに野外観望してみたい。

2006年12月19日(火曜日)

なぬ、いきなりのヘッド固着

21時18分 自転車 天気:どうにもくもり

 年末仕事を切り上げての帰路、EPIC号を駐輪場のラックから降ろした時だった。何の気なしにハンドルを取ると、なんだか動きが異様に渋い。あれ、どういうこと? 別にケーブルの類が絡まったとか、そういうわけでは無さそうだがなあ。ともかく、ハンドルが動かないというわけではないので、そのまま走って帰った。しかし、ハンドルの動きが渋いと、自転車が細かく蛇行してしまう。自転車は通常細かく蛇行するものだが、それを無意識のハンドル操作で吸収しているのが良く分かる。
 帰宅して、ヘッドをばらしてみた。EPIC号には得体の知れないメーカーのカセット式ヘッドパーツがはまっている。ステムを外し、ステカンをプラハンマーでド突いて外すと、ヘッドパーツ近辺に錆色のものが付着しているのが目に入った。げげっ、過酷な使用に錆び付いちゃったかな。
 一応、カセットベアリングを外し、椀を調べてみた。椀には錆は見当たらない。錆が付着していたのは、カセットの外周部だった。カセットのベアリング側には、グリスがたっぷり残っていて、錆付きそうには見えない。たぶん、外周部が錆付いて、それがベアリング部に侵入してしまったのだろう。
 ばらしたヘッドパーツを清掃し、デュラグリスを塗りつけてから元に戻した。調整すると、元のような滑らかな動きに戻った。ただし、リアブレーキの動作が異様に重いことに気づいた。これはケーブルのどこかみたいだな。こっちは致命的ではないので、とりあえずメンテルーブを吹き込んで、動きを軽くしてやるだけに止めた。
 この間のBD-1といい、ヘッドパーツの故障が続くなあ。TCR-2も十分やばいので、整備期間にかこつけて分解してみなければ。

2006年12月18日(月曜日)

プロ2レースはすげえぞ

23時55分 自転車 天気:晴れ

 日曜日、クソ重い荷物(10kg超だったのでは。ということは、MasterXLを背負っていたに等しいのか……)を背負って走った割に、月曜日の疲労は少ないものだった。強いて言えば、腕と腰に疲労感が残っている。ここは酷使した部分だからな。しかし、酷使した割には、ひどい腱鞘炎は出ていない。太巻きバーテープ*1が効果を発揮したのだろう。太巻きにすると、広い面積に荷重を分散できるので、距離を走るときに疲労度が違ってくる。『ドロップハンドルの見た目は細くなければならんのじゃあああぁぁぁぁ!』というわけでなければ、試してみる価値はあると思う*2
 もう一つ、タイヤ交換の効果も大きいと感じた。今回、ミシュランのプロ2レースに交換した。前のIRCレッドストームが安くてイイものだったのに対し、これはかなり高価*3で定番的なタイヤ。レッドストームの幅20mmから、23mmと広いものを選択した。というか、前のレッドストームも23mmを買うつもりで、注文を間違えたものなのだが。今回も、本当ならミシュランでも廉価なタイヤにするつもりだったが、それが品切れだったので思い切って*4プロ2に替えてみた。色はレッドストームの赤が白青主体のMasterXLに合わなかった*5ので、ライトブルーの物に替えた。こっちの方がしっくり来る。
 空気圧は最高130PSIから116PSIと、かなり低くなる。が、走りの軽さは変わらない。レッドストームの走りの軽さには感動したが、これも同じくらいと感じた。
 それより感動したのが、乗り心地の良さだ。低圧なせいもあるのだろうが、段や溝を越える際の衝撃が、レッドストームに比べるとずっと優しい。またやや幅があるおかげで、安心感も増した。レッドストームも路面に対して結構粘るタイヤだったが、幅の差もあるのかプロ2レースの方がさらに粘ってくれる感じだ。
 やはり定番になるだけのことはあると思った。後はパンクに対する強さが問題だな。
 チューブもR-AIRに替えて正解だった。ラテックスだと一日でかなり空気が抜けてしまうのだが、R-AIRは数日でもまだ大丈夫という感じ。しかしブチルのようながさつな感じは無い。26インチと700Cしか出てないのだが、他のサイズも出して欲しいチューブだ。

年末走り納めツーリング参加状況(12/18)

15時03分 天気:快晴

参加表明:こば、三井(50%)、RAY、うっきー、あゆこ、こぐ、牢名主様(50%)、Kimrin

 僕を込みで、7~9名というところ。せきねには8名で予約を入れました。注文は、ほとんどが水餃子コース、僕だけ牛煮込みとしましたが、こぐ氏からも要望をいただいたので、水曜日辺りにせきねに変更の電話を入れる予定です。こば氏の小岩井豆腐も確保済み。サイドメニューは、その場で注文可能です。出てくるかどうかは分からないけど。
 ところで、小岩井豆腐ってなによ。

2006年12月17日(日曜日)

12月の荒川(上流)サイクリング

21時04分 自転車 天気:くもりのち晴れ

 今日は今年最後の荒川サイクリングの予定。だが、前日に幹事より中止の布告が出されていた。明け方に雨かもという、微妙な天気予報に負けた模様。しまなみで忘れたボトルを受け取る予定だったのだが……。
 まあ、中止になったもんは仕方ないさ。朝のうちはゴロゴロしていた。朝ごはんをいただいた後は、岡山氏持参のお土産、人形焼をいただく。さらにずっと前に約束して、すっかり忘れていたホイールをいただく件も発覚し、太っ腹な牢名主様からBikeE用の前後ホイールをいただいてしまった。ちょうどフロントはシマノのハブダイナモにしたかったのだ。リアの20インチも、
 9:00過ぎ、我輩は牢屋を辞することにした。とりあえず、定例荒川サイクリングのコースをなぞり、適当な時間に和田サイに立ち寄って、所用を果たそうかと思っていた。問題が一つ。これだけの荷物を背負ってきたのだから、さぞかし万全と思いきや、インフレータを忘れたのである。パンクしたらお終いではないか。幸い、牢屋でお借りすることが出来た。来週の走り納めの時にお返しできるだろう。
 牢屋を辞すると、浮間舟渡公園に立ち寄る。荒川の土手から降りたところで、牢屋から一報が入る。『リコーの変なカメラ忘れてるよ』。ああ、GX8*1忘れたosz
 走り納めの時に持ってきていただくようにお願いして、とりあえず公園に入った。
 公園の集合場所。ふっ、誰も居ないや。ちなみに、これはG'z Oneで撮った。
 さて、ボーっとしているうちに、そういえばさっきの電話で、『榎本牧場行くよ』と行ってたなあ。和田サイに行く気満々なので、その時は断ったのだが、和田サイは来週にでも行けば良いな。大体、バッグが一杯なので、とてもタイヤを買って帰る余裕は無い。じゃあ、今日は榎本牧場にGO! ついでにカメラ受け取りだ。
 牢屋に一報を入れ、北上する部隊に同行することにした。荒川サイクリングじゃなくて、荒川上流サイクリングになってしまった。
 上流に向けて、牢名主ご夫妻、こば氏、拙者が走る。牢名主様*2は、新たに買いなおしたHalzak、Kinrin女史はチネリのロード、こば氏はブロンプトン、そして拙者がMasterXLと、なかなかバラバラな一団だった。
 荒川上流域は、下流よりも河川敷が広大で、ほとんど川が見えない場所を走っていた。スケールが雄大で、気持ちよく走れるが、反面精神的に辛くなると代わり映えしない風景が負荷になりそうだ。
 サイクリングロードを鉄道が過っている
 目的地の榎本牧場の下流で、なんだか自転車乗りが多いうどん屋に入る。肉うどんを頼む。汁が真っ黒だが、肉は甘辛く煮付けてあってヨイ。
 さらに走ると、榎本牧場に到着。以前来たのは、2002年の10月の事だ。その時に可愛らしかったミニ豚君は、結構大型のミニ豚に育っていた。
 アイスはチョコチップ入りを。一口食べて思い出した。そうそう、ここは爽やか系のアイスなんだよな。濃厚ではない。が、しっかりした食べ心地と、後味の良さが特徴だ。
 アイスハウスの横には、ダンボールに多数の仔猫がお休み中だった。子供やご夫人の人気を集めていた。一匹、ヘテクロミアな白猫が、元気に走り回っている。Kimrin女史のお財布の紐にご執心の様子。
 日が傾き始めたので、戸田方面に走る。榎本牧場の近所で輪行という考えもあったが、結局は北戸田まで走り、軽く食事して、コーヒーして、北戸田駅まで見送ってもらった。
 MasterXLを輪行状態にして、JR、地下鉄と乗り継いで帰宅した。今日も楽しく過ごせました。ありがとう。
 しかし、MasterXLでの輪行は、意外に楽だと分かった。輪行で足を延ばし、高速ツーリングというのもいいかも知れん。しかし、折り畳み自転車の輪行準備の楽さも痛感した日だった。

2006年12月16日(土曜日)

牢屋宴会でエンヤコラ

23時55分 暮らし 天気:くもり

 今日は戸田近辺で開催される、通称牢屋宴会に参加するつもりだ。朝、起きた頃には自走で向かい、和田サイに立ち寄るという壮大な旅程を思い描いていた。が、なかなか路面が乾かない。鉄ロードで走るには抵抗のある状況だ。じゃあ、BD-1辺りで。いやいや、BD-1なら輪行できるから、時間が遅くなってもいいだろう。昼までには決めよう。
 昼頃、路面は乾ききっていた。やはりMasterXLで行こう。でも、今から走ると、あっちに着くのは真っ暗になってからだなあ。でもでも、MasterXLでも輪行は可能だ。じゃあ、輪行するか、ロードバイクを。
 輪行の場合、和田サイに立ち寄ると遅くなるので、直行することに決定。TCR-2での輪行はやったが、MasterXLでは初めてだ。でも、かなり軽いので大丈夫でしょう。
 防水は完璧にと思い、完全防水のオルトリーブの30リットル入る*1メッセンジャーバッグを背負い、着替えや一泊の道具、カメラなどを詰めた。それだけで30リットルが一杯になるのはどうしたことか。
 戸塚駅まで走り、MasterXLの輪行準備をする。前後輪を外して、フレームを逆さにし、車輪を左右に縛り付ける。こうすると必ず自立する*2ので輪行が楽になる。こうしておいて、オストリッチの超軽量輪行袋を被せ、同じく便利ベルトを外に掛ける。輪行袋がシートとエンドを下にするものだったので、うまく被らず、一部が露出してしまった。でもこれは、被せる時にはそのような形に立てて、運ぶ時にハンドルを下にすればいいだけだな。どのような形になるにせよ、便利ベルトで外からまとめてしまえるので、運ぶ時には楽なものだ。軽い点では楽なものだが、嵩はあるので取り回しに注意が要る。
 JRの駅で輪行解除し、目的地まで夕暮れ時の道を走った。明日の天気は定かではなく、頭上には雲が掛かっていた。無事に牢屋に到着。
 牢屋の主夫妻にお目通りを請うと、通行料としてMasterXLを召し上げられそうになって慌てた。
 上がりこんで待つうちに、参加者が集まり始める。Kimrin女史の手になる*3美味しそうな料理の数々。おでんも煮えている。まだ集まりきってないが、早々に乾杯が始まってしまった。酢の物うめー、おでんウマー。酒が進むのである。おでんは多人数でワイワイやるのがいいね。
 その間、この間のしまなみの画像を持ち寄って、大画面で解説しながら鑑賞する。今年のツーリングの数々が、脳裏に浮かんだ。
 アルコールが入った割におやじ殿も拙者も持ちこたえ、結構遅くまで話が弾んでいた。そのうちに泊まりで無い方々は帰り、泊まる気満々の面々は布団を借りたり、寝袋を借りたりして、寝支度を始めた。僕は自前の寝袋に包まり、横になっているうちにうとうとと眠りに落ちた。
 重ねて言うが、おでんは大勢で囲むのがいいね。家主さん方、ありがとうございました。

2006年12月15日(金曜日)

自転車に手間を掛ける

23時27分 自転車 天気:くもり時々雨

 明日は牢屋宴会の日で、翌日の荒川サイクリングにそのまま参加する予定だ。どうせなら、なかなか持ち出せないフルサイズバイクで参加することにし、勝手に鉄ロード祭と決め込んで、MasterXLを持ち出すことにした。先日、あさひで買った新しいバーテープに巻き替え、その際にソルボセインをショルダー近辺に巻き込んでおいた。これで、我がガラスの手首も喜んでくれるだろう。色は白と青を基調にしたもので、前の青一色より軽やかな印象がある。
 タイヤとチューブも交換した。タイヤはIRCのレッドストーム(20mm)から、奮発してミシュランのプロ2レース(23mm)に。チューブはミシュランのラテックスから、パナレーサーのR-AIRに。レッドストームは走行感が軽いのはいいのだが、幅が狭いので公道では不安感がある。 また色が赤いのは、白と青主体のMasterXLには合わない。というわけで、まだまだ使えそうだが、交換した。ミシュランのラテックスチューブも乗り味がしなやかになって良いのだが、気圧の低下が早くて手間が掛かる。R-AIRもブチルに比べたらずっと早いが、それでもラテックスほどではない。また乗り味も十分しなやかだ。というわけで、最近はR-AIRラブ*1
 もう一つ、気に掛かっていたのがBD-1のヘッドパーツ。昨夜、何の気なしに観察していて気づいたのだが、どうもステムが斜めに入っているようなのだ。BD-1のヘッドパーツは上下逆に入っている。上についているのが下ワンだが、このワンとシャフトとの間に隙間があって、中心を通ってないのだ。隙間が見えるのは、本来は下ワンの受け側が上に来ている弊害で、シールドベアリングが露出したりしている。それはともかく、シャフトがまっすぐに入ってないのはどうしたことか。春にヘッドパーツを交換してから、幾度か調節したから、その際にこうなってしまったのか。ヘッドパーツが上下逆についている弊害かもしれない。
 これを修正するには、ふつうにステムの締め直しではダメで、車体をひっくり返してから作業する必要があった。一応は作業を終え、試運転したいが、雨が残っているので今日は無理だ。
 明日は路面が乾いていますように。

年末走り納めツーリング参加状況

09時28分 天気:湿っぽいがくもり

参加希望:こば、三井(確率半分くらい?)
興味あり:RAY、うっきー、あゆこ
いかが?:くりはら、ほかり旦那(元たにぐち)
どうよ?:こぐ、Kimrin

 今のところ、参加者は6名くらいかな。ぎりぎりまで粘って、日曜日夜に予約を入れようと思ってます。それまで参加表明をお待ちしてます。

2006年12月14日(木曜日)

また防水テストの破目に

22時53分 自転車 天気:くもりのち雨

 昨日に続いて帰路に雨。2日続けてNRX25の防水テストかよ。
 昨日ほどの雨ではなかったので、多少はNRX25の照射性能について、注意深く観察することが出来た。例えば、街灯のある場所ではNRX25の明かりが目立たないのは確かだが、街灯と街灯の間の暗い区画でも路面が良く見えているので、実際にはちゃんと照らしているのが分かる。EL500の場合、スポット的に照らすので、こういう場所ではあまり役に立たないのだ。また暗い場所では視野の6割ほども占める大きな照射円が出来ているのがわかる。この範囲では、こちらから相手を見るという意味では暗すぎるのだが、相手からは良く見えるようだ。総合すると、通勤に使うなら十二分の性能を持っていると思う。
 問題は持続時間か。でも、片道20分以下の通勤距離なので、僕の場合は替えの電池を一組持つだけで全然問題なしだ。長駆ツーリングの場合でも、実用持続時間20H(実際には10Hとしても)なら、やはり電池一組で問題ない。単3アルカリ電池なんて、そこらじゅうで手に入るものだし。
 今まで、遠征してのツーリングでは、ハブダイナモ無しだと不安に思っていた。初めての、不慣れな土地の夜間走行を、EL500程度で凌ぐのには不安があったのだ。しかしNRX25で行くという道もあるわけだ。電池を現地調達すると考えれば、これ自体の重量は非常に軽い。
 一つ不安を感じたのは、バッテリー部とライト部の接続部分だ。これ、水が浸入しそうなんだが。昨日今日と雨天下の走行でも漏れることは無かったのだが。
 ライトがこれで十分となると、荷物を極限まで軽量化しての、軽量高速ツーリング装備も組み立てやすい。今年は重装備ツーリングばかりだったので、来年は軽量化を目指すか。

2006年12月13日(水曜日)

NRX25始動編

23時16分 自転車 天気:くもりのち雨

 さて、今日はMTB通勤としたので、帰りに新兵器NRX25を試すことが出来そうだ。空模様は……雨ですね。それも、かなりの雨量。こんな降るって予報じゃなかったのになあ。
 とにかく、苛酷環境ではあるが、NRX25のテストにはもってこいでしょう。
 駐輪場で雨装備を着けながら、NRX25をEPICに取り付ける。NRX25はセパレート式で、バッテリー部に対してライト部が軽量に出来ている。ライト部の固定はタイラップ式*1で、心許なく感じるのだが、この軽量が幸いして問題になるほどではない。バッテリー部は2対のマジックテープで止める。
 点灯して走ってみた。うーむ、明かりの多い市街地を走る限り、あまり明るいという感じは無い。というのも、街中では白い明かりが多くて、3W程度の白色LEDの明かりでは、溶け込んでしまうのだ。ちゃんと目の前の照明範囲は照らしてくれているのだが。その点、バルブ式の前照灯の方が、周囲の照明と区別つきやすく、どこを照らしているかは分かりやすい。この点は、照らす側からは区別する意味は無いが、照らしている対向車/者の方からは違いが出るのではないだろうか。つまり、白色LEDの白い明かりが街灯に溶け込みやすく、発見が遅れる可能性があるのではないか。まあ、3WのLEDともなると、そんなに発見が遅れるとかいった範疇ではないと思うけど。
 踊場の坂を登り、街灯の少ない暗い区画に入った。をを、明るいぞ。さすがに3WのLEDは違うな。EL500がスポット的に照らすだけで、周囲は良く見えないのに対し、NRX25だと照らしている地点はおろか、その周囲もかなり照らしてくれる。照射範囲は、感覚的には、視野の6割ほどもある。これなら、暗い夜道でも走行に支障は無いんじゃないか?
 かなりの雨の中を走ったのだが、ちゃんと点灯していたし、筐体に浸水した形跡も無い。造りはいろいろとチャチな点があるものの、実用的には問題ないんじゃないか?
 問題といえば、スイッチがバッテリー部の尻についている点か。しかし、僕の使い方では、頻繁に点滅させるわけじゃないので、これで十分だ。むしろ、これのおかげでシンプルで、軽量に出来たのだろうし。
 これ、真っ暗な境川に持ち出してみたくなった。もしかしたら、長距離のツーリングでも、ハブダイナモに頼らなくて済むんじゃないだろうか。単3電池で駆動できるという点は、それくらい重みがあると思う。

2006年12月12日(火曜日)

クリスマスイブイブ走り納めツーリング(仕切り直し)

22時01分 自転車 天気;雨時々くもり

 日曜日の悲惨な体験を加味した上で、改めて走り納めツーリングの概要を決めました。

催行日時:12/23(土)天皇誕生日
集合場所:小田原駅西口(エスカレータを降りた先)
集合時間:9:30
募集人数:4~10名程度
行程:
小田原駅西口~真鶴道路旧道~真鶴駅(途中合流可能)
 ここで真鶴半島に立ち寄ります。三つ石くらいは見たいでしょう。
~湯河原駅(途中合流可能)
~万葉公園入り口
 ここで湯河原観光会館に自転車を置かせてもらうつもりです。ここからせきねに向かうのですが、自転車では非常にきつい傾斜があります。不可能というわけじゃないですが、非常に辛いです。それでも自転車でという方には、道筋を教えますので、ぜひチャレンジしてください。
~せきね
 万葉の郷という住宅地にあります。駐車場は3台分程度、住宅地なので路駐は無理です。自転車でも数台がいいところかな。
 昼食は、このせきねでとります。店はテーブル席で6、座敷で12程度なので、10人以上は難しいといわれました。昼のコースはそば中心ですが、そばよりは水餃子や牛煮込みの評判の方が高いみたいです。水餃子はプリプリして、スープともども美味でした。また行きたいなあ(行くんだけど)。
~こごめの湯/独歩の湯
 自転車を止めた観光会館の近く(しかしすげえ坂の上)に、こごめの湯という日帰り入浴施設があります。ここで汗を流しましょう。服脱ぐのは適わんという向きのために、万葉公園に独歩の湯という足湯もあります。
~不動の滝
 最後に滝を見に行きましょう。観光会館で自転車を取り返して、少し奥湯河原方面に登ると、不動の滝というまあまあ立派な滝があります。ここには足湯もあったはず。
~湯河原駅(離脱可能)~真鶴道路(旧道)
 帰りはR135でもいいのですが、道が狭いために車に追われると危険です。なので、まだ道幅がある真鶴道路を取ります。
~小田原駅西口
 ここで解散です。

 この後は、有志を募って、横浜駅まで輪行して、お好みハウスに突入したいと思ってます。もちろん、ここだけ参加もヨシ。

 どうでしょう。参加希望の方は、改めてコメントをつけてください。その際、途中合流希望ならばその旨を、また予約の関係で、せきねでの注文を予め決めて、ここに書いてください。コース三つのうちから選ぶのが妥当かと思います。

2006年12月11日(月曜日)

スポーク折れました

22時37分 自転車 天気:くもり

 いつものように、通勤ロードバイクのTCR-2を走らせて、会社に向かった。昨日のダメージが、意外に体に残っている。その癖、ペダルは軽く回りつづける。なんか、体にスイッチが入った感じだ。昨日の登坂だけじゃなくて、先週くらいから腹筋背筋を再開した効果も出ているのかもしれない。
 いささかいい気分で駐輪場に自転車を置いた。途端、後輪のスポークの一本が、からんと音を立てて外れるではないか。手にとると、首の部分が折れていた。またか。今年の初めにも、同じようにやったなあ。折れたのは反フリー側で、テンションが低い側だ。
 退社してから、じっくり調べた。折れたのは一本らしい。そんなに振れてないのは、36本組のおかげか。ともかく、治さなければ。皮肉に感じるくらい、足の快調さを感じながら、帰宅した。
 どう治すか。一応は予備のスポークがある。が、このスポークは、以前の歪ませてしまった安ホイールのものそのままだ。その時に、要らない負荷をかけて、痛んでいる可能性はある。全部取り替えるか。
 幸い、3WのLEDライトも導入できたことだし、当面はEPIC号に頑張ってもらうのが良いかもしれない。スポークを買ってこなくちゃだわ。

2006年12月10日(日曜日)

新兵器到来

23時23分 自転車 天気:くもり

 夜、あさひに発注していたものが届いた。大物はXTなクランクセット、ミシュランのプロレース(23)、そしてクロップスのNRX25.後はスピードメーターと小物類だ。
 もっとも新兵器っぽいのが、NRX25だろう。こういうものだ。右下に見えているのをつなぐとこうなる
 単3電池4本で駆動する、3WのLEDを使ったヘッドライトなのだ。ご覧の通り、全アルミ製の筐体で、防水性能は高そうだ。
 早速、室内で点けてみた。比較対照の相手はキャットアイのEL500。キャットアイの一体型LEDフロントライトの系列では、もっとも明るいものだ。
NRX25(NRX25)
EL500(EL500)
 カメラは同一シャッタースピード、絞り値で撮り較べた。どちらも暗そうに見えるが、明るさ補正をしなかったからで、実際には天井板の目が良く見える。NRX25の方は、側の室内灯までおぼろげに見えているのに注意。EL500は照らした部分だけ見える感じだ。NRX25は周囲も良く見えるのだ。ちなみに、NRX25で天井を照らすと、床の方でも雑誌の文字が読めるくらい、照り返しも明るい。
 当たり前といえば当たり前だが、NRX25の圧勝だった。EL500が出た時は、これで真っ暗な道でも、徐行しながらなら安全に走行できると喜んだものだ。NRX25ならば、徐行しなくても安全に走行できるかもしれない。
 重量も、そもそも単3電池4本分の重量が多くを占めるので、実働状態ではさほど差が無いように感じた。
 値段は10k\程度なので、思ったより安価だ。実用照明時間が20H程度(EL500は50H)、セパレート式なので取り付けに少し時間を食う、といったところが、評価の分かれ目か。
 EL500でしのいでいた、MTBでの通勤時に投入し、真価を問うてみようと思う。

湯河原謎蕎麦屋偵察隊玉砕記

19時46分 自転車 天気:くもり

 既に予告を出したクリスマスイブイブ*1の『湯河原で蕎麦と温泉のウハウハツーリング計画』のために、目的地の蕎麦屋と温泉を偵察に行かねばなのである。
 ちょっと出掛けるのが遅れたので、小田原から自走という予定を、湯河原まで輪行と小さく変更する。戸塚駅でせきねに電話を入れ、12:30くらいに行くと伝えておいた。
 湯河原駅で降り、BD-1を組み立てた。シートピラーを替えてから、ポジションに関してはほぼ決まってくれた。そうなると、非常に使いやすいので、持ち出す機会も増えるというものだ。
 湯河原駅から、万葉公園の少し上まで走る。こごめの湯がある辺りから、せきねの方に登って行けるはずだ。距離的には大したものではないし、ちょっと登るくらいだろうと考えていた。しかし、毎度の坂の神様は、そんな腑抜けた拙者の性根を、厳しく叩き直すつもりだったのだ。
 万葉公園の少し上流で、こごめの湯への上り口を発見。早速乗り入れるや否や、目に入ったのはこんな光景だった。キャー! 激坂+ブロック張り+雨。自転車には最悪な道だわ。斜度は20%弱くらいだろうか。すぐにインナーに落とそうとしたが、FDが不調で落ちてくれない。たまらず、足を着いてしまった。そうなると、もう走り出す契機をつかめず、押して破目になった。路面に水が残り、さらには落ち葉も散乱しているので、非常に恐ろしい状況だった。押して登るにも辛い道だった。
 こごめの湯の前を過ぎ、さらに少し登ったところで、いったん下りになる。距離は短いのだが、獲得標高は50mくらいあるんじゃないか。
 いったん下った後、せきねがある『万葉の郷』という分譲住宅地への上り口に来る。ここからもひたすら押して登った。途中で傾斜が緩くなったところでまた乗車し、万葉の郷へと乗り込んだのだが……。
 キャー! 住宅街の中なのにこんな傾斜かよ。気絶寸前で踏みとどまると、雄雄しく、堂々と押していった*2
 半分以上押したのに、滝のような汗をかきつつせきねに到着。12:30を少し過ぎてしまった。せきねは、外観はこの辺の民家と変わらない。駐車スペースが3台までと小さく、住宅街の中なので路駐も出来なさそうなので、要注意だ。
 中は靴を脱いで上がるインターフェースで、畳敷きの部屋に席が設えてある。案内していただいたご婦人*3に、自転車で来たというと、少し呆れられたようだった。奥湯河原はともかく、ここは自転車では無理でしょうとのこと。もう一つの道が、不動の滝の少し下流に通じているのだが、そっちの方が多少は傾斜が少ないといわれた。帰りはそちらを通ることにする。
 料理は、蕎麦と水餃子のコースを頼んだ。2500円。どんなのが出てくるかな。
 突き出しと小鉢。右手の蓋がされている小鉢は、鯵とナスの煮付け。鯵は小骨まで美味しく、ナスはナスで実はナス嫌いな僕でさえつるりと喉を通った。一つ置いて、左手前のもう一つの小鉢は、あん肝。これが、冷製ということもあるのか、肝の生臭さが微塵も無く、滑らかな舌触りには陶然とするばかり。こぐ氏にはちと物足りないかもしれない。が、別の意味で喜んでくれるだろう。漬物の量が多いのも好感をもてた。
 あん肝の舌触りを思い返しながら、漬物をつまんでいると、メインディッシュの水餃子が登場した。右が水餃子で、脇の茶碗はきじの炊き込みご飯。水餃子はぷりぷりした食感がたまらん。実は猫舌で、熱いものが苦手な自分が恨めしく感じるほどだった。ちゃんと冷ますための小皿とレンゲも付いてくるのだが、熱々のをそのまま頬張ったら、さぞかしタマランものがあろう。スープも美味しくいただける。きじの炊き込みご飯は、ごぼうのしゃきしゃきした食感が引き締まった印象を与える。きじはもう少し野趣のある味を期待したのだが、出汁の効いた鶏肉という印象だった。でも、お代わりしたかったなあ。
 次に、昼のコースの主軸になっている、蕎麦が出てくる。あ、写真撮り忘れた。蕎麦は、まあ、あまり自己主張しないタイプだった。量は少なめ。
 最後にデザートが2種出てきた。右はチーズケーキ、左は橙のシャーベット。チーズケーキは、豆腐かと思うくらいしっかりしたものだった。コーヒーが付かないのが惜しい(お茶は出てくる)。シャーベットは、香り付けにブランデーを垂らしてから頂くものだ。柑橘系のシャーベットとしては、今治は浜勝のコースに付いてくるオレンジのシャーベットに匹敵する、絶品だった。爽やかな酸味が、満足度の高かったコースを締めてくれる。
 自転車乗りには、量的に少し物足りないくらいだ。これで2500円はコストパフォーマンスが悪そうだが、満足度で言えば間違いなく高かった。量を求めるなら王将で大盛りチャーハンでも食ってろ*4
 満ち足りた気分で庭を眺めると、ここにはまだ秋が残っていた
 女将さんに23日に予約を入れたい旨伝え、相談する。既に予約が入っているが、まだ大丈夫とのこと。とりあえず、8名で入れ、確定した人数は週末に電話しますと伝えておいた。時期的に、そんなに集まらないだろう。
 帰りは、女将さんに教えてもらった、もう一つのコースを使ってみた。こちらのほうが、かなり傾斜は少ないという。それでも、この傾斜。どうしたものか。自転車は置いて、歩いて登った方が良いかと思い始めた。
 というわけで、湯河原ツーリングの行程は、少し*5変わります。
 次に、ゆとろ嵯峨沢の湯に向かった。ここは幕山公園方面に登り、新幹線の高架で川沿いに出て、後は下るだけだと考えていたのだが。実際には、かなり登る必要があった。さすがに押しが必要なほどではなかったが、気楽なコースではないなあ。ここもどうしたものか。ここくらいは登っても良いんじゃないか。考えよう。
 この辺りで、空に不穏なものを感じ始めた。温泉には入らず、慌てて小田原方面に進路を変えた。今日は雨具を忘れたのだ。降られちゃかなわん。
 帰路はR135を通ったのだが、やけに車が多くて、車に後ろまで迫られる場合が多かった。今までの10倍くらい居たんじゃないかな。そういえば、真鶴道路も交通量が非常に多いようだ。みかんか、みかん狩りの季節だからかっ。
 R135は路肩が悪い場所が多い。車が少なければ問題ないのだが、多いとそちらに追い込まれるので危険だ。そんな嫌な道を走っていた時だった。後ろから迫ってきた車の道を譲ろうと、側溝の方に乗り入れようとした途端、転倒してしまった。わずかな段差に車輪を取られてしまったのだ。幸い、盛り土に飛び込む形になり、本人にはダメージは無い。でもかっこ悪いよお。こういう日は、真鶴道路の方が良かったかも。車は詰まり気味で低速だろうし、路肩もかなり開いているので。
 転倒したもう一つの理由は、BD-1の不調にあった。下っていると、なぜか小刻みに蛇行する感覚があって、速度を出せなかったのだ。転倒したダメージを調べるべく、BD-1を道端で調べていたら、ハンドルにがたつきがあるのに気づいた。ヘッドキャップ*6を締めてやり、がたつきは取った。それでもハンドルが不安定な気がする。一度、分解して調べてやらないとダメか。
 ともかく、小田原まで走っていった。小田原駅東口直前で、パラパラと雨が降り始めた。えーっ、降水確率は10%だったじゃん。しかし、なんとか強くなる前に、駅に着いた。それ以上、強い雨が降ることは無かったようだ。
 JR、地下鉄と乗り継いで帰宅した。走行距離は30km弱だったのだが、坂に負け料理に満足し転倒しと盛りだくさんだったからか、やけに達成感が強い。
 しかし、走り納めは行程を変えなければいかんな。

2006年12月09日(土曜日)

雨の日は横浜で買い物(一撃離脱)

21時32分 暮らし 天気:雨

 今日は昼から雨の予報。なので、降り出す前にひとっ走りして来ようかと思い、少し早起きして準備していた。が、9:00過ぎにパラパラと降り始める。うーむ、早すぎだよお。
 雨の一日となったが、用事があったので横浜に出かけてきた。一番使っているPCのDVDドライブが壊れているのに気づいたのだ。じゃあ、適当なバルクのドライブを買ってくるか。というわけで、横浜駅西口のDOS/Vパラダイスまで行って来たのだ。本当は久しぶりに秋葉に出かけるつもりだったのだが、雨の日の秋葉は何かと憂鬱なので、話が早そうなこちらに。
 地下鉄で横浜に出て*1、Vパラで適当なバルクのドライブを見繕っていたのだが、買ったのはパッケージ品だった。バルクと値段がほとんど変わらないのでなあ。一緒にCD-Rメディアもと思いきや、安売りしているのは素性の知れない怪しいものばかり。太陽誘電のDVD-Rを買って帰った。今、DVD-Rを読めないドライブって、ほとんど無いはずだ。
 さらに東急ハンズにも立ち寄った。リリース可能型のタイラップを買いたかったのだが、リリース不可の物しか置いてなかった。専門店で買うか。M5のネジを数種買って帰った。
 せっかく買って帰ったDVDドライブだが、入れ替える気力が湧かず、放置される結果と相成った。ま、実は64ビットなPCにもドライブは着いているのだ。こいつで焼いてみよう。どのみち、今のままではゲームも出来ないので、壊れたドライブは入れ替えざるを得ないのだが、とりあえず後回しだ。

2006年12月08日(金曜日)

今年の遠征結果

23時55分 天気:くもり

・鹿児島(3月)
 霧島の温泉は素晴らしかったが、桜島で痛恨のリタイヤ。再戦したい。やはりBD-1のポジションを決めるのは難しいと感じた時だった。
 最終日は雨だったが、バス移動で観光する旅も良かった。
・しまなみ~佐田岬~国東半島(GW)
 MR-4F改の走行性能と積載性能の高さが遺憾なく発揮されたツーリングだった。輪行もありうる長駆ツーリングでは、手持ちでは最強の自転車だ。だが、横剛性の無さに、下りのコーナリングで不安を感じることがあった。またアップライトでは、僕の弱点の手首への負荷が避けられないことも。これが作りのしっかりしている、かつリカンベントであるSatRDay購入に向かわせた。
 佐田岬は、補給地点の無さを除けば、風光明媚で走りやすい所だった。次に行くなら、岬の方にある宿で一泊したい。
 国東半島も緑が美しい土地で、またツールド国東の運営がしっかりしているのにも感銘を受けた。心残りは、磨崖仏を一つも拝めなかったこと。来年も出られるかな。
・八丈島(6月)
 雨に良く降られた遠征だった。6月は梅雨時ではあるが、それにしても半分しか走れなかった。
 一応、島の周回は達成したが、八丈富士へのヒルクライムが出来なかったのが心残り(っつうかやるの?)。
 しかし、島のだらーっとした時間に身を置くのは、ある種快感だった。
・南会津(9月)
 SatRDayでの初遠征。1年ぶりの南会津は楽しかった。特にSatRDayで走る道行は。
 が、SatRDayの限界も感じた回だった。小径ゆえの荒れた路面に対する敏感さ、そして上り坂で感じた不安定さが、今後の課題になりそうだ。しかし、限界の無い自転車なんて無いのだから、その範疇で楽しければいいのだ。
・しまなみ海道(11月)
 去年もやった秋のしまなみツーリングを、今年も実施した。今年は12名と大人数だったせいで、大層賑やかに盛り上がってくれた。
 しかし、初日、最終日と、雨の前に予定変更を余儀なくされた。もっとも、晴れた日の行程も派手に変わってしまったのだから、本当は元々の計画に無理があったのだ。
 初めて歩いた尾道は素晴らしかった。街中の大伽藍も、山上の孤塔も見ものだった。食べ物も美味しかったねえ。
 しまなみも、今回は橋では渡れない島を走る機会があり、また様々な思いがけない出会いもあり、今までに無く楽しい道行になった。ところミュージアムで落日を目に出来たのが満足だった。

 こうしてみると、やはり雨に結構降られているなあ。でも雨なら雨で、また別の楽しみ方があると感じた、今年のツーリングだった。
 来年はいくつ行けるかな。

2006年12月07日(木曜日)

今年の自転車決算

23時46分 自転車 天気:晴れ

・久しぶりの新車
 以前から欲しかった「折り畳める(輪行に便利な)リカンベントという車種として、SatRDay Mk.2 Tourを迎えることが出来た。予想以上にかっちりした作りで、折り畳みという不安感は全く無い。思ったよりも重く、運び難く感じた。が、輪行の経験値が溜まるに従い、ちょっとしたノウハウの積み重ねで、楽に輪行できそうな方向も分かってきた。さらに、トラベルケース輪行は、予想以上に便利だった。
 最大の難は、坂道に弱いところか。登れないというわけではないのだが、リア加重が高くなりすぎるのか、ハンドリングが不安定になるのだ。これもスキルの向上でなんとかなるのだろうか。
・相次ぐ遠征ツーリング
 3月に鹿児島、GWにはしまなみ~佐田岬~国東半島、6月には八丈島、9月には恒例の南会津、そして11月にはしまなみ海道。かなり遠征したな。
・伸び悩む走行距離
 自転車が分散しすぎてて、正確な走行距離は分からないのだが、今年は長距離は走らなかった実感がある。100km超なんて数えるほどではなかったかな。毎日の通勤で稼いだくらいだ。
・雨に悩まされる
 今年はひたすら雨にやられた。長期間のツーリングでは、雨の日にかかる確率が高くなるのも道理だが、それにしてもと思う。鹿児島(最終日)、八丈島、しまなみと、雨で予定変更を余儀なくされたツーリングは多い。GWも、実は佐田岬で降られそうだったし。
 統計を出したわけではないが、今年は週末に悪天候が掛かる場合が多かったように思う。これが僕の走行距離伸び悩みの一因になったのだろう*1

 こうして見ると、今年は盛んに遠征し、新車も買った割に、妙な停滞感も感じた年だった。やはり、日頃から走ってないと、ああ乗ったななんて感覚は得られないものなんだな。反省せねば。

2006年12月06日(水曜日)

走り納め&プチ忘年会案

23時08分 自転車 天気:快晴(寒っ!)

 寒い朝だ。日当でも10℃を切っているだろう。それでも、綿シャツの上は袖なしウィンドブレーカーだけで通勤する拙者。これでも、会社に着いた頃には体が温まっている。
 さて、年末だし、今年は帰省してもそんなには走らないだろうと思うので、主に神奈川支部系を念頭に置いた走り納めをやりたいと思います。
 12/22 or 23日辺りで。24日はさすがに嫌がる人が多いと思うな(予定がある人も、なくとも見栄張りたい人も)。
 今年はほとんど足を延ばさなかった、神奈川県西部を走りましょう。湯河原をサラッと走ります。といっても、きつい奥湯河原までは行かない。
 小田原に集合。途中、真鶴半島に立ち寄りながら、湯河原へ。ここで昼食。万葉公園の奥の方から、さらに奥の住宅街に向かい、謎の蕎麦屋せきねに行きたい。蕎麦よりも水餃子が美味しいというもっぱらの噂。昼は2500円のコース中心だが、蕎麦を含んだコース料理なのでリーズナブルに思える。もちろん、一品物もあるし。
 せきねが満席とか、予約が一杯とか、とにかくダメだったら、湯河原駅前のつる家で釜飯を、などと考えていた。しかし、残念ながら閉店されたようだ。
 主眼のせきねがダメだったら、いっそのこと辻堂の熊澤酒造に行きたい。この場合、辻堂近辺をうろつくことになるな。
 首尾よくせきね襲撃に成功した場合、食後は万葉公園でくつろいで、足湯なんぞに浸かり、不動の滝まで行ってみる。それから、ゆとろ嵯峨沢の湯で露天風呂に入り、小田原まで戻って解散。
 でも本番はここからだ。有志を募って、お好みハウスに行きたい。今年の後半は一度も行って無いので、お好み欲が募っているのです。
 やはりせきねの偵察は必要だと思うので、今週末には必ず湯河原に行くつもりだ。晴れるといいね(トホホ)。
 せきねの状況は分からないので、予約できるかどうか分からないが、来週の水曜日くらいまでに参加表明があると嬉しいな。
 どうです、こんな走り納めは?

2006年12月05日(火曜日)

自転車パーツ発注

22時55分 自転車 天気:晴れときどきくもり

 久しぶりに、自転車パーツを大量発注した。クランクセット、ライト、ウェア、入手が面倒そうな小ギアなどなど。
 これでBikeE改造のパーツが揃うので*1、遂に完全外装化出来るぞ。EタイプFDのマウント(そしてシフトアウター止め方法)も考えてあるので、さくっとやっちまおう。
 BikeEで他に心配なのは、シートスライダーなのだが、これはキャリア装着用のパーツを入手してあるので、なんとかなるでしょう。
 後はハンドル周りを何とかしたいのだが、これも切ったりネジ止めしたりでなんとかなりそうだわ。
 それにしても寒い日だ。エアコンがあんまり効いて無い気がする。

2006年12月04日(月曜日)

一気に冬

23時18分 暮らし 天気:快晴

 しまなみツーリングの時には、寒かったとは言えど、まだまだ秋だなという実感があった。
 それから間もないというのに、今朝の寒さは明らかに冬だ。なにせ、寒くて寝床から出られない! 部屋を出るのに勇気が必要だった。拙者、どうやら爬虫類に属する生き物らしい。
 とはいえ、TCR-2で会社まで走ると、もうしばらくは上着が不要なくらいにぽかぽかしてくる。駆動系の大掃除が功を奏したか、走行感は軽い気がした。スピードメーターが壊れたので、速度は分からないのだが。ブレーキは、ギューンとばかりに効くようになった。これで不安感は軽減された。
 帰りに、中田のハナマサで夕食の材料でも買って帰ろうと立ち寄ったのだが、一人暮らしには量が多すぎるものばかりなので、いつも買うに買えない。大振りなキャベツが1玉70円とか、モノによっては非常に安いのだが。パスタ類とか、日持ちするものはいいんだが。
 帰宅して、ボーナスを睨んで自転車パーツの選定を実施した。MTBクランクは要るな。お座敷ロードのタイヤも替えたい。ライトもいい奴を買おう。スピードメーターも買い足さねば。なんてやってると、あっという間に80k\まで行ってしまう。ウェアも買うと100k\越えだ。これは考え直そうと思い、今日は取りやめ。
 本当はニコンの防振レンズとか、衣類乾燥機も欲しいんだが。またオークションで不用品を放出しようかな。

2006年12月03日(日曜日)

GX8ワイコン試写未遂

23時55分 デジタルカメラ 天気:快晴ときどき水滴

 昨晩は夜更かししすぎて、二度寝をかましてしまった拙者、起きたのは11:00過ぎでござった。くっ、不覚。とりあえず切腹しとくか。
 腹切るのもなんなので、とりあえず飯を食い、TCR-2の整備に着手した。いい加減、チェーンを洗うばかりだったので、ギアの汚れがすごいことになっている。それと、いい加減にブレーキ・シューを替えないと。
 ギアの汚れが、予想以上にこびりついて、こそげ落とすのが大変だった。チェーンホイールとスプロケを洗い、乾かしておいた。後で組み付けよう。
 寒くて出るのは嫌だったが、夕方にSatRDayで境川に出かける気になった。路上に持ち出して、ペダルに力を掛けると……ぬるっ、とばかりにシートが滑ってしまう。あれ、なんで?
 そういえば、と思い出した。SatRDayを整備したとき、何の気なしにグリスを引いておいたのだ。それも、ごく薄く。指で触ると、微かにグリスの感触がある。この程度でもダメなのか。
 これを解消するには、洗剤ではダメで、ディグリーザーをジャバジャバ掛けねばならなかった。これでOK。このスライダー部の処置は、要注意事項だなあ。リカンベントの要の部分だから。
 さて、こんなことをしているうちに、既に日暮れ時になってしまった。さっさと境川に向かう。
 駆動系の清掃を済ませたSatRDayは、心なしか軽く走ってくれる。速度はわからない。というのも、スピードメーターのCPU部を輪行の時に外しておいたら、帰宅してから行方不明になってしまったのだ。どこにやったのやら。
 ここ数日、なぜかスピードメーターの損耗が相次いでいる。金曜日は、通勤ロードTCR-2のそれが、帰宅時に突然に動作しなくなった。電池の電圧は正常だったので、計測部が壊れた可能性が大だ。それと、昨日のBD-1でのサイクリング時、何の気なしに計測部の位置を調整しようとしたら、ロックタイトが切れて落ちてしまったのだ。後で直そうと思い、ヒップバッグに入れておいたのだが、帰宅して調べても見当たらない。どこかで落としたか。
 こういうことは立て続けに起こるものだな。新しいスピードメーターを買わねば。
 ともあれ、境川を下ってゆく。湘南台の南辺りで日没を迎えたので、昨日届いたGX8用ワイコンで試写した。
これはワイコンを使った場合(35mm換算で22mm相当)ワイコン使用
これはノーマルの場合(35mm換算で28mm相当)ノーマル
 確かに、かなり画角が広くなるなあ。しかし、結構な歪みが出ているように思う*1。空のように、大きな対象を写しきるには良いだろう。
 SatRDayに寄って写してみた。トキナー12-24mmの広角端ほどではないにしても、異様な迫力が出てくる。
 境川の風景写真。こういうスナップには使い勝手がよさそうだ。反面、非常に漫然とした写真になりそうな気がする。記録写真には無敵だろうな。
 なんていう風に写していると、あれ、もう記録できない。あっ、SDカードを入れておくのを忘れてたosz
 これでも、内蔵フラッシュメモリ26MBに、かなり写せるから救われる。とはいえ、ろくに試写しないうちに終わってしまった。試写は、また次の機会にな。
 しかし、ワイコンをつけたGX8は、フロントヘビーになるせいもあって、ノーマルに較べるとやや扱いにくくなってしまった。保護キャップもカバー式なので、なんかの拍子に飛ばしてしまいそうだ。こいつはバッグに仕舞っておいて、必要に応じて取り出すのが良いだろうな。
 サイクリングロード南端の休憩所に差し掛かったところだった。ポツリと顔に水滴が落ちてきた。なに! 雨! 慌てて踵を返す俺様であった。なんか、今年は気象運に、あまり恵まれてない気がする。GWと南会津くらいかな、降られなかったのは。
 帰宅して、TCR-2の整備を終わらせる。ギアを組み付け、シューをデュラエースのものに変えた。これで効きがよくなれば良いんだが。
 しばらくは好天が続くとのことだが、週末にはまた雨だって。こういう週末ばっかりだな。

2006年12月02日(土曜日)

BD-1で町田まで

23時55分 デジタルギミック 天気:ひさしぶりの快晴 BGM:Ohm,sweet Ohm/Kraftwerk

 9:00に目覚めた。が、眠かったのでもう少し寝てしまう。10:00過ぎに起床した。
 とりあえずSatRDayのチェーンを掛けなおしておいた。今日はアップライトに乗りたい気分なので、そのままラックに戻した。さらにMW02のクリート位置を調整した。較べてみると、左足の方が5mmほども下がりすぎていた。こりゃあ疲れるわな。
 もう昼だな。吉野家で牛丼を食ってきた。今日はやけに多かったなあ。
 雑用を片付けてから、BD-1で町田へと向かった。NIKONのD40を見たかったのと、適当な一脚を見繕うつもりだった。
 ポジションが画期的に改善されたBD-1は、足が非常に回しやすくなった。とはいえ、向かい風では25km/hも出せない体たらく。いくらなんでも重過ぎると思い、サドル位置を上げてみた。元の位置から10mmも上げた位置で、やっとこれぞという感触を掴んだ。しかし、足を回すと尻が上下するので、まだ低い可能性はある。それでも27km/h前後で走ってゆけるようになった。
 相鉄の線路を潜った辺りから、おじさん数名の列車に絡むようになる。ゆっくり走っていたので、東名を潜った後で抜いたのだが、するとなぜかピッチを上げ、町田まで再々絡むようになった。これはこれで、走る励みになる。
 町田はヨドバシに入る。Wiiのゲームらしい宣伝をやっていた。Wiiには興味は無い。あるのはD40だ。
 カメラ売り場をうろつくも、まだ実機は無いようだ。がっかり。しかし、何の気なしに手にとったSonyのαが軽いのにはびっくりした。これで手ぶれ防止機構付きってんだから、重いD70を持ち歩くのが馬鹿らしくなる。別にスナップなら18-135mmくらいので十分なんだから、軽いボディが欲しいな。という意味で、D40に期待しているのである。しかし、拙者レンズ持ちでもないので、別にNikonに拘る意味も無いのだがな。
 バルクのDVD-Rドライブを探していて、ふとSonyのVAIO TypeUを手にとった。こんな小さいのに、XPがキビキビ動く。思わずクラッと来たが、拙者のやりたいことに対して、こいつはいささか大げさすぎる。
 近々買おうと思っている、ブラザーのプリンタ/スキャナ/FAX複合機を見に行ったが、最新機種はまだ置いてないようだ。FAXが必要になりそうなので、欲しいなと思っているのだ。
 店を出て、拘束していたBD-1を走らせ、海軍道路に向かった。なんとなく、原っぱのあるここを通りたかった。ちょうど日没の時間だった。西の空に、太陽が燃えながら落ちてゆくのを、言葉も無く見守っていた。いやいや、ここで何事かぶつぶつつぶやきながら見送るのは、ちょっと人としてどうよ?
 真っ暗になった道をひた走り、帰宅した。
 帰ってすぐ、ペリカンから荷物が届いた。昨日の夜、ヨドバシに発注した物が、もう届いたのだ。早っ!
 モノはGX8用のワイドコンバータ(+アダプタ)、コンパクトデジカメ用のスレーブストロボ(ガイドナンバー12の小さい奴)、そして手回し発電機式の防水ラジオだ。
 早速、ワイコンをGX8に付けてみた。画角は35mm換算で22mmになる。広いなあ。とはいえ、手許にトキナーの12-24があるので、そこまでの感動は無い。が、コンパクトデジカメでこの画角となると、ふつうのコンパクト機とは違った世界が開けそう。PowerShot S3ISとの棲み分けが簡単になりそうだ。
 これにスレーブストロボを、三脚穴に共締めするフレームで取り付けると、コンパクト機が全然コンパクトでなくなる、もうなんだか分からない世界が開けてくる。内蔵ストロボでは激しくケラれるので、これは便利に使えそうだ。S3ISにも問題なく適合した。
 防水ラジオはお風呂ラジオとして使った。電池を気にしなくて良いのが素敵だわ。

2006年12月01日(金曜日)

岡山周遊の覚書

23時55分 天気:晴れ

 岡山総社自転車道が面白そうなので、ここに沿って走ってみよう。
 総延長:20.6km。ま、手頃な長さ。物足りないくらいなのでその前後に走るか。
 倉敷から総社までは12km弱。倉敷は当然うろつきたいが、時間的に難しいかも。呉を朝一で出るとして、倉敷に8:00過ぎ。割けても1時間程度か。
 件の自転車道、地図で見るに大層不条理な経路なので*1、自転車道は参考程度として、途中の立ち寄り地点を念頭において走ることにしよう。っつうか、迷わない方がおかしいね、この自転車道。
 総社市街地を抜けてすぐ、作山古墳がある。岡山県は古代吉備勢力*2の影響下、やたらでかい古墳の宝庫なのだ。この古墳は、岡山県で2番目の規模を誇る。全国でも9番目に位置する。ややこしいことに、この近くには造山古墳という、より大きな*3古墳がある。ジモティは"さくざん"、"ぞうざん"と区別しているとか。
 自転車道を進むと、国分寺跡、こうもり塚遺跡、国分尼寺跡と、立て続けに現れる。前後のものは言うまでも無いが、こうもり塚古墳というのは大きな石室を持つ古墳時代後期の前方後円墳で、飛鳥の石舞台に匹敵する規模だとか。
 更に進むと、先に触れた造山古墳が現れる。全国でも4位という規模の巨大な古墳だが、未だに調査の手が入ってないために詳細は不明らしい。周囲には陪墳が点在している。往古を偲ぶが良かろう。
 先に進むと、不思議なことに自転車道は道を北に転じている。どうやら高松城跡に誘導したいらしい。秀吉が本能寺の変を知りながら、守りの城主清水宗治に腹を切らせ、とっとと大返しをやってのけた地だ。そんなことをするから、死後に世の中の過半が徳川に靡くんだよな。そんな秀吉の遣り手振りを思い起こしながら、今は平和な城跡を眺めることにしよう。
 この辺で別の自転車道、岡山賀陽自転車道に接続する。この道を走っても、山中の人工都市吉備高原都市に誘導されるだけなので、今回はこの道を取らない。が、ここを少し走ると高松稲荷があるので、少しだけ行くことにしよう。高松稲荷は日本三大稲荷の一つで、ややこしいことに最上(さいじょう)稲荷教という、日蓮宗系の寺になっている。神仏混交を今に残した、珍しい宗教拠点だ。明治の国家神道の嵐をどうやって乗り切ったんだろうね。
 岡山総社自転車道まで戻り、少し進むと吉備津神社がある。祭神は鬼退治した吉備津彦のはずなのだが、縁起を見ると退治された方の温羅が『我を祭れば吉凶を教えよう』などと鳴釜神事が成立したとあるので、ほんまは温羅が祭神とちゃうかという説もあるとか。そのせいか、別に吉備津彦を分祀して、吉備津彦神社が開かれている。しかし吉備津彦というのは実は大吉備津彦の息子でしてな……わけわからんわぁぁぁぁ!
 本殿は、入母屋造の2棟を連結した特異な構造で、全国でもこの社しかないのだとか。何を考えてこうしたんだ中世の吉備人よ。
 この吉備津神社とは指呼の間に、その吉備津彦神社がある。中世の一宮制に拠ればここがそうで、地名も一宮となっている。先の吉備津神社から分祀された吉備津彦が祭神だ。しかし、こんな間近に同一祭神の神社を新設したのはなぜだ。やはり吉備津神社は温羅が祭神なんじゃないのか。
 こんな風に、分かったからといって人生を豊かにする以上の意味は無い事柄に思いを馳せつつ、いま少し走りつづける。
 もう少し走り、池田動物園と県総合グラウンドの間くらいまで自転車道が続いている。
 時間があれば後楽園周辺をうろついて帰りたい。